その魚は…!?-エメラルドドラゴン ドラマシリーズ(1)
ドラマCDでは、ゲームとはまた違う世界観で物語が展開されます。
その初っぱなに出て来た魚が「サラドス」です。聞き覚えのある名前だと思ったら、「聖夜物語 【PCエンジン】 」で荒稼ぎさせてもらった魚の名前でした。見れば、どちらもシナリオ飯淳さんでした。こんなところにちょっとした遊び心を感じます。
ストーリーは全体の流れこそゲームの要所要所をチェックポイントよろしく通っていますが、ゲームとは全く違うものとなっています。
キャラクターも全体的に可愛げに欠けるところがあります。
特にアトルシャンは別人って感じです。
可愛いアトルシャンではなく、大人っぽいアトルシャンもいいな、と思える方にはお勧めです。
邪見は拾われた?-犬夜叉 六の章 10
親父殿の墓の前で殺生丸様と奈落が戦う回が収録されています。
TVではこれが殺生丸様と奈落の最後の対決になります。
戦いの中で殺生丸様に斬られるたびにかごめ達に危険が迫り、それはかごめ達と一緒に居る邪見にも同じことなんですが、殺生丸様はいつもながら全然動じません。
人質として少しは効果があるのはりんちゃんだけですね。
でも戦いが終わったら、ちゃんと邪見を回収して行ったようです。
位置関係から言って、殺生丸様がわざわざ拾いに来ないと邪見はあのモコモコにしがみつくことは出来ません。
と言うことは、殺生丸様は「逃げたか…」と舌打ちしてそのまま帰るのではなく、邪見を拾うために親父殿の墓まで戻って来てくれたってことですね。
これできっと、ますます邪見は「どこまででも着いていきます」って気になったことでしょう(苦笑)
親父殿の墓参り再び-犬夜叉 六の章 9
殺生丸様と午頭・馬頭の戦いが収録されている巻です。
これを見て、殺生丸様はこれからいつでも自由に親父殿の墓参りに行けるのだろうか、と思いました。
行く気になるかはこの際別問題です。
そして、いざ墓の前にやって来た殺生丸様が一番にやったことは、そこで騒いでいる犬夜叉を殴ることでした。その弾みかついでか、モコモコにくっ付いていた邪見を落として身軽になると、再び奈落の元へとも土手行きました。
宿敵・奈落を斬るよりも、犬夜叉を殴る方が優先なのか!?
奈落の前を素通りしてまで犬夜叉を殴りに降りてくる殺生丸様ってばお茶目です(^_^;)
温泉♪-吟遊黙示録マイネリーベ ドラマCDスペシャル~シュトラール候補生の休暇~
アニメの最終回後のサイドストーリーでありながら、ちょっと別世界っぽいところがあるのは、きっと温泉の所為でしょう。
別荘にプライベートビーチならぬプライベート温泉を持っているリヒテンラーデ公爵家が羨ましいやら、持ってるだけでろくに利用してないらしいところが勿体無いやら…。
前半は温泉がらみでかなり和やかであり、また笑いもあります。
ルーイだけ皆と一緒に温泉に入らなかったり、ナオジの語る日本の温泉での思い出にエドが興奮しオルフェが赤面したりと、楽しい時間が流れます。
一番笑えたのは、ルーイが一人で温泉につかってるところへナオジが入っていって「お背中でも流しましょうか?」って言ったシーンでしょうか。あのルーイが動揺してたようです(笑)
後半はまたしてもオルフェ達がその土地で起きてる問題に巻き込まれ、いつものように何とかしたいと首を突っ込みたがるオルフェと、傍観しているルーイの対立みたいなものです。
オルフェが泥沼にはまるのも、ルーイがピンポイントで活躍するのもいつものことですが、そこが彼らの良い形でもあると思いました。
声優陣による温泉の思い出もとっても面白かったです。
智一さんの大失敗が特に笑えました。
保志さんのトークはイマイチでしたが、他の3人も面白かったです。
このトークは、次の人にバトンタッチするときの紹介の仕方までしっかり聞いておきたいものです。
お使いは確実に-ロードス島戦記 【PCエンジン】
しかも、戦闘はプレイヤーの腕、もとい頭が問われます。
