CLUB24-にいよんー -8ページ目

南海MER NK1型ティッシュBOXが当たった TOKYO MER~南海ミッション

 京阪神エルマガジンのプレゼント企画で映画『TOKYO MER~南海ミッション』に登場する南海MERのERカーNK1型のティッシュBOXMERロゴステッカーが当たった~ッ!

 嬉しいな~!

 

NK1実車

 

 TBSショッピングのサイトで1/64スケールのNK1ミニカーが販売されているが、11,550円という目ん玉飛び出す価格。

 いや、いくらトミカよりち密に作られているからって、スパークの1/43ミニカーくらいの値段ではよぼどのブルジョアでなければ到底手が出ない。当然ドルフィンは無理だ。

 なら、せめてもテッシュBOXくらいはお迎えしたい! —と神(紙)にも祈る気持ちで『TOKYO MER』への思いを書いて応募したのだった。

 

 宅配で届き、品名に「テッシュ」と書かれていたので「もしや、コレは…!」と開封したのだった。

 さらにMERロゴのステッカーまで付けてくれていて嬉しい限り。

 MERファンの嫁はんも大喜びだ。

 

タイヤ部は最初から立っている

 タイヤ部分は最初から折り目無く立っている折り方。

 箱を機械降りする前にタイヤ部の切り込みを入れ、その部分を避けるようにして底部を折らなくてはならないので❝手間❞がかかる特殊折り。これだけでも「凄いな」と感心する。

 

 こ、ここまで来たら、YO1も欲しくなってしまう…。

 

飾る時はTO1トミカと一緒に飾りたい

 

この↓TO1クラフトカーとも並べたいなぁ~

 

 

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再掲載 ”初 MotoGPもてぎ 観戦記&ガイド②金曜日パドック・前編”

 MotoGPもてぎが近づいて来たので「追記」を加えてリブログです。

 観戦に行かれる方の一助になればと思います。

 

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シード権獲得!走る開発室 Team BabyFace Titanium Power 鈴鹿8耐

2025 FIM世界耐久選手権  鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会

 

15位

Team BabyFace Titanium Power/津田一磨/ 前田恵助/ロビン・ムルハウザー 組/YZF-R1

 ❝大阪ゴールド❞の自社製品+テストパーツを各所に使用した❝走る開発室❞であり❝デモカー❞

 ベビーフェイスのパーツを使用するチームは多い。

 

 最ご近所に本拠地があるので、特別な思いで応援している。

 

Team BabyFaceライダー サイン寄せ書き

 

 ここ暫くは全日本戦に集中していたので「鈴鹿8耐に出て欲しいな」と思っていた。

 2019年以来の鈴鹿8耐に参戦参戦してくれて嬉しい。

 15位に入り、来年の鈴鹿8耐シード権を獲得(来年も出場するしかないでしょ!)。

 鈴鹿8耐と箱根駅伝のシード権争いは激烈! なのだ。

 

津田一磨選手

 監督と選手を兼任。怪我の影響もあってあまり多くは走れなかった。

 ポケバイからJP250、J-GP3等、ベビーフェイスの育成活動も指揮されている。

 津田選手が「ふるさと富田林応援団アンバサダー」をされているので、富田林市のキャラクター「とっぴー」も決勝日くらいは応援に来てくれても良いと思う!

 

昨年の全日本車両に貼られた とっぴー 今年の8耐マシンには無い

 

前田恵助選手

 禁煙はヤマハのテストライダーを務めていて、走る姿を見たのは昨年末のライパGP以来(ドルフィン自身、2輪レース観戦がライパが最後だった…)。

 自作の寄せ書きカードにサインを入れて下さる時に「これ自分で作ったんですか? スゲーッ‼」と大きなリアクションをとって下さるので嬉しい。

 津田選手は監督兼任、ムルハウザー選手は暑さにやられてしまったそうで、全体の半分近くのスティントを前田選手が走ったそうだ。

 豪快な笑いっぷりそのままに❝笑顔で戦地に向かう侍❞であり、チームにとって頼りになる選手だ。

 

ロビン・ムルハウザー選手

 YARTのリザーブライダーを招聘。ヤマハの後押しがあったのだろうか?

 もしYARTメンバーが直前に怪我していたら、ベビーフェイスは2人体制になっていたおかも? 

