す皆さん、こんはよにちうばんは!

 

 

久しぶりにスタジオ入りしてから3回目(3週目)にしてようやく歌唱の勘を取り戻して来ました。 私はまずスタジオで歌ったテイクをMTRに録音して、すぐにCDRに落としてからカーステで録音内容をチェックします。

 

それを何度も何度も聴いていると、今一な箇所が浮き彫りになって来て、それを次回の練習の修正箇所として録り直す。こんな事を繰り返すと上達していきます。

 

いや、「スタジオ録音時に聴いて、その場で修正しろよ!」と?。勿論、それもやってますが、後で冷静に客観的になって聴かないと発見できない極わずかなピッチ、リズムの修正が必要だと気付かない箇所があったりします。完璧主義者の嵯峨。 ^^) 

 

「ピッチポジションが気に入らない」と言っても音痴になってる訳ではありません。

 

ピッチもリズムも外しているという訳ではなくても、その楽曲が魅力的に響くためのわずかなタメや(前ノリか?後ノリか?ジャストか?等)、12平均律の範囲内でも、わずかにシャープした方が良いケースやフラットした方が気持ち良く響く事があるので、そこにこだわっている訳です。それを聴き分けられる耳を持っているので、逆にやっかい者… (^_^;

 

で、今日知人の前で歌を聴いて貰ったら、「スゴイね、高音のロングトーンがきれいに歌えてて…」とベタ褒めされたのでこきげん斜めになって… 違う‥ 上機嫌になっております。しかし、こういうのは大変嬉しいのですが、この気持ちは実は長続きはしない。また、スタジオで今一箇所があると落ち込んでしまう。この繰り返し。この男はめんどくさい…(^^;

 

 腰が重い理由にもなっている。へこみやすいと言うのか気にし過ぎと言うのか。

 

とにかく8時間スタジオにこもり(50分間位は食事休憩有)、踏ん張り歌唱もギターの勘も取り戻して来たので踏ん張り甲斐が出て来たのでさらに踏ん張ります。「踏ん張りマン」を目指して! ←何のこっちゃ。「ミノワマン」みたいに言ってるつもりか?

 

 

 

 

※ なんかブログ内からなぜかYouTube動画が貼れなくなりました。アメブロに問い合わせたらそういう事案が今発生してしまっているようです。仕方がないのでYouTube動画に飛べるURL?みたいのを貼りました。クリックするといちいちYouTubeに飛んでしまいますが、改善されるまでご了承下さい。<(_ _)> 

 

 

 

 

さて、次回に続き良曲の多いジェネシス後編でございます。ジェネシスの初期・中期は、もうまんまプログレ音楽を象徴していると言っていい位の「楽曲」「アンサンブル」「音色使い」の名手と言っていいでしょう。ジェネシス=プログレ と言える程のクオリティの高さ。

 

前回は、「ファンタジー」や「夢の中の世界」みたいな心の内側を表現するような繊細な楽曲も少なくありませんでしたが、今回は徐々にスケールがデカくなっているような爽快感が増して来た楽曲が増えて来ていると感じます。

 

 では、ドラマチック且つイマジネイティヴ&クリエイティブの頂点バンド!美しいメロディとよくできた曲構成とアンサンブルの完成度の高いジェネシスミュージックをどうぞ! 

 

 

 

 

★ Firth Of Fifth / Genesis

私の兄は大のへヴィ・メタル好きなのですが、プログレも5大バンドやルネッサンス、キャメル、などの有名なプログレバンドはある程度聴きます。ジェネシスも一通りアルバムを聴いていたみたいで、そのジェネシスの曲の中で1番好きなのがこの曲だと言っていましたね。

 

そう、この曲はジョン・ウェットンも恐らくは好んで歌っていたと思います。プログレファンなら誰もが評価する曲でしょう。メチャかっこいい曲だしメロディアスでドラマチック。超超名曲!

 

ギターのスティーヴ・ハケットジェネシス脱退後にジェネシスの往年の名曲を再録音した「ジェネシス・リヴィジテッド」を1996年に発表。イギリスでは久々にチャートインした。そのアルバムの中でジェネシスのいい曲ばかりを凄い良いメンバーで再録。ジョン・ウェットンが本家以上の歌唱を聴かせ(個人の感想)改めて曲の良さが引き立った。

 

これを聴かずして一生を終えたら後悔にまた後悔する危惧が…  ^^)  まずはオリジナルバージョンで。次に再録のウェットンヴォーカルヴァージョンをどうぞ。どちらもスゴいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Firth Of Fifth / Steve Hackett & John Wetton

もう言う事なし。これほどの名曲は滅多にない。


ウェットンが歌うとさらにスケールがデカくなり素晴らしい! ウェットンによる再録やライヴは本家を超えたと感じたのは私だけではないはず。(⁠^⁠^⁠)

 

 

 

 

 

 

 

★ Dance On A Volcano / Genesis

いよいよ演奏形態的にプログレプログレしているA Trick Of The Tailからの彼らの代表曲の1つ。カッコイイなあ。世にカッコイイ曲は様々あるけれど、プログレ枠ではカッコ良さ頂点ですね。ライヴではよくやっていたし、ハケットソロのライヴでも披露。ライヴでやるとメチャカッコイイ。変拍子がいい意味で発揮発散されている。

 

どういう発想でこういう曲が思いつくのか?摩訶不思議。イマジネーションの川から釣って来たのか? 笑

 

 

 

 

 

 

 

★ Squonk / Genesis

上記曲に並ぶカッコ良さ。この時期は繊細な内面を表現するより、ライヴで爽快感を感じる曲が増えて来ましたね。イエスクリムゾンでも活躍したドラマーのビル・ブルフォードがこの時期に参加しているライヴビデオが出ているので、未聴の方はぜひお勧めです。フィル・コリンズとのダブルドラムの掛け合いもスゴいです。

 

ハケットの再現ライヴも良かったなあ。ハケットジェネシス再現ライヴは本格的で見応え十分。感動します。

 

 

 

 

 

 

 

★ Ripples  / Genesis

さて、ここで初期ジェネシスに通じるファンタジーとロマンの世界を。いい曲です。そしてどこか孤独を表現しているようなリアリティもあるこの感じは、ある意味アランパ―ソンズの初期にも通じる感じか? 

 

サビになると空に広がるような爽快感も味わえ、フィル・コリンズのヴォーカルがガブリエルよりもアクが少ない分、逆にスケールのデカさが上手く表現されているように感じる。フィル・コリンズは歌唱に幅があって器用ですね。言わずもがなですが、改めて一流ヴォーカリストと感じる。

 

 

 

 

 

 

 

★ Los Endos  / Genesis

この系の締めはやはりこの曲で決まり。 ^^) キャメルのような演奏主体のフュージョンプログレ風から、いかにもプログレ風の展開となり、上記 Dance On A Volcano  Squonk の一部がまた上手く溶け込ませ(各曲の良いとこ取り)メドレー風になる構成力がスゴい! こんな曲を作れる今時のプログレバンドは皆無。出て来たら大騒ぎになる。 ^^) 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Afterglow  / Genesis
以前から何度か言及していますが、プログレの代表曲ばかりかロックの代表曲では? と思えるほどの感動する名曲。ラストの盛り上がりはカンサスウォールに匹敵する。(これも以前に言わさせて頂いた。笑)

 

この曲ラストのコード和音感は何と美しいことか!!このようなコード和音感に最高の高揚感、感動を覚える。シンセ音の響きも最高レベル。いいバンドってどのフレーズにどの音色を割り当てるか?の判断力が高いんですよね。「なんで、ここにこの音使う?」ってバンドもありますからね。←それは言うな…(^^; どこかの知事か? いや、具体例は控えてるので

 

 このライヴバージョンはドラムのおかずがメチャ気持ちいい。特に3分38秒付近のタマの連打が超々気持ちいいですよー! ^^) こんなドラマチックなおかずも珍しい! 

 

※ この動画は音量が小さいので、大きめにしてお聴きして下さるとドラムのオカズの良さが引き立ちます。<(_ _)>

 

 

 

 

 

 

★ Afterglow / Steve Hackett (feat. John Wetton) 

以前もご紹介しましたが、このテイクも完璧。ジョン・ウェットンが歌う事でさらにスケールがデカく感じる。超名曲は超1流ミュージシャンがやると極上の作品になります。この曲は、そして3人が残った本家のジェネシス後期ライヴでも披露されていますからね。不滅の名曲です。

 

 

 

 

 

 

 

★ Snowbound   / Genesis

1975年にヴォーカルのピーター・ガブリエルが脱退。1977年にはギターのスティーヴ・ハケットが脱退し、ジェネシスは3人になってしまう。初期の2枚看板を失ったジェネシスだったが、そして3人が残ってもジェネシスは見事にジェネシスらしさを保つと同時にフィル・コリンズ色が濃くなって行きポップになって来た。

 

これをソフトランディングで後々の路線変更を狙っての過渡期と見るのはちょっと浅い見方かもしれません。自分的には3人にも往来のジェネシス愛が残っており、自然と音楽性が変化して行き、往来との上手いミックス感が現れた証がこのアルバムのように解釈しています。

 

ピーター・ガヴリエルが脱退して結構経ちますが、まだプログレ的ドラマチックな良さが残っていて、いい曲が含まれているアルバム。ジェネシスブランドはもう世界トップを継続中と言った所か? ^^) 

 

冒頭のキーボードの寂し気で深さも感じる音色とフレーズはたまりませんね。 ^^)  サビもドラマチックで嘘がない。名曲です。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Down and Out  / Genesis

これまたスケール感が半端ない。大音量で聴けば広大な宇宙を旅するかのような異世界へ!←レコードの叩き帯か? 笑 こんなベタな叩き帯って、昔よくあった。 ^^) 

 

いやあSFか何かを想像させられるような広大な世界観のイメージですね。恐るべしジェネシス! モンスターバンドでしょう。ラストのメロディアスなコード展開などは明らかに後のポンプバンドに影響を与えてる音楽性だというのがわかる。ペンドラゴン、ジャディス、IQのような感覚。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Ballad of Big  / Genesis

このアルバムも他アルバムに漏れずいい曲が多いですねー。Aメロで「えー、このリズムフレーズ…これはジェネシスらしくないかも…?」と思いきやサビでいきなりドラマチックに! いい意味で意外な展開にビックリ!このサビ最高!本物のいい音楽と感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Follow You Follow Me  / Genesis

この曲はポップな側面が強いんですけど好きなんですよね。サビは同じメロディーの繰り返しなんですけど、バックコードが変化する事でスゴくメロディアスでドラマチックに感じる というプロフェッショナルな曲構成効果ですね。これぞプロ!という。

 

いよいよジェネシスもキャッチーな産業ロックに変化か? いやいや、それが逆に成功した例かと。私の場合、あまりにキャッチーになると軽々しく感じて深みを感じなくなるし、わかり安い歌メロは取っ付きやすく万人ウケするのはわかるのですが、あまりにインパクトのあるフレーズが繰り返されるとすぐに飽きてしまうんですよね。

 

ですが、この曲はそのギリギリ一歩手前で踏みとどまり、プログレ的イマジネーションも保っているという気持ち良さを感じる。飽きが来ないんですよね。キャッチーでもありイマジネイション豊かな名曲!

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Fading Lights / Genesis

インヴィジブル・タッチジェネシスは終わったと感じ、ジェネシスは聴かなくなった。イエス(Owner of a Lonely Heart カンサス(Play The Game Tonigh、Fight Fire With Fire)は、シングルでもポップス風プログレを当時やっていたが、ジェネシスは完全にポップスそのものになってしまったと。ダンサンブル的要素が…

 

インヴィジブル・タッチはキャッチーで親しみやすい良曲とは思うけどプログレ要素がない。「何もジェネシスがやらなくても…フィル・コリンズのソロアルバムで出せばいいのに」と。しかし、そうは言ってもこの辺のアルバムは聴き込んでいないので、またちゃんと全曲聴いてみようと思います。他のこの時期のアルバムも。

 

で、聴かなくなったジェネシスが久しぶりに新譜を出したという事で聴いてみたら、当時のサーガの曲やカンサスアンディELOレター・フロム・スペインのようなロマンがあるじゃないですか!!(または、カーズドライヴとか)と感じてCD買いました。 ^^) 要はメロディアスなプログレポップになって帰って来たみたいな感覚ですね。

 

当時よく聴きました。これならポップス化でも大歓迎です。やはりイマジネーションと深みと哀愁。これは外せません。 ^^) 欲を言えば、アレンジがやや平坦に感じた。カーズELOってこの辺のアレンジが完璧なんですよね。リズムマシーンの使い方かなあ?でもメチャいい曲ですよ。コード進行とそれに噛み合う歌メロ!名曲です!!