誰がどの敵にどの角度から攻撃するか、どんな順番で敵に対処するか、陣形をどうするかなど、殆ど戦闘シミュレーションのノリです。
故にゲームとしては私好みではなかったのですが、大写しになったときのキャラが綺麗に描かれているのとキャストがOVAと同じなところが大変気に入っています。
しかも、カシュー陛下の性格がOVA同様にイイ性格となっています。
彼だけですよ、依頼を果たしたときに金も経験値もくれなかったのは…(^o^;)
「良く知らせてくれた。その礼に稽古をつけてやろう」
そりゃ、カシュー陛下自らに稽古をつけてもらえるのは大変有難いことなんですけど、ゲームのプレイヤーとしては金や経験値が何よりも有難いです。それをカシュー陛下ってば、ゲームの世界でまでマイペースを崩さないよ、この人は…(^_^;)
だんだんオリジナル展開-ロードス島戦記
私が持っているのはLDですが、DVDも出ています。本編の中身はLDと同じなので、さすがに買い直してはいませんが、LDはバラで全巻とLD-BOXで、計2組持っています。
何故なら、バラの方は中古で買った所為か、少し画面にく曇りが感じられたからです。それもよりにもよって、3巻目のカシュー陛下のアップにです。新品と良く見比べなきゃわからない程度ですが、1番良く見る回の1番良く見るシーンにはこだわりを感じます。
前述の通り、私はカシュー陛下の大ファンです。
やっぱり、池田秀一さんの声で出渕さんの絵のカシュー陛下はいいですね~(-^_^-)
池田さんの声により、イイ性格が滲み出てきます。
渋くてマイペースでちょっとお茶目でカシュー陛下のオイシイところが沢山描かれています。
草尾さんの熱血パーンと合わさって大変いい雰囲気を作ってくれています。
但し、話が進むにつれて原作とはかなりストーリーが違ってきます。
灰色の魔女に関する部分はほぼ原作と同じ運びですが、その先はオリジナル色が強いです。
カーディス復活に関しては完全オリジナルで、さらわれたディードをパーンが助けに行くこととなります。
オルソンは死なないし、シーリスはドラゴンにあっさり乗ってしまいます。
原作の展開に思い入れのある人にはお勧めできません。でも、別ものとして見るなら完成度は高いと思います。
憎みきれないコン畜生 pert.2-ニルスのふしぎな旅 TVシリーズ DVD-BOX2
物語後半はモルテンの婚約から始まります。
イヌワシのゴルゴも、ここへ来てやっと登場です。
そして最後はハッピーエンドへ…。
改めて耳を傾けると、今ではベテランだったりお亡くなりになられてたりする方々の声が聞こえます。
もちろん、その筆頭はレックス役の富山敬さんですが…。
ちょい役では塩沢兼人さんが何度も出てきます。ある時は白鳥、またある時は鳩、そしてまたある時はキツネ、更にある時は隣の群れのガン。これを書きながらすぐに思い出されるだけでこれだけありますが、他にも多分出てらっしゃることでしょう。テロップに出てるない時もあるかもしれません。
さて、最後まで見終わってもやっぱりレックスは憎めません。
考えてみれば、彼も生きるために頑張ってるわけですし……実は凄い生活力がありそうです。
そもそもスコーネを発って間もなく襲ってきたのですからレックスの本来の縄張りはこの辺りのはずです。それを、ニルスにこだわったがために彼はラップランドまで往復してしまったことになります。渡り鳥を追いかけて地上を駆け、時には丸太につかまって泳いで極寒の地まで旅して無事に戻ってきたのは大したものです。しかも、いつも腹ペコだったらしいのに…(^_^;)
赤いコン畜生の彼には、ニルスまで情にほだされて協力してしまうほどですから、見ているものが好きになっても不思議ではないでしょう。
チューリップちゃんとの恋を実らせて幸せになりながら、これからもガンの群れを狙うのはやめないでしょうがそれでもやっぱり彼が大好きです。
