バイオエタノールあれこれ -3ページ目

Novozymes社動く!

Novozymes社動きだしましたねー
大分酵素は安くなってるのかな?

http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2008121060630
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海外発表、Novozymes社、中国のバイオエタノール用酵素の生産設備を世界最大規模に拡張

 デンマークNovozymes社は2008年11月24日、中国で世界最大の酵素発酵生産設備の落成式を行ったと発表した。Novozymes社はバイオエタノール業界向けに中国江蘇省太倉市にあるHongda 施設での酵素生産能力を05年から継続的に拡充しており、雇用者数は当初の約3倍以上になった
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代替エネルギーの本命はバイオ?それとも原子力?←ほんとははどうなのよ!

こちらは、日経BP社サイトより。
鉄腕アトムが生まれ、アトムの妹分はウランちゃん。
21世紀には、核融合技術が確立し、人工太陽が生まれると期待された。

しかし、そこに至る前に、核分裂によるエネルギー生産技術が世界に広がり、核爆弾と背中合わせのすれすれの状況でエネルギーを消費している。


代替エネルギーではなく、持続可能な、再生産可能なエネルギーの本命は何なのか?
この文章が何を提起してくれるのか?

少し立ち止まって、これを読んで頂けませんか?
みなさんは、いつものご自身の生活からエネルギーを考えることなく、お子様がいらっしゃる方々は自分の子供たち、そして孫の世代。あるいは、まだ見ぬこれから生まれるであろうご自身の子孫に向けて、少し地球を上空から、宇宙から眺める気持ちで読んでみて下さい。

あなたには、正解に映りますか?
それとも・・・

http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20081208/118140/
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バイオ燃料の課題

 化石エネルギーの代替としてバイオ燃料が関心を集めている。話題の主役である非在来型バイオマス燃料は、エタノールと脂肪酸のメチルエステルの二つで、いわゆるバイオエタノールとバイオディーゼルである。
 これらが化石エネルギーに代わって普及するためには、以下の三つの課題を解決する必要がある。

食料との競合
生産量
環境影響や労働条件などの社会的影響

 自明のことだが、食料と競合するようなエネルギーの大量利用は不可能である。そもそも、世界中の穀物を全部エタノールに換えたとしても、全エネルギー需要の4~5%にしかならない。
 次に量であるが、現在、非在来型バイオマスエネルギーが全エネルギー利用に占める割合は約0.2%だが、これを一桁上げて2%にしようとしたら、単純に、現在の農地面積を一桁分増やさなければならない。バイオエタノールへの依存度が高くなればなるほど、膨大な農地が必要になる。そうなれば、森林を農地へ転換することによる自然破壊や生態系への打撃、生産者の労働条件などの社会経済的な問題も起こってくるだろう。それでも、2%では化石エネルギーを代替するとは言えない。
 現在は、ブラジルのように人力や畜力、農業廃棄物をエネルギー源とする、いわば前近代的な農業と工業でエタノールを生産している場合は、化石燃料の消費が小さく二酸化炭素(CO2)排出の低減に貢献する。しかし、効率が悪い。今後、もしエタノールの需要が増えれば、効率よく生産するために化石燃料を投入することになる可能性が高い。なぜなら、前近代的農業の一人あたりのGDP(国内総生産)は工業国に比べ圧倒的に小さく、経済性を上げようとすれば、化石エネルギーの大量投与による近代的大規模農業にならざるを得なくなる。そうなれば、カーボンニュートラルには程遠くなり、米国のトウモロコシのように、CO2削減に貢献する要素はほとんどなくなる。農業や林業の実態を知ったうえで議論すべき問題である。


 バイオマス資源のうちセルロース系は食料との競合が小さいが、資源が広い地域に薄く分布している。それを集めて分離精製し、エタノール発酵用のセルロース原料にする際に多くのエネルギーが必要になる。また、エタノール発酵のプロセスは、現状では、生産速度が非常に遅く、収率も悪いので、廃棄物も大量に出る。
 セルロース系バイオマスは、代替エネルギーとして期待できないわけではないが、海水中のウランと似たような状況である。現在の技術が少々進歩しても、生産が20年後に商業ベースに乗るとは考えにくい。今は、この状況を打開できるような技術革新をめざして、研究開発を着実に進めていくことが大事であろう。