 

 

 

 

 

 

 

ソロは好きなアイテムが多過ぎて無限地獄ですが、(笑) 一部をどうぞ!

 

 

★ Spectral Mornings / Steve Hackett

ハケットを象徴するギターの超名曲! 超カッチョいい!! ←言い方がカッコ良くない。←またそれ?同じネタ…

 

この曲、実は10歳代の頃に楽器店でこの曲を本物そっくりにお客さんが弾いていてビックリしたことがあります。この曲を知った上での話ですが、ディレイを本物風に掛けていてニュアンスが本物ソックリ!で、カッチョいい!!って。(またか)アレ、何だったのだろうか? 今、楽器店行ってもそんな人絶対いないよね。 ^^)  絶対とは言えないか。

 

で、この曲のハケットのフレーズや弾き方に脱帽。元々速弾きやライト・ハンドよりもチョーキングやロングトーンで聴かせるギタリストが好きだったので、ラティマー、ハケット、ギルモアタイプは大好きなギタリストです。

 

もうイントロだけで泣きそうです。なんてメロディアスでロマンがありカッコイイ曲なんだろうか! 無駄なフレーズの速弾きをするギタリストを五万と聴いて来たけど(無駄って言うな!まあ主観です)、こんな音数が少ないのにこんなに説得力のある表現って… 

 

いつか、メタルのテクニカルギタリストが「ジャーニーの Who's Crying Now (だったかな?)のギターソロが退屈過ぎる」と発言した事に対して、ゲイリー・ムーアが「わかってないな。あの曲に対するニール・ショーンのソロフレーズは完璧だよ。ギターソロとは曲の良さを引き立たせるためのもので…云々」(うろ覚え)と言う様な事をインタビューで見た。さすがゲイリー・ムーア!と感銘を受けましたね。

 

速弾きテクニックをひけらして曲の良さを引き立たせられなければ本末転倒。まあ、基本中の基本ですが、テクニカルな速弾きギタリストには陥りやすい欠点ですね。ハケットの曲に対するフレーズの的確さは非常に魅力的。音色や曲調、フレージングを含めて凄く好きなギタリストで高く評価しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Jacuzzi / Steve Hackett

この曲も昔から好きでしたね。曲調や雰囲気はキャメルにも似た感じも。気持ちの良いコード進行とフレーズ。アンサンブルもいいですねー! 若いハケットが観れる動画を選んでみました。これぞプログレ!

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Walking Away From Rainbows  / Steve Hackett

ハケットのアルバムの中で、私が最高傑作と思い一番好きなアルバム「Guitar Noir」から。この曲はノスタルジーそのもの。いつだったかなあ?若い頃に車で遠出の旅をした時にこのアルバムを車内で掛けまくって様々な風景を見て走っていたら気持ち良かったですねー! 忘れられません。

 

ハケットのソロアルバムにはガットギターの曲も多くて名曲も沢山ありますが、この曲が1番好きですね。美しさや悲しさ(?)などの内面的表現が最高レベル。いわゆる表現者=アーティストの頂点を極めていると感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Lights on the hill / Anthony Phillips

初期ジェネシスのメンバーで、偉大なギタリストであるスティーヴ・ハケットに影響を与えたと言われるセンスの塊である音楽家。この人のソロアルバムは何十枚も出ていて買って聴くだけでも大変です。おまけにリマスターも繰り返しているのでコレクター泣かせ…(^^; それら殆どを聴いて来たつもりですが、それでもまだ何枚かは未聴だと思います。

 

ライフワークと言える日記を音楽で表現しているかのような「Private Parts & Pieces」シリーズが沢山出ているし、ルームコンサートみたいな質素なものから映画音楽みたいな大作まで、とにかくアイデアも豊富ながら、根底にあるのはリラックスした癒し系のゆったりした音楽。本人の人間性が色濃く出た音楽で、ロマンもありメロディアス。

 

ちょっとプロダクションは甘い感じもありますが、プライベイトミュージックという感じからすると、むしろそれも味のように感じるから不思議。ノスタルジックでどこか懐かしい綺麗な風景さえ思い浮べられるその良質な音楽は人生を豊かにしてくれる。音楽ってここまで表現出来るんだという表現者=アーティスト!素晴らしい!

 

 

 

 

 

 

 

 

★ I Want Your Love  / Anthony Phillips

この人は歌モノもいいですよー! 過去にメロディアスな英国音楽をご紹介して来ましたが、この人もまた本命。どこまでもメロディアスと哀愁漂うのはやはり人間性でしょうね。本人に夢見るような内面性がなければ、このようなドリーム曲は作れないし表現できないはず。

 

自分でも歌を歌う人ですが、この曲はゲストの方に歌って貰っていますね。いい曲です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Cathedral of Ice / Anthony Phillips 

このようなシンセを使ったインストモノも多いですね。単なるニューエージ・ミュージックではなく非常に有機的で人間味がある。癒し系なシンセモノとしても聴けると思いますが、そこにもロマンを感じます。 ^^) 

 

退屈で平凡なインストモノとの違いがわかるかは感性次第か?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回は、5大プログレバンドの違うバンドに行きます。ラストです。<(_ _)>

 

 

 

 

またお楽しみに― ヽ(^。^)ノ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、ばんおはこんようにちは!

 


※ なぜか下線がついてる箇所がありますが、意図したものではありません。後で消します。失礼しました。m(_ _)m

 


カシン!新日本プロレスに戻って来い! そして、飛びつき式腕ひしぎ逆十字固めを高橋ヒロムに決めて、ヒロムにマイクで「お前、石澤だろ?!」と(「お前、平田だろ?!」のパロディ)言わせたら会場大盛り上がり間違いなし。笑  (カシン=石澤はもう皆知っている。笑)

 

いきなりプロレス話題を失礼しました。<(_ _)>  ^^)  以前応援していたプロレスラーであるケンドー・カシンが、最近鈴木みのるとタッグを組んで藤原嘉明らと対戦したという情報を聞いて「おー、まだ頑張っているのか?」と嬉しくなりジョークを少々。っていうかマジで新日に参戦して(戻って)テレビ中継して欲しい。 

 

彼の得意技「飛びつき式腕ひしぎ逆十字固め」というのは芸術作品ですよ。 ウソだと思うなら下記動画をどうぞ。 ^^) 

 

正式名 腕挫十字固(うでひしぎじゅうじがため)は、柔道、柔術、合気道、総合格闘技、サンボ、プロレスなどの他、世界中の軍隊などでも訓練されているらしい。で、飛び付きで上手く決められるそのタイミングと型がカッコいいのがケンドーカシン

 

 

関心のある方はどうぞ ↓

 

ケンドー・カシンの「飛びつき式腕ひしぎ逆十字固め」特集

決め技のハイライト「飛びつき式腕ひしぎ逆十字固め」ばかりを複数つなげているので、飽きずに一気に観れるかと。よくぞ編集してくれた方がいました! カシンに負けずのハイセンス! ^^) 

 

 

↑ なぜかレフリーにまで技を掛けるカシンのユーモアセンスは素晴らしい! ^^) 

 

 

 

さて、前回スタジオで候補曲の歌を録音したら上手く行かなくてガックリしたので、「今回こそは!」とまたスタジオ入りしたら、今度は割と上手くいきました。後でカーステで聴いたら良くはなったが、まだ本調子を取り戻せてなくて修正箇所が結構見つかったので、また今週入って、クオリティを上げるつもりです。 

 

新しいヴォーカル・エフェクター(ボスのリヴァ―ブ)を買って使ったらカラオケのエコーとは大違い。(当たり前だ)キレイなリヴァ―ブがスーパートランプ楽曲には心地よい。

 

 

 

 

さてさて、現在、プログレ5大バンド特集を継続中。3バンドまでのご紹介が済み、今回4バンド目でございます。

 

プログレ5大バンドとは、 イエス、 ピンク・フロイド、 ジェネシス、 エマーソン・レイク&パーマー、 キング・クリムゾン

 

 

 

今回は、良曲が多いジェネシスの回でございます。ドラマチック且つイマジネイティヴ&クリエイティブの頂点バンド!

 

ジェネシスを聴いていつも思うのは、美しいメロディとよくできた曲構成ですね。どのようにして曲を作っているのか? 曲の展開・構成が物凄く見事なんですよね。

 

ある意味、ピンク・フロイドの「アニマルズ」や イエスの「危機」も曲構成が見事だと思いますけどね。ジェネシスにはそういう曲が多い。

 

 

 

かなり昔の話ですが、以前の短期でバンドを組んでいたメンバー(年上)の人に新宿のディスクユニオンで偶然会って、ジェネシスの話題になり、私に「ジェネシスって誰がいたっけ?」と訊いて来たので、「プログレの全盛期は、ピーター・ガブリエル、フィル・コリンズ、トニー・バンクス、スティーヴ・ハケット、マイク・ラザフォードです」って答えたら「スゲエな、そのメンバーが同じバンドでやってたんかい!」と驚いていました。(初期ギタリストはアンソニー・フィリップス

 

なるほど、彼らは後から超ビッグネームになっているから、「初期・中期を知らない人にはビックリなメンバーになるんだ」と逆にその事実にジェネシスの凄さを思い知らされて納得。そういうバンドです。 ^^) 

 

 

ジェネシスは次世代のプログレバンドに最も大きな影響を与えたと言えると思います。それは、今でもマイナーな新人プログレバンドを聴くとジェネシスに影響されたバンドが無数にあるからです。フロイドタイプ、イエスタイプなどの大御所に影響を受けたバンドは数多いのですが、1番多いのがジェネシスタイプで、次がキャメルタイプですね。

 

ちょっと思いつくだけでも、マリリオン初期、 IQ、 キャスタナルク、 イングランド、 エニワンズ・ドーター、 Deyss、 Mindgames、 Night Watch(The Watch)ジェネシスの完コピができるバンド、 Good Authority、 Twin Age、 Lift(米国)、…などがありますが、実際にはまだまだ他に多数(無数?笑)のバンドがジェネシスの影響を受けています。マリリオンに至っては、もうギタースタイルがかなり酷似しており、マリリオンスティーヴ・ロザリーは明らかに元ジェネシススティーヴ・ハケットフォロワーですね。 ^^) サウンドまで似てる。

 

コード和音感、アンサンブル、リズムの取り方や曲構成の展開に無限の可能性というか広がりを感じ、次はどうなる?またその次はどうなる?という1曲の中にドラマやコンセプトを期待させる魅力がジェネシスにあるんですね。

 

 

●好きなアルバムのみの身勝手ディスコグラフィー! 笑 ←それはディスコグラフィーとは言わない。スミマセン<(_ _)>


『侵入』 - Trespass(1970年) 英98位
『怪奇骨董音楽箱』 - Nursery Cryme(1971年) 英39位
『フォックストロット』 - Foxtrot(1972年) 英12位
『月影の騎士』 - Selling England By The Pound(1973年) 英3位・米70位
『眩惑のブロードウェイ』 - The Lamb Lies Down On Broadway(1974年) 英10位・米41位
『トリック・オブ・ザ・テイル』 - A Trick Of The Tail(1976年) 英3位・米31位
『静寂の嵐』 - Wind & Wuthering(1976年) 英7位・米26位

『眩惑のスーパー・ライヴ』 - Seconds Out(1977年)英4位・米47位
『そして3人が残った』 - ...And Then There Were Three...(1978年) 英3位・米14位

 

プログレ期でもちゃんと売れてるのがさすが英国。よく音楽を聴いている。 この後、ポップス化(産業ロック化か)して全米でかなり売れて来ましたが、個人的にはいきなり趣味に合わなくなりました。しかし、久々の下記作に好きな曲が入ってました。↓

『ウィ・キャント・ダンス』 - We Can't Dance (1991年)英1位・米4位
 

 

 

では、ジェネシスファンタジーをどうぞ!

