「情報保障」のコト | 片耳日記 〜 Acoustic neuroma 〜

片耳日記 〜 Acoustic neuroma 〜

2017年の11月に聴神経腫瘍が見つかり、2018年の5月に摘出手術を受けました。現在は年1回の経過観察通院中。手術により右耳の聴力を喪失。
そんな”片耳生活”のアレコレをブログにしたためています。
試しにgoogleで、「片耳日記」と検索してみてください(^^)

「情報保障」という言葉があります。
Wikipediaによると、
情報保障とは、人間の「知る権利」保障するもの。 いつでも、誰も情報が伝わらない状況に陥る可能性がある。 特に聴覚障害者は、音声によって提供される情報や会話を理解できないため、日常的に情報から疎外されているといえる。 そのため、一般的に「情報保障」とは、聴覚障害者に対するコミュニケーション支援を指して用いられる』
とされています。
 
 
「片耳が聴こえない自分は障害者なのか?」
このことは、以前聴神経腫瘍の摘出手術後
調べたことがあり、
「身体障害者手帳」の交付要件として、

障害者福祉法(別表)では、

次のように定められています。

*******************************************************

別表(第四条、第十五条、第十六条関係)

一 (省略)
二 次に掲げる聴覚又は平衡機能の

  障害で、永続するもの
1 両耳の聴力レベルがそれぞれ

 七〇デシベル以上のもの
2 一耳の聴力レベルが九〇デシベル以上、

 他耳の聴力レベルが五〇デシベル以上のもの
3 両耳による普通話声の最良の語音明瞭度が

 五〇パーセント以下のもの
4 平衡機能の著しい障害

******************************************************

片耳(一側性難聴)の場合、

もう片方の聴こえる耳の聴力が

相当低い(50dB以上)場合以外は

この法律上は障害者として認定されません。

(つまり、何の補助も保障もない)

 

とりあえず、

もう片方の耳のおかげで

そこそこ聴こえることは聴こえる

のですが、

 

不自由が無いというわけでは

ありません。

何度もボヤいていますが、

音が聴こえるだけで

言葉として理解できなかったり

音のする方向がわからなかったり

人に何度も聞き返したり

むしろ、不自由有りまくりです(^^;

 

おまけに

耳鳴りがあったりする時は

ストレスが倍増します...。

 

今のところは

体力的にも、精神的にも

なんとかもっていますが、

だんだん歳をとって行くと

果たして、この先大丈夫なのかと、

周期的に不安になったりします。

 

片耳の人にも漏れなく

「情報保障」というものが

配慮されるといいなと思います。

 

 

 

 

 

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