新エネルギーの評価

 新エネルギーに分類されている技術としては、バイオマスに加えて前編で取り上げた太陽光や風力などもある。さらには、小規模水力発電や海洋エネルギー発電があり、これらは温度差や波の力、水の流れなどをエネルギー源とする。
 このうち、小規模水力発電はメリットもあるが、大量のエネルギーを供給することは難しい。水車を回して電気を起こすとか、水車で脱穀をするなど、小規模での利用のように、地産地消で完結する範囲では有効な場合もあると思うが、石油換算110億tの総エネルギー消費量に比較して、新エネルギーによる代替を論じる場合には、このような小規模の仕組みでは明らかに荷が重い。一方の海洋エネルギー発電は、今までのアセスメントを見る限り、プラス要因はあまりなく、経済性はないと言わざるを得ない。
 このほかにも、宇宙空間に太陽電池パネルを広げてマイクロ波などで送電するという太陽光発電のアイデアもある。不可能ではないと言われているが、コア技術のほかに周辺技術が成熟し、総合的な技術として現実性を帯びてから評価して、採用するかどうかを判断してほしいと思う。現在の段階では、実験室レベルの技術でありアイデアの域を出ているとはいえない。


 人間は、膨大なエネルギーを使っている。古代の自給自足の生活と比べると、一人あたり100倍近いエネルギー量になるだろう。現在の化石資源に代わる新しいエネルギー源を見い出し、需要に耐える量を生産する技術を開発し、商業ベースに乗せていくことは、簡単なことではない。琵琶湖の水をひしゃくで汲み出すような方法では、とても追いつかない。
 無論、実験レベルでの検証を重ね、技術開発を続ける必要はある。しかし、新エネルギーに限らないが、研究レベルを超えて実用・産業レベルに至るまでには、技術的な課題以外にも、いくつものハードルを乗り越えなければならない。筋が良く見込みのある技術を早い時期で選別して、その開発に完成時期、つまり時間軸を正しく設定して注力すべきである。


原子力の可能性と問題点

 温室効果ガスをほとんど排出しないという点で、原子力エネルギーが見直されている。原子力発電は新エネルギーと違って、現在でも全エネルギーのうち約10%を担い、商業ベースにも乗っている。それゆえ、代替エネルギーとしての優先順位は非常に高い。
 原子力利用を増やすには、放射性物質の漏洩に対する安全性の確保と、燃料の再処理サイクル技術をいかに完成させるかにかかっている。しかし、供給量を考えると、他の新エネルギーなどに比べて原子力発電の可能性は数段高い。

 問題は、社会的受容性である。新潟県中越沖地震では想定以上の強さの地震が起きた結果、想定外の故障やトラブルがあったのは事実。しかし、大きな問題は発生せず、肝心の原子炉自体は安全に停止した。このような事実と結果を生かし、そのことを社会が共通に認識するための努力をしつつ、より安全で安心できる技術へと高めていけばいいのではないかと思う。
 むしろ、危惧されるのは、途上国で安全性を十分に考えないで原子力発電設備をつくった場合にどうなるかということである。原子力の平和利用に関する認識や安全に対する技術を十分に持たない国までが、原子力発電施設を持つことで引き起こしかねない安全の問題は、これから大きくなってくると思う。

 翻って日本も、健全な利用状況にあるとは言えない。「公共のための必要性は理解できるが、自分の家の近くにはあってほしくない」という感情を「ニンビー(NIMBY: Not In My Back Yard)」ということがあるが、この感情を払しょくするほどに原子力発電が信頼されているとは言い難い。
 事故に対する不安は、安全性への信頼が持てない限り払拭できない。企業側は社会的な許容性を高めるための努力と、技術開発の努力をしているのだろうが、十分とは言えないように思う。他方、市民やマスコミ、企業、行政のいずれもが過敏になりすぎているようにも見える。交通工学の先生から、国鉄時代の出来事として聞いた話だが、かつて列車事故があった際に、事故を起こした列車の車掌と国鉄本部との連絡が、スイッチの押し間違いで乗客に筒抜けになったことがあったという。本来、官僚的な体質で公式発表まで外には情報を漏らさないはずだったのが、実情が本音でかつリアルタイムで語られた。そのため、かえって、乗客は状況を理解し、安心できて、その結果、苦情も少なかったという。

