この商品の魅力を教えて…【2】 | lummoxの長い1日

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駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

 

 

 

5月13日に書いた「この商品の魅力を教えて…」の第2弾。

 

早速…(冒頭は前回と同じことを明示させていただく)

自分の無知をさらけ出すことかもしれないけれど、「これは何の意味?」と言う物に溢れている。

 

クラウドファンディングのページを見ていて、不思議に思う物…私にはこの商品の魅力がいまいち理解できない…がいくつかあったので、それについて書いてみる。「それ勘違いしているよ」と言う意見があれば是非ご教授いただきたい。

 

※クラウドファンディングの性質上、期間限定の物なのでいつまで閲覧できるかは分からない。旬の物って事でご理解いただきたく。

 

 

「多機能トランスミッター・レシーバー?

 

この商品は説明を熟読しても、何か便利なようだけれど、実際にどんな機能が搭載されているのか良く分からない。

 

単純にトランスミッタとしてならば、入力がステレオミニ/RCA/COAX/OPTICALに対応したトランスミッタなんて吐いて捨てるほど、それももっと安価にたくさん出回っている。そんなありきたりのトランスミッタに、NFCだのマイクだの、バッテリだのをつけて高値で売っているのだとしたらとんだ無駄遣い商品だと思うのだけれど、これはレシーバーとしても機能するのだという。RCA又はステレオミニからスピーカーなどに有線接続をすれば、Bluetooth機器からこの機器を介してBluetooth非対応の音声再生装置から音出しができるとの事。

 

トランスミッタと言うと、良く使うシーンとしては、昔は車の中が多かった。自分持っているポータブル音楽再生装置をカーステレオに接続する術が標準ではない為、音楽再生装置のヘッドフォン端子からトランスミッタに接続して音楽をFM波に流す。その地域で使われていない周波数を設定することで好きな音楽を聴く環境ができるという仕掛けだ。が、当時から長距離で県を跨いで出かける事が多かった私は、ある地域で未使用の周波数でも走っている内にその地域のFM波が入って中断され…と言う事に辟易としてトランスミッタを使う事は早々に諦めた。なので、私のトランスミッタの知識はかなり古い時期で固定されている。

改めて調べてみると、送受信機能を有する(そしてこれより安価な)ものも珍しくないようだ。

となると、ここまで高価な機器を買う意味として、「NFC」「ハンズフリー通話」がついている事になるのだろうか。

 

ハンズフリーは法律的に運転中にスマホを手に持って電話に出る事も、ヘッドホンをしながら運転することも基本的に道交法違反になるのでやめておいた方が良いが、ハンズフリーもあまりお勧めできるものではない。

下世話な話かもしれないが、完全にその車の中に自分一人であるなら何の問題もないのだけれど、家族や友達、恋人を乗せて走っている時に聞かせたくない相手からかかってきた電話…取らなければ怪しまれるし、取れば取ったでどんな羞恥プレイになる事やら(電話の相手の声はカーオーディオに乗って同乗者に全て聞こえるのだ)…私はPLANTRONICSのM70(片耳式レシーバー)を愛用(併用)している。

 

このM70の良いところは、使わない時はDeepSleepモードになり、最大6か月バッテリが持つことだ。実際私が石川にいた頃、カラスか何かに石を落とされてリアゲートの窓を割られてしまった。その修理が部品取り寄せとお盆期間を挟んだためほぼ1か月工場に車を預けっぱなしになってしまったのだけれど、戻ってきたときM70のバッテリは殆ど減っていなかった。これはPLANTRONICS以外のヘッドセットにはできない芸当だと思っている。

そして、満充電の場合10時間位連続使用ができる。

電話が鳴ってから電源を立ち上げても、相手をイラつかせることのない時間で起動して通話することができる。問題ない相手、同乗者の場合はハンズフリーで、聞かせたくない場合はこちらを耳につけて電源オン…そんな使い分けができるのだ。

今現時点でハンズフリーを目的にこのトランスミッタ・レシーバを買うくらいなら、私はこのM70を買う事を強くお勧めするけどなぁ。

一応書いておくけれど、M70の欠点はノイズを拾いやすい事。

家の中、車の中で使う分にはほぼ問題ないけれど、電車通勤で使おうとしたら相手から苦情が来るだろう。駅のホームではほぼ使えない(周りの音を拾って相手に伝えすぎる。そしてその時自分の声が相手にほとんど伝わらない。家の中でも何科ながら作業をして話をしていると、そのながら作業の作業音が「うるさい」と言われることもある)。あくまでも車の中で通話する手段としてのお勧めだ。

 

閑話休題

 

このトランスミッタ・レシーバーに話を戻すが、この装置を車載すると、スマホの電話や音楽、ナビの音声をカーステレオで聞けるような事を書いているのだけれど、その方法が明らかではない。

