マッサージ店でシャンプーを体中に塗りたくられた我々は、サヌールの雑貨&カフェ通りを散策しつつ、夕食処である「バビグリン・サヌール」という豚料理の有名店を目指すことにした。
歩いていて目に留まったのは、「アグン」というアタバッグ店だった。
ここは、ガイドブックにも載っており、他のアタ製品を扱う店よりもいくらか安いらしい。
店主であるおばちゃんに見つめられながら、品定めを始める。
大きさは、大きく3つに分けられ、デザインは多種多様であった。
なかでも、三日月型のバッグに惹かれたのだが、
色が赤いというところが引っ掛かった。
「This is 320000 Rp !!(これは、3200円よ!)」
「私は赤くないのが良いっす。茶色のが欲しいっす。」
「This is brown, brown , brown...(これも茶色だし、あれも茶色よ。」
「そうじゃなくて。この三日月型の茶色が欲しいのよ。」
「No...........」
三日月型で茶色の商品はないようで、私は泣く泣く他のバッグを購入することにした。
それが、これだ!!
コロンとした形で、花があしらわれたデザインが可愛い。
「いくらですか。」
「300000 Rp !!(3000円よ!)」
「まけてくだせ~。よし、2500円でどうだ!」
「NO!!」
「じゃあ、2600円!!」
「アグン安い!他の店、高い!見てみたらわかル!」
「ふむ。よし…じゃあ2700円!」←懲りない奴
「No....じゃあ、2900ならOK...」
「でも、今、ちと持ち金が2800円しかないのよ。」←嘘
「・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・。」
「あなた…特別…OK・・・。」
おばちゃんとの死闘の末、いくらか安く手に入れることができた。
そんなやり取りの横で、ダーリンは、なるべく私たちの戦いに巻き込まれないよう、忍法「オーラ消失の術」を使っているのであった…。
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