 情報を常にオープンにして議論しながら、共通の議論の場を設けるようになれば、社会との関係ももっと健全になるだろうし、安全性の認識もかえって高まるのではないだろうか。
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御園生誠(みそのう まこと)先生の上記文では、結局原子力を受入れよということなのだろうか?
バイオマスエネルギーについては、『今は、この状況を打開できるような技術革新をめざして、研究開発を着実に進めていくことが大事であろう。』と結んだ。原子力についてはいかがであろうか?これは技術的に確立されたものなのか?

如何にも、産業界はそれが確実で現実的なビジョンであるかの様に見せるが、どうも私自身は疑わしく考えている。結局、一般市民には分かり難いところは隠され、人や社会の犠牲の上に成立ち、商業ベースで日々大規模な実験が繰返されている様にしか見えない。

それだけではない。
原子力は、同時に後世にツケを残す廃棄物も作り出している。
これでいいのか?

20世紀社会は、大量生産、大量消費で、そのツケを、貧困層に負担を強いて来た。
廃棄物処理は、今や環境の分野で非常に興味を持たれる世界になって来たが、そこまで支えて来た社会基盤があってこそである。あるいは、開発途上国にツケが回っていないだろうか?

ウランの精製はどうだ?
核燃料廃棄物の受入れはどうだ?

今一度、少し立ち止まって、一緒に考えて頂けませんか?
みなさんは、いつものご自身の生活からエネルギーを考えるのではなく、お子様がいらっしゃる方々は自分の子供たち、そして孫の世代。あるいは、まだ見ぬこれから生まれるであろうご自身の子孫に向けて、少し地球を上空から、宇宙から眺める気持ちで読んでみて下さい。

あなたには、正解に映りますか?
それとも・・・

あきたバイオエタノールフォーラム

こちらは、秋田県ホームページから。
今、秋田県は、『美の国あきた』と言ってるんですね。
私は、イメージが合ってると思います。
美・・・ですか。

では、どうぞ!

http://www.pref.akita.lg.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1228464921811&SiteID=0000000000000&FP=whatsnew
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あきたバイオエタノールフォーラムを開催しました
12月4日(木)秋田拠点センターアルヴェ・多目的ホールで「あきたバイオエタノールフォーラム」が開催されました。はじめに東京大学大学院農学生命科学研究科の五十嵐泰夫教授が「地産地消型バイオエタノール-課題は何か?日本で何ができるか?」と題して基調講演を行いました。

報告と講演では、まず秋田県農林水産技術センター総合食品研究所の進藤昌主任研究員が「秋田のバイオマスからバイオエタノールをつくる」、次に東京大学大学院農学生命科学研究科の森田茂紀教授が「イネのバイオエタノール化のポテンシャル」、最後に東京大学大学院農学生命科学研究科の五十嵐圭日子助教が「セルロース系バイオマスからのバイオエタノール製造技術と課題」と題して発表しました。

会場を埋めた約250人の参加者は、国内はもちろん国際的にも注目されている講師陣の講演を真剣に聞き入っていました。
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宇都宮でテンサイ収穫

今日の記事は、読売オンラインの栃木の記事です。
甜菜が収穫されたとのことですが、宇都宮でテンサイとはなぜなんでしょうか?
北海道の製糖事業でさえ、苦労しているのに・・・こうやって、一つ一つを繋げられない、やり方。
制度が悪いのか、行政が悪いのか?政府が悪いのか?
ビジョン持った人を頭に付けないと!!

