シーウォーカーができる場所へと向かう小型船で酔った私。
![ユリノキ―夫婦始めます!芽ぶ記―](https://stat.ameba.jp/user_images/20130821/07/lily-and-dandelion/ba/68/j/t02200102_0448020812655742794.jpg?caw=800)
気分が優れないまま、専用のヘルメットを装着させられる。
ヘルメットは予想以上に重く、肩の骨にあたり、痛みを感じた。
インストラクターに誘導され、水の中に入る。
耳がつまったら、耳抜きをしなければならないプレッシャー、水圧に負けそうになる体、ヘルメットが食い込む肩の骨、完治しない船酔い…。
その4重苦は、装着したヘルメットより重かった…。
何とか勢いで、海底に足をつけることができ、インストラクターに手を引かれ、海中散歩がスタートした。
ダーリンも月面を歩くかのようにぷわぷわとしている。
インストラクターは、餌付け用の道具をくれた。
ただ持っているだけで、次から次へと魚が寄ってくる。
初めは指などをつつかれ、その可愛さに癒されていたが、これでもかと魚がやってきて、
ついには、私の視界は全て魚になった。
魚以外のものが何も見えず、恐ろしい…。
さらには、無数の魚に身体を叩かれ、軽い暴行にあった。
肩にのしかかるヘルメット、残る船酔い、魚に叩かれ続ける身体…。
これは何の拷問だ…。
しかし、海の中なので、誰にも愚痴れず、
インストラクターの「楽しいだろ?」の合図に、「あぁ、楽しいよ…。」と答えるしかないのだった。
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