あらあら、こんなことに貢献してしますとは・・・ | バイオエタノールあれこれ

あらあら、こんなことに貢献してしますとは・・・

いや、確かに。
その食味から食用には適さないとされる多収穫米ですが、米は米ですから、食べられて当然。
バイオエタノールを考えるはずが、養鶏の方に回るんですね。

いや、確かに、燃料を作るより飼料にして頂いた方が、経済価値もあるでしょうね。
バイオエタノールはどこへ行く?

こちらは、毎日新聞さんサイトから
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20081128ddlk40040470000c.html
※情報元URLを掲載しておきますが、サイトによっては、上記URLが既に消えている場合もありますので、同時にそのコピーを掲載します。

(以下、コピー)
城井ふる里村:地元産多収量米で養鶏 販売の鶏卵好評--築上 /福岡

 ◇「業者双方に利益」期待
 築上町下香楽の採卵養鶏場・鶏卵直売所「城井ふる里村」が、地元産の多収量米を入れた飼料による試験養鶏を始めている。(1)輸入飼料の低減による生産コストの抑制(2)減反政策が生んだ転作・休耕田問題の解消(3)飼料の地産地消--の一石三鳥が狙い。徳永隆康社長(58)は「米の生産者と養鶏業者の双方に利益が出るようにしたい」と期待している。

 多収量米は、転作・休耕田で栽培した米からバイオエタノールを製造する国の事業に応募するため、町が06年から生産を奨励。事業が不採択となった今も農家4軒が栽培している。町は転作・休耕田の有効活用や今後のバイオ燃料生産を念頭に、生産を発展させる計画だが、事業不採択で余った米の活用法を模索していた。

 そこで町は、輸入トウモロコシの高騰に頭を悩ませていたふる里村と生産者を橋渡し。ふる里村は10月中旬、飼育している成鶏3万羽のうち500羽に、輸入トウモロコシを多収量米に代えて与え始めた。その結果、従来27%だった国産飼料率は97%に達した。米入り飼料を食べた鶏の卵は直売所や道の駅、北九州市内のエフコープなどで1個40~50円で販売、好評だという。

 多収量米の生産者は国と町の補助・交付金を受け取るほか、1キロ30円でふる里村に売るが、採算はギリギリだ。多収量米販売のために築上町の農家3軒で今年4月につくった「周防灘飼料生産組合」の田中祐輔会長(63)は「多収量米の栽培は新規な投資もいらず、町内のふる里村で買い取ってもらえるため、農家としても安心。価格の面も含め、養鶏場への出荷が安定すればこれからも作っていく」。徳永社長は「米の(飼料を食べた鶏の)卵の売れ行きがよければ米で育てる鶏も増え、農家にも喜んでもらえる」と期待している。【出来祥寿】

〔京築版〕

毎日新聞 2008年11月28日 地方版
(以上、コピー)