くしろぐ -11ページ目

エキストラ募集/5月から釧路で撮影開始

釧路市在住の漫画家小畑友紀さん原作の人気少女漫画「僕等がいた」を実写化した映画のロケ撮影が、5月から釧路市や厚岸町などで始まるのに合わせ、製作する東宝映画(本社東京)はこのほど公式ホームページを開設。同撮影に参加してくれるエキストラやボランティアスタッフを広く募集している。応募方法は、ホームページ上の登録フォームにアクセスするほか、エキストラは釧路市役所や厚岸町役場に備え付けの応募箱でも受け付けている。アドレスはhttp://www.bokura-movie.com/

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110412/201104122.html

処分不服申し立てへ/中標津の男性

中標津町の自営業谷内保男さん(46)の冤罪(えんざい)事件で谷内さんらが虚偽告訴と偽証の容疑で告訴、告発した女性(24)に対する釧路地検の処分を不服として谷内さん側は11日、釧路検察審査会に審査を申し立てる方針を固めた。谷内さんは「うそを言った者勝ちには絶対させない。私のように苦しい思いをする者や家族をもう2度と出さないためにも、うやむやに終わらせるわけにはいかない」としている。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110412/201104125.html

町田さん死去/元釧路湖陵高校校長

社会福祉法人釧路緑ケ岡学園福祉会理事で元釧路湖陵高校校長などを歴任した町田康雄さん(まちだ・やすお)が、釧路市内の病院に入院加療中のところ胃がんのため11日死去した。82歳だった。自宅は釧路市芦野3の13の7。通夜は12日午後6時、葬儀は13日午前10時から釧路シティホールで行う。喪主は長男倫久さん。葬儀委員長は花井紀明さん(釧路緑ケ岡学園福祉会理事長)。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110412/201104124.html

東日本大震災:釧路公立大で入学式東北4県から64人が入学/北海道

東日本大震災:釧路公立大で入学式東北4県から64人が入学/北海道

釧路公立大の入学式が11日行われ、東日本大震災で被災が大きかった青森、岩手、宮城、福島の4県から64人が入学した。

式に先立って全員が黙とうをささげ、小磯修二学長は310人の新入生に「大震災はすさまじい自然の破壊力をもたらしたが、それに立ち向かう人間の強さを示していかねばならない。皆さんも自分の問題として見つめ、考えていってほしい」と呼び掛けた。同大では被災地出身の学生に授業料や入学金の減免、生活資金の貸し付けなどの支援策を用意している。【山田泰雄】

毎日新聞
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20110412ddlk01040257000c.html

震災1カ月で黙とう/釧路市役所

東日本大震災の発生から1カ月を迎えた11日、釧路市役所で発生時刻の午後2時46分に合わせて黙とうが行われ、職員や来庁した市民が犠牲者の冥福を祈った。被災者受入・支援本部を置く総務課では職員が業務を一時中断し、アナウンスに従って1分間の黙とうをささげた。総務課の佐々木信裕防災危機管理主幹は「釧路市として今後も東北地方に保健師や事務職、建築職などの人員を派遣する。1日も早い被災地の復旧を願う」と話していた。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110412/201104121.html

ハザードマップの改訂版 釧路

【釧路】釧路市は地震・津波の際の避難先を示す市民向けハザードマップ(災害予測地図)に、車いすの人に対応した施設かどうかの情報を加えた改訂版を作成。4月から配布を始めた。(小坂洋右)

およそ500年の間隔で起きてきたとされる大地震に備えたもの。2007年度作成の初版では区別はしていなかったが、昨年2月に起きたチリ大地震の避難態勢を検証する過程で車いすの人がトイレが使えず困った事例が報告されたため、目で見て分かる形に作り直した。

避難先に指定されている公共施設や学校、町内会館などに照会した結果、音別地区を除く津波緊急一時避難施設26カ所のうち車いす用トイレが完備した施設は16カ所。指定避難施設では184カ所中97カ所あり、それぞれピンク色にして地図に落とした。車いす対応マップの作成は、釧根管内では初めて。

また、避難が長引く場合にケアが必要な高齢者や障害者、妊婦などを専用スペースに収容する「福祉避難所」も新たに明記。市生涯学習センターや鳥取コミュニティセンターなど中心市街地には4カ所が指定されている。

市は「色分けはしなかったものの、緊急一時施設となっている市内の7ホテルも、車いす対応と考えてもらっていい」(総務課)としている。

釧路市車いすの会の渥美利之副会長(72)は「利用できる施設がどこにあるか、分かりやすく、ありがたい。ただ、マップを見ると対応のあるなしに地域的な偏りが見られるので、今後は解消していってほしい」と要望も加えた。