前作K16との違いを示す表中とリモコンの画像に「FMモード」と言うものがあって、もしかしたらFMトランスミッタ機能を備えているのかもしれないと想像させられるが、文末の仕様をみてもそこに触れられていないので、いったいどうやって車の再生機器とつなぐのかが謎だ。

説明もなく、仕様にも明記されていないとなると、届いた製品でいざ車で使おうとしても、その機能がない。機能がないからと苦情を申し立てても「仕様にある事が全てです」で逃げられそうな気がする(そうでない事を祈る)。

 

NFCも、単に「近づけるだけで自動的にペアリングできる」のみで、Bluetoothのペアリングなんて最初に一度だけ物の数秒~数10秒の手間だ。それをケチる為にNFCをつけて壊れる確率を高め、重量を増やし、一体何の得があるのかまったく理解不能だ。

 

付属のリモコンについても、何かを機能的にまとめるのではなく、スイッチ基盤をマトリクスに組んだ大量生産品に、適当に機能を割り振りました感が満載だ。

「受信/送信/FMモード」にそれぞれボタンを1つずつ割り振っているが、この機器をそんな頻繁に受信/送信/FMモード切り替えて使う人いるのかな。

同様、入力をあれこれ入れ替えて使う人がそんなにいるのだろうか。

再生だの早送りだのは、Uディスク/TFカードで音楽を再生できるとの事なのでそれ用だろう。つまりほとんど意味のないリモコンだという事だ。

ところでUディスク/TFカードってなんだ?

と調べてみたら、Uディスクは英名USBフラッシュディスクの事であり、日本ではUSBフラッシュドライブとかUSBメモリとか…

そして、TFカードっていうのは2004年にSanDiskが開発したMicroSD

カードに似たメモリカードの事のようだ。MicroSDカード使えるんだろうか?

 

兎にも角にも、個人的にはとても胡散臭い商品に思えてならない。

これの購入を決めた人は、一体どんな目的で購入するのだろう。今まであれこれ見てきた商品の中で一番そこに興味を持った商品だ。

 

 

ミル付きポータブルコーヒーメーカー

 

正直これも良く分からない商品。

要はケトル、電動グラインダー(ミル)、手動グラインダー(ミル)、ステンレス製フィルター、タンブラーがセットになっていて、それがうまく1つの筒状に組み立てられますよって商品らしい。要は六神合体ゴッドマーズと言う事か…(古!

 

これの何が便利なのだろうか?

 

まず、グラインダーが手動と電動2つついてくる意味が分からない。そして、ケトル…これってお湯を沸かせるの?それともどこかで沸かしたお湯をこれに入れて、ただ注ぐだけの機能?

 

サイトを見ると、「どこでも持ち運べて、どこでも手軽に引きたてのコーヒーを淹れられる」と言うような宣伝をしているのだけれど、うん、これくらいの装備があれば、家でも会社でも入れたてのコーヒーが飲めるだろう。でも、これがなくてもそんなこと位実現できる。1つにまとまりはしないけれど、コンパクトなミルは探せばあるし、ドリッパーもある。

 

因みに私はEva solo社のCafe Solo 0.6リットルを2006年から愛用している。(残念ながら今は0.6リットルの扱いがないようだ)

 

これも原理は同じで、フラスコにお湯とコーヒー豆をぶっこみ、かき混ぜた後4分静置して抽出、後は蓋(フィルター付き)をしてカップに注げば紙フィルターの臭いがしない、純粋なコーヒーの香りと味が楽しめる。これを初めて飲んだ時の感動は今でも覚えている。

 

また、キャンプ用には、今キャンプ用品が簡単に出せないところにしまわれているので写真を撮ることができないけれど、類似としてのせるとamazonのコーヒーフィルターホルダーのような製品を携行する。

 

これは使わない時はほぼまっ平になるので嵩張らない。

コーヒーミルは、家ではPhilipsの電動ミル、キャンプでははるか昔に買った手動ミルを使っている。これは今検索しても引っかからないので困ったのだけれど、細い円筒状のミルで、円周上にハンドルがついていて、広げるとハンドルが固定され、逆方向に動かせばロックが外れて、円周上にハンドルが格納される仕組みを持っていて、とてもコンパクトになる優れものだ。

 

翻って当該商品は、確かに全ての機能をひとまとめにできる。

だけれど、タンブラーで飲む時、それ以外の使用済みの物はどうしてなっているのかな。もしかして、ステンレスフィルターだからと言って、挽いて抽出が終わった豆を水道で洗い流しておしまいってスタンスなのかな?

