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おうちに帰りたい 帰りたくない
数年前の話です
６年生の秋
帰宅したはずの時間に
「まだ帰らない」と
親御さんからご連絡をいただきました
あれ
困った・・・
もしかすると
目黒は駅ビルに大きな本屋さんが
あるのですが
そこでうろうろしていたところを
見つけました
直ぐに見つかった良かった
そして
本屋で良かった・・・
どうしたの？と聞けば、
案の定
「お家に帰りたくなくなかった」
そう正直に話してくれました
この本屋にいるということは
見つけて欲しかったのかもしれない
そして
話がしたかったのかもしれない
と、思いました
まぁ、小学生ですから
そこまでほんにんに強い意志があったと
思いませんが
目黒からは離れられなかった
どこに行くということも
無かったんだな、と
お勉強がつらい？
と聞いたら
うん・・・
嫌いじゃないんだけど
どうせ家に帰っても
直ぐに勉強か・・・と思っちゃって
と話してくれました
ここは難しいんですよね
家に帰って直ぐに勉強というのは
子ども達にとって
辛いのかもしれませんが
直ぐにさせないと
また忘れてしまうし・・・
という親心も分かります
休憩を取ったところで
だらだらしてしまうのではないかと
心配になるのも親心でしょう
自分で頑張ると決めたことでも
途中で何度も辛くなるのは
自然なことだし
ここまで大変だったとは
子ども自身も思っていないし
ここまで自分が
付いていけないとも
思っていなかったのが普通です
その子、今までもたまに
本屋さんでうろうろしていたことが
あったそうです
そんなに長い間ではなく
１５分くらいちょっと立ち読みして
家に帰ることが多かったようです
でもその日は
皆さんのお仕事がなく
家に帰れば両親揃っている状態
だから帰宅が１５分遅れたことに
親御さんが気が付いたということでした
また、別のお子さんですが
教室に来れば
お家の悪口ばかり
本当にうちは厳しい
ひどい
むちゃくちゃだー！
と言うわりには
教室での勉強時間が長くなると
時計を見てそわそわします
時間になり
そそくさと荷物をまとめて
帰る様子を見ると
あ、やっぱりお家に
帰りたいんだなと・・・
逆に安心します
夏期講習も後半戦です
子どもたち
疲れています
お家はお子さんの
安全地帯でありますように
お家でゆっくり安心して過ごせる子ほど
外でしっかり授業を聞いて来られます
最近は
お家が戦闘状態で
塾が息抜きになっている子って
結構いるんですよね
お家に帰ったら
お子さんは何をしたいのかな
暑いですからね
ちょっと冷たいおやつを食べて
塾での話を聞いてあげて
一緒にカバンの中や
プリント、テキストの整理をしながら
帰宅後のスケジュールを決めていく
もちろん
毎日決まった学習スケジュールが
あると思いますが
お子さんが疲れているなと思ったら
少し話を聞いてあげて
吐き出させる時間を
用意してあげてくださいね
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