バシャール2006―バシャールが語る魂のブループリント/ダリル・アンカ
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こんにちは、リブラです。

今回も前回の「痛みや怖れが強くてツールも使えないとき」に、

バシャールがすすめる「パーソナリティの再結晶化」について

のお話です。


《感情-「幸せ」を感じる》


「パーソナリティの再結晶化」は、パーソナリティの3つの側面である

①観念・定義

②感情・思考

③ふるまい(行動・反応)

の③から逆に分解していくもので、前回はネガティブなふるまいの元

になる身体の意識との対話や、ネガティブな暴走への対処につい

お話しました。


今回②感情・思考のネガティブ回路を分解していきます。


「痛みや怖れ」はすべて過去の記憶に結びついています。

過去の「痛みや怖れ」の体験をイメージさせる事象に遭遇したとき、

わたしたちは脳の中でそのイメージを再現させ、怒りや恐怖の思考

が働き、その指令を受けて怒りや恐怖で警戒させるホルモン、ノル

アドレナリンが分泌され、ネガティブな感情に駆られて苦痛を味わう

ことになります。

不快な感情の原因をわたしたちは自分の外側に探しますが、実際

にはすべて脳内劇場で上演されるドラマが誘発している感情なの

です。


こうしてみると、感情もある意味自由選択で体験しているなあと思い

ます。

過去に体験した「痛みや怖れ」をイメージさせる事象に遭遇したとき、

思考はその危機を回避するために、ネガティブシュミレーションをし

て警告しているだけなのです。

そこでネガティブな感情まで発生させて苦しむ必要はないのです。

ネガティブシュミレーションのイメージ上映をやめればいいだけです。


実際にはどうするかというと、「痛みや怖れ」の原因を自分の外側の

せいにしないことです。

自身の脳内で起きていることなのに、外に原因を求めるからネガティ

ブな思考が止められなくなるのです。


そしてネガティブな感情に駆られているときの思考は、何も役に立た

ないことを覚えておきましょう。

脳が不快な気分になっているときに考え出されたことなんて、心も身

体も抵抗するからうまく働く可能性は低いのです。


「痛みや怖れ」が脳でつくられるイメージなら、「幸せ」だって自分の

頭の中で創り出し、感じることも可能です。

「幸せ」はそれを感じる能力が高いほど受け取れるのです。


怒っているときに大好物の食べ物を出されても、少しも美味しいとは

感じません。

でも、うれしい感覚とともに食べるものは、質素なものでも美味しかっ

たりします。


「痛みや怖れ」をイメージさせる思考が浮かんだら、その状態で未来

のことまで考えるのはやめましょう。

いま、嫌なことが起きているから未来も続くのではなく、

嫌なことをイメージし続けるから、嫌な未来への思考回路が作られて

しまうのです。


どうしてもネガティブ思考が止まらないときは、いま、この瞬間だけ

ホラー映画に付き合うかという感じで、第3者視点で眺めるよう試み

てください。

ネガティブな思考が浮かんでも、感情まで焚きつけなければ苦痛や

怖れは感じないはずです。


ネガティブな妄想ができるということは、ポジティブな妄想も

できるということをお忘れなく。

ネガティブな思考が止まったら、幸せな気分になる妄想を未来では

なく、いま、この瞬間にいて味わってください。

それが幸せな思考回路を創り、幸せな未来へとレールを引いてくれ

ます。

脳内で思い描くイメージで、「魂のブループリント」に刻まれた多くの

並行未来は瞬間、瞬間選択されるのです。

そして思考は現実化されるのです。


次回もこの続き<観念-怖れや痛みについてただ考える>に

ついてのお話を予定しています。


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