岩風呂の防水下見
明るい夏の陽光を取り戻した霧島連山。
ただ、吹き渡る風には真夏の熱は無く、高千穂の峰に吹く風は初秋の匂いかと思われます。
穏やかな御池を囲む木々も、紅葉に輝く時をそろそろと準備中か。
奥のキャンプ場は今年の夏も静かにシーズンを終わった様です。
基礎左官屋さんにお出まし頂き、昨夜浴槽を満タンにして半日経過した、岩風呂の水漏れを見てもらいました。
浴槽の水面は約4cm下がり、三日前と比較すると左手前の水は幾らか消えましたが、今日は基礎天端を越えた水が流れ落ちています。
右側への広がりは幾分狭くなっている様です。
バスタオル2枚に水を吸い取り、あちこちと細かく見てもらいました。
基礎の外周りを確認すると、浴室北側に2ヶ所
東側の雨樋近くと
給湯器の室外機の裏側にも。
次は、満杯の水槽を一週間放置して、何とか岩風呂内の漏れ口を特定出来ればと願っています。
今日の帰りは湯之元温泉。
胃病に効く温泉との評判で、湯治に来ていた親を訪ねてここに来たのは遥か昔の昭和の中頃。
誰も居ないので写真をパチリ。
赤錆色の独特の温泉で、持帰りの出来る温泉水を呑むとまさに鉄分たっぷりの独特の味。
少し冷め加減の露天風呂で長湯となりました。
9年点検
異例の長雨がようやく収まり、週間予報に太陽マークが並んだ昨日、定期点検と土地探しをすべく、霧島に出掛けました。
とは言え、高千穂の峰はほとんどが雲に隠れ、御池の向こう岸には崖崩れの地肌が現れ、その右側に広がるキャンプ場は今年の夏も静かだったと思われます。
長年、放置されていた皇子港の周りはこの一年きれいに整備されましたが、進入道路周辺で不具合等が発生したとみえて進入禁止となり、途中の道路では数ヶ所を片側通行にして崖崩れ対策の工事が行われていました。
F さんの草刈りに負けじと雑草が元気に生い茂り、ログハウスも長雨にうんざりしている様子。
F 夫人がグーグルの写真機能で調べてくれた名前をもう忘れてしまいましたが、裏庭ではかわいい花々が長雨を楽しんでいる風情です。
ご夫妻と三人で煙突掃除をし、砂の様な燃えカスをお茶碗軽く一杯くらい収穫。
あとは、フレンチドアの下枠が湿気をたっぷり吸って腐り始め、今の内に下枠を取り換えた方が良さそうなので、建具屋さんに手のすく9月下旬に来て貰う事にしました。
床下へ。リビング
キッチン
アチャー!
洗面台と洗濯機を置いた洗面室の下に"水漏れ"
その左側の岩風呂の壁下が一番高くまで濡れています。
以前にも一回だけ同様の水漏れが有り、岩風呂工事をした基礎左官屋さんに修理をお願いしましたが、再度三日後に見てもらう事にしました。
トイレ
今回はほとんど虫の収穫は有りませんでしたが、ゴキブリが時たま出る様なのでゴキブリホイホイを今週末キッチン下に設置します。
午後は別荘地の土地探しへ。
いつもは真っ白の綺麗な滝を見せてくれる土石流対策の堤も
大量の濁流に凄まじい音を響かせていました。
その昔、霧島で一番大量の集客をしていた林田温泉のジャングル風呂では取り壊しが始まっています。
林田を買収したいわさきホテルも、大量のバスでお客を運んでいましたが、休館の張り紙。
栄枯盛衰、少しもの悲しさを覚えます。
別荘地帯を幾つかこまめに見て回り、帰りの温泉は霧島国際ホテル。
この春にはここも閉館と報じられていましたが、買い手が現れ生き残ったそうです。
本館から遠く離れた檜風呂(上)と露天風呂は、誰も居なくて貸し切り状態でした。
一日もようやく終わりゆったりのんびり泊まりたい気分なれど、事務所まで帰らねばメダカが腹を空かせて泣いています。
非加熱・非加工の蜂蜜
宮崎市学園木花台の岡さんのガーデンハウスでは、これまでの数回の台風では何とも無かったのですが、風向きに依るのかある時の強い雨風で水の滲み込みが有りました。
夏までしっかり乾燥させてからと思っていましたが、早い台風発生と直撃予報に、東面のログ間4列と東北・東南の角を幾らかコーキング致しました。
養蜂業をされているご夫妻から、ガーデンハウスで製品化されている蜂蜜を頂き、素敵なリーフレットが添えられていましたので、ご紹介致します。
今朝も少し頂きましたが、これまでに味わった蜂蜜とは少し違う、すっきりとした自然な口当たりと程良い甘さに、作り手の想いが込められている様です。
画像をクリックすると拡大します。
県北ぐるり
椎葉・高千穂・北浦に泊まり、4日間でのひと巡り