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20081204-OYT8T00905.htm
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テンサイを収穫

 テンサイを収穫 県農業試験場(宇都宮瓦谷町)で、バイオエタノールの原料として今年から試験栽培しているテンサイの収穫が行われている=写真=。

 根の部分は直径10センチ~15センチ。同試験場研究員の手塚香里さん(26)によると、夏場、雨が続いた影響で病気にかかり、葉が腐るなどしたため、「十分な成長とはいえない」が、20アールで約12トンと目標の約8割程度の収量は確保できそうだという。今後、収穫したテンサイを北海道農業研究センターに送り、糖分などを分析してもらい、来年以降の栽培に役立てる。

(2008年12月5日 読売新聞)
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あらあら、こんなことに貢献してしますとは・・・

いや、確かに。
その食味から食用には適さないとされる多収穫米ですが、米は米ですから、食べられて当然。
バイオエタノールを考えるはずが、養鶏の方に回るんですね。

いや、確かに、燃料を作るより飼料にして頂いた方が、経済価値もあるでしょうね。
バイオエタノールはどこへ行く?

こちらは、毎日新聞さんサイトから
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20081128ddlk40040470000c.html
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城井ふる里村:地元産多収量米で養鶏 販売の鶏卵好評--築上 /福岡

 ◇「業者双方に利益」期待
 築上町下香楽の採卵養鶏場・鶏卵直売所「城井ふる里村」が、地元産の多収量米を入れた飼料による試験養鶏を始めている。(1)輸入飼料の低減による生産コストの抑制(2)減反政策が生んだ転作・休耕田問題の解消(3)飼料の地産地消--の一石三鳥が狙い。徳永隆康社長(58)は「米の生産者と養鶏業者の双方に利益が出るようにしたい」と期待している。

 多収量米は、転作・休耕田で栽培した米からバイオエタノールを製造する国の事業に応募するため、町が06年から生産を奨励。事業が不採択となった今も農家4軒が栽培している。町は転作・休耕田の有効活用や今後のバイオ燃料生産を念頭に、生産を発展させる計画だが、事業不採択で余った米の活用法を模索していた。

 そこで町は、輸入トウモロコシの高騰に頭を悩ませていたふる里村と生産者を橋渡し。ふる里村は10月中旬、飼育している成鶏3万羽のうち500羽に、輸入トウモロコシを多収量米に代えて与え始めた。その結果、従来27%だった国産飼料率は97%に達した。米入り飼料を食べた鶏の卵は直売所や道の駅、北九州市内のエフコープなどで1個40~50円で販売、好評だという。

 多収量米の生産者は国と町の補助・交付金を受け取るほか、1キロ30円でふる里村に売るが、採算はギリギリだ。多収量米販売のために築上町の農家3軒で今年4月につくった「周防灘飼料生産組合」の田中祐輔会長(63)は「多収量米の栽培は新規な投資もいらず、町内のふる里村で買い取ってもらえるため、農家としても安心。価格の面も含め、養鶏場への出荷が安定すればこれからも作っていく」。徳永社長は「米の(飼料を食べた鶏の)卵の売れ行きがよければ米で育てる鶏も増え、農家にも喜んでもらえる」と期待している。【出来祥寿】

〔京築版〕

毎日新聞 2008年11月28日 地方版
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あら?ブドウ糖を得るのに、こんな複雑な方法で採算得られるのかしら?

こちらも日刊工業新聞さんのサイトから。
KRIという会社が、『バイオエタノール原料をセルロースから効率生産』する手法を開発したらしい・・・。

株式会社KRIは、大阪ガスの出資で、1987年の設立。
2003年まで株式会社関西新技術研究所として知られていた企業のようだ。

株式会社KRI会社概要
http://www.kri-inc.jp/aboutkri/profile/index.html

以前にご紹介した、バイオエタノールジャパン関西は、基本的に希硫酸法で木質バイオマスの糖化工程を行っている。ただ、なかなか採算が合わない中、石油業界の協力も得られず、ご苦労されている様子だ。