 

頂いたEXEDYのステッカー

 

EXEDYのお姉さん♡

 

ナイトピットウォークではミニスカ浴衣に番傘

 

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再掲載 ”初 MotoGPもてぎ 観戦記&ガイド①木曜日・コレクションホール編”

完成! 平忠彦選手のミニチュアヘルメットをケース展示する~ヘルメットデカール編

 先日購入した敬愛するレーシングライダー・平忠彦選手のミニチュアヘルメット『Arai RX-7X TAIRA REPLICA HELMET Collection 』

 収納するコレクションケースの台座・背景紙が完成。

 次は難しいヘルメットのデカール貼り。デカールを貼るのは久しぶりだ。

 平選手がWGPに参戦した時にマールボ〇のロゴがヘルメットに入っていたのだが、自主規制で文字ロゴは入っておらず、赤白枠のみ。

 

 単純にマールボ〇の文字は1/43か1/64ミニカーで使ったデカールの残りで対処できる。ヘルメットにロゴを当てて合ったサイズのものを探す。

 ミニチュアヘルメットのベースとなるアライRX-7Xにはエアインテークが付いているのでデカールが張り難い💦

 

ちょっと小さいかな?

 

 デカール貼りの際、大きさ等の参考にしたかったのでネットで写真を探してみた。

 すると—


おや?

 

 「TECH21」ロゴが入っているぅぅぅぅぅッ!

 しかも、ちょうどクリアシールド!

 ミニチュアヘルメットは全日本とWGPマールボ〇は同じカラーリングでスモークシールドとクリアシールドの2種類があるのだ。

 これはやるしかないか!?

 

 素材を集めて加工(このプロセスが地味に時間かかる)。

 ミニチュアヘルメットの写真を撮り、レイヤーを使って上に黒、白、赤、TECH21、マールボ〇を重ねて張り付けていきサイズを合わせる。

 

 自作デカールは❝白抜き文字❞だけを作れないので、背景色を用意してその上に白文字を重ねるしかないのだ。

 「TECH21」の文字も黒背景文字の上に両端を切った赤背景文字をバランスが良くなるように重ねている。下↓のものだけで6枚重ねているのだ。

 

 ロゴの感じをつかみたくて、別角度の写真は無いものかとネットで写真を探していたら―

 

おや?

 全日本用にも「TECH21」ロゴが入っているぅぅぅぅぅッ!

 しかもクリアシールド!

 こうなったら全日本用クリアシールドにもTECH21を入れるしかない!

 

 先に作ったものからタバコロゴだけ外して「TECH21」のみを作る。

 出力する時は失敗する事を考慮して4枚ずつプリントする。不器用なので一度で成功するはずもなく、絶対失敗する。

 

 先ずは単純構造の「TECH21」ロゴのみから始める。

 水でロゴだけ浮かせる普通のデカールと違い自作デカールは紙の台紙を対象物に重ねなくてはならない。加えてエアインテークの凹凸があるので難しい。

 

歪んだりズレたりしてしまう

 

 失敗したらセロテープを使って剥がせるが、あまり何度もやると地の塗装も痛むのでチャレンジは片手までにおさめたい。

 ❝商品❞にするではない。自分が良ければOKなので「これなら許せる」状態で止めておく

 

 最後にTECH21+タバコロゴだ。

 エアインテークに丸々被るので難しい。TECH21とタバコロゴを別滅に貼ろうか? とも考えたが、失敗して剥がす時に成功した方も剥がれてしまったらショックが大きい。心折れてしまう。

 

エアインテークで歪んでしまう

 エアインテークを外す事ができたら良いのだがなかなか難しい。

 スペアがあれば思い切って削ってもいいのだが、街のガチャポンを探しても全然見当たらなかったのだ。それもあって製作に踏み切れなかったところもある。

 

ズレが出る

 

 自作デカールを刷り足して5回も失敗した。これ以上は自分の技量では無理なので「次失敗したらTECH21は諦めてタバコロゴだけにしよう」と決意してトライ。

 う〜ん、なんとか自分で納得できるくらいにはできた。かな…?

 

 こうして平忠彦選手ミニチュアヘルメット コレクションをケースに収める事ができた!

