ハザードマップの改訂版 釧路
【釧路】釧路市は地震・津波の際の避難先を示す市民向けハザードマップ(災害予測地図)に、車いすの人に対応した施設かどうかの情報を加えた改訂版を作成。4月から配布を始めた。(小坂洋右)
およそ500年の間隔で起きてきたとされる大地震に備えたもの。2007年度作成の初版では区別はしていなかったが、昨年2月に起きたチリ大地震の避難態勢を検証する過程で車いすの人がトイレが使えず困った事例が報告されたため、目で見て分かる形に作り直した。
避難先に指定されている公共施設や学校、町内会館などに照会した結果、音別地区を除く津波緊急一時避難施設26カ所のうち車いす用トイレが完備した施設は16カ所。指定避難施設では184カ所中97カ所あり、それぞれピンク色にして地図に落とした。車いす対応マップの作成は、釧根管内では初めて。
また、避難が長引く場合にケアが必要な高齢者や障害者、妊婦などを専用スペースに収容する「福祉避難所」も新たに明記。市生涯学習センターや鳥取コミュニティセンターなど中心市街地には4カ所が指定されている。
市は「色分けはしなかったものの、緊急一時施設となっている市内の7ホテルも、車いす対応と考えてもらっていい」(総務課)としている。
釧路市車いすの会の渥美利之副会長(72)は「利用できる施設がどこにあるか、分かりやすく、ありがたい。ただ、マップを見ると対応のあるなしに地域的な偏りが見られるので、今後は解消していってほしい」と要望も加えた。
4千部印刷し、市役所窓口などで配布。問い合わせは(電)0154・31・4207。
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/285180.html
およそ500年の間隔で起きてきたとされる大地震に備えたもの。2007年度作成の初版では区別はしていなかったが、昨年2月に起きたチリ大地震の避難態勢を検証する過程で車いすの人がトイレが使えず困った事例が報告されたため、目で見て分かる形に作り直した。
避難先に指定されている公共施設や学校、町内会館などに照会した結果、音別地区を除く津波緊急一時避難施設26カ所のうち車いす用トイレが完備した施設は16カ所。指定避難施設では184カ所中97カ所あり、それぞれピンク色にして地図に落とした。車いす対応マップの作成は、釧根管内では初めて。
また、避難が長引く場合にケアが必要な高齢者や障害者、妊婦などを専用スペースに収容する「福祉避難所」も新たに明記。市生涯学習センターや鳥取コミュニティセンターなど中心市街地には4カ所が指定されている。
市は「色分けはしなかったものの、緊急一時施設となっている市内の7ホテルも、車いす対応と考えてもらっていい」(総務課)としている。
釧路市車いすの会の渥美利之副会長(72)は「利用できる施設がどこにあるか、分かりやすく、ありがたい。ただ、マップを見ると対応のあるなしに地域的な偏りが見られるので、今後は解消していってほしい」と要望も加えた。
4千部印刷し、市役所窓口などで配布。問い合わせは(電)0154・31・4207。
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/285180.html