山側の高速道路に沿った尾鈴サンロードを走り、奥日向路を経て東郷町の若山牧水生家や文学館に立ち寄り、
あちこちしながら夕方、椎葉村の鶴富屋敷へ
自分の生まれ育った祖父母の家を思い出させる囲炉裏や
かまど。
こんなに立派ではなかったが、その頃は五右衛門風呂も含めて火を焚くのは子供の仕事だった事を思い出します。
翌早朝、那須大八郎の子孫、34代目に当たる宿の青年にご案内を頂いて、「重要伝統的建築物群保存地区の十根川集落」へ
大根川神社の杉の大木、樹齢千年を超えるとも言われる「八村杉」
「大久保の大ヒノキ」も見事な枝振り
「手掘りのトンネル」
宿を出立して、日本最初のアーチ式「上椎葉ダム」へ
北九州工業地帯へ送電する為に、100人以上の殉職者を出した壮大な実験ダムだったとか
長い国見トンネルを抜けて五ケ瀬ハイランドスキー場へ
駐車場には予想外に多数の車が有り聞くと、この近くの向坂山や白岩山への登山道では花を付けた植物が今見頃との話
国見岳にもいつか登ってみたい。
スキー場の下にあるホテルフォレストピアと
その内部
川向うにも数棟の宿泊施設
直ぐ横の「やまめ自然釣り堀」と「やまめBBQセルフガーデン」にも心を動かされるが、またの機会に。
熊本県にはいって直ぐ、14年前10tユニック車で神戸港から初めて自分でキットを運んだ、山都町の約10畳の小型ログハウス
全てをセルフビルドされ、今でもご自身で足場を組んだりしながらしっかりメンテナンスをされています。
五ヶ瀬ワイナリー
その前にはなだらかな丘陵の向こうに阿蘇連山が広がっています。
右端の根子岳の手前には良好な別荘地が多数有り、17~18年前には良く通ったものです。
建築が実現せず無駄足になった事も多々有りますが、阿蘇周辺には良く伺いました。
高千穂の民宿に泊まり、翌日は延岡市の行縢山(ムカバキヤマ)を背にした「ひでじビールの醸造所」へ
個性的なビールの製造過程を説明してもらい、冷やさずに飲んだ方が本来の味を楽しめるビールの有る事も知りました。
12年前に行縢山の滝の真横に建てた山小屋は、南側真正面に一昨日立ち寄った牧水生家真上の尾鈴山などの山々が絶景でしたが、施主のご逝去により移築され、今では雑草が生い茂っています。
無料の高速道路を大分県蒲江町まで走り、日豊海中公園の広がる海沿いを南下
島浦島との渡し舟が有る阿蘇港で
島浦島には独特の文化が根差していると、老漁師の方からお聞きしました。
今日の泊まりは「快水浴場100選」の須美江海水浴場の直ぐ前
その海岸線には独特の岩場が広がっています。
旅の最後は都農町のフルログ住宅と高鍋町の美容室
弊社のささやかな歴史をさかのぼる様な、思い出深い四日間の旅となりました。
薩摩半島一周
今回も二泊三日で、薩摩半島を一巡りします。
都城・隼人町などあちこち寄り道しながら、国道10号線・226号線と錦江湾沿いに南下して、指宿のゲストハウス泊。
朝6時に出発し、最南端の長崎鼻へ。
先日訪問した佐多岬は遠く霞んでいます。
何回か登った開聞岳の山頂には、雨を含んだ雲の鉢巻。
その開聞岳の展望台から見る長崎鼻や
魚見岳。なかなかの景観です。
枕崎を経由して遣唐使出発地の坊津へ。
海岸線を走ると言っても、海は遠く、道路は山の中腹。
その為か手付かずの自然がそのまま残されている様に見えました。
今回一番の眺めは野間半島。
人間から遠く離れた分、有り難い景観が取り残されている様です。
吹上浜・日置市・いちき串木野市、そして川内川の河口にある薩摩川内港へ立ち寄りました。
これまで数回、ログハウスのキットを満載したコンテナの、陸揚げと通関でお世話になった港です。
熊本では八代港、鹿児島では薩摩川内港と志布志港、宮崎では細島港と志布志港を経由して、
建築現場へとコンテナが陸送されます。
多くの品々がコンテナに積載され、ここから輸出されたり、ここに陸揚げされて九州各地へと運ばれている様子が分かります。
薩摩川内市の民宿に泊まり、阿久根市から長島町へ。
天草とのフェリー航路が有る、蔵之元港と諸浦港を拝見。今年の秋には天草を巡りたいと願っています。
帰りには出水市・水俣市と周り、伊佐市からえびの市へと山越え。
途中、宮崎県で最初に建てられた駅舎、肥薩線の真幸駅に立ち寄りましたが、人吉水害で長らく運休になっていて淋しい佇まいでした。














































