 

完成~ッ‼

 

 

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平忠彦選手のミニチュアヘルメットをケース展示する~ケース編

 先日購入した敬愛するレーシングライダー・平忠彦選手のミニチュアヘルメット『Arai RX-7X TAIRA REPLICA HELMET Collection 』

 ケースに入れて展示したいのだが、いつまでも放置しておくわけにはいかない—と、製作に踏み切った。

 

 素材は少しずつ集めていた。

 ヘルメット3個を並べてサイズを測ったところ、ダイソーの❝ひな壇❞付きコレクションケース(200円)が丁度良さそうなので購入。

 ひな壇に紙を当ててサイズを測る。定規等でキッチリ測らないでやってしまうところがドルフィンだ。

 折り目を付けた紙をサテン地にセロテープで止めてカットする。

 

 切り出した布をひな壇に木工用ボンドを使って接着。

 ボンドを厚塗りすると布地の表面に浮き出て❝染み❞になるので注意する。要所要所にボンドを塗って接着。

 ミニチュアヘルメットをひな壇に直接固定するのは良くない。

 ❝突起物❞を設置してヘルメットを❝被せる❞形にしたら傷が入らないで済む。

 スポンジではボンドで接着しにくい…。発泡スチロールは加工しにくい…。ダイソーを見て回ってジョイントマットを発見。これを小さく切り出せば良いだろう。

 

 ヘルメットを被せられるサイズに切り出してみる。

 切り出したマットを台座に固定する位置を決めるために、ヘルメットをケースに並べてみる。

 あれ…? 固定しなくてもピッチリ納まっているぞ!?

 製作準備できるまでガチャのビニール袋に入ったままケースに入れておいたのだが、その状態でピッチリしていたのでビニールを外したら緩々になるだろうと思っていたが結構ピッチリ入っている。

 これなら❝被せる突起物❞を設置しなくても大丈夫だ。あぁ、無駄な買い物&労力をかけてしまった…。

 

 次はケースの背景紙のデザインだ。

 あまりゴチャゴチャさせたくない。映画『汚れた英雄』のアノシーンにしようか? 自分が撮影した写真にしようか?

 色々と考えていたが、2016年に購入した平忠彦氏直筆サイン入りレーシングダイアリーのカバー。

シックでカッコイ手帳のカバー。直筆サイン入りなのもGOOD

 

 PCに取り込んでクリアケースのサイズに合わせて試しプリントしてみる。

 横長なので両サイドは黒にした。

 

 本刷りは写真プリント用紙で。

 

 ひな壇に合わせてみる。

 カッコイイじゃあないですか!?

 次回、ヘルメットデカール編に続く—

 

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挑戦を諦めない不死鳥・S-PULSE DREAM RACING 鈴鹿8耐

2025 FIM世界耐久選手権  鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会

 

S-PULSE DREAM RACING/生形秀之/ ジョナス・フォルガー/濱原颯道 組/GSX-R1000R

 「今年の鈴鹿8耐で引退」を表明した生形秀之選手。

 ドルフィンが再び鈴鹿8耐を観に行くようになった頃、公式テスト日にSERTのマシンを走らせていた時に初めてお会いした。 

 その後、エスパルスドリームレーシングを立ち上げて全日本J-GP2と鈴鹿8耐に参戦。

 J1「清水エスパルス」は故郷のチームなので応援していたのでエスパルスを冠したチーム結成は嬉しかった。生形選手も清水出身ということもあり応援するようになった。

 

エスパルスドリームレーシング ライダーサイン寄せ書き

 友人が勤務している会社や、幼稚園からの幼馴染の祖父の会社がスポンサーに名を連ねている。

 当のドルフィンはというと、自分の観戦費用だけでヒーヒー言っている有様で、クラドファンディングも過去に1回しか参加できていない。優雅にレース観戦できるような家庭経済事情にできなかった自分が悪いのだが。—それは置いといて—

 応援する生形選手が臨む最後の鈴鹿8耐を見届けない訳にはいかないのだ!

 

土曜日のスズキブースでのトークショー MCは北川圭一氏

 人が多く集まりしかも立って観ているので近づけず、伸縮イスに乗って人の後ろからエスパルスのマフラータオルを❝いつものように❞掲げていると、生形選手が気付いて下さり「Vサイン」とガッツポーズをくださった。応援に励みがでる。

 

ピットウォークの時にピットにはGSX-Rが置いてあった…

 

ピット裏に停めてあった濱原選手のスズキHiウォルターウルフ

 濱原選手がSNSに載せていて「これは写真撮るしかないッ!」と楽しみにしていた。

 当時モノのウォルターウルフ。カッチョエエですなぁ。

 

生形秀之選手

 決勝では濱原選手が転倒。マシンは大破したが生形選手にチェッカーフラッグを受けてもらおうとチームの総力を挙げて修復。

 日が暮れ頃に再スタートできた時は「あれを直せたんだ!?」と驚いた。

 生形選手からフォルガー選手に交代したので「あれ? チェッカーは生形選手じゃあないのか?」と思ったら、ラスト15分になって生形選手に交代してゴールを目指した。

 