 

 

★ Time Table / Genesis 

イエスピンクフロイドが徐々に自分たちの音楽性を固め確立して行ったのとは違い、ジェネシスは初期からその独自の音楽的スタイルを確立させていた。そう、室内楽曲的で豊かにゆっくり鑑賞するようなプログレオタク少年を満足させるようなプログレプログレしていた幻想的な音楽性なのでした。(^^)

 

で、そのような曲が多い2ndアルバムからの曲を聴かれると、もしかしたら、胸やけしてしまう方もいらっしゃるかもしれないと思い、冒頭1曲目はサティのような和音感で始まる4thアルバムの名曲から。このコード和音感が魅力的。コードに対するハンマーダルシマーのような音色と美しいメロディーフレーズが凄く曲に合っていてセンスが高い! この頃のピーター・ガブリエルの歌唱も好きだなあ。

 

この曲は初期の中でもかなり好きな曲。以前にもご紹介しましたが再登場です。

 

 

 

 

 

 

 

 

One For The Vine / Genesis 

アルバム「Wind & Wuthering」から。この曲も好きなんですよねー。これまたやや洗練されて来た時期のアルバムから上記曲タイプのメロディアスでわかりやすい歌メロの取っ付きやすくもファンタジー溢れる曲。次曲あたりからプログレの蟻地獄に入って行きます。蟻地獄って?  ^^) 

 

トニー・バンクスって、和音と曲展開の天才か。 凄い美意識の強い才能のあるキーボーディストかと。ジェネシスのアンサンブル和音感の核を作っているのは間違いなくトニー・バンクスですね。

 

この時期はピーター・ガブリエルは既に抜けており、ヴォーカルはフィル・コリンズ。この人はピーター・ガブリエルにも歌える所が今までのジェネシスファンとしては安心できるという強みでもあったが、自身のカラーを強めて行った事は、新たなポップスファンを獲得したが、個人的には好きなジャンル外になってしまったという。 私の想いは恐らくスティーヴ・ハケットと共通すると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Dusk / Genesis 

さてさて、ここでようやく2ndアルバムから。(1stは今一な感じで今回選曲されていない)ギターはハケットではなく、アンソニー・フィリップスです。彼はこのアルバムで脱退してしまいましたが、後釜の超有名ギタリストであるスティーヴ・ハケットに多大な影響を与えたと言われています。

 

このアコースティックギターと英国のどかな田園風景を思わせるような穏やかでリラックスできる曲調がなんともアンソニー・フィリップス的とも感じるし、初期ジェネシスの品の良さ(質の良さ)を象徴している音楽。癒しの音楽ですね。休日の音楽。

 

ブリティッシュですよねー。 ^^) 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Stagnation / Genesis 

この曲も初期ジェネシスを代表するかのような名曲! 一聴すると地味目に感じられるかもしれませんが、これが英国音楽古典のスルメイカなんですよねー。笑 スルメイカワードが多くなるブリティッシュロック。 ^^)  英国音楽の味と深さですよ。

 

しかし、途中で盛り上がって来ます。これですこれ! この構成力がお見事!! 既に2ndアルバムでイエスで言えば「こわれもの」みたいな完成度だと私は思っています。プログレ大作のお手本みたいな曲構成。よく出来上がっていますよね。後半の盛り上がりとか。

 

こういう各メンバーの演奏力はハイテクではないと思うのですが、アンサンブルの妙や曲構成、バンドの一体感、曲の良さで8分以上を一気に聴かせてしまう魅力が、後々のプログレバンドに強い影響力を与えているのだと思います。テクよりも音楽性という。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Which Way the Wind Blows / Anthony Phillips

ここでアンソニー・フィリップスのソロから。この人の音楽性がジェネシスの初期そのものだとわかる超名曲で、歌っているのはゲスト参加のフィル・コリンズです。フィル・コリンズのこういうソウルフルでないメロディアスな曲を歌う時の歌唱は好きなんですけどね。器用な人です。

 

しかし、アンソニーは不思議な事にジェネシスを脱退しソロアルバムを無数に出して行きます。その膨大なアイテムはカンタベリーアーティスト級の多さ。そのアルバム数の多さは、ヘンリーカウにいたフレッド・フリスにタメ張るか? 笑

 

で、それを全て聴こうとするバカもここにいます。( ;∀;)  おかげで破産です。まあ、それは半分冗談ですが(半分?笑)、とにかくアルバム数が多過ぎ。今後少しはご紹介して行きたいのですが、いい曲だけを掲載しようとしても多過ぎてそれも無理です。笑 

 

美しくいい曲ですねー。

 

 

 

 

★ Visions Of Angels / Genesis

2ndアルバムの曲が多い? いやいや、もうこのアルバムからジェネシスは完成度が高くて。 ジェネシスには好きな曲が多いですね。大物の風格と繊細でマニアックな踏み込んだ深さも感じる二刀流!

 

キング・クリムゾンが音楽性を次々に進化させ続けグイグイ前向きに押し続けたバンドだと感じるのに対して、ジェネシスは芸術的な様式美を追求し続けたバンドのように思います。(上記ディスコグラフィーのアルバムまでは)

 

この曲の途中(2分50秒付近)から出て来るキーボードのコード進行と和音感は、のちのプログレバンドに多大な影響を与えたと思います。いかにもプログレプログレした世界観。イマジネーション豊かですよね。この時代にこんな曲をやっていたのはジェネシスだけでしょうね。正にパイオニアです。

 

 

 

 

 

 

 

★ The Fountain of Salmacis / Genesis

さあ、ようやく3rdアルバムの「Nursery Cryme」から。このアルバムもいいんです。プログレファンでこの辺のアルバムを嫌いな人はいないんじゃないかな? 次作の「Foxtrot」と並んで、イマジネーションの塊のようなアルバムです。この後、メンバーの演奏力やスケールのデカさ感などは上がって行きますが、芸術的な創作力は既に頂点に達しています。発想力がスゴイです。

 

私がジェネシスの魅力がわかり凄いと思ったのは随分と後で(自分の中では)、大学生かその卒業時位だったかと。2ndから4thまでが入った輸入盤3枚組のCDBoxを買って聴いてみたらビックリ仰天。あれれ、ジェネシスってこんなに良かったっけ? と。

 

ハケットが抜けてから大分経った頃の80年代のヒット曲などは聴いた事があったけど、そういう曲も好きになれなかったし、初期はどこか胡散臭いイメージを勝手に持っていて(いわゆる偏見か?)、ちゃんと聴く機会を逃していた。その矢先に上記の流れ。

 

まず、メロディアスで独創的。アイデアが他のバンドにない個性。それもそもはず、いつかスティヴ・ハケットのインタビューで、プロでバンドを組もうとメンバー募集欄に「既存のジャンルにとらわれない自由で独創的な唯一の音楽をやりたい」(←うろ覚え)みたいな文を載せたと言っていました。そして、「そのメンバー募集欄を見てジェネシスのメンバーに声を掛けられた」と記憶しています。この話を雑誌で見た時はしびれましたね。「うおー!さすがハケット!言う事が違う!」と。

 

そんなエピソードを思い出したこの曲。独創性、アンサンブル、曲展開。音色の使い方、フルートの入り方など各楽器の特性を活かしたプレー内容、プログレの良さが詰まった玉手箱、プログレのお手本のような曲でお見事としか言いようがない。サビがカッコいい!! ハケットのバイオリン奏法も曲にハマってますねー! メロトロンが心地いい。超名曲!

 

 

 

 

 

 

 

 

 ★ The Musical Box / Genesis

胸やけ注意。笑 初期のファンタジー名曲が続きます。偉大なバンドですねー。もう初めから「これからどんなドラマが始まるんだろう?」みたいな期待感が。これをハッタリ感満載と見るか? 奇才・天才達の井戸端会議と見るか? それはあなたの自由です。笑  このアルバムはこういう楽しさが満載。

 

過去のプログレ特集で、「不思議な音のおもちゃ箱・隠れた宝石」という表現の回が数回ありましたが、まるまるジェネシス初期の曲はそのような特集に当てはまるような曲ばかり。

 

途中まで進むと盛り上がりそうで、また静かな展開になったかと思うとまた元気な展開に。面白いなあ。好き放題やってる感じが。そして最後はしっかりドラマチックに盛り上がり、ライヴではスケールがもっと大きくなって最高の表現パフォになっています。この曲はフィル・コリンズが歌っても素晴らしいんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

★ Harold the Barrel / Genesis

捨て曲なしの傑作アルバム。なんでしょう?この発想力・アイデアの勝利。こんなバンドあります?ビートルズなどもそうですが、豊かな発想力は後年にまでその豊かさの影響力を与え続ける豊かな音楽文化を感じる。

 

この曲は昔から大好きです。面白いなあ。不思議な非現実的な感じもあるし、生きてるからこそ感じるリアリティもある。こういう曲殆どないですよね、なんて豊かなんだろうか。

 

昔、デビッド・ボーイが出演していた映画ラビリンス/魔王の迷宮」をレンタルビデオで観ましたが、その中で流れていてもおかしくないようなお茶目感もあると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Watcher Of The Skies  / Genesis 

ここで、ついに出ましたよ! 絵に描いたようなプログレ曲。フロイドで言えば「time」のような超名曲がジェネシスでいう 「Watcher Of The Skies」ではないか?と。いちいち他のバンドと比べる必要性はないのですが、なぜかバンドに於ける重要曲という位置付けなど凄く共通点のようなものがあると感じます。名盤「Foxtrot」から。

 

ジェネシスが産業ロック化しスタジアムロック路線に走った一方で、このジェネシスの普遍的音楽性の伝統をライヴで守り続けたのがスティーヴ・ハケット。(スタジオアルバムは個人の音楽性を進化させて来た)ソロになってもライヴでジェネシスにいた時期の名曲再現をやり続けています。

 

超一流のオーケストラがクラシックの名曲を演奏し続けますよね。ハケットジェネシス再現ライヴは、そんな意味合いと私は受け止めています。「過去の栄光にすがる」なんて言うショボい言葉で批判するのは浅い見方かと個人的には思いますね。

 

普遍的要素を感じるようないい音楽はやり続けて欲しい。私のライヴ活動ももそんなつもりもあります。原曲のニュアンスの再現と上質音楽への敬意を払いたい活動。「上手く表現しなければ…」と。固すぎる?でも、そんな思いはありますね。 ^^) 

 

当然、この曲はライヴで盛り上がるジェネシス初期の代表曲。メロトロンの良さを最大限に活かした超名曲。ロックの持つノリと醍醐味、カンサスなどにも通じる爽快感。そこに夢見るような浮遊感もあり、何度聴いても飽きない。

 

私は本家ジェネシスのライブを観た事がないのですが、ハケットライヴは2度来日公演を観ました。この曲もやったし最高でしたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Can-Utility and the Coastliners  / Genesis 

この曲は上記曲に比べるとややリアルで足が地に着いてる感もありますが、やはり曲構成が上手い! こういう展開は凡庸的なバンドには出来ないセンス。世にジェネシスフォロワーバンドは無数にあるけれど、やっぱり「本物(パイオニア)は凄い」と感じさせられる。

 

集中力の高さと言うか、沢山のプログレバンドを次から次に聴いて来たけど、こういうハイクオリティの新人バンドは出て来ないなあ。音質とか、個々の楽器テクとかは高いバンドは沢山あるんですけどね。曲のクオリティやアレンジ力、表現力が大分劣る。

 

この途中で出て来る4分辺り以降のキーボードアレンジなどは、カンサスなどに影響を与えてる気もします。

 

 

 

 

 

 

 

★ Supper's Ready  / Genesis 

個人的な評価ですが、大作曲の傑作度で言えば、イエスなら「危機」、クリムゾンなら「クリムゾンキングの宮殿」、ELPなら「タルカス」、フロイドなら「コンフォタブリー・ナム」、そしてジェネシスなら「サパース・レディ

 

この大作には当時タマげました。「Watcher Of The Skiesと並ぶプログレを代表する超名曲かと思います。20分以上もありますが、イエスの「危機」のように全く中だるみすることなく最後まで一気に聴ける。

 

音楽というのは、曲の良さは勿論ですが、曲展開や歌メロに伴うその場その場のアンサンブルは物凄く大事。例えば、同じ歌のメロディーでもバックのコード進行と各楽器のアンサンブル次第で全く違う曲となってしまう。


そして、それをどのような音色・音質と各楽器の音量バランス、各メンバーの演奏表現ニュアンスでやるのか? それ次第で大きく曲の印象が変わる。

 

そのような観点で聴くと、5大バンドは物凄く優れたバンドだというのがわかります。特にそのような観点でジェネシス初期・中期を見た場合、そういう手法の秀逸さが目立つバンドだと思いますね。非常に音楽的な音楽。(特に私にとっては、)余計なアーティストの生き様や邪念みたいなものを感じさせないで、音楽そのものに没頭できる。そういう観点から聴くと特にこの曲の良さは光っているという感想。 それは私の感想です。笑

 

 

 

 

 

 

 

★ I Know What I Like / Genesis 

これまた大好きなアルバムSelling England By The Poundから初のシングルヒット曲。段々と洗練されて来た時期ですね。このキャッチーでポップな感覚は新しいジェネシスの方向性を打ち出したと言える。いい曲です。

 

