ユリノキ-家族はじめます!- -9ページ目

ユリノキ-家族はじめます!-

家族の笑えるエピソードを奇天烈な文章で綴る、おバカイラストエッセイ!
みんな笑って幸せになりますように!

さて、エッセイイストになるべく文学部を目指すことにした私は、とある私大の文学部に新しく文芸専修ができることを知った。

 

 

そこでは、文学作品を読んでレポートを書くだけではなく、自分で作品作り、はたまた自分の作品を卒業論文代りに出せるというのだ。

 

さらに、一般入試以外に、AO入試といって、自己推薦枠もある。

 

 

AO入試では、4000文字ほどの小論文に加え、当日の英語、国語、小論文のテスト+面接、に通れば合格できる。

 

 

「文章に始まり、文章に終わる」、入試から卒業まで文学に関われる、こんな素晴らしい大学はない!

 

この大学の文学部文学科文芸専修を第1志望として、高三より小論文対策を始めた。

 

皆が、普通科目を勉強している傍ら、ひたすら小論文を書き続ける。

 

「私…これに落ちたら、確実に浪人生だな…。」

 

もはや一か八かの賭けであった。

 

結果、見事合格し、夢に見た文学漬けの大学生活を送るに至った。

 

 

時は流れ、いよいよ就活の時期に入った。

 

「いきなりエッセイストなんて、無理だし…、まずは出版社に勤務しよう!!そこで本作りについて学ぶんだ!!!出版社なら

、親も文句は言うまい。」

 

出版社を第1志望に、地獄の就活が始まる。

 

リーマンショックと共に…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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声優の夢を諦めた私は、ある日、さくらももこのエッセイと出会った。

 

(前回のお話はこちら下矢印)

 

 

 

 

今まで本を読んで腹を抱えて笑うことがなかったのに、初めて爆笑を経験し、私の中でヘレンケラーが「ウォーター!」と叫ぶに至るような衝撃が走った。

これだ!!!

 

私もさくらももこのように、人を笑わせる文章が書きたい!!

 

そこで、日常をテーマに文章を書くことを習慣化した。

 

中学三年生の後半、国語の授業でスピーチをすることとなり、さくらももこのような文体でイギリス生活のことを面白おかしく書いたエッセイを読み上げた

 

すると、クラスの皆が大爆笑。

 

おお!

 

こんなにも私の文章がウケている!!

 

もっと書きたい、書き続けたい!!!

 

 

気づけばとある進学校へ進み、女子高生になっていた。

 

学校で一人芝居のような寸劇を披露して皆を笑わせることに勤しみ、喜劇役者のような日々を送る。

 

そうだ!!

 

中学の時のように、文章でも皆を笑わせよう!!

 

そこでとあるホームページを立ち上げ、そこに爆笑エッセイと称して、日常感じたことを思いのままに綴った文章を載せ、皆に広めた。

 

すると、友だちのお母さんたちまで読み始めるという良いのか悪いのかという事態に至った。

 

 

しかし、新作を楽しみ待っていてくれる人まで現れたのを期に、「文章を書く人になりたい!」と強く思い始める。

 

そう、エッセイストになる!!!

 

決意を固め、大学は文学部(文芸系)を目指すことに決めたのが、高校二年生の夏である。

 

 

 

 

 

+ゆりじのお仕事ヒストリア③+へ続く…。

 

 

 

 

 

 

 

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幼少期~小学校低学年頃将来の夢と聞かれたら、マンガ家と答えていた。

 

 

その発端は、美少女戦士セーラームーンの存在である。

 

 

当時、少女マンガ雑誌「なかよし」を購読し、いつの間にかセーラームーンの虜になっていた。

 

いつかこんなマンガを描きたいと、真似して描いたりしていたのを覚えている。

 

しかし、なかなか画力が上がらず…

 

絵を描くことは好きだけれども、どうも私には難しいのではないかと思い始めた。

 

学校や小さい子どもが好きだったので、現実的に学校の先生も悪くないか、と考え出した頃…

 

「ガラスの仮面」という、女優として天性の才能をもつ北島マヤの演劇人生を描いた漫画に出会った。

 

もともと、宝塚のお芝居を観たり、空想してマンガやアニメのキャラクターになりきってごっこをするのが好きだった私は、演技をするという面白さを再発見。

 

それからというもの、テープレコーダー物語の朗読マンガのアテレコをしたものを吹き込んだりして楽しんでいた。

 

美人でもないので、女優は無理そうだ。

 

しかし、声は顔を選ばない。

 

そうだ、声優になろう!

 

 

気づけば、中学生になっていたが、勉強に日々追われる中で、声優トレーニングブックを買い、ひそかに練習したりしていた。

 

いよいよ受験期にさしかかったが、机の上に「絶対、声優になる!」と志を書いた紙を貼り、夢を抱くことを諦めなかった。

 

しかし…

 

「なにこれ!」

 

ビリビリビリ。

 

「受験生なんだから、声優とか言ってないで、勉強しなさい!」

 

私の夢は、母の言動により一気に砕かれた。

 

ああ、私は両親が望むような学校に入り、体裁の良い仕事につくしかないのか…。

 

これしきのことで砕かれる夢。

 

今思えばそれまでの気持ちだったのかもしれない。

 

 

私は両親を説得できるほどの自信もなく、良い高校、良い大学、良い就職先の道に身をまかせていく。

 

果たして、いかに!?

 

 

 

+ゆりじのお仕事ヒストリア②+へ続く…。

 

 

 

 

 

 

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現在多忙につき、更新、大目に見ていただけると大変嬉しいです。

 

読者のみなさま、いつも大好きであります。

 

 

 

 

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夏休み、夫の実家がある富山に帰省した際、富山美術館に寄った。

 

事前に、るるぶ富山に載っていた「うんこ」のオブジェ土産もの屋で探し出す息子

 

「あれー?ないなー。ママ、ちょっとお店の人に聞いてくれない?」

 

「(え、なんで私が。)…すみません。うんちの形をしたお土産ってありますか?」

 

「あ-、ありますよ。よくお問い合わせいただくのですが、こちらですね。今、カラーは緑と茶色のみ取り扱っております。」

 

「茶色、欲しい…!」

 

茶、茶色…。

「何のために?」

 

「何のためにもならないけど、欲しいの!」

 

お店の人が吹き出している。

 

「おいくらですか?」

 

「こちら陶器でできた文鎮となっておりまして、3000円です。」

 

うんこ一つに3000円。

 

3000円出して、うんこ買うやついるのか?

 

「高いなぁ…500円くらいなら考えるけどさ。」

「欲しい!」

 

えー…。

 

「どうする!?」

 

お店の人が様子を伺っているの中、夫なおたんはパニクり、怒りとともにポケットに入った財布をまさぐる。

 

「もういいよ、出すよ!!!」

 

半分やけくそでキレ気味だ。

 

息子の脳内。

 

 

「やっぱりいい。」

 

 

夫のやけくそぶりを見て、うんこを買うことを物欲から洗い流した息子なのであった。

 

 

 

 

 

 

 

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