チェッカーを受けてクルーのいる場所に帰ってくる

 クルーのところに戻って来た生形選手。

 待ち受けたフォルガー選手とガッチリ❝漢の握手❞。目頭が熱くなった。

 

 今まで何度も大きな怪我をされ、そこから復帰。鈴鹿8耐表彰台への挑戦を諦めない姿自分も勇気づけられてきたから。

 鈴鹿8耐は不完全燃焼で終わったかのように見えた—

 が、レース後、梅本まどかさんがインタビューするWeb配信の「パドックトーク」「残りの全日本戦に出る!」と宣言。

 こりゃぁ、最終戦・鈴鹿MFJ-GPに見届けに行くしかないッ!!

 レース後のホスピタリティ前で生形選手と❝漢の握手❞そしてハグ

 

生形秀之選手とのツーショット写真をイラスト化

 

生形選手の土曜日の写真にサインを頂いた

 全日本戦終盤の生形選手から目が離せない! 怪我せず最終戦まで走り切って欲しい。

 

ジョナス・フォルガー選手

 現MotoGP・KTMのテストライダーのジョナス・フォルガー選手。MotoGPにもヤマハ(最高2位表彰台)、GASGAS、KTMからスポット参戦経験がある。

 ザルコ選手、ミラー選手、バズ選手と錚々たる名前が各チームから上がる中、フォルガー選手の名前が飛び出してきて「今年はスゲー!」と更に胸が高まった。

 

 土曜日トークショーにて鈴鹿8耐に参戦する経緯を「友人のマーセル・シュロッター選手から連絡があった」と。ドゥカティ・カガヤマから参戦が決まったシュロッター選手の勧めがあったそうだ。「KTMのMotoGPマシンのテストをしているから即決できなかったけど『スズキはMotoGPから撤退しているから問題ないよ』とKTMが承諾してくれた」と話していた。

 かつてエスパルスで走ったシュロッター選手が話を持って行ってくれたなんて、これも生形選手の人徳とも言える。

 事前テストが無いままレースウィークに初乗りしたマシンで良いタイムを出していく辺りがMotoGPのテストライダーの凄さ。

 土曜日にピット裏でフォルガー選手を待っていると、チームスタッフの方が「フォルガー? もうすぐ来るからここで待ってて」と教えてくれた。有難い。

 

 初体験のルマン式スタートで順位を落とすもそこからジワジワと順位を上げての走行。

 レース後の「パドックトーク」で「フォルガー選手が『来年も鈴鹿8耐を走りたい』と言うから『それじゃあ夜を経験しておけ』と夜走ってもらった」と話されていた。もう来年確定!? エスパルス確定!? そうなったら嬉しいな。

 インタビュー後にも写真にサインを頂いたが、レース後であり、飲んでいた(?)せいか、めっちゃフレンドリーに接して下さった。好きになってしまう。

 来年までにフォルガー選手のミニカー探しておこう! (あるにはあるが、昔のミニチャンプスで高価!)

 

MotoGP参戦時の写真に(ネット拝借)フォルガー選手のサインを頂いた

ヤマハテック3 2017年ドイツGP2位

 

GASGASテック3 2023年

 

KTM MotoGP

 

濱原颯道選手

 濱原選手が2回の事前テストをエスパルスから走った時に「そのままエスパルスで走って欲しいな」と思っていた。スズキのマシンに慣れているし、メカニズムやタイヤについても詳しいので適任だと思ったからだ。

 それはレースが終わった今でも変わらない。

 

 

ショック‼ 目の前で濱原選手が転倒。マシン大破!

 ただ結果として予選と決勝で転倒してしまった訳だが…。(過去、割と大事な局面で転倒する)

 だが、濱原選手がいたことで助かった事もあったはずだ。だから濱原選手にも「ありがとうございました」とお礼を伝えた。「いや…、僕なんか2回もコケちゃって…」と小さくなっておられたが。「いや、そんな事無いですよ。皆でチームなんですよ」と。

 

濱原選手の昨年のスズキCNチャレンジの写真にサインを頂いた

 

決勝には清水エスパルスのパルちゃんも応援に来た

 

 

 

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転倒しても3位 世界王者 YOSHIMURA SERT MOTUL 鈴鹿8耐

2025 FIM世界耐久選手権  鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会

 

3位

YOSHIMURA SERT MOTUL/グレッグ・ブラック/ダン・リンフット/渥美心 組/GSX-R1000R

 今年もヨシムラSERTレギュラーライダーのエティエンヌ・マッソン選手スズキCNチャレンジからのエントリーになった。鈴鹿はやっぱり渥美心選手が走らねば攻略できない!