プログレバンドがややポップ化した場合に成功するケースがある。例えばカンサスの「伝承」とか、 Styx の「レイディ」や「カム・セイル・アウェイ」など。 (産業ロックと言われる一歩手前で留まっている感じか)

 

今までのプログレ的な独創性とキャッチーでわかりやすいメロディーが融合すると不思議な魅力が出て来ると思いますね。この曲もそういう位置付けのように感じ、ポップ化が成功した例だと思います。

 

ただ、その微妙なブレンド感を保つのはかなり難しいのか、その後にポップス過ぎて個性が薄らいだり、軽くなって深さを感じなくなり従来のファンが不満を持つケース、または、元の音楽性に戻る事があるバンドがあるのはなんとも微妙な音楽界。

 

ジェネシスのポップス化で好きな曲は2曲あり、この曲と「Follow You, Follow Me」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ After The Ordeal / Genesis 

どこか宮廷音楽(?)を思い起こさせるような気品と繊細さや深さも同時に感じるこの曲もそうですが、アンソニー・フィリップス期の回顧的要素を感じる曲がこのアルバムには意外と多いと感じます。

 

初期の音楽的世界観は、トニー・バンクスだけでなくアンソニー・フィリップスの極めて英国的で、田園風景を思い起こさせるようなのどかな感じと不思議なイマジネーションが同居する感覚。この曲にアンソニー・フィリップスは関わっていないと思いますが、ジェネシスがその路線を受け継いだイメージですね。個人的にはアンソニー・フィリップスが曲を作ってハケットがそれを上手く引き継ぎ表現したかのようなイメージです。

 

素晴らしい! 心に沁みるいい曲。

 

 

 

 

 

 

 

 

The Cinema Show

あまりのファンタジーロックにもうお腹がいっぱいでしょうか? ^^)  極めつけはこの曲「シネマ ショウ」もう歌詞で「ロメオ」とか言っちゃってますからね。笑  いい曲ですねー。

 

このフィーリングは何も言う事がない。こういう曲をやってくれ!!世のプログレバンドよ!! 普通のバンドでは中々出来ないのは承知で言い放つ…汗 ←個人的に身勝手要望オヤジ。

 

超々名曲認定! 最高の音空間。 この曲も曲構成が素晴らしい。よく、この後にアレが来て、そして最後にアレが来る って思いつきますよね。どういう脳内活動なんだろうか? アイデアの玉手箱ジェネシス

 

 

 

 

 

 

 

 

次回もジェネシスで、後半戦に行きます。

 

 

 

 

またお楽しみに―!ヽ(^。^)ノ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、おはにちばんこんは!

 

おはようございます。今日は珍しく朝のブログ発信をした ストロング・スタイル・ファノンでございます。(^^)

 

 

やはり、歳なのか?マットレスのせいか? 腰が痛い日が多い。汗 ⇐全然ストロングでない… 苦笑  ということで、所持している BCリッチ の モッキンバード は音はいいけど、立って弾いたり持ち運ぶのに重い… 汗。 ので、今、これを売却して軽そうなギターを買おうかなと思っています。やはり1度売ってしまったポールリードスミスをまた買い直そうかと。

 

以前所有していたポールリードスミスは、ピックアップもEMGで音の鳴りもハッキリしていて、音色・音質も良かった。。しかし、生活苦で手放してしまった経緯があります。(恐らくは中古で)良い品質のを選ぼう。

 

 

テレビに出ていた7歳の天才ギタリストと紹介された子。マジでスゴイな、7歳の小さい手でギターソロが弾けるなんて! 将来はパープルヘイズも弾きこなせるか? ^^)  その頃私は老衰かも… ←どういう繋ぎ…汗  チューニングが違ってたな。誰か教えてあげないと。難癖ではなくエールです! まず楽器をやるには耳を鍛える事をお勧めしたいですね。テクの前に耳。

 

 

 

さて、前回のELP特集に続き、後編でございます。

 

いやあ、この特集を組んでみて、改めてELPというのは偉大なバンドだというのを再認識されられましたね。これは、大人の脳内芸術魂を刺激するバンド。深く偉大でノリが良く美しい。このバンドの持つ魔力は物凄い独自性(個性)です。アッパレあっぱれ。

 

 

 

★ Fanfare For The Common Man (Live at Olympic Stadium, Montreal, 1977) / Emerson, Lake & Palmer 

ELPを代表するアリーナロックですね。とにかくスケールがデカく躍動感、爽快感がスゴイ! この広大なスケール感が昨今のバンドにないなあ… 

 

ライヴでのセットリスト常連に入る名曲! 「これを聴かずしてプログレを語るな」という位の曲かと。オリジナルは名盤アルバムである「ワークス」に入っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ I Believe In Father Christmas / Emerson, Lake & Palmer 

ワークスⅡ」から。世にクリスマスソングは沢山出ていますね。ポールやジョンのクリスマスソングも素晴らしいし、イーグルスもいいですねー。でも、私はこの曲がクリスマスソングの中で1番好きですね。

 

キャッチー、メロディアスで大らか。グレッグ・レイクの良い所が全面に出ていると感じます。私の歌モノの趣味の方向性としては、「歌メロがシンプルでわかりやすくメロディアスだが、安直な感じがしないで良く練られている」というのがあります。

 

ポップスでも好きなアーティスが多いのはそういう理由で、具体的には、エルトン・ジョン、トッド・ラングレン、エリック・カルメン、カーラ・ボノフ、リンジー・ディ・ポール、デビッド・ゲイツ、クリストファークロス、シカゴ‥ などはみなそういう感じですね。

 

この曲はプログレ云々というよりも王道ポップスファンにも受け入れられる要素が強いと思います。いい曲ですねー。不滅の名曲です。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Memoirs Of An Officer And A Gentleman / Emerson, Lake & Palmer

一般にこの曲が入っているアルバム「ラヴ・ビーチ」の評価は低いと思いますが、私からすれば「ちゃんと聴いてる?音楽そのものを」と昔から思っています。恐らくは低評価の理由は、ジャケットの感じと何曲かに見られるポップ路線かと。つまり、ELPファンからすれば望んでいた方向性ではなく、「安直な売れ線狙いに走ったのでは?」と。

 

しかーし、しかし、ジャケや甘いタイトルなどを無視し、よ~く楽曲の質を聴くと、「それは単なるイメージ先入観ではないか?」と私は思うのです。 この曲は私の場合はELPの中で最も好きな曲の中の1つです。この曲の持つ魅力は、アンサンブルの複雑さや綿密さというより、透明感の強い清々しい雰囲気が心地良い。歌メロが素晴らしい!

 

落ち着いて安心して聴いていられる超名曲です! YouTubeで良さが伝わるか?微妙ですが、プラチナSHMCDなど音質の良いソフトで聴くと最高の世界観が味わえます。

 

 

 

 

 

新日本プロレスのテーマソング!

★ The Score / Emerson, Lake & Powell

ドラムがカール・パーマーから、これまたロックドラマーの名手コージー・パウエルに! コージーのドラミングは、意外とELPにハマっていると思いました。

 

この曲を聴いた事がある方は多いのではないでしょうか? そう、かなり前からテレビ朝日の「新日本プロレス」の番組冒頭のテーマソングとして使われていますね。新日番組のバックミュージックには、ボストンなどもよく掛かっています。テレビ朝日の番組スタッフか新日側のスタッフか知りませんが、センスいいですよねー! 新日本プロレスの鋭敏な戦い方に闘争心溢れるロックの曲はよく似合う。

 

で、単体単純に聴いても勿論良い曲。元々、冒頭ご紹介しました Fanfare For The Common Man なんかの方向性と同じでスケールのデカい爽快感のある曲。ELPのライヴは生で観た事がないけれど、Fanfare For The Common Manやこの曲をライヴで大音量で聴いたら気持ちいいだろうなー。 ^^)

 

 

 

 

 

 

 

★ Touch & Go / Emerson, Lake & Powell

このメンバーの代表曲でしょうね。カッコイイです。当時のPVを見つけたのでどうぞ。キース・エマーソン、グレッグ・レイク、コージー・パウエル の3人が1つのバンドに揃って観れる超貴重な動画だと思います。奇跡のトリオ!プログレ云々というよりもロック全体から見てもトップミュージシャンの3人。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Affairs of the Heart / Emerson, Lake & Palmer

カール・パーマーが戻ってのオリジナルメンバー復活作の中では、一番好きな曲です。やはりレイクファンの私としては、こういう曲が贔屓になる。 ^^) 

 

ある意味、個人的好き度では、名曲ラッキーマンを超えた。こういう「さりげなさと哀愁が同居した音楽」が洋楽に多く、洋楽好きの原点となっている気がします。「旅のお供音楽」にも最適かと。アレンジも含めていい曲だなあ。

 

 

 

 

 

 

後半はソロ関連をどうぞ

 

 

 

★ Children Of The Light / Rosemary Butler & Keith Emerson 

角川のアニメ映画「幻魔大戦」の超有名曲。作曲、アレンジ、演奏はキース・エマーソン、歌はローズマリー・バトラー。メロディアスでイマジネーションも感じるしいい曲ですねー。当時の方々には有名かと思いますが、後から知った方々の中には「へえー作曲はELPキース・エマーソンだったんだ」なんて方もいらっしゃるかも。

 

当時、キース・エマーソンがアニメソングを手掛けるのはかなり意外性がありましたが、そこは発想力が豊かなさすが角川って感じでしょうか。映画は観た事ないですが、この曲、発売当初から好きでしたねー。名曲です!

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Nuclear Attack / Greg Lake

グレッグ・レイクのソロから。言わずもがなハードロックギタリスト(後年ブルース)のゲイリー・ムーアと組んだ事が当時話題に。発売当初からレンタルレコードで借りたこのアルバムにはかなりハマりました。

 

グレッグ・レイクのソロアルバムには、プログレプログレを期待したファンもいると思いますが、元々ゲイリー・ムーアが好きだった私は、ハードロックも好きだし、レイクのメロディアス歌モノ関連がELP時代から好きだったので、ドンピシャ!でしたね。

 

賛否があったかもしれませんが、私は二人の良い所が上手く表現されてると感じた。この曲はハードロックの名曲です!

 

ギタリスト視点から見ると、ゲイリームーアの奏法って、スケール練習の延長線上にあるような運指もあり、1聴するとそんなに難しく感じないかもしれませんが、あの様な強いピッキングで勢い良くスリリングに正確に弾くのは実はかなり難しい。舐めてはいけません。←誰も舐めていない?   いや失礼…   「運指の難しいギタリストが凄い」とか思ってる人もいるかもしれないと思って。(^_^; 1音弾くだけでもギタリストのセンスは出ますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Let Me Love You Once Before You Go / Greg Lake 

偉大なバンドELPでの彼のプレーも素晴らしいけど、彼の1st、2nd ソロも私は大好きです。プログレバンドの中でもジョン・ウェットングレッグ・レイクは極上のメロディアス楽曲を作る人で、メロディアス・ロック作曲の天才だと思っています。彼らはプログレ好き総人口のトップに立つ人かと。

 

ただし、この曲は本人作ではなく、Molly Ann LeikinStephen Hartley Dorffというライターが作ったようです。以前もブログにご紹介した時に、コメントを書いて下さった方が、「米国の女性のカントリーシンガーである Barbara Fairchild が1976年に、自身のアルバムに収録したようです」と教えてくれました。ありがとうございました。他にも結構カバーされているようです。

 

この曲は、もしかしたらチャート狙いだったのかもしれません。1970年代のバートン・カミングスの「スタンド・トール」やバリー・マニロウのニューイングランドの週末」など、超ポップなバラードのようにも感じる。超真名曲ですね。

 

元々そういう曲が好きな自分に取っては大好物。いい声ですねこの人。天から授かった声質と歌唱。ジョン・ウェットンなどと同じく音楽をやるために生まれて来た人のように思う。

 

 

 

 

 

 

 

★ It Hurts / Greg Lake

いやあ、レイクはこういうメロディアスな哀愁ポップロックがよく似合う。ある意味、ゲイリー・ムーアの合いの手が入るギターフレーズのせいもあるからか?ゲイリー・ムーアの中で1番好きな曲である 「Falling In Love With You 」にも通じる哀愁世界観(曲の雰囲気が似てる)。

 

いい曲です。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ For Those Who Dare / Greg Lake

レイクがイギリス人である証のような曲。プログレ風味がやはり心地よい。ELPのアルバムに入っていてもおかしくないスケール感がありますが、トラディショナル色が大きいからソロに入れたのかな?

