先週定期テストだったという中学が多いのでしょうか。
私は現在大きく3か所の教室で、小学生から高校生(たまに大人)の生徒さんを直接、間接に指導しています。
どこの教室でも主に中学生が定期テストの時期が重なっており、今週はテストの返却が続いております。
全員が全教科の返却を受けたわけではないので、全体の状況はまだわかりませんが、一部の結果であっても、「デキる人=結果を出す人」、「デキない人=結果を出せない人」の差ははっきりと出てきます。
以前にも同様の話題で記事を書いていますが・・・。
ということは、いつでも、どこでも、どんな勉強でも成果を出すための法則は変わらないということですね。
「デキる人=結果を出す人」と「デキない人=結果を出せない人」の違い。
それは、「正しい行動(実践)」を「正しく継続する」かどうか。
もう、これに尽きる。
もちろん、継続というのには、2通りの意味があります。
文字通り、中長期的に長い時間やり続けること。
もう一つは、成果が出るまでやり続けること。
同じような意味ではありますが、若干違います。
後者はもしかしたら1~2週間程度という比較的短期間で済んでしまうことかもしれません。
学校のテスト勉強などであれば、各単元の要点をまとめるのに、それほど時間がかからない人もいるでしょう。この作業は数日、あるいは1日で終わるという人もいるかもしれません。
だから、その意味では、後者は「続ける」というよりも「デキるまでやる」と言いかえた方がわかりやすいかもしれませんね。
当たり前じゃん。
って思った方はきちんとした考えを持って勉強が進められている人かもしれません。
ですが、この「当たり前」のことが当たり前に出来ない人が大勢いるのです。
「時間がなかった」
「疲れていた」
「他の習い事が・・・」
「部活が・・・」
いろいろなできない理由を考えて自分を正当化してしまう人も実に多い。
「デキるまで同じことをくり返す」
「限られた時間の中で結果を出すために集中して努力する」
これは、勉強に限ったことではありませんが、何かを成しとげる時の最低条件のようなものです。
これが当たり前にできない、つまり、正しい実践をルールに従ってくり返し訓練したり、できない理由をならべて自分を正当化し、ねばり強く成果が出るまで行動し続けることができない・・・
それでテストで点数があがる、成績があがるなんてことはないわけですよ。
それができるなら、誰もこんなに苦労はしません。
あまりテストの結果が良くなかった人、教科によって差が大きい人など、ぜひいま一度自分の行動をふり返ってみましょう。
ここで変に言い訳しても何の得もありません。
ちょっと厳しく自分を見つめ直してみて下さい。
きちんとやるべきことができていたのか。
きちんと成果が出るまで続けられたのか。
多くの人は、練習の量が不足しています。
大幅に不足している人もたくさんいます。
もちろん量の問題だけでなく、質の問題も重要です。
間違ったやり方をくり返してしまうと、間違ったものが定着して、どんどん間違いやすくなります。
だから、始めの一歩が肝心。
たいていの教科の教科や参考書、問題集には、最初の最初にその単元で大事なこと、例題などが丁寧に説明され、考え方、解き方なども同時に示されています。
ここをいま一度見直すことも大事です。
ケアレスミスが多いとか、ちょっとしたミスが多いという人は、きちんとルール通りにやらず、勝手に途中のプロセスを省略したり、マイルールを持ち込みます。
そのまま、素直に、ルールに沿ってやれば答えは出るのに、わざわざ自分で勝手なことをして間違えてしまう。
これって悲劇です。
先生(教科書や参考書、問題集、法則やルールなど)の言われたことが「正しい方法」です。
それを素直に実践する。
そして、成果が出る、自分でわかる、手ごたえが感じられる・・・それまでくり返し実践する。
一度出来ても、それで満足せず、いつでも、完璧にできるように、継続して訓練する。
これがどの程度の精度と気力で続けられるか。
デキる人とデキない人の差は、まさにここにあり。
ということは、「デキる」か「デキない」かではなく、
「やる」か「やらない」か、ただそれだけ、ともいえてしまいますね。
月並みな表現かも知れませんが、これは一つの真実です。
これが厳しいと思ってしまう人は、残念ですが、あなたが甘いのです。
「当然だ」と受け止められる人、ぜひ自分の行動をふり返り、どこが甘かったのか、中途半端だったのか、どこに時間を気力をもっと集中させればよいのか、考えてみて下さい。
がんばる人を応援するのが私の役目です。
応援しています。













