夏休み、夫の実家がある富山に帰省した際、富山美術館に寄った。
事前に、るるぶ富山に載っていた「うんこ」のオブジェを土産もの屋で探し出す息子。
「あれー?ないなー。ママ、ちょっとお店の人に聞いてくれない?」
「(え、なんで私が。)…すみません。うんちの形をしたお土産ってありますか?」
「あ-、ありますよ。よくお問い合わせいただくのですが、こちらですね。今、カラーは緑と茶色のみ取り扱っております。」
「茶色、欲しい…!」
茶、茶色…。
「何のために?」
「何のためにもならないけど、欲しいの!」
お店の人が吹き出している。
「おいくらですか?」
「こちら陶器でできた文鎮となっておりまして、3000円です。」
うんこ一つに3000円。
3000円出して、うんこ買うやついるのか?
「高いなぁ…500円くらいなら考えるけどさ。」
「欲しい!」
えー…。
「どうする!?」
お店の人が様子を伺っているの中、夫なおたんはパニクり、怒りとともにポケットに入った財布をまさぐる。
「もういいよ、出すよ!!!」
半分やけくそでキレ気味だ。
息子の脳内。
「やっぱりいい。」
夫のやけくそぶりを見て、うんこを買うことを物欲から洗い流した息子なのであった。
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