 

トラディショナル色が大きい場合、あまりに土臭さが大きいと馴染みにくいケースもありますが、この位はちょうど気持ちの良い感覚ですね。

 

いい曲です。このソロアルバムはいい曲が多い。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Famous Last Words / Greg Lake

今度は、ソロセカンドアルバムから。一聴すると淡々とした感じの曲ですが、これが車で運転している時に聴くといいんですよねー。この空気感。

 

いいアーティストって、音域も含めて自分の声やキャラクターに合った曲に上手くハマって歌いますよね。人によっては「もっと高い音域の曲(またはもっと低い音域の曲)を歌えば良いのに」なんて感じる場合もあります。 ← 「私が歌うミッシェル・ブランチは高過ぎるだろ!」←無理して特訓するバカ。

 

いい曲ですねー。この空気感は簡単には出せない。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Slave to Love / Greg Lake

一体何曲、レイクのソロから選曲するのか?スミマセン、好き過ぎてレイクのソロアルバムからの選曲が多くなっております。<(_ _)>

 

いい曲としかいいようがない。やはり、こういう曲はソロアルバムらしい独特の世界観か。雰囲気が独特ですね。凡庸な価値観から離れたこのような高い音楽的センスに脱帽。いい音楽ですね、いい音楽。聴き惚れます。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Haunted / Greg Lake

この曲も良い空気感を作っている。このような哀愁漂う深みのある曲というのは最近聴かないなー。←オヤジぐちモード突入か? 笑 いや、単に「いいものはいい」と言っているだけでございます。<(_ _)> このような大人の哀愁感はバートン・カミングスみたい。

 

最高にいい雰囲気の曲。「朝起きて、広大なアメリカの大地を窓から眺め、おいしいワインを一口だけ含み、このような極上の曲を聴くひと時」なんちゃってー。←アホか。 そんな理想的な妄想を抱きたくなるような素晴らしい音楽だと心底感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ It's You, You Gotta Believe / Greg Lake

プログレ5大バンドの特集内ですから、ラストはプログレ曲で。しかし、歌メロはやはりレイク節ですね。この曲こそはELPのアルバムに入っていてもおかしくないスケールの大きさを感じます。ELPメンバーのソロアルバムらしい曲とも言える。

 

この人のスケールの大きな曲想はどこから来るんでしょうかね。祖先がコロンブスとか?マゼランとか?(そりゃ、英国人ではなく、スペイン人とポルトガル人だ)笑 

 

ホントスケールのデカいフィーリングが気持ちいい。車内で大音量で聴くと最高です。ちなみに旧盤や日本盤紙ジャケ盤のCDの音質は今一で、ロック・キャンディーレーベルはまずまずの音質ですが、1番良いのは、比較的最近発売された1stと2ndがワンセットになってる輸入盤CDです。

 

 

 

 

 

※参考

 

キング・クリムゾンの作詞専門のメンバーであった Pete Sinfield のソロアルバムに 「Still」という曲があり、グレック・レイクが大部分を歌っています。曲数オーバーで今回は見送りになってしまいましたが、その曲もかなり良い曲としてお勧めです。

 

 

 

 

 

 

 

次回は5大バンドの違うバンドに行きまーす!

 

 

 

 

またお楽しみに―! ^^) _

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、こんばんバンバンジーはようにちはっさく!!

 

さて、またまた意味不明の独特の始まり方で始まりました「そっちの方がスゲー」…違う…汗 それは、昔 竹中直人さんが出ていたバラエティ番組の面白コーナーでした。(本物は誰だ?のパクり)

 

 

うーん先々週にスタジオに入り5時間歌いましたが今一…汗。やはりブランクは響くのか? で、CDRを整理していたら、数年前に録音したピンク・フロイド「タイム」のテイクを見つけ聴いたら、「よっしゃー!ほぼパーフェクト!」となり安堵。 歌が失敗した時は、自分の得意なギターソロテイクでも聴かなきゃ落ち込む ^^)  そういう聴き方か? 笑 

 

いやいや、音質もスゴイ良かった。その時のギターは20万円位?のポールリードスミス。今持ってるのは30万円位のモッキンバード。あれれ、安い方が音が良い? まあ。エフェクターやセッティングの勝利か。(今と組み合わせとセッティングが違う)モッキンバードは木が詰まってて重いし。モッキンバードを売って、またポールリードスミスを買い直そうかな? 経済的に2本所有は無理だし。

 

 

さてさて、プログレ特集大御所シリーズの再開でございます。今回からはELPの回で2回に分けて御贈り致します。

 

ELPとは、エマーソン・レイク&パーマー。たった3人でプログレをやる名手達。

 

演奏力もさることながら、3人の持つ独特のコンビネーション&グルーヴ感がスリリングでスケールのデカい音空間を生むトップバンド!

 

ムソルグスキー「展覧会の絵 」をロックで表現するその発想と表現力に世界が驚きセールス的にも成功! キーボードのキース・エマーソンは元ナイス。ヴォーカル&ベース、ギターのグレッグ・レイクキング・クリムゾンを経て、ドラマーのカール・パーマーアトミック・ルースターを経て (その後、エイジアへ)「3人揃って、あらビックリ!」のスーパーバンド!

 

個人的には子供の頃に、イエス、フロイド、クリムゾン の3バンドには物凄い魅かれましたが、ELPジェネシスは魅力がわかるまでに時間を要した。この2バンドは大人になってから(20歳代位に)ようやく良さに気付いた。ELPのシンセ音が当時の好みから外れていたのと曲がキーボードの演奏主体でキャッチーさやメロディアスではなく感じていたり、曲構成がわかりにくいなどの側面を感じていたのかな。

 

今聴くとオルガンやムーヴの音色には古典的と言うかクラシカルな味を感じるし、レイクのヴォーカルが非常に心地よく存在感が凄い。カール・パーマーのドラムも単体でドラムソロなど聴くとあまり好きなタイプではないのですが、なぜかこの2人と組むと魅力が倍増するような不思議プレイ。メンバー同士の相性ってありますね。クリス・スクワイアなどもイエスならではの個性というか、イエスで演ると映えるとか。

 

 

では、元祖トリオのマジックをどうぞ!

 

 

★ Lucky Man  Live At Montreux 1997 / Emerson, Lake & Palmer 

1st から超有名曲。グレッグ・レイクのヴォーカルって魅力的ですね。ジョン・ウェットン、ジョン・アンダーソンなどと並んで、プログレの頂点ヴォーカリスト。

 

この曲は、ELPの歌モノを知る上で、まず最初に聴いた方が良い名曲。レコードでの音が極自然で音域のバランスが良く凄くいいんですけど、YouTubeで聴くとなぜか地味な感じが強く良さが伝わりにくいので、今回動画はライヴにしました。「ウー、ラキマン~♪」って何度歌ったことか…笑   ^^) 

 

 

 

 

 

 

 

★ The Only Way (Hymn) / Emerson, Lake & Palmer 

この曲から Infinite Space という曲に続いて行く展開も面白く Infinite Space もご紹介したかったのですが、曲数キャパの関係で今回は見送りに…<(_ _)> Infinite Spaceは他の4大バンドには見られないばかりか、殆どのプログレバンドに見られない作曲手法。エマーソンならではのクラシカルマインドですね。ラヴェルの曲みたい?

 

ELP独特の世界観というのがまた強烈です。昨今のマンネリバンドにはない物凄い個性。ただ、面白くない普通のロックンロール曲も1曲このアルバムには入っていますが、ご愛嬌か… ^^)   アルバム全体は傑作です。

 

いやあ、ファノンブログを閲覧して頂いている方々にはもうご存知でしょうか?私の好みのこういう教会音楽的なアンセム風オルガン的なメロディアス曲。最初のオルガンだけでもう来てます来てます。笑 歌が始まるとノックダウン!秒殺です。笑

 

 

 

 

 

 

 

★ Hoedown  Live 1972 / Emerson, Lake & Palmer 

カッコいいですねー! これがプログレですよ!これが大人になってから聴くといいんですよねー。ライヴでのスケールのデカさも爽快感がありますが、何と言ってもトリオ演奏のフィーリングやオルガン音色やプレイニュアンスの味ですよ味。 

 

年代物のワインのような深みというかクラシック感。実際、貴重なワインなんて飲んだことはありませんが、そういう「価値の高い」=「お目の高い音楽」というのか。笑

 

この人達でなければ出来ない音楽。どんなにビートルズクイーンが天才的で偉大でも、こういうニュアンスは出せない。勿論、その逆もそうですが。この個性がロック・バンドなんですね。

 

全盛期のELPのライヴを目の当たりにしたら、ぶっ飛んでたでしょね。笑  残念ながら、レイク、エマーソンともに他界。昨年12月にカール・パーマーがELPとして来日。最新テクノロジーにより、3面巨大LEDスクリーンに2人が映し出され、サポート・メンバーも交え、パーマーとセッションを繰り広げるパフォを行ったようです。

 

この曲はELPの代表曲でもあるので演ったんじゃないかな?(セット・リストは確認してません)

 

 

 

 

 

 

 

★ The Hut of Baba Yaga Pt. 1,Pt. 2,The Great Gates Of Kiev  Live  London,  70 /  Emerson, Lake & Palmer 

言わずもがな、タルカスと並ぶELPの代表作から続けてどうぞ。ムソルグスキー「展覧会の絵 」をロックで表現するその発想と表現力に世界が驚いた奇跡の名演。個人的には、この曲はカバーアレンジ曲なので、オリジナル曲であるタルカスの方が好きですが、この発想と緊張感・演奏力はスゴいですね。

 

今回は、これまたかなりカッコイイいいライヴテイクを見つけたのでご紹介致します。オフィシャル盤は1971年じゃないかな?このテイクは1970年で音質がオフィシャルよりもクッキリしていていいんですよね。どういう事だろうか?(発掘音源なのかな?オフィシャルの元テイクなのかな?)

 

このCDが有ったら欲しいな。 ^^)  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Nutrocker  Live 71 /  Emerson, Lake & Palmer 

ユニークで小気味よい快感。こんな曲も上手くこなしてますねー。音楽とは音を楽しむ。そういう曲ですね。 ^^) 

 

 

 

 

 

 

 

★ Trilogy  / Emerson, Lake & Palmer 

このアルバム好きなんですよねー。私は、タルカス、トリロジー、ワークス1、ラヴ・ビーチの4枚がELPの中で好きなアルバム。 なぜかと言えば、やはりイマジネーションが強く聴き心地がいいから。

 

このアルバムは最もプログレらしい不思議な世界観を完成させているように思う。特にこの曲は不思議な空気感と深みも感じる超傑作名曲かと。さすが世界トップバンド。このような貴重な曲は中々出会わない。

 

このピアノ再現できますか?そりゃ、クラシックのテクニカルピアニストなら譜面通りには弾けるでしょう。しかし、このセンスはマネできない。ピアノのクリアトーンの後に分厚いシンセ音。テクニカルなピアノプレイのすぐ後にロック的なシンセプレイ!こんなバンドない。キース・エマーソン級のキーボーディストってもう現れないのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

★ Tarkus / Emerson, Lake & Palmer 

出ましたよ!ついに本命が! ^^)  主観ですが、イエスなら「危機」、 クリムゾンなら「クリムゾンキングの宮殿」、 ピンク・フロイドなら「狂気」、 そしてELPなら「タルカス」を代表作と思っています。(ジェネシスは判断が難しい)

 

この面白いジャケと共にこのアルバム、この曲は魅力を感じていました。「ELPの本当の魅力は大人になってから理解した」とは言いましたが、この曲は子供の頃から好きでしたね。危機と同じ様に構成が見事。20分もある曲ですが展開も面白いのであっという間に時間が経って飽きることなく聴き切れる。昨今のプログレ曲で20分ある曲は殆ど途中で飽きてしまって最後まで聴くのが辛い場合がある。

 

2012年にNHKの大河ドラマ『平清盛』で、この曲のカバーが使われて話題になったようです。世界的作曲家である吉松隆が劇判を担当し、重厚なオーケストラ音楽が投入されたよう。私は聴いた事がないですが、いつか聴いてみよう。しかし、プログレは1流のクラシックアーティストにも影響を与えているのが凄いですね。

 

 

 

 

 

 

 

★ Jerusalem / Emerson, Lake & Palmer 

また来ました、この系。 ^^)  ファノンブログの特徴の1つで、歌モノメロディアス+教会音楽系と言えば、どうしても選んでしまう。美しく壮大な楽曲は大好きです。皆さんも好きでは?クイーン「手をとりあって」のような曲。

 

私に取ってはこういう曲は「手をとりあって」のような感動を覚えるんですよね。メロディーにコード和音感が心地いいの何のって。 ^^)  特にこういう和音感は欧州独特なのかな。日本やアジアの音楽ではあまり見られないですね。自分にとっては大好きなのに。

