やっとレストラン紹介の記事です。レストラン ミツヤマは、今年4月18日にオープンほやほやのイタリアンレストランです。ホームページがまだ無くてリンクできませんので、ここに少し詳しく書きます。

場所は、大阪地下鉄堺筋線、堺筋本町下車 10番出口から3分くらいで、割烹吉兆の隣の新築ビルの1階にある瀟洒な店です。

オーナーシェフの光山公行さん、ホールサービスの奥さん敬子(旧姓藤井)さんの二人とも、昨年の私のワイン受験塾で勉強して、それぞれソムリエとワインエキスパートの資格を取得した頑張り屋さんです。新婚ほやほやの若い二人ですが、スペイン、バスク地方のサン・セバスチャンにあるミシュラン三ツ星レストラン「マルティン・ベラサテギ」で修行してきたシェフの確かな腕と、しっかり気配りのきいた奥さんのサービスがあるので安心して皆さんに推薦できます。将来性もあり応援しています。

料理は、私と一緒に夕食した女性達の評価をまとめると、繊細で美しく、素材を生かし、幅広い年齢のお客に受け入れられやすい感じで、ゆっくり食事ができるということです。

私としては、なんといってもワインが安く飲める(2,800円~)のがワイン好きには魅力的です。

現在発刊中の下記の雑誌に店が紹介されています;
「MEETS 89頁」 「SAVVY 140頁」。

541-0057 大阪市中央区北久宝寺町2-1-11アライアンス船場1F
Tel/Fax:06-6263-0328

ランチは、11:30~14:00。\880、\1,280、\2,500 開店から女性客でにぎわいます。
ディナーは、17:30~22:00(LO)。\4,800~
日曜休み

皆さんのご贔屓をお願い申し上げます。
AOC Bordeaux roséとAOC Bordeaux clairetと二つありますがどのように違うか、色々な人達(フランスにも)に聞いてきましたが納得のいく返事がありませんでした。グラーヴのシャトー・スミス・オー・ラフィットのオーナーCathiard夫人が知人なので、彼女にもe-mailで聞いていましたが、この度次のような返事がありました。「両方とも基本的に同じだが、色は、clairetの方がroséよりも濃くて殆ど赤に近い。clairetは18世紀に英国人がボルドー赤ワインに付けた名前だが、現在は、マセラシオンを長くしたボルドーロゼワインに対して使われている。」
clairetの方がroséより濃いことは分かりましたが、その他の点で現在までに私が調べたものと異なる所もあり、完全に納得できる説明で無いので、10月ボルドーに行った時にもっとはっきりさせてきます。中間報告まで。
どなたかしっかり知っている方がいらっしゃいましたら教えて下さい。
前回の雑記で、好奇心を持ってワインボトルを見ることを書きました。EU諸国のワインボトルの中で、下部側面か底面に75clと並んで、イプシロンεの左右反対の記号に55mmとか65mmとかが浮き彫りになったボトルを見たことはありませんか。一度観察してみて下さい。これはMCB(Measuring container bottle)といって、この規格(εの左右反対記号)で造られたボトルは、ボトルのトップから液面までの長さで所定の内容量が分かるようになっています。例えば、瓶詰め装置で、75cl容量のワインをこのMCBに詰める場合、液面をボトルトップから計ってそのボトルで決められた55mmとか65mmとかの数字の所に合わせるだけで簡単に所定の容量を詰めたり確認することができるわけです。折角これが分かったとしてもワインを楽しく美味しく味わえることにはなりませんね。今回は、雑学の雑記ですいません。
この雑記では、受験塾ということから少しお堅い話が続いていますので、柔らかい話も書いていこうと思っています。でも、ワインを飲む時に好奇心を持っていると色々な疑問にぶつかる筈です。ワインボトルのラベルを見ているだけでも何?何故?と知りたいことが幾つも出てきませんか。これらを解明していくと益々ワインが美味しく楽しく味わえるようになります。本に書いてなければワインの生産者や、各地のワイン協会に問い合わせて疑問を解決するようにしています。好奇心を持ってどしどし質問をお寄せください。
私の講座修了生でワインアドヴァイザーを取得して百貨店のワイン売場で働いている人から緊急質問がありました。「売場でお客からワインボトルの日本語裏ラベルに書かれているアカシアとはなにか」と聞かれて、輸入元や色々な所に訪ねたが分からないということでした。アカシアはワインへの添加物としてイギリスのWSET Diploma取得のための教材に出ています。
ここでいうアカシアとは、アラビアゴムのことです。ガム・アラビック(Gum Arabic)または、ガム・アカシア(Gum Acacia)(英語の発音なら、アケイシア)といい、スーダンが原産のアカシア・セネガルという潅木から得られる物質で、糊、乳化剤、絵具バインダーなどに使われます。
化学的には多糖類で、ぶどうにも含まれている多糖類と同類です。
安定したコロイドなので、不安定なコロイドを安定させるのに使われます。ワインには古代から使われていて、特に、早飲みタイプの若いワインの色素沈殿を遅らせるために、加えられます。

