本格的なスタート
三月でリタイヤされた椎屋さんの住宅建築が、年末を完成目標としてスタートしました。
一年半前に購入され、雑木や雑草を伐採したままの敷地で、椎屋さんご夫妻とこの土地を紹介してくれた木こりの北野さんとで、今後の打合せを行います。
伐採した木の残骸などは、草に覆われて見えません。先ずは敷地を覆っているこれらを搬出し、土の見える状態にする事が第一歩になりそうです。
まだ切らなければならない竹も沢山あります。
結構大きくなっている木々や伐採した方が良さそうな木もありそうですが、まずは竹以外は全て残し、生活しながら取捨選択される方法を取ることに致しました。
900坪の内、北側の約300坪は法面と旧農道。ほとんどが竹に占領されています。
雑草も相当な量です。600坪の敷地を、どのように活用し、どう管理していくか、進入道路や家の配置をどうするか、住宅プランと同時に配置プランが大きな検討課題になりそうです。
ご夫妻のちょうど上のあたりに、ログハウスが建つことになると想像されます。
店舗を移転したばかりの、タカラスタンダードのショールームへ。
ご希望の図面もほぼ固まりつつありますので、設備機器の選択も図面に添った形で進んでいきます。
天窓・煙突
吹抜け下のリビングには将来薪ストーブの予定。煙突用の穴が屋根に造作されています。
吹抜けを見上げた北側の屋根には、120cm角の天窓が取り付けられました。
リモコンで動く電動天窓。雨を感知して自動で閉まる優れものです。
煙導囲(エンドウガコイ)の骨格が屋根に上げられました。
足場をずらしてこの上に固定設置されます。
家全体で一番塗装の落ちが早い破風と鼻隠。今回は無塗装の外装板を上張りして、その上から塗装します。その外装板が準備されています。
見掛けは少し落ちますが、再塗装の困難な場所には有効な方策の一つです。
煙導囲が設置され防水対策も施されました。
屋内では天井板が張られています。
天井板や床板が張られると、後からの配線が困難になります。電気工事会社と施主で、照明・スイッチ・コンセント位置などの最終確認をお願いしました。
内外造作
日一日と、家の内外の造作が進んでいきます。
屋根天井で断熱材の設置が始まりました。
年度替りの多忙な中、延岡在住の施主に無理に帰って頂き、親子で内部の点検と確認をお願い致しました。
システムバスと固定される浴室の窓。セトリングに対応すべく、土台とTボードに固定された注入材に窓を固定し、ログ壁とは絶縁してあります。
二階東側洋室と吹抜けの間の小窓。ストーブの熱を取り入れたり、一階の様子を見たり聞いたりと、いろいろ役立ちそうです。
その反対側には、トイレ洗面室に磨りガラスの小窓。
二階トイレの配管は、床下を通ってログ壁の上を外へ。
軒天井の中をログ最上段に添わせて端へ移動し、ノッチの横を真下の犬走りの中へ。
妻壁にも断熱材が設置されました。
ドーマーの壁にも断熱材。壁内の空気は屋根天井を通して、棟木の上に取り付けられる棟換気役物から排気されます。















