 

私はキリスト教信者ではありませんが、キリスト教的な美術的感覚は好きですね。ステンドグラスとか。いいねを押して下さる何人かの方々にはこちらから「いいね」が押せないブログなのですが、キリスト教的なのかよくわからないのですが、そういう欧州的な美意識を感じるキレイなイラストなどを貼られているので、よく拝見させて頂いています。いつも「いいね」をありがとうございます。<(_ _)>

 

 

 

 

 

 

 

★ Still You Turn Me On / Emerson, Lake & Palmer 

冒頭1曲目の「ラッキー・マン」にも通じるレイクの歌モノですね。レイクの歌モノ曲は好きなんですよね。メロディアスだしスケール感が爽快だし。チマチマした音楽が嫌いな私は、大らかな感じのメロディアス曲を聴くと心が洗われる気分になります。

 

この「恐怖の頭脳改革」というアルバムはあまり好きなアルバムではないのですが、上記エルサレムとこの曲は好きですねー。いつ聴いてもいい曲ですねー。勿論名曲認定です。

 

 

 

 

 

 

 

★ Lend Your Love to Me Tonight  /  Emerson, Lake & Palmer 

私はELP3人の中では、圧倒的にグレッグ・レイクが好きなんですね。レイクの2枚のソロアルバムも大好きだし、声がいい、歌唱がいい、曲がいい、歌い回しのこぶしがいい(演歌とは違う)、メロディアスでスケールのデカい曲によく似合う。プログレヴォーカリストとしてはもう完璧ですね。神です神。「クリムゾン・キングの宮殿」が物凄い芸術的価値を高めているのもレイクの存在も大きいと感じます。

 

ジョン・ウェットンも同じかもしかしたらウェットンの方が好きかもしれないが、ウェットンのヴォーカルはどちらかと言えばスリリングで前のめり気味の緊張感を生む。ので、「レッド」期のクリムゾンのライヴやUKなどで、その本領が最大限に発揮されるように感じる。

 

逆に、レイクはどっしりとした歌唱なので、スケールの大きな大陸的とも言える楽曲がよく似合う。一聴すると共通点のある二人ですが、似て非なるそれぞれのハイクオリティ個性がスゴイ。

 

この曲も昔から大好きですね。グレッグ・レイク独特の空気感が好きなんですね。嫌な事も忘れるなーこの偉大な感じ。小さい事がバカらしく感じて来る。うーん、同アルバムに入っている C'est La Vie もいい曲です。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Closer to Believing / Emerson, Lake & Palmer

この「ワークス」というアルバムは、レコードだと2枚組で、片面ごとに各メンバーのソロ曲が入ってるんですね。で、残り1面は3人の共作。アルバム作りの発想が面白いですね。

 

で、勿論、私の場合は「グレッグ・レイクの面ばかりが好きである」という予想に反しない結果なので、この特集でもレイク中心の選曲に…(^^

 

これまたスケールがデカい! もしかしたら、グレッグ・レイクという人はセコい人間やミミっちい人間が嫌いなのか? いや、この大らかさは、そういう人までも許す寛容さがあるという事か。 ^^) 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回もELP行きます。 パウエルとかも  ^^) 

 

 

 

 

またお楽しみに―! (^^)/

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

皆さん、ズッこんばんにちはようございマーライオン!

 

私、餌も持っていないのに、よく野良猫が寄って来ます。というか、ネットを見てると、よく野良猫が懐いてついて来る動画などを見掛けるのでよくあることなのか? ただ、ある経験だけはちょっと普通ないんじゃないか?という位の驚きの経験をしているので、いつかご紹介致します。 ^^)  写真は撮ってありますが、動画は撮れませんでした。汗

 

 

さて、一旦プログレ名曲特集を休止して、今回はライヴハウスでやる選曲において、歌いたい名曲候補を挙げているシリーズに行きたいと思います。このシリーズ、永遠とやりたい曲の候補ばかりを上げ続けていて、実際、ひとりライヴハウスに出たのはかなり前の1度きり。(バンド形態では結構出ていたことはありました)

 

「ライヴやるやる詐欺」疑惑があるとかないとか? いえ、詐欺ではなく「腰が重くめんどくさがり」→じゃあやるなよ! いえ、そんなノロマ(←ノルマじゃない)なカメでも、いつかはやってしまうのがまた私なんです。 ( ;∀;) ⇐ これ、どういう感情の顏?

 

で、今回ん5~6曲位やろうと思い、その内4曲が決定致しました。<(_ _)>  勝手ながら発表させて頂きます。 ただ、1曲は、生意気にもまだ公表しないシークレットソングとさせて頂きます。 ^^)  昨年発売されたばかりの新しい曲で自分がやりそうな他の曲とジャンルが違い、意気でノリノリな軽やかさがありながらも同時にイマジネーションもある不思議な曲。

 

このコーナーでの、私の「ライヴハウス出演」には興味のない方もいらっしゃると思います。でも、ご安心を! 

この特集の時はプログレに特化してませんが、極上の名曲をご紹介する点は変わりがないので、普通に名曲探し、動画ご鑑賞にご活用下さいませ。<(_ _)>

 

私は、中学生からギターを初め、大学生卒業後にあまり弾かなくなりましたが、8年位前に再開したら、思った以上に弾くことが出来てギタリストを復活致しました。

 

そして、同じく8年位前に歌の猛特訓をしたら、意外と上達して(自己評価)、歌も行けるか?と。カラオケフレンドさん達の凄く嬉しい感想、リアルで知人やバンドマンに聴いて貰ったら絶賛してくれたり、ブログアップ後もブログでお世話になっている方々にも嬉しいお言葉を頂き、それが原動力になり感謝しております。<(_ _)> 

 

なんとか重い腰がまた上げられそうです。(←贅沢な奴だ、褒められたらすぐに実行しろ! それが物ぐさで…汗 器用貧乏というのか…汗)

 

で、また昨年スタジオで録音・録画したサンタナの曲の動画を貼りましたので、どうぞよろしくお願い致します。歌とギターソロのみで、バックは自作ではないオケです。

 

 

 

 

● 前回までのあらすじ 

 

私は、2015年5月に生まれて初めて一人でライヴハウスに出ました。 大学生の頃は、バンドでギターを担当してました。その頃は、ライヴハウスに出演し、月1のレギュラーを勧められたり、私の作った曲がコンテストで勝ち進んだりして、そこそこ活発にやっていたかもしれません。(他バンドでもライヴハウスの経験はあり)

しかし、2015年時は何十年かぶりだし、人前で上がってしまう面があるのに、100人位の前で一人で演奏とはビビるだろう?!と思ってましたが、全然平気でした。音楽演奏の場合は音楽そのものに入り込め、我を忘れるので平気なようです。前回ライヴハウスでやった曲は以下の通りです。

 

 

〇 前回ライヴハウス出演時のセットリスト


①トリビュートの Icebreaker
②オリジナル曲で Hope
③ベッチ
(路上ライブで知り合った青年)
④スーパートランプの Take The Long Way Home
⑤ピンクフロイドの Breathe
⑥ピンクフロイドの Time

 

 

 

今回決まった3曲と今後やりたい曲候補のご紹介がメインですが、この曲は面白い名曲なのでまずはどうぞ。

 

★ Icebreaker / Tribute

スウェーデンの名シンフォトラッドバンド。シンフォインスト曲良し。女性ボーカル曲良し、男性ボーカル曲良し、アコギアンサンブル曲良し… の器用な万能バンド!テクやセンスの高いハイ・クオリティ・バンド! 

 

この曲は前回のライヴ・ハウス出演時に演奏しました。木琴、鉄琴カバーもそうですが、ピアノのフレーズをコピーしてギターでユニゾンで弾いたのも苦戦したけどメチャ面白かった。笑( 2分20秒付近2分42秒付近のピアノフレーズをギターで弾いた。何しろピアノのフレーズはギター用のフレーズではないので運指が難しい難しい。弦を飛び越えてアッチ行ったりこっち言ったり…

 

そのスタジオ録音テイクも9割方MTRに録音してありますが、残り1割を録音してユーチューヴに上げる予定。ってこれも以前からずっと言ってるけどまだ上げられていない。地獄のマイペース男。ホント修正して上げます。

 

この曲はダイナミズムと爽快感が満腹になる超カッコイイ名曲シンフォインスト曲! またいつかやりたい。

 

 

 

 

 

 ● 現在まで

 

少し余裕が出来たので再度「ライヴハウスに出ようか」という考えに至り、選曲を充実させようと思考中でございます。「何でもいいから、とにかくやっちゃえ!」というのが物凄く嫌なのです。自分の凄く好きな曲とお客さんに気に入って頂ける音楽の両立をどうしても実現したいのです。「メジャーマイナ問わずいい音楽をやりたい」 と。

 

芸術は基本自己満足的要素も必要だと思います。 しかし、自己満足のみだとカラオケだけでもいい訳で、そこに客観性を持ち込み、引いた視点で自己を分析し向上しなければ、人様の前で演奏するには失礼かと。

 

前回の出演時はどちらかというとギター中心だったので、今度のテーマとしては歌の方も充実させたいと。そのため、プログレ系であってもメロディアスで自分の得意系の曲(歌いやすい曲)を選曲したいというこだわりが発生しています。

 

自分では歌よりもギターの方が慣れ感が大きく自信がありますが(歴が長い事もあり)、歌は自信度が劣る。しかし、向上はして「これは行けるかも」と勝手にその気になっております。 

 

で、ようやく3曲のみ選曲が決まりましたので、その3曲とまた候補曲もご紹介したいと思います。自分が上手く表現出来そうな曲に絞り込んでいますので、今までよりは実現性の可能性の高い曲ばかり。 

 

 

決定した4曲のうちの3曲は以下の通り。↓

★ Crazy /  Supertramp 

★ Don't Let It Show / The Alan Parsons Project

★ TIME / Pink Floyd 

 

 

では、その3曲をどうぞ

 

★Crazy /  Supertramp  4:44

スーパートランプ全盛期の時に出たアルバムのオープニング曲で、当時のライヴでもこの曲の盛り上がりがスゴイのがわかるDVDが出ています。 音域は高いが半音下げるなりしてもやりたい名曲。音が半音ずつさがって行くコード進行が大好きなのと、アンサンブル効果が秀逸。

 

この勢いがあるのに透明感もあるという絶妙さ!素晴らしい!!! バックのコーラスはあらかじめスタジオで録音して、そのバック音源を流して演奏・歌う予定です。 後半に「クレージー♪ クレージー♪ ・‥‥」と皆さん一緒に歌って下さい。(^^)/

 

この曲はまだスタジオでは歌ってませんが、普段、車の中とか家で練習を始めました。やっぱりロジャー・ホジソンは歌いやすい。ホジソンも私も細めの声で倍音が少ない声質のせいもあるせいかな? 例えばビートルズみたいに、リズミカルに歌いやすいワードを乗せる人なんで。それもあるかも。(例えば、ディランとか真逆で多分歌いにくい。歌った事はないですけど)

 

自分の歌唱法と相性が合うのと合わないのでは、他人様が聴いた時の評価がまるで違うんですよね。得意系は「スゴイ!」とか言われる時がありますが、試行錯誤で歌ってみると「こういう曲も歌えるんですね」くらいの反応なんです。(笑、汗)

 

 

 

 

 

 

 

★ Don't Let It Show / The Alan Parsons Project  4:21

これも得意系。アラン・パーソンズの中で最も好きな曲の1つ。Lord Is It Mine 同様に最も歌いやすい曲の1つで、かなり前からライヴでやりたいと思って来た曲。 先週、スタジオで録音してみて自分で後から聴いてみたら、違和感がなく自然。一番合っている選曲かと。

 

今でも本家ライヴではかならず演奏する名曲。パット・ベネター もカバーしてます。歌いながら、あまりの曲の良さに感動しちゃうんですよね。 ^^)  ポップス不滅の名曲だと思います。

 

 

 

 


 

 

★  Time  live / Pink Floyd 

この曲は、プログレの神曲。間奏のギターソロは圧巻です。曲全体の雰囲気の躍動感とスケールのデカさ。音色、音質の良さでこのライヴテイクを選出しました。


ギターソロフレーズ自体は、オリジナルのフレーズが凄く完成されていますね。あまりにも完成度が高いので、このライヴのソロはアドリヴ的なフレーズで、フレーズライン自体はオリジナルの方が良いと思いますが、逆にピッキングやフィンガリングの表現力がスリリングで、やたらにカッコいいです。


