【おまけ】聴神経腫瘍〜医大病院受診(片耳日記) | 片耳日記 〜 Acoustic neuroma 〜

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2017年の11月に聴神経腫瘍が見つかり、2018年の5月に摘出手術を受けました。現在は年1回の経過観察通院中。手術により右耳の聴力を喪失。
そんな”片耳生活”のアレコレをブログにしたためています。
試しにgoogleで、「片耳日記」と検索してみてください(^^)

肝心な部分は前回書いているので、今回は”おまけ”です(笑)
先月の上旬に”眼の異常”を感じてから、このひと月余りの間、新たな病気「サルコイドーシス」の発覚により”病院のハシゴ”、”診療科のハシゴ”状態で何回病院を受診することになったかわかりません(^^;
”受診疲れ”のためか、今回の大学病院受診ではちょっとした失敗もありました...。
どうでも良い内容ですが...”おまけ”ということで(^^)

 

医大病院ミニ振り返り編

私が年1回、聴神経腫瘍の術後定期検査で通う医大病院は、東京の新宿区、東京都庁の眼と鼻の先にあります。もう5年以上前になりますが、地元の総合病院からこの病院を紹介された時は、”東京”、”新宿”、”私立の医大病院”というキーワードに心底ビビってしまいました(笑)
 
得体の知らない「聴神経腫瘍」という病気で開頭手術、それも脳外科でもかなり難しいという手術が必要ということで、既に精神的にはどん底状態でした。それに加え、これまで入院すらしたことがないのに、人生初の入院・手術が、遠く地元を200kmも離れた大都会の真ん中の大学病院で行われるということで、底しれぬ不安を抱いたことを覚えています。
 
この辺の大学病院にお世話になることになったくだりや、手術のこと入院生活などは以前に書いたブログをまたご覧いただければと思います。

医大受診のパターン

今までにもちょこっと書いているかもしれませんが、この病院、私が退院した翌年に新病院に建て替えリニューアルされており、入院中とはガラリと様子が変わっていて最初は戸惑いも若干ありました。

 

旧病院の時は外来の受診もアナログ的な感じで人の手を介す部分が多かったのですが、新病院では最新のシステムに一新、かなりの部分が電子化・キカイ化されています。それで、受診の流れに慣れが必要なのです。私は年に1回しか受診しないので、理解したと思っていても忘れてしまっていることもあり、毎回思い出しながらの受診となっています。周りの患者さん達を見ていると、頻繁に受診されているお年寄りの方がよっぽどサクサクとこなしていますね(笑)

 

(採血ブースは12あり、あっという間に終わります)

 

最近の病院はどこもそうだと思いますが、「再診受付機」に診察券を通して受付すると、受診科や検査科の予約リスト・会計票が出力されるのでそれを持って受診箇所を順に回ります。私が行っている別の病院では、再診の受付を済ませると、先に受診科で2次受付をしてから検査科へ回るというシステムなので、うっかりここでも最初に受診科(脳外科)の受付に行ってしまい、「先に検査科に行ってください」と言われることが過去に2回ほどありました。さすがに新病院での受診は今年で5回目。通い慣れたお年寄り並にはと思っていたのですが...。

 

採血の予約は9:00。私の地元からこの時間に西新宿の病院へ着くように来るのは結構大変です。朝7時台の新幹線は上京(古いな...)するビジネスマンで混み合うのため指定席予約が必須です。東京駅からは一番シンプルな地下鉄を使うルートで病院の最寄り駅へ。ちょうど通勤ラッシュの時間帯に重なるので、ギュウギュウの電車の乗り降りは、慣れていない私には苦痛です。

新宿三丁目 → 新宿 → 西新宿と、どの駅も乗り降りする人が膨大にいます。つくづく都会ぐらしでなくて良かったと思います(笑)

 

 

受診予約リストを改めて確認すると、9:00の採血の次は10:30のMRI検査、そして11:00からの脳外科受診となっています。採血の時間はもっと遅くならないのかと思いますが、採血してからMRI検査まで1時間は空けないといけないみたいです。前回はこのあと脳外科の受付に行って失敗したので、今回は落ち着いて画像検査受付へ。すると「受け付けしてしまうと、こちらでずっと待機になります、まだ1時間以上ありますけど?」と受付の女性。あ〜そうだった、去年も同じこと言われたなぁと思い出しました。

 

それで、予約時間の15分前までに受付することを確認して、新病院で新たに設置されたオープンテラスのある9階へ。ここにはローソンがあって、カツサンドとコーヒーを買ってから室内側のテラス席を確保(室外は飲食禁止です)。そう言えば去年も同じことしたなぁと、遅い朝食をとりながら予約時間を待つことにしました。

 

(遅い朝食、「まい泉のかつサンド」)

 

(オープンテラスは飲食禁止)

今回の失敗は...。

今回は、ほぼ完璧と思っていたのですが、思わぬことで主治医のK先生から”お小言”をいただくことに...。

この病院、旧病院の時もそうですが、副都心にあるため敷地が限られているため高層の建物となっています(19階?建て)。それで、フロア間を移動するエレベーターの待ち時間がやたらと長いのです。入院している時は13階にあった脳外科の病室と地下のコンビニまでの往復にものすごく時間がかかりました。入院中は時間がタップリあったので、さして気にしていませんでしたが...。

 

新病院になってからは、エレベーターも最新型になってスピードアップしたのと、患者や職員専用のエレベーターが設置されたためにかなり改善されたと思うのですが、それでも他の普通のビルのようには迅速な移動は難しいのです(エレベーターがなかなか来ない)。※ここのところ覚えておいてください。

 

さて、MRI検査も順調に終わり、あとはK先生の診察を受けるだけです。脳外科の受付を終えて待合席にすわると、受診待ちを表示するディスプレイに、”間もなくお呼びする患者さん”の番号に自分のモノが表示されました。こんなに早いのは初めてです。内心、ラッキーと思いました。

 

しかし、この時ある問題が...。「あっ上着は?」。上着をどこかに置き忘れたようなのです。

この日、病院内は上着を着るには少し暑かったので、上着を手に持って移動していました。はじめMRI検査の着替えの時にロッカーに置き忘れたのだと思い、ちょうと脳外科と同じフロアだったので戻って確認してみました。しかし、そこにはありませんでした。

 

そう言えば、MRI検査で着替えた時には上着がなかったように思いました。それで、「あー、あそこだ!」と朝食休憩を取った9階のテラスを思いついたのです。さっきまで忘れていたくせに、ポケットの中に貴重品が入ってなかったかなぁとこちらも心配に。

 

すぐに見に行こうかどうしようかと逡巡しました。

K先生の診察はいつも待ち時間が長く、予約時間を1時間以上超過することもしばしばあったので、迷いましたが行くことに。4階の脳外科のフロアから9階のテラスまでなので、たかをくくっていたのです。

 

上着は無事見つかりました。窓側の席が空いたので、慌てて移動した際に椅子にかけたままで忘れていたのです(貴重品は元々入れていなかった)。ホッとしたのもつかの間、帰りのエレベーターがなかなか来ません。脳外科のフロアに戻るまで思いのほか時間がかかってしまいました。

 

戻った時にはもう呼ばれた後のようでした。看護師さんに不在を申告し、何人かあとに呼んでもらえました。今回は早いと思ったのに...。

 

K先生の診察が終わり、

看護師さんから次回の予約の説明がある旨を告げられた際に、

「看護師さんがわかるところにちゃんといてね」

と釘を刺されました。先生じきじきにお小言をいただいたのです(^^;