バイオエタノールジャパン関西
http://www.bio-ethanol.co.jp/

希硫酸法では、糖化工程で、フルフラール等の後工程に影響する副成生物が発生することは知られている。
その生成についての問題解決は必要ではあるが、そこがボトルネックではない・・・と考えるのだが。


http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720081203caah.html
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KRI、バイオエタノール原料をセルロースから効率生産
 KRI(京都市下京区、成宮明社長、075・315・9242)は、バイオエタノールの原料となるグルコース(ブドウ糖)を90度Cの低温でセルロースから分離する技術を開発した。窒素系有機溶媒をイオン液体に添加した同社開発の溶液と希硫酸でセルロースを処理し、加水分解などを行えば副生成物を発生させずにグルコースを取り出せる。分解の難しいセルロースを効率的にバイオエタノール化できるため、今後は実用化に向けた研究を進めていく。
 新技術ではセルロースを溶解した溶液に希硫酸を注入する。同溶液を約90度Cに加熱してから加水分解すると、約20分間で、溶解したセルロース量のうち90%をグルコースとオリゴ糖の混合物として抽出。次にオリゴ糖などを分離し、グルコースのみを含んだ溶液を水で希釈した上で酵母を使って発酵すればエタノールとして利用できる。今回の技術を使えば、大量のグルコースの効率的な生産が可能。
(掲載日 2008年12月03日)
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東京農工大、低濃度バイオエタノールから水素

こちらは日刊工業新聞さんのサイトから。
あらあら、東工大さんは、面白いことやるけど、これ何かに役に立つのか!

エネルギー収支を評価するとどんな結果となるのか。
そこまで見極めたいものです。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620081203eaad.html
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東京農工大、低濃度バイオエタノールから水素を高効率発生させる反応器を開発
 東京農工大学工学府の亀山秀雄教授らは、低濃度のバイオエタノールから家庭用燃料電池用の水素を高効率で発生させる反応器を開発した。水素と同時生成され反応の邪魔をする二酸化炭素(CO2)を吸着・除去する仕組みで、純度30%エタノールでも反応が進むようにした。自動車燃料に使うバイオエタノールは100%に近い高純度が必要で、精製に多大なエネルギーを消費する。これに対して今回のエネルギー利用効率は自動車燃料の4倍になるため注目されそうだ。
 この研究は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「革新的技術の研究」で手がけた。反応器は、ニッケル系水蒸気改質触媒と、リチウムシリケートを塗ったCO2吸収体で構成。電気を通して加熱できる多孔質アルマイトの土台物質(担体)に、それぞれ載せた。原料の純度30%のエタノール蒸気からまず、500度Cにした触媒で水素を発生させるが、平衡反応で途中で止まってしまう。
(掲載日 2008年12月03日)
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京都・RITEのその後

みなさまお久しぶりのLignoです。
1年前は、バイオエタノール・ネタがわんさかありましたが、どうも今では下火。
経済産業省も環境相の政策として打ち出しているのになぜでしょう?

農林水産省もやっています。
研究や実証事業ネタは今も継続している様ですが、根本的に見えていない部分があるのではないでしょうか?
しばらくそんなことにも目を向けながら、少しずつ書いて行きたいと考えて、また始めて行きます。

こちらは、毎日新聞さんの11/23の記事。
ちょっと遅くなりましたが、RITEのその後を知って行くためにもお知らせします。

RITEさんは、今年度の第18回「日経地球環境技術賞」大賞を受賞したことでも、注目されている様ですが、果たして・・・

RITEバイオ研究グループのサイトはこちら
http://www.rite.or.jp/Japanese/labo/biseibutsu/01/01_top.html

毎日新聞報道
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20081123ddlk26040311000c.html
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追跡京都2008:稲わらから自動車燃料のバイオエタノール /京都

 ◇食料不足、エネルギー問題 実用化で一挙解決ヘ
 関西文化学術研究都市にある財団法人「地球環境産業技術研究機構」(RITE、木津川市)が、稲わらから自動車燃料のバイオエタノールをつくる研究を進めている。バイオエタノールといえば、トウモロコシを使ったものが米国などで盛んだが、捨ててしまいがちな稲わらを原料にすることで、食料不足とエネルギー問題を一挙に解決する夢のようなバイオ技術だという。実用化されるのはいつの日だろうか? 研究の進展ぶりを追った。【玉置勝巳】

 ◇RITE、12年の生産目指す
 トウモロコシのバイオエタノールは、トウモロコシを発酵させてつくる強い酒と同じもの。つまり、酒を燃料にして車を走らせているようなものだ。トウモロコシの主産国・米国は、9年後にはバイオエタノールを年間1億3000万キロリットル生産し、一方でガソリン消費量を25~30%減らす計画だという。

