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春風にナイスショット、高原PG場オープン

釧路市阿寒町下舌辛14の高原パークゴルフ場(高山春男社長)は9日、今シーズンの営業初日を迎え、雪解けを待ちわびた愛好家らが久々の芝の上のプレーを満喫した。  この日は肌寒いものの晴天に恵まれ、午前8時の開場から次々と利用者が訪れた。コース上では、仲間に「ナイスショット」などと声を掛け合うプレーヤーでにぎわっていた。  同パークゴルフ場は3コース27ホール。ロングホールが多く、利用者からは「変化もあり思いっきり打てる」と好評を博している。利用料は通常500円だが、高山社長は「ガソリン価格高など厳しい環境だが、プレーを楽しんでほしい」と4月末までは300円の特別価格で提供する。開場は午前8時―午後5時。問い合わせは0154(66)3362。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110410/201104109.html

避難率 厚岸13%、隣の浜中は45% チリ津波の記憶が左右

【厚岸、浜中】道内で死者1人、床上・床下浸水760棟の被害を出した東日本大震災。大津波警報に伴う避難勧告・指示に対し、隣町にもかかわらず、避難率が13%にとどまった町と、45%と、道内で3番目に高かった町がある。釧路管内厚岸町と浜中町。住民の対応はなぜ分かれたのか。

3月11日、厚岸漁港に近い厚岸町若竹地区。漁船修理工篠原勇喜さん(79)は地震発生から約20分後の午後3時すぎ、妻の喜子(きし)さん(83)と車で高台に逃げたが、町指定の避難所には行かず、午後7時ごろ帰宅した。

「昨年2月のチリ大地震の津波でも津波警報が出たが、たいしたことはなかった。大丈夫だろうと思った」

しかし、午後9時ごろ、2~3メートルの津波が沿岸を襲った。篠原さんが夕食のカレーライスを食べていると、家の壁に何かがぶつかる音がした。カーテンを開けると、真っ黒な海水と一緒に、漁船やカキ養殖で使う浮きが押し寄せ、重さ3トンもある庭のプレハブ物置が流されるのが見えた。

逃げようと玄関のドアを押したが、水圧でびくともしない。「水が入る。開けてはだめ」。背後で喜子さんが叫んだ。ドアの隙間から浸水したが、水は玄関で止まった。「生きた心地がしなかった」と喜子さん。篠原さんは「次に地震があったときは、逃げたら戻らない」と言った。

「漁船が心配だから、1人で逃げろ」。同じ若竹地区の漁師の男性(79)は妻を避難させ、自宅にとどまった。床上10センチまで浸水したが、津波の情報が気になり、1階でテレビを見続けたという。同地区の会社員尾崎孝さん(51)も「2階にいれば大丈夫だろう」と自宅にとどまった。

町によると、町内の避難対象者約8千人のうち、町指定の避難所などに逃げたことが確認できたのは1024人。人的被害はなかったが、225棟が床上・床下浸水した。町の担当者は「一歩間違えば、人的被害が出てもおかしくなかった」と振り返る。

多くの住民や町職員は避難率が低かった理由について、道内の太平洋沿岸で15人の死者・行方不明者を出した1960年のチリ沖地震の津波でも「厚岸の被害は小さく、今回も大丈夫だと思った」と口をそろえる。町史によると、同町の被害は死者・行方不明者はおらず、住宅流失は6戸だった。

一方、浜中町はチリ沖地震の津波で死者・行方不明者が11人、住宅流失が151棟に上った。今回の津波では対象者3898人のうち1740人が逃げ、町幹部は「51年前の恐怖の記憶が避難率を上げた」と分析する。

チリ沖地震津波を経験した町琵琶瀬(びわせ)地区の自治会長山平忠歳さん(67)は、妻や親戚と8キロほど離れた高台の避難所に車で急いだ。「揺れはあまり感じなかったが、51年前の記憶があった。地区には高台がない上、川に挟まれ、橋が崩落したら避難できるところがない」と話す。

今回の大震災で東北地方を襲った大津波では、避難所や高台にいかに早く逃げるかが、生死を分ける要因の一つになった。1度避難した後、自宅などに戻って犠牲になった人も多い。浜中町民が半世紀前の津波を教訓としたように、東北の経験を自分のものとして受け止めることができるかが、今後の道内の津波対策の鍵になる。

全国各地の沿岸部で津波への防災教育を続け、今回の震災でも東北の被災地を調査した群馬大大学院の片田敏孝教授(災害社会工学)は「防災意識が高い東北ですら、正しい避難行動が徹底されなかった。震災を教訓に、津波から身を守る防災教育を徹底する必要がある」と話す。(東京報道 山岡正和)

