一瞬で自分を変える法 (知的生きかた文庫)/アンソニー・ロビンズ
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こんにちは、リブラです。


今回は「一瞬で自分を変える法」を理解するために欠かせない、NLP(神経言語プログラミング)のお話をしようと思います。


アンソニー・ロビンス氏を肥満や経済問題、人間関係の悩みから救い出した、彼の成功に欠かせないツールとなったNLP。


この本を実用的に使いこなすためには、NLPを使える知識だと理解することが鍵となります。


もちろん、本の中に簡単な説明が書いてありますが、実践派のアンソニー・ロビンス氏は使い方を中心に話を進めていますので、わたしはこのツールがどういうもので、何の目的のために作られたものなのかを最初にお話しておこうと思います。


人と会話をしていて、同じ日本人なのにさっぱり話が通じないとか、逆になぜこんなにツーカーに(まるでテレパシーのように)伝わるのだろうと不思議に思ったことはありませんか?


別にその人が上手な表現を使ったわけでもないのに言葉を聞いているだけで、イメージがつかめてしまう相性の人はいませんか?


たぶん多くの人は、気心の知れた同士の会話なら、言わなくてもわかる(空気を読む)部分があるからだと思っているかもしれません。


じつは、同じパターンのNLPを使う人と話すときだけ、起きている現象なのです。


NLPは「脳に直接響くような、イメージを起こさせる言語体系なのです。」


NLPには大きく分けて3つのパターンがあります。


「視覚型、聴覚型、感覚型」です。


覚型の人には、言葉で説明するより、絵や写真、映像を見せた方が伝わり、心が動くのも視覚的刺激によるものが多いのです。


聴覚型の人は言葉や音でイメージが広がり、


感覚型の人は触覚や嗅覚、味覚情報に感激したり、失望したりしやすいのです。


これはNLPの体系のほんの一部(NLPだけで分厚い本が1冊書けてしまうほどの内容があります。)です。


アメリカの言語学者と心理学・数学者が「成功者」や「催眠療法家」を研究してそれらの人達の「脳のイメージ言語」を研究して体系化したものなのです。


なかでも催眠療法家であり精神科医でもあったミルトン・エリクソン氏の実例はNLPに大きく貢献したと思われます。


エリクソン氏はポリオに罹り、色覚異常があり、失音症(音楽を理解できない障害)だったのです。

麻痺が起きて動けないときは、家族を観察して、言葉のダブルテイク、トリプルテイク(1つの言葉の2重、3重の意味)、言葉の抑揚による意味や呼吸の間隔などを分析し、催眠療法家になったとき、催眠誘導に使うコミュニケーションとしてこれらのデータを生かしたそうです。


わたしがヒプノセラピスト(催眠療法家)になるためのスクールで、この知識を得て実際に使ったときは、その効果に驚きを感じました。


NLPを無視した催眠誘導では退行催眠に入るまで長い誘導が必要なのですが、NLPのパターンに合わせた言葉の表現を使い、リラックスを呼びかけると瞬時に退行し、トラウマのあった時まですぐに遡ってくれるのです。

それも、その日初対面のクライアントさんが、実習生のわたしを信頼してくれて。


NLPはわたしたちが普段は触れることやコントロールができない潜在意識に、ダイレクトに働きかけることができるのです。


思ったことが、思った通りにできないのは「ネガティブな観念システム」のせいですが、このネガを簡単にポジにしてしまう力がNLPにはあるのです。


わたしたちに行動を起こさせるのが感情で、その感情はそれまでの体験から来る快・不快の記憶で作られた観念システムから発生します。


わたしたちの意思が(顕在意識が)潜在意識にある観念システムに届けば望む感情を、情熱を引き出し、望む行動を起こすことが可能になるということです。


エリクソン氏のように障害を克服して、人を治療する側になるような人や成功者と呼ばれる人々は、意識的にも、無意識的にも、自身の潜在意識の観念システムにうまく届く命令の出し方をしていたということです。


潜在意識にダイレクトに響く言語で、自身の観念システムに指令を出していたからこそ、無限の力が引き出せたということです。


脳は快:不快にとてもよく反応します。


観念システムも快という信号か不快という信号かに従って感情を発生させているようです。


NLPをうまく使いこなすにはこの自分の「快・不快」のツボを知っておくことが重要なのです。


たとえば、ダイエットにNLPを使うなら、視覚型の人なら痩せたら着られるはずの気に入った洋服を飾っておくとか(視覚的快感を与えて空腹という不快感を乗り切る)。


聴覚型の人なら歌を歌うことや楽器の演奏や励ましや夢中になれるおしゃべりで(聴覚の快感で空腹という不快感を乗り切る)。


感覚型の人ならアロママッサージなどの施術を受けたり、気持ちの良い自然を感じる場所に出かけたり、ペットや子供とスキンシップある交流を楽しんだり(触覚や嗅覚の快感で空腹という不快を乗り切る)。


徹底して自身の「快」のツボを抑え、「快」の信号を潜在意識に送りながら、自分にやらせたい行動を単純に指令する。


そのとき、利用するのがNLPという潜在意識に指令を届かせる神経言語体系なのです。


あなたとあなたの潜在意識が交流するためのツールなのです。


次回はNLPの中の「モデリングについて」お話したいと思います。



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本日のエイブラハムの言葉


「わたしは物質的身体に宿り、物質的な時空の世界で生きるのが好きだ。

なぜなら、そうした環境のもとでは、わたしの強力なエネルギーを具体的なものに集中させ、力強く前進できるからだ。そのことによってもたらされる喜びは大きい」とあなたは言った。


あなたがたになれないもの、できないこと、持てないものなど何もない。


望みのところに向かうあなたがたの旅が、楽しいものになるのをわたしたちは知っている。


あなたは、自分が自分自身の現実を創造することを、生まれながらに知っていた。


だから、誰かがあなたの創造を妨げようとすると、すぐにあなたは自分自身のなかで不協和音を感じる。


あなたは自分自身の人生の創造者であり、どんな経験をするか選ぶ絶対的な選択の自由を持っている。


あなたがどんな人生を生きるかは、究極的にあなただけにかかっているのだ。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます。



わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの観念システムを視覚的見ることができ、言葉でわかるようにホロスコープを読み解きます

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