4千部印刷し、市役所窓口などで配布。問い合わせは(電)0154・31・4207。

北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/285180.html

日本政策投資銀行、環境格付に基づく融資をホテル・旅館業界に初めて実施

日本政策投資銀行は、環境格付に基づく融資をホテル・旅館業界で初めて、北海道でリゾートホテルなどを展開する鶴雅グループの阿寒グランドホテル(北海道釧路市)に実施した。経営基盤を強化する環境経営の先駆的な例と評価し、環境配慮への先進的な取り組みとして格付けした。

阿寒グランドホテルは、釧路市の阿寒湖畔にある「あかん遊久の里 鶴雅」をはじめ、鶴雅ブランドで北海道東部に6件、中央部に2件のリゾートホテルなどを経営している。環境格付けでは、ヒートポンプと温泉の排熱を有効に活用して重油の使用量を減らし、CO2排出量を30%以上削減した点を評価した。

重油の使用量削減は、燃料の価格変動による経営リスクの軽減につながり、本業の経営基盤を強くする環境経営の本質をとらえている、と判断した。ほかに、館内照明のLED(発光ダイオード)への転換、グループの環境方針を実行する仕組みが機能していることや、バスの共同運行や地域振興イベントの立案など地域に密着した経営が評価点に挙げられた。

環境格付けに基づく融資は、同行が開発した格付けシステムを使って企業の環境経営の度合いを点数化し、優れた企業を選んで3段階の金利の適用を設定する仕組み。今回の融資では同時に、同行北海道支店が観光産業の高度なビジネスモデルを支援するプログラムを初適用した。同行は引き続き、環境配慮型経営への支援を実施する。

日本経済新聞
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/news/20110408/106325/

中心部の釧路川岸を清掃/市民ボランティア

釧路市中心部を流れる釧路川の両岸で清掃活動に取り組んでいる市民ボランティア団体「釧路川元気の会」(高橋武俊代表)は10日、幣舞橋-久寿里橋間の両岸で今年初のごみ拾いを行った。釧路総合振興局釧路建設管理部と釧路市の担当者が、幣舞橋から上流のリバーサイド整備について、住民と意見交換する「釧路川ふるさとの川推進懇談会」に参加していた市民有志が2003年に結成。釧路川の清掃は、幣舞橋を中心とした両岸を市民の憩いの場にしようと、05年から4月―10月まで月2回のペースで実施している。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110411/201104115.html

命 助かった後で 震災あす1カ月

東日本大震災から11日で1カ月。この未曽有の大災害は、東北や関東地方のみならず、道内の住民にも今なお大きな影響を与え続けている。命は助かったものの苦境にあえぐ男性。新天地で新たな一歩を踏み出した女性。それぞれの立場で迎えた1カ月は――。



■漁船失った釧路の3兄弟 「今後の生活見えぬ」

「命があっただけでも良かったけれど、今後の生活はどうなるのか分からない」。宮城県気仙沼港で大震災に遭ったものの、奇跡的に助かった釧路市東部漁協所属のマグロはえ縄漁船「第11みのる丸」(19トン)の加藤充則(よしのり)船長(46)は、不安な気持ちを語った。

あの日――。兄の昇さん(51)、弟の朗さん(44)とみのる丸に乗り、気仙沼港から沖に出ようとしたところ、大震災で生じた大津波に押し返された。大型船と衝突したが、運良く港の造船所に流れ着き、兄弟3人で高台に避難。発生から1週間後の先月18日、釧路の自宅に戻った。

だが、みのる丸の行方は不明のまま。避難の途中で沖に流れていく船が遠くに見えたが、その後に気仙沼の知人に尋ねても、目撃情報はない。「古い船で衝突もあったから沈んだのだろう」とあきらめている。

船舶保険が支払われても、購入時の借金があり、手元に残らない。船を新造したり漁具を新規購入したりする余裕もないという。

3年半前、父の實(みのる)さんが77歳で急死。それを契機に、工場などに勤めていた昇さん、朗さんが充則さんを手伝うようになった。だが、父から受け継いだ船はなくなり、水揚げの拠点としていた気仙沼港も復旧の見通しが立たない。

3人は現在、それぞれ職を探す毎日だ。祖父の代から受け継ぐ地元での昆布漁の権利は持っているが、これで生活が成り立つかは分からない。これから始まるサケ・マス、サンマ漁のシーズンに知り合いの船に乗ることも考えているが、決めきれないのも事実だ。