 しかし、米国のバイオエタノール生産は、トウモロコシ価格の高騰や、作付面積の拡大による大豆などの食料不足を招いている。このため、米国をはじめ世界各国が、トウモロコシに代わる非食料の稲わら、麦わらなどからアルコールをつくる新しい微生物の開発にしのぎを削っている。

 RITEは、7年前に新微生物の研究に着手。遺伝子組み換え技術を駆使して、05年に、わらのセルロース成分からつくった糖類をアルコールに変える「RITE菌」を完成させた。バイオ研究グループリーダーの湯川英明さんは「RITE菌は稲わらからバイオエタノールを大量生産できる優れた菌。わら1キロからバイオエタノール300グラムをつくる能力がある。この分野で我々は世界の最先端を走っている」と自負する。

 バイオエタノールの製造過程を撮影するため、実験室に入った。直径10センチほどの筒状の透明容器の中で、黄土色の液体がかき混ぜられていた。いわば“わらの酒”だが、味の方は「とても飲めたものではないと思いますよ」と研究員が笑った。

 実用化については、06年にホンダの研究開発子会社「本田技術研究所」(埼玉県和光市)と技術提携。09年に国内で大量生産の実証実験を実施する予定で、12年ごろには本格的な生産化を目指している。湯川さんは「日本の休耕田を結集してわらを作り、RITE菌を活用すれば600万キロリットルのバイオエタノールをつくれる計算になる。これは日本の年間ガソリン使用量の10分の1に匹敵する。しかし、採算性を考慮すると、海外の広大な土地での大規模生産も考えて開発を進める必要がある」と説明する。

 トウモロコシという食料で燃料をつくるのは「もったいない」という気持ちが働く。栽培から燃料生産まで、多大なエネルギーが必要で効率が良くないという課題も残る。しかし、わらからつくった燃料で車が走るというエネルギー革命は、もうそこまで迫っている。

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 ◇地球環境産業技術研究機構(RITE)
 革新的な環境技術の開発と二酸化炭素(CO2)吸収源の拡大を、国際的に推進する中核的研究機関として90年7月、木津川市の関西学研都市エリアに設立された。本部の研究員数は約130人。CO2分離・回収・貯留技術、植物によるCO2大規模固定化技術など四つの研究グループが活動している。

毎日新聞 2008年11月23日 地方版
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ベトナムでもバイオエタノール

ベトナムでも始まってますねぇ。

http://www.viet-jo.com/news/economy/080307032451.html
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クアンガイ省:英企業 バイオエタノール生産へ
2008/03/07 19:12 JST配信
 南中部クアンガイ省人民委員会は6日、イギリスのブロンズオーク社と石油ガスサービス総公社が同省のズンクアット経済区にバイオエタノール生産工場を建設することで合意したと明らかにした。面積30~50ヘクタールの敷地に、年産1億5000万リットルのバイオエタノール工場を建設する計画。投資額は2兆2000億ドン(約150億円)。
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オノエンですねぇ。さて、選択肢は??

http://www.asahi.com/business/toyo/kabuto/TKZ200803040010.html
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オエノンHDは安値更新、バイオ燃料思惑底流し低位値ごろ妙味
2008年03月05日15時34分

 オエノンホールディングス(2533)は、2円安の190円と4営業日続落し連日の昨年来安値更新となっている。2月8日に発表された前2007年12月期業績は、輸入原料の原料用アルコールや原料用コーンの価格急騰を要因に再度下方修正され、経常利益が前々期比36.6%減の14億9300万円と大幅減益となった。今08年12月期業績は、経常利益が前期比42.9%増の20億5000万円と回復を見込む。昨年12月13日に起工式を行ったバイオエタノール技術実証プラントの建設を受けてバイオ燃料関連思惑が底流しており、原油高によって見直される余地もある。同プラントは、プループ会社の合同酒精の苫小牧工場内に44億円を投資し2009年3月に完成、コメを原料に年産1万5000キロリットルで生産を開始、バイオ燃料関連の有望株に浮上する。株価は、PBR0.7倍台、配当利回り3.6%と下げ過ぎとなっている。底値買い妙味が膨らんでくる。
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