大学病院初診、前夜のこと | 片耳日記 〜 Acoustic neuroma 〜

片耳日記 〜 Acoustic neuroma 〜

2017年の11月に聴神経腫瘍が見つかり、2018年の5月に摘出手術を受けました。現在は年1回の経過観察通院中。手術により右耳の聴力を喪失。
そんな”片耳生活”のアレコレをブログにしたためています。
試しにgoogleで、「片耳日記」と検索してみてください(^^)

1年前、

はじめて大学病院を訪れた時のことを

思い出しながら書いています。

 

【はじめて読む方は、こちらからどうぞ】

⇒ 大学病院での詳細はこちらに書いています

 

それまで、

自分自身に関して言えば

大きな病院にお世話になる

ような病気には罹ったこともなく

平穏に暮らして来た訳です。

 

初診の日の前夜に泊まった

格安のビジネスホテルのロビーは

かなり遅めの時間帯でしたが、

アジア系の若い外国人の団体客で

溢れていました。

 

チェックインを済ませ鍵を受け取り

ロビーのざわめきから逃れて

自室へ入ると

こじんまりした部屋の窓からは

ところどころにある街灯に照らされて

冬の冷たい雨の中に

通りの反対側の公園の木々が

暗がりに浮かび上がって見えました。

 

 

ベッドに腰掛け

翌日の診察で確認したいことを

メモした百均で買った小さなノートを

パラパラ見直しましたが、

ちっとも頭には入ってこず

ちゃんと質問できるのかな、と。

 

地元の総合病院の若い脳外科医が

説明してくれたことを

頭の中で反芻していました。

 

この手術は命を救うために行うもの、

今の状況を改善するものではありません。

患側の耳の聴力は諦めざるを得ないでしょう。

 

「聴神経腫瘍」と診断されてから

1週間のあいだずっと、

朝から晩まで、いろんな思いが

頭の中でぐるぐるしていました。

 

やっぱり当日の朝来ればよかったかな。

今夜は眠れそうにないな、と。

少し後悔していました(^^;

 

 

 

 

 

 

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