 

ヨシムラライダーサイン寄せ書き

 一度転倒していながら3位表彰台獲得は「世界耐久チームらしい」の一言では済まされない。現代の鈴鹿8耐がスプリントの連続で1ミスで表彰台から脱落するのは当たり前。ヨシムラSETRが転倒した時はまさか表彰台獲得できるとは思わなかった。

 チームとライダーの底力あっての事だ。これは賞賛以外の何物でもない。

 

ダンロップブースでのトークショー

 

スズキブースでのトークショー 加藤陽平監督も登壇

 

デンソーレースアンバサダー 遠藤さやさん

 

グレッグ・ブラック選手

 

 昨年は怪我で欠場したSERT時代からの生え抜きメンバーグレック・ブラック選手。

や っぱりブラック選手のロケットスタートは今年も健在で7番手グリッドから3番手に浮上。ヨシムラのエンジン始動性を熟知し、スタートでの混乱をすり抜ける判断力は燻し銀(ブラックなのに銀)。

 

序盤、TeamATJ/岩田悟選手とバトル

 

 日が暮れたレース終盤、表彰台の一角・3番手を#73 SDGハルクプロと争う。燃費に不安があるのかあまり飛ばしきれないSDGハルクプロの阿部選手を追い詰め、抜き去った。

 今年も終盤に3番手まで這い上がって来る観どころを作りサーキットを沸かせてくれた。

 

SDGハルクプロを追い詰めるブラック選手


 

ダン・リンフット選手

 スピードにおいてはヨシムラSERT随一。のはずだが、TOP10トライアルでは今一だった…。

 

コースインで「ヨシ、行ったるでェ!」っぽく腕を回す仕草がカッチョエエ

 最初の走行開始すぐに転倒。

 しかし、すぐさまマシンを起こして異常が無い事を確認するとピットに戻らずに走行を続けた。

 転倒してもそのリカバリーの早さは流石はEWCチャンピオンライダー。
 

昨年の写真にサインを頂いた

 人の顔の区別をつけるのが難しいドルフィンにとって、ブラック選手とリンフット選手が一人でいるとどちらか分かり難い。一緒にいたら❝歳とってる方がブラック選手❞と分かるのだが…。

 

 2年前のオートレース宇部では雨混じりの最終スティントに不安を抱いていた公式動画を見たが、今ではSDGハルクプロを突き放して3位表彰台獲得に向け堂々とした走り。

 

渥美心選手

 鈴鹿戦では絶対不可欠の渥美心選手。昨年は「プロとして今後の人生を左右する1戦」としてかなりナーバスになっていたが、今年はそれほどではない様子だった。

 

 TOP10トライアルでタイムが伸びなかったのは意外。全日本ではもっと良いタイムを出せていたのに…。2人ともタイムが延びなかったので、ヨシムラSERTは速さに重きを置いていないセッティングにしているのかも?

 

 昨年3位表彰台を獲得する好走を見せてくれたので、今年もアンカーは渥美選手かと思っていたのだが、リンフット選手だったのが意外。

 

大好きな渥美心選手とのツーショット写真をジョジョ風イラスト化

ドルフィンが完全にスタンドになってしまっている!

「ピット裏に現れ立つというところからその者を名づけて… スタンド!」ジョセフ・ジョースター談

 

めっちゃ爽やか~♡

 

歓喜の表彰式

 昨年同様ホンダ、ヤマハ、スズキの3メーカーが表彰台を分け合った。どれだけ厳しいレースだったかが伺える。

 

ヨシムラのピット裏

 

 

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追い付けなかった…だが沸かせた YAMAHA RACING TEAM 鈴鹿8耐

2025 FIM世界耐久選手権  鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会

 

2位

YAMAHA RACING TEAM/中須賀克行/ジャック・ミラー/アンドレア・ロカテッリ 組/YZF-R1

 KRTにV5を阻まれた2019年以来のファクトリー参戦を表明したヤマハ。ようやく帰って来てくれてホンダVSヤマハのファクトリー対決が観られる大会になった。

 70周年記念として「ヤマハファクトリー」ではなく「ヤマハレーシングチーム」とした。略すと「YRT」で、ヤマハ世界耐久チームの「YART」と一文字違いで紛らわしい!