北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/284966.html

道議選、最後の訴え熱く

統一地方選挙前半戦の道知事選と道議選は10日投票日を迎えた。このうち、道議選釧路市区(定数4)は現職3人に新人3人が挑む混戦となり、釧路管内では現職2人に新人1人による12年ぶりの選挙戦となった。運動最終日の9日、各候補は選挙区をくまなく走り「最後の、最後のお願いです」「勝たせて下さい!」などと連呼。運動の自粛により通常よりも早い午後6時ごろからそれぞれ打ち上げに臨んで、9日間の選挙戦を締めくくった。10日は釧路市内と管内7町村の186カ所で投票が行われ、即日開票の結果、両選挙区ともに午後11時ごろには大勢が判明する見込みだ。  一方、根室管内でも選挙運動最終日の9日、各陣営が〝最後のお願い〟で地域を駆け抜けた。自民党現職に与党勢が挑む図式となった定数1の根室市、根室管内ともに、最終日は、東日本大震災に配慮した「自粛選挙」の旗を降ろして熱く支持を訴えた。根室市区は、現職の松浦宗信氏(56)=自民党公認=に、新人の遠藤輝宣氏(56)=新党大地推薦=が、根室管内は3選を目指す中司哲雄氏(63)=自民党公認=に、新人の浜田真佐子氏(49)=民主党公認、新党大地推薦=が挑む。投票時間は一部を除き10日午前7時から午後8時まで。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110410/201104101.html

昭和地区に新分団、釧路市消防団

釧路市消防団(三宮久藏団長)は来年4月から昭和地区に新分団「昭和中央分団」(仮称)を設立する。釧路市消防本部によると、分団の新設は桂恋特設部が第十四分団に昇格した2002年4月以来となる。新設は釧路市消防分団再編計画に伴うもので、08年度に第一分団と第二分団、09年度に第五分団と第七分団を統合。旧釧路市の分団数14を維持する形で、同本部では新分団の誕生に向けて、準備を進めている。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110410/201104103.html

募金や啓発活動推進へ、ユニセフ釧路

北海道ユニセフ協会釧路支部(向原悠代表)は9日、釧路市生涯学習センターで研修会と第13回総会を開いた。  研修会では、日本ユニセフ協会北海道支部の重原祐治相談役が「新地域組織の体制」と題して講演。同支部は4月から、これまでの「釧路市友の会」から名称を変更し、日本ユニセフ協会が財団法人から公益財団法人に認定されたのを受け、公益財団法人の特色や北海道ユニセフ協会の組織運営などについて説明した。  同支部では10日、コープさっぽろ貝塚店で東日本大震災の募金活動を実施する。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110410/201104105.html

東日本大震災:避難者の実態把握に遅れ 登録制度も浸透不十分 /北海道

◇道の公表は公営住宅のみ

北海道内に避難してきた東日本大震災の被災者について、道の実態把握が遅れている。道が公表している7日現在の避難者数は662人だが、これは公営住宅に入居した数。知人・親類宅や民間施設に住む被災者はカウントされておらず、名簿作成などの対応は市町村間でばらつきがある。先月末から始めた登録制度も十分に浸透していない状況で、被災者に必要な情報が届かなくなる懸念もある。

毎日新聞が各都道府県に確認した避難者数(8日午前1時現在)は▽新潟5531人▽埼玉3528人▽群馬2900人--などで、北海道は関東や甲信越地方の各県よりも少ない。しかし道内の人口10万人以上の9市に問い合わせたところ、公営住宅とは別に知人・親類宅に身を寄せている人が少なくとも小樽、旭川、帯広、北見、釧路の5市で計115人いた。

5市は電話や市役所の窓口で子供の学校の転入の相談などに来た被災者の名簿を作っていたが、この情報は道に報告されていない。道の緊急支援対策本部は「周りの目を気にして、避難してきたことを知られたくない被災者もいる。知り合いもおらず、情報が届きにくい公営住宅の入居者を、まず優先して把握したい」と話す。

一方、秋田県では、全市町村が避難先の区別なく、窓口に来た人の名前や住所、連絡先などを県に報告している。公営住宅に住んでいるのは7日現在で29世帯だが、ほかに民家や民間施設などに1000人以上いることが確認できているという。

統計上の避難者数と実数との隔たりを埋めるため、道は3月31日から避難者登録制度「ふるさとネット」を始めた。被災者が名前や住所などを登録すれば生活支援情報などを届け、避難前にいた県にも連絡をする仕組みだ。だが、7日現在の登録は155人にとどまる。