だとしたらとんでもない迷惑な話だよな。

ゴミを自前で処理できて初めて「どこでも楽しめる」っていう言葉を吐けるんじゃないのかな。でなければ無責任この上ない「売れればどうでもいいや」ってスタンスの会社に見えてしまうね。

 

度々私個人の話で申し訳ないけれど、私がキャンプ又は外でコーヒーを自前で入れて飲む場合、それが紙フィルターなら、そのフィルタごと自前のゴミと一緒に捨てる。もしCafe Soro(この製品と同様ステンレス製フィルターだ)で入れた場合は、中を掃除する時、ペーパーフィルターをセットしたドリッパーに中身を空けてコーヒー豆は回収する(申し訳ないけれど、コーヒー色したお湯は捨てさせていただいている)。せめてその程度の気持ちをもって「外で飲む」事を推奨してほしい気持ちで一杯だ。

 

実際にどうなるのか良く分からないのだけれど、この商品、しまっている時は一つにまとまります。それは分かった。でも、使う時はある程度まとまるものなのか、タンブラーを使っている(飲んでいる)時は他の機器はきちんと一つにまとまっておとなしくしていてくれるのか…その辺りが全く説明されていない。

 

こんなサイトも見つけた。参考になった。

 

これを見る限り、やはりケトルにお湯を沸かす機能はないようだ。

となると、どこかでお湯を確保しなければならない。

それともタンブラーの中に機器を収めてコンパクトにしているように見受けられるけれど、タンブラーにお湯を入れて持ち歩けるという仕様なのだろうか。たとえタンブラーにお湯を溜められる仕様だとしてもそれで確保できる湯量は1杯分だ。1杯の為にこんな大仰な物を持ち歩く価値があるかと言うとそうではなかろう。

結局、お湯を確保できない「外」で使う場合は、別途ストーブや鍋・ケトルが必要になるとなれば、ここまでのコンパクトさが必須化と言うとそうではなさそうだ。どちらかと言えば家でも「会社などお湯を確保し、洗う設備が整っている場所」でも気軽にコーヒーが楽しめますよ、移動中手軽に運べますよと言う程度の考えの製品だろう。

 

確かに、会社でコーヒーメーカーを用意していたとしても、好みが違うとかで、可能なら自分好みのコーヒーを好き勝手に飲みたいという要望はあるかも…あってもおかしくはない。そして、仕事時間中にもかかわらず、悠長に豆を挽いてお湯を沸かしてドリップして、更に豆のカスを掃き出して、ケトルの水切りをして、ドリッパーの豆を洗い流して…そんな作業を認めてくれる超ウルトラスーパーホワイトデラックスな企業ならこの商品を持ち込むのが楽しくなりそうだ。でも、私はそんな夢みたいな企業を想像できない。なんせ、光の吸収率99.9999%位のブラック企業しか経験がないもので…

 

兎にも角にもだ。持ち歩くときに1つにまとまってケースに収まります…この機能が欲しいと思う人には良い商品なのかもしれない。けれど、多少嵩張ったとしても、それぞれもっと良い物を寄せ集めた方が良いと思う人にはあまり魅力的には感じられないな。

 

うん、多少の利便性を犠牲にしてもコンパクトさ(だったり何かしらの特化した機能)を取るっていう選択はありだと思う。

ここに書くまでは「どこに存在価値が?」と思っていたけれど、この商品は局地戦闘機なんだな。そう思うと納得できた。でも、家や会社で使う事を想定するなら、先に紹介した折り畳みフィルターホルダー+コンパクトミルの方が圧倒的にコンパクトに持ち運べるし、アウトドアで使うとなれば、それにメスティン(正規品のトランギア TR-210はどこも品薄で、正規代理店のイワタニの通販サイトでは販売価格1,760円の物を、楽天市場やAmazonでは4,000円近い値段で売ろうとしているので敢えてPickはしない。暴利でも良いからとにかく欲しいという人はメスティン/トランギア/TR-210辺りをキーワードに検索すれば暴利を貪ろうとする店がたくさん見つかるので各自で検索し購入してほしい。)やシェラカップ、コッヘルやストーブ(私は2243を愛用している。他にGIGAPowerやCOLEMAN PEAK1等複数)などを用意することになるので、この商品のコンパクト性が本当に必要か(この商品単体ではコンパクトに収納できるけれど、他の商品も合わせた場合、それぞれが独立していた方が隙間に詰め込んで収納してコンパクトになりやすかったりするので)疑問が残る。

 

 

 

 

 

 

そんな理由で、私としてはその局地戦の環境(コンパクトである事)がなぜ、どこに必要なのかあまり理解できないのだ。

 

※※もう一度書いて置く。ここに上げた商品について批判をするつもりはない。単に「私の無知で、この商品の良さが分からない」ので、分かる人は是非教えて欲しい。そういう趣旨だ。