 

ヤマハレーシングチーム サイン寄せ書き

 

ヤマハブースでのトークショー

 参戦発表があった時、中須賀選手と他2名はMotoGPとWSBKから招聘するとだけあり、発表をじらされた。「誰が来るのか?」と話題になった。

 ハルクプロから8耐参戦経験があるジャック・ミラー選手とWSBKで優勝したばかりのアンドレア・ロカテッリ選手が選出された。

 WSBKのヤマハの次期エースのロカッテリ選手を呼んでくれるとは嬉しい。

 

中須賀克行選手

 プライベートテストで転倒し、8耐出場が危惧されていた中須賀選手。その後のコメントも無くエントリーに名前もあったので「回復したのかな?」と思っていたのだが、TOP10トライアルに出走メンバーにはならなかった。

 

 決勝でもスタートを担当したもののトップ争いに絡む事は無く交代。その後の走行も少なかった。やはり万全の体調ではなかったのだろう。

 完全2人体制のHRCよりはマシかもしれない。大黒柱である中須賀選手が走れる状態でピットにいるだけでチームにとってどれだけの安心感がある事か。

 

 

 

ジャック・ミラー選手

 

 久しぶりに8耐に帰って来てくれたジャック・ミラー選手。ホンダ時代同様、日本のファクトリーチームだと❝髭を落とす❞ように言われているのだな…。でもイメージが💦 決勝日には薄っすらと生えてきていた。

 

ミラー選手に2023年MotoGPもてぎ戦の写真と―

 

今季プラマックヤマハの写真(ネットから拝借)にサインを頂いた

 

ツーショット写真にサインを入れて頂いたものを「ジョジョ風イラスト」にしたらドルフィンは完全に空条承太郎になっていた…

 

トップ10トライアルの写真にサインを頂いた

 最初のクライマックスTOP10トライアル。エンジン出力が落ちる暑い夏場で2分3秒台が見えるほどの大激走だった。

 

 S字コーナーで暴れるマシンをねじ伏せていて、ミラー選手らしいダイナミックにしてスリリングな走り。だがそれは「タイムロスしてるな」とも思えた。

 ところが、セクター1全体ベストで通過。どうなってるんだ? セクター2でもさらにタイムを削って「これは3秒台に入りそうなペースですよ!」と興奮気味に場内放送が流れた。

 「出るのか? 出てしまうのか? 3秒台?」サーキット中に熱が帯びるのを感じた。

 —が、最終シケインで転倒。すぐに再スタートしてチェッカー。

 S字で観ていたので「転倒したのに何で走ってるの?」と思っていたが、低速転倒だったようだ。

 ヤマハファンじゃあなくても、いや、たとえアンチであったとしてもサーキットに詰めかけた全ての人が3秒台に入る❝伝説❞の証人」になりたかったに違いない。「あの走りを俺は現地で観ていたぞ」と。

 後世に語り継がれているポル・エスパロガロ選手の2分6秒フラットのように鈴鹿8耐の…鈴鹿サーキットの伝説になっていたことだろう。

  以前に元GPライダーの青木宜篤氏が市販車ベースのスーパーバイクと純粋レーシングバイクのMotoGPマシンの違いについて「スーパーバイクはバイクの限界が限界。MotoGPは人間の限界が限界」と書いていたのを読んだ事がある。スーパーバイクはマシンの限界の方が先に来るという。

 ミラー選手の走りはそのとおりで、ヤマハのファクトリーマシン+ブリヂストンタイヤでさえその性能を超えた走りをしていたのだ。

 MotoGPライダーの本気の凄まじさに身が震えた。

 

ミラー選手のヘルメット

 

 決勝レース中、かなりのハイペースでHRCを追った。直接のテールトゥノーズではないが、タイム差を削る闘いだった。ラップタイムを聞くと予選タイムに匹敵するほどの。

 

 が、HRCの方が一枚上手でタイム差をコントロールされて差を縮める事が出来ずに終わってしまった。

 それでもナイトランでミラー選手の最後まで諦めない激走は「スゲェ! スゲェよぉ!!」としか言えないほどだった。

 

 

 ❝本職❞ではヤマハとの契約がなかなか決まらなかった。鈴鹿8耐で優勝したら❝当確❞だったのかもしれない。それでも「来年もMotoGPライダーとして帰って来て欲しい」とミラー選手のプラマック残留を願っていた。

 そして先日、残留決定のニュースが! ヨカッタ…。8耐の頑張りも考慮してくれたのかな?