同様の登録制度を取り入れている神戸市は、6日現在で市営住宅入居者をほぼカバーする148戸463人が登録を済ませている。同市の場合は毎日午後9時まで電話登録を受け付けているが、道は原則的にファクスか郵送。申請の煩雑さが、登録の伸び悩みにつながっている面もありそうだ。

避難者がどこにいるのか把握できていないと、義援金などの配分や仮設住宅の募集情報などが遅れる可能性もある。阪神大震災を体験したNPO法人「コミュニティ・サポートセンター神戸」スタッフの飛田敦子さんは「親類・知人などを頼って来ている人も支援の網から漏れないよう、行政は把握を急ぐ必要がある」と話している。【片平知宏】



「ふるさとネット」に登録したい人は、各市町村、道の総合振興局・振興局などにある申込書に必要事項を記入し、道外被災県緊急支援対策本部に郵便(〒060-8588 札幌市中央区北3西6 道庁本庁舎5階)かファクス(011・232・1140)で送る。道のホームページでも申込書が入手できる。問い合わせは同対策本部(0120・113・926)。

◇各市町村の避難者数

市町村   避難者数

札幌市   328人

函館市    69人

恵庭市    27人

小樽市    25人

江別市    24人

留萌市    22人

北見市    15人

千歳市    15人

旭川市    14人

日高町    12人

美瑛町    11人

岩見沢市   10人

登別市     8人

北広島市    8人

石狩市     8人

赤平市     7人

滝上町     7人

苫小牧市    6人

美幌町     6人

上川町     6人

帯広市     5人

新ひだか町   4人

伊達市     4人

北斗市     3人

釧路市     3人

蘭越町     3人

八雲町     3人

白老町     2人

当麻町     2人

新冠町     2人

岩内町     1人

江差町     1人

深川市     1人

 計    662人

北海道新聞
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20110409ddlk01040297000c.html

社会人の心構え学ぶ/新人社員セミナー

社会人の心構え学ぶ釧商が新入社員セミナー  釧路商工会議所主催の新入社員セミナーが8日、道東経済センタービルで開かれ、19社から45人が参加。社会人としての心構えや身だしなみ、ビジネスマナーなどを学んだ。会員事業所の新入・若手社員らを対象に毎年開催され、今年で51回目。5人ずつ9グループに分かれ、チームごとでの意見交換や発表を行いながら、社会人としての基本の習得に励んだ。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110409/201104092.html

阿寒マリモ分類確定 オランダ研究者 希少性を裏付け

【阿寒湖温泉】生物学上の分類が定まっていなかった釧路市阿寒湖のマリモは「アオミソウ科マリモ属」-。オランダの研究者が釧路市教委マリモ研究室などの協力でまとめた論文が、マリモの分類を確定させたと研究者の間で評価を受けている。国の特別天然記念物で絶滅危惧種でもある阿寒湖のマリモが他の球状藻類とは別の属に分類され、希少性が再確認されるとともに、保全にも役立ちそうだ。

論文を執筆したのはオランダ国立植物標本館のクリスティアン・ボーデカー研究員で、同館の論文集に昨年末に発表した。5年前からマリモ研究室の若菜勇学芸員ら日本の研究者からDNA情報の提供を受け、海外のデータも合わせて塩基配列や細胞構造の違いから分類した。

阿寒湖のマリモは糸状の藻が絡まりながら球状になり、5~7年で直径25センチまで成長し、最大で30センチを超える。球状となる藻類は、国内では関東以西で広くみられるアオミソウや、宗谷管内猿払村・キモマ沼や阿寒湖の一部に生息する通称「タテヤママリモ」などがあるが、阿寒湖のマリモよりは小さい。

北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/284677.html

7期生全員が国家試験合格/釧路高等技術専門学院

道立釧路高等技術専門学院(成田勤学院長)の自動車整備科を今春終了した7期生17人全員が2級ガソリン自動車整備士と同ジーゼル自動車整備士の両国家試験に合格した。2008年の5期生に続く2回目の快挙に、本人をはじめ学院関係者は喜びに包まれている。17期生の大半はすでに釧路市内のディーラーに就職している。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110409/201104095.html

釧路管内公立高校で入学式

釧路管内の公立高校13校のうち11校が8日、入学式を行った。このうち釧路工業高校(横田潤一校長)では電子機械、工業化学、土木、電気、建築科あわせて239人が工業技術者を目指した高校生活をスタートさせた。  真新しい制服姿で整列した新入生を前に横田校長は「自ら進んで学習する努力と規律ある集団行動、そして高い目標を持ってほしい」と新1年生を激励した。これを受けて新入生を代表して電子機械科の田中純貴君が力強く新入生としての心得を宣誓した。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110409/201104094.html