この曲のバンド演奏アンサンブル自体は、ライヴの生き生きとした良さが最高に活かされていて、このテイクがベストだと思います。パルスやギルモアの他のソロライヴと比べると声の艶と張り、本人の余裕感が全く違います。フロイドライブの全盛期かな。色々聴き比べてみるとわかると思います。 ^^) 

私事では、この曲の間奏のギターソロは得意中の得意。泣きのギターのチョーキングの「ため具合」や「音を上下するピッチ感覚のコントロール」には自信がありますね。今度近い内に、数年前に録音したギターソロだけをYouTubeにアップしたいと思います。でも、そのテイクは200回位演奏した中の一番いいテイクだったので、ライヴで再現できるか?が課題。( ;∀;) ←この使い方でいいのか? 笑 

あと、リック・ライトが歌う歌パートもかなり得意なんですが、ギルモアの張りのある歌が難しく、まだまだ練習が必要なようです。ギルモアは声が太いんですよね。 私も曲によって多少は迫力のある歌唱もできるのですが、声が細いので感じを出すのは難しい。汗 この曲の歌唱に、オケフレンドさんは「スゲエ迫力ですね」とは言ってくれましたが、贔屓目な見方をして下さる方…それも勿論嬉しいし感謝ですが。

 

やはり、難曲で簡単なカバーではないですが、歌って演奏し上手く行くときは充実する曲です。前回の大きな拍手を思い出して踏ん張ろう。踏ん張るしかない   ^^) 

 

 

 

 

 

 

★ Time  studio original / Pink Floyd 

こちらは、オリジナルアルバムバージョン。1973年リリースの「狂気」(エンジニアはアラン・パーソンズ)から。全米チャート1位。全英チャート2位。日本でも2位。全米アルバム・チャートに30年以上ランクインのモンスターアルバム。ギネス記録に認定された。全世界で5,000万枚以上の売り上げ。マイケル・ジャクソンスリラーに次ぎ世界歴代2番目に売れたと言われる。(2位はAC/DC「バック・イン・ブラック」という説も。同率2位なのか?)  

 

この曲のギターソロは、3分30秒付近から始まります。泣きのギターの模範的名演。テクニカルな速弾きギタリストは五万といますが、こういうタメを作り押し引きのバランスの取れたセンスあるフィーリングでギターソロを弾けるギタリストはあまりいないですね、物凄い貴重で偉大なギタリスト。正に表現力のある芸術家です。

 

まずピッキングニュアンスが秀逸で、アクセントやピックが弦をはじく時のコントロールが自在。そういう系のギタリストとしては、サンタナスノーウィ・ホワイトがいます。

 

ので、スノーウィ・ホワイトはフロイド時からのサポートツアーギタリストで、ロジャー・ウォーターズフロイドを抜けた後もずうっとウォーターズのツアーギタリストとして活躍しています。よっぽどウォーターズに信用されてるんでしょうね。メンバー紹介でも会場が沸くのが嬉しい。向こうの人はよくプレイ内容の良し悪しを聴いていますよね。

 

このギルモアのプレーは伝説ですね。ブートで年代順に沢山聴くと、スタジオ録音以前から狂気の曲は演奏していて、時が経つにつれてこの曲のソロフレーズが変わって行く過程も面白いです。試行錯誤している過程が。温め続けたのでしょう。完成品がこれですから、スタジオ録音前にライヴで新曲をやり続けるというのは有意義で活気的。

 

私が録音したこの曲のソロフレーズはこのテイクに近いですが、後々ライヴでギルモアが弾いていたフレーズと自分が独自に作ったフレーズを混ぜて自信作になりました。夏までには公開します。また映像も付けたいので… ^^) 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下は、ライヴハウスで歌とギター演奏をしたいと過去に考えた候補曲の中で、今でも実現の可能性があると思っている曲も含まれています。

 

※ もしかしたらまだやる可能性のある候補曲。

 

● Icebreaker / Tribute  5:26

● Lord Is It Mine / Supertramp  4:07

● Two of Us  / Supertramp

● Call It Love / Poco 

● Steppin' Out / Electric Light Orchestra  4:39

● Ruthless Queen / Kayak 

● Stardust / Rocket Scientists  

● Man In The Photograph /  It Bites

 

 

 

その中の何曲かをご紹介致します。

 

 

★ Lord Is It Mine / Supertramp

 世界でバカ売れした「ブレックファースト・イン・アメリカ」から。この曲は発売当初から大好きな曲で、子供の頃から歌っていたせいか?この前、原曲に合わせて歌ってみたら物凄くフィットしていて思うように歌えた事に自分で驚いてしまった。 ^^) いい曲だなあ。こういうバラードは凄く貴重な音楽と感じる。

 

こんな歌いやすい曲はないと思うくらい。音域も合うし高音パートも出る。細かいニュアンスを表現出来るので、比較的な得意なヘイジュードとかビートルズ系よりも上手く歌えそう。  

 

 

 

 

 

 

 

★ Two of Us  / Supertramp 

本家はライヴセットリストによく入っている名曲。感動の名曲で個人的には スーパートランプの曲の中では好きな曲上位。歌は思うように歌える感じ。

 

この曲は英国らしさの深い感動が味わえる。なんだろうこのコード進行とメロディは。よくあるパターンではなく独特なのになぜか懐かしい感じ。ノスタルジックというのか。特に曲が終わるエンディング時のオルガンのコードの重なり方は鳥肌もの。

 

こういうコードの使い方は聴いた事がない。オリジナルはこのラストはフェードアウトで音量が小さくなるのが残念。これをヴォリュームを落とさないで最後までしっかりやってしまいたい願望が強い!

 

間奏のオーボエ?クラリネット? の極上メロディはあまりに哀愁が・・・ 涙 涙 。バックのコード進行とソロフレーズがこんなにもピッタリハマってる曲も珍しい。奇跡的な組み合わせと感じるし、最も好きな世界観でもある。

 

 

 

 

 

 

 

★ Call It Love / Poco 

ポコはウェストコーストの超一流バンド。ウェストコーストはイーグルスばかりではない。私はイーグルスも大好きですが、ポコはもっと好きです。さりげなく聴ける軽快でメロディアスな曲が多いからです。 この曲は爽やかキャッチー系でノリノリ! いい曲ですねー!

 

この爽やかさはどこから来るのか。ギターソロなんてヴォリューム大で弾きたい気持ちはありますが、歌はちょっと難しいかな… 普通に歌えるけど、さり気ない地味歌唱で味があるように歌うのはウェストコースト・ミュージシャンの得意技(得意技?プロレスか?笑)みたいなもので、中々表現が難しい。

 

イーグルスにもポコにもいたランディ・マイズナー(この曲では参加していません)なんてそういう極上歌唱ができる才人!亡くなってしまったのは本当に残念。ポコの数多くある名曲の中でも上位に好きな曲。

 

 

 

 

 

 

★ Steppin' Out / Electric Light Orchestra

ELOはヒット曲多数の世界的に人気のある超メジャーバンド。オリビア・ニュートン・ジョンのヒット曲「ザナドュ」でも有名ですね(下記、動画もどうぞ)。この曲は全盛期の名盤「アウト・オブ・ザ・ブルー」から。

 

この曲は ビートルズ的哀愁とメロディアスでパーフェクトな名曲。最近、 ジェフ・リン  のライヴでもやっていましたね。感動するいい曲です。ジェフ・リンはジョージ・ハリソンのアルバムプロデュースをしたり、ビートルズの解散後に出た新曲シングル作りなどにも関わっている真のビートルズ好き。

 

歌は自信あり。殆ど原曲と同じニュアンスで歌えます。がしかし、お客さんのウケはどうか?イギリスでやったら結構ウケそうですが…

 

 

 

 

 

※ 参考曲

 

ではそのザナドュもどうぞ!

 

 Xanadu / Olivia Newton John

音楽性、コーラス、アレンジ、曲展開、音色… と、まるで全てELOの世界観ですが、オリビア・ニュートン・ジョンが見事に歌いこなしていますね。言わずもがなですが、さすがです。

 

いい曲ですね。ジェフ・リンらしい名曲

 

 

 

 

 

 

 

★ Ruthless Queen / Kayak

カヤックは大好きなオランダのプログレポップバンドで、この曲はカヤックで最も好きな曲。いい曲ですね。この「品の良さ」「メロディーの美しさ」「透明感」「豊かな世界観」は唯一無二。アメリカでもイギリスでもない「ヨーロッパの美」という感じ。

 

こういう世界観は大好きです。ライヴでやるのは夢でもありますが、ウケはどうかなあ?日本人の心に響くか? 同じ日本人の私の心には響きまくっているのですが…  ^^) 

 

 

 

 

 

Santana & M. Branch のヒット曲「The Game Of Love」の1部をカバー(昨年)

 

●ギター&ヴォーカル動画について

 

あのサンタナのニュアンス表現はあまりに難し過ぎる。しかし、サンタナそっくりに弾くのではなく、自分なりの表現にしようと思い弾きました。

 

元々ギターソロを動画で公開しようと考えて来ましたので、今回は曲全体の動画ではなく、前奏と間奏のみです。ギターソロがメインですが、歌も練習を繰り返して来て頑張りました。

 

 

●サンタナとの相違点

★間奏に入る前にサンタナとは違うフレーズを入れました。自分にとってはこの方が自然で本編ソロに行きやすいと感じたため。

 

★ギターはBCリッチ、モッキンバードアンプはスタジオにあるマーシャルアンプ(2000)を使用。リアピックアップは、ディマジオ。

 

サンタナのギター音は、あまり歪み系のエフェクターで歪ませていない感じですが、私の場合はアンプはクリーントーンで、レクティークとマッド・プロフェッサーの2つの歪み系を使ったので、やや歪みが大きいかも。

 

★ピックが弦をこする音がわかるような音質にイコライジングしているので、ややハードな印象があるかもしれません。

 

★間奏の冒頭部に、「チョーキングしながらのピッキング連打」をする場面がありますが、サンタナはいきなりチョーキング到達点に達してからピッキング連打をしていますが、私は、あえてチョーキングアップをしながらのピッキング連打をして到達点に達するようにしました。チョーキングアップやダウンの過程が好きなので。

 

 

★ ヴォーカルには軽くダブリングやリヴァーブを掛けていますが、ヴォイスチェンジャー等は使用していません、地声です。 ^^) (高音パートは特訓しました。笑)



✻ もし、よろしければ、YouTube内の「いいね(ナイス)」もお願い致します。<(_ _)>

✻ よろしければ、YouTube内のチャンネル登録もお願い致します。<(_ _)> 

※ 今の所、3曲しか挙げていませんが、今後少しずつ動画を増やすつもりです。

✻ 動画右下のYouTubeと表示されてるロゴをクリックするとすぐにYouTube内に入れます。

 

 

★The Game Of Love Cover   Santana & M. Branch / Jon Fanon (歌とギターソロのみ)

 

 

 

✻ なぜか、ドライアイスを使ったような画面が曇ってるような映像ですが、映像編集ソフトのエフェクターなどは一切使っておらず、自然にこんなんなってしまいました。汗 (カメラのモニターは割と透明感があった)

 

 

ご視聴ありがとうございました! <(_ _)>

 

 

 

 

 

次回はまたプログレ名曲特集に戻ります。^^) 

 

 

またお楽しみに―!(^^)/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、ばんばんにちにちおっはーはー!