憎みきれないコン畜生-ニルスのふしぎな旅 TVシリーズ DVD-BOX1
TV放映時は小学生でした。
当時も夢中になりましたが、大人になった今見てもやはり夢中になってしまいます。こういう作品は世代を超えて伝わっていって欲しいと思います。
個性的なキャラクターも多く、中でもラッセとレックスが愛嬌があって大好きです。愛嬌のある点ではゴルゴも負けてませんが、彼は一応自然界では強者になるイヌワシなので、前者に比べると一歩及ばぬ感じです。
DVDで改めて見て、やっぱりレックスは憎めないなぁ、と思いました。
それと同時に、もしかしたら一番不幸だったのはキャロットなのではないかとも思いました。彼は何も悪いことをしていないのにニルスのとばっちりでただでさえ小さな身体を更に小さくされ、なりゆきでラップランドまで旅をして何度も大変な目に遭う羽目になってしまいます。でも、そんなことは大して苦にしていない明るさが魅力的なキャラだと思いました。
収録されているのは物語前半の、モルテンが婚約する前の回までです。
ここまでで一番印象に残っていたのは、最後の巻に収録されている「空からの救援隊」。
ニルスの仲介で鳥達が人間のために一生懸命飛び回って、風に飛ばされた原稿を集めてきてくれるお話です。
それまでは動物同士の問題を人間の視点や知恵によって解決してきていますが、この頃から人間と動物の共存みたいなものが描かれ始めます。
光り宿りものを腕に…?-ゴッドマジンガー DVD-BOX
今見ると、かなりの豪華キャストです。
そして、その声から真っ先に思い浮かべる他の作品のキャラの組み合わせに笑えます。
例えば、主役のヤマトと相棒のゴッドマジンガーの声は、竹村拓さんと笹岡繁蔵さん……天空のトウマと妖邪帝王アラゴ様ですね(苦笑)
この作品はかなり古くて、DVD化されるまでには長い時が経っていますが、本放送で1度見ただけでもこれまで鮮明に覚えていたくらい印象的だったのが、最終回でヤマトが光宿りを手にするシーンです。
最終回のクライマックスのそういうシーンは印象に残って当然だろうと思うかも知れませんが、決して感動的だった訳でも厳かだった訳でもありません。
あまりにも変だったので印象に残っていたのです。
クライマックスの強制結婚式に乗り込んできたヤマトにお姫様が金の腕輪を投げて叫びました。
「それが"光り宿りしもの"、早く腕に!」
こういう場合、投げられた方は腕輪に向かって飛びつくように手を伸ばし、つかんだ腕輪を反対の腕に嵌めるものですよね?
ところがヤマトは違いました。
腕輪に向かって手を伸ばしながらジャンプするまでは良いんですが……そのまま空中で腕輪の中にその伸ばした手を突っ込んでスポッと腕に嵌めました。
息を詰めるように画面を見つめていた当時の私は、一緒に見ていた姉共々その場に突っ伏しました。
そりゃないだろう~o(>_<)o
危険な囁き-特務戦隊シャインズマン
同名コミックの番外編のようなドラマCDです。
コミックには出てこない"シーナ姫"で椎名へきるさんが出てきます。
キャラのモデルになった豪華声優陣で繰り広げられるドラマは大変魅力的ですが、本筋とは関係ないところにも聞き所が満載です。
章立てされた本筋の合間に入るホープ王子とセキトのやり取りが面白い!
更には、速水奨さん演じる速水さんの強烈なオトシにはクラクラします。
まさか肉じゃがやユッケでメロメロにされるなんて…。
初めて聞いたときは完全にそのお声にやられて、何を言われたのか全然わかりませんでした。松本くんと一緒に我に返ってから、改めてそのシーンを聞き直してビックリ。速水さんはなんと
「肉じゃがなんてどうかな?それともユッケ?」
と言ってたんです。
小説やマンガでそういうシーンを書くのは簡単です。演じるにも、絵があればその助けも得られるでしょう。しかし、これはCDなんです。あるのは音声だけ。
こんな設定を本当に実演してのけるとは、さすがは速水さんです。