 

 

アンドレア・ロカテッリ選手

 

 鈴鹿初見参のアンドレア・ロカテッリ選手。TVで走行中のシーンしか観ていないので、顔が今一つ良く分からなかった。YARTの選手と一緒に行動していたのだろうか? なかなかお会い出来なかった。見分けが付かないからYARTと同じシャツにするのは止めてもらいたい!

 

ロカッテリ選手のヘルメット

 

ロカッテリ選手にWSBKの写真(ネット拝借)と—

 

TOP10トライアルの写真にサインを頂いた

 アタックラップの1コーナーではブレーキを遅らせたがためにオーバーランしそうな勢いだった。そこからステップを削り火花を散らすほどのバンクで修正してきた。レーシングバイクのステップ削るって…。そこまでいったら❝転倒の始まり❞状態でしょ? 『ペリカンロード』的に言えば❝ステップ削りのロカさん❞だ。

 3秒台に届く―とまではいかないが、コース前半ではプラス表示だったが後半だけで挽回し、ミラー選手に代わってTOP10トライアルで暫定トップのタイム出した。流石WSBK優勝者だ。

 モニターを見ていたミラー選手の「ヨシ! やった!!」との喜びようが素晴らしくイイッ‼

 

 ドゥカティやBMWが優勢なプロダクションバイクの最高峰WSBKで優勝する選手の力量の高さを垣間見た。

 EWC仕様の8耐スペシャルのマシンに乗るのはプライベートテストが初めてで、あとはレースウィークに入ってからで乗りこなしているのだから。

 

 終盤に2度のSCカーが入り優勝争いを面白くしてくれた。

 2度目のSCカーが入った時、トップのHRCは最後の給油&ライダーチェンジを行うも、SCカーが来るというのでピットロード出口で足止め。2番手(暫定首位)ヤマハレーシングのロカテッリ選手が走るSCランの最後尾でコースインになった。

 ロカテッリ選手は最後のライダーチェンジを残してSCランの前から3台目を走る。

 SC解除になるとすぐに前2台を抜き、前方に誰も走っていないコースを飛ばしに飛ばして少しでもライダーチェンジの時間を稼ごうと頑張った。対するHRC/ヨハン・ザルコ選手は慎重にバックマーカーを交わして突き進む。

 HRCとの差を縮めてアンカーのミラー選手に交代した。

 ゴール後のインタビュー時でも走行直後かと思うほど汗ダラダラ状態だった。小一時間経ってもあんなに汗が出るものなのか…。走行の厳しさを感じられた。

 インタビューの「マタネ」どおり、来年も走ってくれるかな? どこで覚えたのだろう?

 

表彰式


 ミラー選手がGP名物のブーツでのシャンパン飲みを見せてくれた。のだが、急だった事と照明が落ちていたのでしっかり撮れていなかった…。残念。

 

表彰式後のミラー選手の投げキッス。ファンはもうズギュゥゥン♡

 

2人で走破!4連勝!! Honda HRC 鈴鹿8耐

2025 FIM世界耐久選手権  鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会

 

優勝(217周)

Honda HRC/高橋巧/ヨハン・ザルコ 組/CBR1000RR-R SP

 今年のHRCはテスト段階から災難続きだった。

 招聘したMotoGPライダーのルカ・マリーニ選手が転倒し本職も欠場するほどの骨折を負ってしまった。観戦に行った2023年MoGPもてぎでもマリーニ選手は怪我で欠場していたので、8耐本戦で会いたかった~。

 代役のWSBKライダーのイケル・レクオナ選手は本職で❝もらい❞転倒で骨折。レクオナ選手には前回ミニカーの箱にサイン頂いていたがケースの方にサイン頂きたかったな。来年こそは―と期待していたが、来季はホンダを離れドゥカティへ移籍。こりゃぁ来年のチームカガヤマ・ドゥカティで8耐参戦してもらわねば!

 今度こそのWSBKライダーチャビ・ビエルゲ選手は手続き上の問題で出場が認められず。急な召集に夏休み返上で日本に来たのにそのままUターンとは…。可愛そうだ。

 WSBKホンダのレオン・キャミア監督にも会えると思って現役時代の写真を用意していたのに…。

 

高橋巧選手とヨハン・ザルコ選手サイン寄せ書き

 レクオナ選手の名前いれてありましたよ…。

 

 「2人体制で走る」と決めたHRC。不安視される声も聞こえたが、かつてのヤマハファクトリーはマイケル・ヴァン・デル・マーク選手とアレックス・ロウズ選手の2人でも優勝できたので「ホンダも優勝するかもしれない」と思っていた。

