5月になりました。
桜の花の季節は終わり、あたりはすっかり新緑で塗替えられています。
3月の上旬に見つかった新たな疾患”ぶどう膜炎”が、今まで聞いたこともなかった「サルコイドーシス」という病気から繋がっていることが判明しました。眼の不調が、実は全身に影響のある病気に関係しているとは、思ってもみなかったことです。しかも「指定難病」。聴神経腫瘍の手術から5年、ようやく”片耳生活”にもなれて来たのに、新たな”厄介ごと”の登場に気持ちの方もグッタリしました(^^;
ここ1ヶ月余りの間に様々な検査を受けて、自分にとって未知の病気「サルコイドーシス」のことがだんだん理解できてきました。病気そのもののことはもちろん、自分がどのような状態なのかということも...。
この病気は全身の臓器等に現れる病気であるものの、私の場合は今のところは「眼」と「肺」に限局して出現していることがわかりました。「眼」の症状については迅速な治療を行わないと、”失明”などの重篤な状態に陥る場合があるということで、初診の段階で”眼にステロイド剤の注射”(ステロイドテノン嚢下注射)をする処置を行いました。これは奏功していて、短期間のうちに”ぶどう膜”の炎症が改善しているということです。
”ぶどう膜炎”の特徴である”硝子体の濁り”〜糸くずのような、ミドリムシのような浮遊物が視界に入ってしまう現象は、発症初期の頃よりもずいぶん減少しています。これは、眼球内の炎症が起きた毛細血管から免疫反応の結果生じた物質や血液などが滲み出して出来る不純物が、眼球内にゼリー状に満たされた”硝子体”を濁らせるために視界浮遊分が映ってしまうのです。
常に視界に”糸くず”や”ミドリムシ”が見えている状態を想像して見てください。これは気持ち悪いったらないです。精神がやられます(^^;
さて、そんな激動の期間だった4月に投稿したブログです。