2時間のスパ体験も終わり、いよいよフライトが近いため、空港までやって来た。

ガイドのスハルタさんは、空港での手続きの仕方を説明してくれた後、私たちが見えなくなるまで見送ってくれた。

「誠実だ…。」
「きっと家族からも頼りにされているんだろうね。」
◇
手続きを済ませ、空港内で土産物を物色していると…
どぶねずみらしき、どでかいネズミが、店の前を横切った。

「ね、ねずみぃ~~!!!」
さすがインドネシアである。
前に祖父の家に住んでいた際、台所に出た野ネズミを見て、おったまげた末、シンクに尻をはめた母親が見たら気絶するだろう。
土産物を一通り見終わったので、プレミアムラウンジと呼ばれる、申し込んだ人しか利用できない、空港内の快適なラウンジへと移動する。
ここでは、ゆったりとしたソファに座りながら、軽食をとったり、雑誌が読めたりするのだ。

マッサージの余韻が残っていた私。
夜の23時ということもあり、うとうとしていた。
しかし、ダーリンは、まだまだ元気いっぱいといった様子で、日本から持ってきた暇つぶし用の懸賞間違い探しを本気で取り組んでいた。

◇
早くも離陸の時間となり、私たちは飛行機に乗り込んだ。
離陸時のゴゴゴォという音と共に、5泊6日のバリ島での思い出がよみがえってくる…。

眠りに入る直前の思い出のコマは、ダーリンの微笑んだ顔だった。
番外編「バリ島のお土産コーナー」へ続く…
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