こんばんは
ご報告が遅れましたが、先日3月14日、テトが9歳の誕生日を迎えました。
9歳といえば、普通は当たり前に迎えられる年齢だと思われるかもしれません。「何をそんなに大袈裟な」と感じられる方もいらっしゃるでしょう。
けれど、私にとっては、言葉では言い表せないほど特別な思い入れのある日でした。
今から10年前の3月。
先代の愛犬を突然の悲劇が襲いました。
9歳の誕生日を迎えることができないまま、8歳10か月という若さでお空にのぼってしまったのです。
そんな過去の出来事があったから、テトが9歳を迎える2か月ほど前から、私は何となく落ち着かない日々を過ごしていました。
そしてその不安に、追い打ちをかけるようなことが起きたのです。
年明け1月のこと。
いつも通り歯を磨いていた時、テトの歯がグラッとしたように思えました。 恐る恐る指で押してみると、犬歯の後ろの小さな歯がグラついていて、とても驚きました。
「なんで?なぜ急に?私が気がつかなかっただけ?」 少しパニックになりました。
だって……歯ですよ。 10年前の記憶が鮮明によみがえり、体が震えました。
次の日の朝一番に予約を取り、すぐに病院へ向かいました。
獣医師の話では「麻酔をかけて診てみないとはっきりとは分からないが、歯周病を起こしている可能性が高い」とのこと。 見た目には綺麗な歯であっても、隠れている原因をはっきりさせるため、1月14日に麻酔をして処置をしていただくことになりました。
もし悪い歯があれば抜歯する、というお話でした。
その日から、歯周病菌を抑えるため1日2回のお薬が処方されました。
お薬は、食いしん坊のテトなら大丈夫だろうと思っていたのですが……。
お薬 1回目、一口目に食べるであろうごはんの上にちょこんと薬を乗せて、「しめしめ」なんて思っていたら、食べ終わったフードボウルの横に、なななんと、お薬だけがポツンと落ちているではありませんか。
さすがにぶっ倒れそうになりました(笑)。
慌てて鹿肉でお薬をくるんで指にのせると、今度はパクッと食べてくれましたが、いつもガツガツ「何が入っているか分からず食べているだろう」と高をくくっていた私の負けですね。
テトの味覚はとても敏感。一口目で「苦っ!」となったんだろうなと想像すると、愛おしくてちょっとクスッとなりました。
そんなこんなで無事に5日間のお薬を終え、迎えた14日。
心臓が張り裂けそうな思いでテトを病院へ連れて行きました。後悔しきれない思いを長く抱えてきた私にとって、「聞いていなかった」「知らなかった」ということがないよう、先生にはもう一度詳しくお話を伺いました。
きっと「同じことを何度も聞かないでよ」と思われたかもしれませんが、何を思われても構わない、それほど必死でした。
そして5時間後、お迎えに行きました。
処置は何事もなく、無事に終わりました。 結果は「乳歯遺残(にゅうしいざん)」。しかも2本も残っていたのです…これは全く予想外のことでした。
テトは乳歯も順調に抜け、歯並びも良く、歯も真っ白。何も心配ないと思っていたのに、まさか乳歯が残っていたなんて。 それが歯茎の中で悪影響を及ぼし、歯周病となって隣の歯をグラつかせていた、という原因でした。
以前、避妊手術の際に麻酔が強すぎてなかなか覚めなかったり、その後お尻を気にして齧ってしまい、完治までに時間がかかったりした経験があったので、今回も何かしらの症状が出るのではと心配でした。
けれど今回は麻酔からの覚めも良く、3月現在もトラブルなく過ごせていて、心からホッとしています。
こうしたバタバタがあったせいで、お誕生日を迎えるまでは不安でいっぱいでした。
けれど、先代犬との悲しい別れから10年。その1年後に迎えたテトが、無事に9歳を迎えてくれたことに、今は心からの安堵と嬉しさでいっぱいです。
10年越しにやっと言えた、「9歳のお誕生日おめでとう」。 「おめでとうって言わせてくれて、本当にありがとうね」と、何度も何度もテトに伝えました。
本当に、涙が出るほど嬉しかったです。
我が家に迎えた日から続けてきた手作りごはん。
「犬」ではなく「家族」として共に暮らした9年間。 食について、環境について、医療について。自分にできる限りの勉強をし、決して長くはないテトとの大切な毎日を積み重ねてきた9年間でした。
こちらの画像は、テトが我が家にやって来た日の写真です。
マズルが短くて小さくて、好奇心でいっぱいの生後54日のテト。 人に甘えるよりも周りの物やおもちゃに興味があって、抱っこは大嫌い。ちょっと不思議な女の子でした。
(※まだ古いカメラでの撮影だったので、画像が荒くてすみません)

でも今は、ごはんの次に抱っこが好き(それでもやっぱりごはんの次ですが💦)、私の後を金魚の糞のようにくっついて歩き、寝る時は私の胸かお膝の上。随分と甘えん坊さんに変わったように感じます。
今でもバブみ強めのベビーフェイスで、超かわいいです(親バカごめんね)。
そんな、愛おしさに溢れた3月14日でした。
テトとの暮らしは何物にも代えがたいほど大切で、一緒に過ごす時間が増えれば増えるほど、可愛さが増していくように感じます。
私の言葉もどんどん理解するようになり、最近では「犬と暮らす」というよりは「小さな子供」と一緒にいる感覚です。
特別にいたずらをする子ではありませんが、ちょっとしたことで私ががっかりした顔をすると、その感情を読み取ってしょぼくれてとぼとぼとハウスに向かおうとする。あ、気にしちゃったかな?と「テッちゃん!」とニコニコして呼ぶと、毛玉が転がるように全身で喜びを表現しながら走ってきます。
その姿は世界一、最強に可愛いです。
これからもっと、お互いに理解し合える関係になれると思います。
本当に、人の感情を読み取る能力は人間以上だと感じています。
テトとの出会いに感謝しながら、これからも一日一瞬を大切に、宝物のように過ごしていきたいと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いつも感謝でいっぱいです。



