 ライバルチームも万全の体制で臨むところは無いのだから。

 

ピット裏のバナーにもレクオナ選手が描かれている

 

高橋巧選手

 今やどんな厳しい状態でも「行け」と言われたら「やる」。プロフェッショナルを超越した職人、大黒柱としての存在が大きい高橋巧選手。鈴鹿8耐、前人未到のV7に相応しいライダーだ。

 土曜日TOP10トライアルで初お披露目(たぶん)のニューカラー・ヘルメットホンダとアライのコラボカラーらしいが、遠目には両側赤のフレディ・スペンサー選手ヘルメットのようだった。

 決勝でも一番注目が集まるスタート時に被っていた。

 

スタート:ファーストスティント

 TOP10トライアルでは❝タイムを出す❞走りではなかった。「HRCは2人体制なので転倒できず、決勝で順位を上げれば良いと考えているのかな?」と、その時は思った…が。

 

 今年のスタートは例年と異なりバチバチのトップ争いで1スティント終わる感じではなかった。高橋巧選手もハルクプロ・國井勇輝選手に首位先行されるもすぐにポジションを奪い返すのではなく、しばらく様子を見ていた様子だった。

 スタート直後のトップ争いが静か過ぎて、観ている側としては物足りなさを感じるくらい。

 

巧選手の最終スティント

 レース終盤、パートナーの疲労を少しでも回復させるために周回数を伸ばしたそうだが、自分もキツだろうにそうしたところもチームからの信頼を受ける大黒柱たる所以だ。

 

 HYODO大阪のオープニングイベントの際は「ご褒美で(鈴鹿8耐を)走らせてもらえそうです」と超謙遜した事を話されていた。「いやいや、あなた走らなければ誰が看板背負うの?」と内心ツッコんでいた。

 

 前人未踏の鈴鹿8耐7勝を達成! まだまだ鈴鹿8耐勝利数を伸ばしそうだ。

 

ヨハン・ザルコ選手

 今季フランスGPで優勝を飾ったMotoGPトップライダーのヨハン・ザルコ選手。昨年の発言どおり今年も鈴鹿8耐に帰って来てくれた。リップサービスじゃあなくてヨカッタ~ッ!

 8耐テストで日本とヨーロッパの往復が続いてから本職での成績が低迷。もしや来年の参戦は厳しくなるか? —と今から危惧している。

 

ヨハン・ザルコ選手とのツーショット写真をイラスト化

 

リアル写真のザルコ選手

 ザルコ選手はいつも写真を撮る相手の肩とか背に手を回してくれて❝フレンドリーな関係❞を示してくれる。もう感激ッス! 

 

優勝したフランスGPの写真にサインを頂いた

 今回、ザルコ選手にはあまりお会い出来ず、8耐走行写真にサインを頂けなかった。これは是非とも来年も参戦してもらわねば!

 

TOP10トライアル

 TOP10トライアルでは観戦していたS字で、あまりにスムーズに走っていたので「あぁ、やっぱり80%くらいで走ってるのか…」と見えた。

 が、セクターベストを連発し、結果はトップ! ヤマハのマシンは暴れていたが、ホンダはかなり言う事を聞いてくれるマシンなのだと感じた。そのポテンシャルを引き出せるMotoGPライダーの力量の凄さを目の当たりにした。

 


 終盤のスティントで体力を著しく消耗。場内アナウンスで「(交代した)ザルコ選手に拍手を!」と流れていた時、実はドルフィンは丁度ピット裏に来ていた。

 ピットから出てきたザルコ選手はカメラが回っているところでは決して見せた事が無いほど疲労困憊した表情だった。声もかけらずただただ拍手で称えて見送るしかなかった。もう周囲すら見えていなかったのではないだろうか?


 そこまで疲労していたが、ゴールに向けた最終スティントではヤマハレーシングのジャック・ミラー選手の猛追撃に対し、アドバンテージを維持したままでチェッカーを受けた。最終盤に来てもライバルとの距離を維持して走る冷静さと底力に世界の頂点で走る選手の凄まじさを感じた。

 

チェッカーを受け、ピットロードを逆走して帰ってくる

 

❝名物❞バックフリップ

 MotoGPで優勝した時に見せてくれるバックフリップ。今年も観る事ができた。

 

ミラー選手の十八番・シャンパンのブーツ飲みも

 

高橋巧選手、ヨハン・ザルコ選手が優勝大トロフィーを掲げる

 

ホンダが配布してくれたカード