リハビリとは?元に戻すことを目標にすると萎えるという説
左足小指を骨折して4週間目、ようやく固定の包帯が取れました隣の薬指が副え木の役割を果たしていて、2本はひと月ぐるぐると巻かれていました3週目くらいからは、薬指の付け根が痛くて眠れぬ夜もありましたおそらく、そろそろお互いに離れてもいいよ、の合図を薬指が出してくれていたように感じます晴れて包帯が取れて、お風呂にも全身で入れる喜びを感じていますまだまだ痛みは残りますが、ここからは安静期ではなく、動いていく時期ですまずは距離にして3キロ歩くようにしました徐々に歩く距離は伸ばしていく予定です足指を開いたり閉じたりする動きも始めました足の小指、身体の部分としては小さいですが、機能としてはやはり大事な役割を担っています包帯が取れて一日二日は固定された状態で馴染み始めてしまった身体の偏りのためか、偏頭痛やら腰痛やらで横になっていたほどですそれでも歩き始めて、だんだんと身体が動かせることが気持ちよくなってきました日一日と歩く速さも上がっています今は復帰の期間ですリハビリというと、元の状態に戻すという感じがしますが、接骨院の先生とお話ししていて、新たな視点をいただきました怪我をしたら、元には戻らないというより、過去に戻す必要はないただ、進化していくことはできる元に戻す前提にすると、あのときはああだったのに…今はできないと落ち込みます日々、進化していくことを見続けていくと、怪我をする前よりも体力など向上できるかもしれないと思います以前は歩こうとすら思わなかったのに、今は意識して歩くことができているそれだけで私にとっては進歩だなぁと感じますこれは内痔核根治手術の前後にも通じるものがあります私の肛門は明らかに進化したんだと思います前には戻っていない排泄習慣も生活習慣も仕事までがらりと変わった今回の骨折が私の人生に何をもたらすか?骨折前に戻らずに、さらなる進化をめざしていった先の景色を見てみたいと思います歩くだけで、今まで見過ごしてきた身の回りの自然がゆっくりと愛でられます焦りや慌てが私を支配していたかもしれません速さばかりを求めていた気がします