「船に乗れればいいけれど、おっかない気持ちもある。不況で、この年齢になってからは難しいが、陸の仕事を探したい」。充則さんは話している。
(古源盛一)



■故郷の仙台から函館へ避難 復興願い新社会人に

仙台市で被災した女性が、避難先の函館市で職を得て、新社会人としてのスタートを切った。家族と離れ、見知らぬ土地での新たな生活に不安は募るが、願いは一刻も早い愛する故郷の復興だ。

仙台市太白区の女性(22)は3月11日のあの時、大学の卒業式を目前にして、JR仙台駅近くでアルバイト中だった。激しい揺れに近くの駐車場に逃げた。自宅は無事だったが、避難所で二晩を過ごした。親類の借家にも避難した。

余震に加えて、福島第一原発の事故の影響も心配だった。家族で話し合い、母親の知人を頼りに函館市に避難することになった。バスと電車を乗り継ぎ、3月21日に母親らと3人で市営競輪場の選手宿舎に落ち着いた。仕事がある父は仙台に残った。

仙台は「田舎と都会の魅力の両方がある大好きな街」だ。テレビで見る被害の様子と、自分の記憶にある風景が重ならない。それがつらい。自分だけ逃げていると思うと気持ちが重くなるが、仙台に戻っても仕事はない。知人のつてで、函館パークホテルの試験を受け入社が決まった。

「アパートを借りて自立したい。給料で物資をたくさん仙台に届けたい」

故郷に思いを寄せながらも、早く仕事を覚えたいと忙しく動き回る毎日だ。
(加賀谷直人)


■公営住宅や医療機関 被災者受け入れ進む

この1カ月で、被災者の受け入れ態勢は、道内でも着実に進んできた。

道のまとめでは、被災者受け入れの態勢を整えた公営住宅は、道営が212戸、144の市町村営が計1856戸にのぼる。これらのうち7日現在で、道営53戸に計176人、市町村営118戸に計366人が入居している。

被災地の病人や高齢者、障害者たちの受け入れ準備も進めた。内科や外科、産科など計403の医療機関は、計3158のベッドを確保した。高齢者施設は448カ所(受け入れ可能人数1879人)、障害者施設は228カ所(同734人)、母子家庭や孤児などの受け入れ施設は147カ所(358人)。

これまでに宮城県の81人の患者が、人工透析治療のために道内の病院に入院した。また災害派遣医療チーム(北海道DMAT)の医師らは、被災地の4人の負傷者を受け入れた。

道は先月の道議会で成立した今年度補正予算に、被災地まで出向いて被災者を受け入れる支援策を盛り込んだ。集落や避難所単位で道内に集団で避難する人たちが対象だ。3月22日以降、岩手、宮城、福島の3県庁に道の支援策をまとめた資料を配っているが、打診はないという。

一方、道民から寄せられた支援物資は、順次、被災地に送り届けられている。

道のまとめでは、7日現在で、市町村や企業から寄せられた毛布約2万6千枚、水約1万4千箱、タオル3万3千本、カップ麺やレトルト食品など食料約1万7千箱などを宮城県内に送った。道民個人から寄せられたものでは、インスタントラーメンのような食料品、トイレットペーパーなどの生活用品について、4トントラック5台分の分量を被災3県に送った。

道民個人からの支援物資は、道庁本庁や各振興局で22日まで受け付けている。

朝日新聞
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001104100008

動力船排除巡り激論、屈斜路湖

屈斜路湖適正利用連絡協議会(会長、徳永哲雄町長)の2011年度第1回会議が8日、摩周観光文化センターで開かれ、屈斜路湖の今後のあり方などについて協議した。この中で、環境省釧路自然環境事務所は、動力船利用者とキャンプ利用者の間で、あつれきが生じている問題で、動力船の完全排除を盛り込んだ規制の素案を提示した。  同事務所は、屈斜路湖で一部の悪質な動力船利用者が、キャンプ中の湖岸利用者に迷惑をかけている事態を憂慮していたが、10年夏の観光シーズンに、動力船利用者からの被害情報や相談が相次いだことから、早急な対策が必要と判断し、異例ともいえる素案をまとめた。同事務所の荒畑正広国立公園企画官は「無秩序なプレジャーボート利用で生じている課題を解決するためには、屈斜路湖の水面全域を規制地区に指定しなければならない。ただ、動力船の適正利用が行われ、自然環境の保護と湖岸利用者とのトラブルがなくなれば、今回の素案は立ち消えになる」と説明した。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110410/201104104.html