私の講座名;Ecole Macambe du Vinの中のMacambeの意味をよく聞かれます。本当は、cの字の下にヒゲ(セディーユ)を、また、eの字の上に´(アクサン・テギュ)をつけていますので、発音がマッサンベとなります。マカンブではありません。フランス語を知っている人ほど意味を考えてしまうようです。フランス語に見えるようにしたまったくの造語でお騒がせしています。私の名前が正和なので、子供の頃、父親が私のことを「マッサンベ」と愛称で呼んでいました。即ち私の幼名ということになりますか。
シャンパーニュミレジメの規定として、日本ソムリエ協会教本では「当該年の生産量の80%を超えてはならない」とあり、また、ある著名な方のワインの本の中で「非常に優れた作柄のものについては、それを主として(少なくとも80%)使って......」とあります。この件の質問が多いので、改めてシャンパーニュのCIVCに直接確認した結果、「ラベルに表示された年に収獲されたぶどうを100%使わなければならない。ただし、その年のミレジメ生産のためにぶどうを100%使い切ってはいけなくて、20%は次年以降の生産のためにリザーヴしておくこと」ということです。
ソムリエ協会とSOPEXA共催のプロヴァンスワインセミナーに行ってきました。フランス第1の生産を誇るロゼワインの多彩さに注目。ロゼワインは食事を疲れさせない、という説明が印象的でした。セミナーの後で、「AOC les Baux de Provenceがロゼと赤だけのもので白は認められていないが、もしそこで白ワインを造ったらどこかのAOCになれるのか」という質問をセミナーの講演者Jean-Jacques BREBAN氏(プロヴァンスワイン委員会会長)にしました。答えは、「AOC Les Baux de ProvenceはAOC Coteaux d'Aix-en-Provenceの地域の一部からできたものなので、白ワインが造られたら、それはAOC Coteaux d'Aix-en-Provenceになる」というものでした。納得。


2006年度毎日文化センターのワイン入門講座修了生有志が色々な種類のシェリーを飲み比べるために集まりました。場所は、大阪梅田ING's近くのBar ARTEMIS(Tel:06-6377-0707)です。店長の萬川さんはスペインでベネシアンドール資格を取得した人で、親切に色々な種類のシェリーを出してくれました。以下は参加者の感想です。

「シェリー初体験記
ワイン講座を受講するまで、シェリーがワインとは知りませんでした。シェリーのことを知って、それは飲んでみたい!けれど飲み方(楽しみ方)が全くわからない・・ということで、今回久保先生にお願いして、このような会を開くことが出来ました。
マスターがまず4種類のシェリー用意して下さり、皆で飲み比べてみました。
マンサニーリャやフィノは、色からは白ワインのようでした。香りや風味はフィノがとてもよく、私たちの間でも人気でした。アモンティリャード、オロロッソはブランデーのようで、風味や香りは紹興酒のようで・・最初はアルコールがきつかったのですが、ゆっくり飲み比べしていくと、これが不思議です。後者の2種の味が面白くなってきました。
シェリー初体験の感想、今、流行のスローライフにぴったりではないかと思いました。ゆっくり時間をかけて、楽しむものですね。
最後に、久保先生、快く会に参加くださり、ありがとうございました。
そして、こんな私たちを気持ちよく迎えてくださり、色々教えてくださったマスターさんにこの場をかりて御礼申し上げます。また行きたいと思っています。」(Fujiki)
「贅沢にも、先生の講座を受けながら、シェリーを辛口甘口と、六種類も飲めて、とても分かりやすかったです。1人じゃ、こんなに飲めませんから。」(浦川)
「シェリーの飲み比べをする機会なんてなかなかないので、貴重な体験をさせていただきました!思っていたよりも甘くなく、飲みやすくておいしかったので、ついつい全部飲みほしてしまいました。かなり色の濃いものも全て白葡萄から作られているというのが意外でした。これからは気軽にいろんなシェリーを試してみたいと思います。久保先生、本当にありがとうございました。」(大地)

念願のホームページを作る事ができました。これから順次充実したページにしていきたいと思います。
表紙に私のワインに対する基本的な考え方を書きましたが、もう少し詳しく書いてみます。
* 『世界中のワインは全部美味しいのです。美味しいとか美味しくないとかは、飲む人個人の嗜好です。』ある人が美味しいと思ったワインは、他の人が何と言おうとも、ワインの価格にも関係なく、その人にとって最高のワインです。 飲みやすい甘い白ワインを好む人を初心者と見下してフルボディの赤ワインこそ真のワインだといっている人が居ると聞いたことがあります。また、ワイン売り場で、お客の嗜好を聞かずに突然「このワインは美味しいですよ」と売っている人もおりますが、両方とも一寸おかしいと思います。
* 『ワインは気軽に飲む楽しいお酒ですが、ワインを知れば知るほど更に楽しく味わえるものです。』
自分で美味しいワインを見つけ、美味しく飲むための一寸した知識を持つとワインの楽しみ方が、格段と違ってきます。ワインを少し飲むだけですぐ楽しくなる人たちの中で、「特別にワインを勉強しなくても充分楽しいのだから今更勉強する必要はない」と言う方が結構大勢いらっしゃいます。私の妻が典型的なそのような人間でした。しかし、私のセミナーを手伝っているうちにワインを知ると更にワインを美味しく味わえる、ということを覚えて、勉強が始まり、遂にワインエキスパート資格を取りました。更に、ワイン文化にも興味を持つようになると、ワインに完全にはまり込むことになります。