 

 

※ なんかPCはともかく、スマホで見ると青文字が意外とチカチカするというか、赤字との組み合わせですと必ずしも読みやすくないかな?と思い、青字を控えて黒字を多めに致します。<(_ _)> 黒 → の順で重要度を高めていたつもりでしたが。

 

 

キング・クリムゾンは生きたロックバンド伝説のレジェンド!! ←伝説のレジェンドって何! 伝説の伝説 「むか~し、むか~し」で始まる日本昔話みたいな。笑

 

ロックバンドの限界にチャレンジした勇気あるプログレ5大バンドの1つ。


そして音楽的に進化するホントの意味でのプログレッシヴなロックバンド。


山田五郎も好きなキング・クリムゾン。誰でも知ってるキング・クリムゾン…いやいやそんな皆知らないと思いますが、大抵のロックファンなら知ってるキング・クリムゾン

 

今回は後編で、前回ご紹介しましたアルバム以外から行きます。<(_ _)> 


ジョン・ウェットンビル・ブルフォードというプログレ界の超大物の二人が、ロバート・フリップとのライヴ演奏での相性があまりに良いのか、とにかくこの3人が揃ってからというものライヴ演奏テイクがやたらにカッコ良く、スタジオテイクを上回っている曲が多いんですよね。

 

特に「1970年代のウェットン期」「90年代の6人編成期」のライヴが最も秀逸だと個人的には思っています。

 

その関係で、今回の曲はライヴバージョンがやたらと多くなっています。 ^^) _ しかし、それでも尚、さらに良いテイクを数多く知っているブートバカのファノンですが、今回のテイクもかなり良い上質な動画を見つけられたとも思っていますので、(ベストライヴテイクが100点だとすると、今回選んだ多くの曲は90点以上は行ってるかと。クリムゾンのライヴを採点するとは恐れ多い…汗。笑)どうぞ奇跡のライヴバンドであるキング・クリムゾンのパフォーマンスをどうぞ! <(_ _)>

 

 

 

鋭角的フィーリングを持つカッコ良い曲! 3連発!。

 

★ Red / King Crimson 

アルバム「レッド」からレッドよくクリムゾンを時代的に分類すると初期として1970年代にひとまとめにされてしまう感も無きにしもあらずですが、音楽性をよく聴くと、「1st~3rdまで」、「アイランズ期」、「その後のウェットン、ブルフォード期」3つの時期に分けられるのではないかと思うのです。そのウェットン、ブルフォード期の集大成というかひとつの完成形がレッドではないでしょうか。

 

ウェットン、ブルフォード期はライヴを頻繁に行っており、録音されたライヴCDがブートを含め無数に存在します。ここにオタクと言われる(?)フリップの病的記録癖(?)笑 が、あるのかもしれません。勿論いい意味で。

 

フリップオタク御大が録音していなければ、数多くのライヴ音源を聴くことが出来なかった訳ですが、クリムゾンフロイドと並んでやたら多くのブートが出ていると思います。つまりファンもオタク的要素が? ^^) そのブートを嫌うフリップブート対策として自らの膨大なライヴの録音記録のストックをCD化したというのは有名なお話です。

 

その膨大な公演数をこなして来たライヴバンドのクリムゾンのライヴ的な緊張感と勢いを感じさせるのがメタルクリムゾンの集大成とも言えるレッドではないでしょうか。

 

クリムゾンがハードロックファンにも人気があるのは「レッド」の存在が大きいのではないかと思われます。メタルクリムゾンの最高の名曲でしょう!

 

 

 

 

 

 

 

★ Frame By Frame (Live In New York City, 1995)King Crimson 

この曲は、80年代クリムゾンの超名曲かと。しかし、80年代クリムゾンのサウンドはあまり好きではないのでこの時期の3枚のアルバムはあまり聴いていません。(この曲はアルバムディシプリン」に入っている)まあ、クオリティの問題ではなく、単に自分の好みの問題かと。

 

実はポリスのような少人数編成で、わざと隙間の多いサウンドにしたようなモノクロ的なサウンドは、私個人はあまり好きではないのです。勿論、ポリスのセンスの良さやスマートな感じの魅力はわかるのですが(ロクサーヌを初めてリアルタイムで聴いた時は見事な表現にビックリしていました)、ただ、クリムゾンがそういうサウンド系をやる必要性があるのかな?みたいな。

 

当時、この曲の魅力がわからなかった私は、1990年代の6人クリムゾンを聴いてビックリ!!この曲の演奏ニュアンスがやけにカッコイイ!! そう音が分厚くなってアンサンブルが複雑に感じ、鋭角的な緊張感も抜群に心地よい!と。 ライヴの醍醐味ここに有り! という。80年代クリムゾンの名曲が90代クリムゾンのメンバーパフォで花開いたというのが私の解釈です。

 

メカニカルなギターと変拍子のフレーズ絡みは極上のスリリングさ! ただし、このアルバムテイクよりも良いテイクは結構沢山あるのですが、YouTubeでは6人クリムゾンの良音質テイクはこれしか見つけられませんでした。このテイクも十分カッコ良さは伝わりますが、もっと凄いテイクがあるので、興味のある方はオフィシャルブートCDをどうぞ。 ^^) 

 

 

 

 

 

 

 

★ Dinosaur (Single Edit) / King Crimson

アルバムスラック」から。カッコ良く鋭角的でノリの良い曲3連発と言えば、ここに90年代クリムゾンの代表曲と自分は思っているVROOOMを持ってこようとしたのですが、それだとあまりにも濃すぎるというか前半だけでクライマックスみたいな重力が偏り過ぎでは?(笑) と懸念して、カッコイイ曲ながらも軽快な感じのあるこの曲をこの位置に持って来ました。爆笑

 

この曲もメチャカッコイイ!です。 重力のバランスを取るためにVROOOMは後でご紹介致します。

 

いきなり出だしが「おー!」となる。メロディアスな哀愁漂う曲ではなく、ひたすらクールでカッコイイ!! ベタな表現かもしれませんが、こういう曲こそロックの持つ本物のカッコ良さが伝わって来る曲だと感じる! よく「カッコいい曲だよね」と巷で言われる曲でも、自分的にはあまりカッコ良くないと感じる事が多い…(^_^; うーん、何回聴いてもカッコイイ!!!

 

 

 

 

 

 

 

★ Easy Money (Live Amsterdam, 1973) King Crimson 

アルバム「太陽と戦慄」から人気曲。 この曲もある意味カッコイイ曲ですが、上記3曲と違って勢いのある曲ではなく、間を重視したカッコ良さ。この曲はアルバムバージョンを聴いた時はあまりピンと来なかったのですが、ある時、4枚組のライヴBoxを聴いてビックリ! 全く原曲と違うカッコ良さ! しかも、違う公演日のこの曲が何曲も入っていて、曲ごとに全部アレンジが違う面白さ。

 

恐らくは打ち合わせなしでフリップが勝手にバックフレーズを変えるので、ウェットンが演奏途中で歌いながら吹いてしまってるテイクもあるくらい。(笑) 「おい、まさかそこまでやるか?」みたいな。


ある時はエアロスミス的なハードロックのギターリフみたいのをこの曲に入れてましたよ。(笑) これが聴いててメチャクチャ面白いんですよね。それでもちゃんとバンド演奏としてまとめ上げてるからビックリ。

 

ちょっと普通のバンドでは、その場限りの自在なアドリヴ的アンサンブルの真似は出来ないレベル。という要素も魅力的なので、クリムゾンのライブは評価が高いんですよね。このテイクはブートも出回っている有名なアムステルダム公演テイクですが、中々良いパフォだと思います。既にスタジオバージョンとは全く違います。

 

スタジオバージョンはライブを聴きまくってからの耳で聴くと、ちょっと間延びした感もあってあまり緊張感がない。スタジオ演奏ならではの丁寧さはあって悪くはないですが、この曲はライヴバージョンが圧倒的に良いし、アレンジが違っていて大変カッコ良いテイクが4~5種以上は有ります。ぜひ、オフィシャルブートで。 ^^) 

 

 

 

 

 

 

 

★ Book of Saturday  Live in Poland 2003  / John Wetton 

アルバム「太陽と戦慄」から、これも人気曲ですね。エイジア結成以前にこんなメロディアスな曲を既に作っていたんですね。ウェットンは根っからのメロディアス好きだと思いますね。 

 

ウェットンが選んだ他バンドの好きなロックアルバムを紹介している記事が昔音楽雑誌に載っていましたが、ウィッシュボーンアッシュとかメロディアスなアルバムが多かったですね。マイナーなのも結構あって、意外とロックオタク(マニア)?なんだと思いました。 ^^) 

 

この曲のバックギターは、やはり元祖クリムゾンバージョンのフリップのギターが最高なんですが、音量が小さくてYouTubeでは良さが伝わりにくと思い、クリムゾンではなく今回はウェットンソロライヴから良いテイクを見つけたので貼ってみました。エイジアのモスクワライヴでのテイクも叙情的でいいですし、他にも良いテイクが多数あります(YouTubeではなかなか見つけられなかった)

 

フルート&シンセはポンプバンドのIQジャディスにいたマーティン・オーフォードです。いいですねバックも。

 

いい曲ですよねー。この独特の空気感は、レイク期の「風に語りて」とはまたちょっと違うロマン。「風に語りて」が幻想的な雰囲気に対して「Book of Saturday」はどこかキャメルの中後期のようなリアルさがある。ただし、ナチュラルでわざとらしさのない美学・美意識が強い点はレイク期もハスケル期もウェットン期も共通してますね。クリムゾンの美とは不思議で完成されている。

 

 

 

 

 

 

 

★ Larks' Tongues In Aspic: Part Two   Live 1974  / King Crimson

これまた「太陽と戦慄」から。名盤扱いされているアルバムですが、どこか音質がハッキリ前に出て来ないし、演奏フィーリングも悪くはないのですが、ミキシングのせいかもうひとつ緊張感が感じられない。初期と違い、この時期は圧倒的にライヴが凄いです。ただし、曲そのもののクオリティが凄い高いかと。

 

「スタジオ盤は音質的には聴きやすいがテンポがやや遅い。この曲もEasy Money」同様に良テイク、極上テイクがライヴバージョンの方に多く存在します。このアルバムに入っている Exiles という曲もかなり好きな曲ですが、曲数キャパの関係で今回のご紹介は断念。

 

この曲の構成と演奏の空気感は尋常ではない完成度! ホント凄いバンドです。ロック楽器の持つ特性と演奏フィーリング、アンサンブル、サウンドの良さを最大限に引き出していると感じる。今までの流れから3分38秒付近から変わる展開は鳥肌モノ。

 

フリップが昔のインタビューで「我々は音楽を自分でコントロールしていると思い込んでいるがそうではない。音楽(曲)が我々を支配し言われるがままに演奏しているだけだ」(言葉尻はうろ覚え)みたいな事を言っていて、この人やっぱり変人か?「???」的な印象も無きにしもあらずでしたが。(笑) この曲を聴くとその意味がわかるような気もします。曲が「こう演奏しろ!そうしたら皆に驚かれるぞ!」みたいな。 ^^)  

 

カンサス、フロイド、クイーンなどの歌入りの曲展開のドラマチックさと演奏力の質の高さで高揚感を得られるのと違い、こういうインスト・ロックのみで高揚感を高められる表現力はちょっと信じられないレベルですね。この手法では世界1だと思います。この時期に会場で演奏を聴いていた人々が超羨ましい。

 

 

 

 

 

 

 

★ Walking on Air   Live  / KING CRIMSON 

90年代にツインドラムとなって戻って来たクリムゾンには度肝を抜かれました。何しろ曲がいい!音色がいい!演奏ニュアンスが80年代クリムゾンよりも格段に良い! クリムゾンが蘇った記念すべきミニCDは「ヴルーム」

 

このCⅮを聴いた時の衝撃は半端なかった。自分的にはメタルクリムゾンの完成形「レッド」を超えたと。その生々しいライヴセッション的音源を洗練された感じで1枚のアルバムにまとめ直したのが「スラック」。今でも「スラック」よりも生々しく緊張感の高い「ヴルーム」の方が好きなんですが(曲自体は被っている)、YouTubeでは好きな曲が見つけられませんでした。

 

で、この曲はアルバム「スラック」から。単純にいい曲だと感じるが、さらにその曲の良さを引き出しているこの時期のメンバーの表現力がスゴイ!何度ライヴテイクを車内で聴いたことか。

 

空気感がベストですね。スタジオ盤もかなり良いが、やっぱりライヴテイクが上かな

 

 

 
 
 

★ Fallen Angel / King Crimson

再度「レッド」から。「ポセイドンのめざめ」「リザード」から静かな曲や「アイランズ」から多く選曲するのが、ファノンブログの特徴かと思いますが(笑)、 今回も来ました。隠れた名曲の類をご紹介する選曲。

 

この曲が話題になる事は、あまりないような気がするのですが、絶対にいい曲ですよ。←出たー独りよがり主張。爆笑 ウェットンが作った歌メロでしょうね。いかにもウェットン節。

 

展開部からいかにもクリムゾンの世界観に。カッコイイなあ、こういう曲も。「暗黒の美」というのか。陽気な感じは皆無。しかし、深さとややメランコリックというのか退廃的な感じ。美しくも穢れを知らない世界観ではなく、「大人の現実的な美」というのか。大人です大人。これぞ大人のロック! いい曲だなあ。

 

 

 

 

 

 

 

★ Starless  (Augsburg, Germany 74)  / King Crimson 

言わずもがなウェットン期の超名曲。初期で言えばエピタフ的な重く暗いが美しい世界観。もう何も言う事がありません。

 

しかし、初期が終始様式美的な曲構成だったのに対し、この時期は破壊もテーマだったのか?後半で前半の美しいメロディーの流れを継続せずに、前半とまるで違う雰囲気をわざと表現してる辺りが興味深い。←結局言ってる。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

★ VROOOM ~Coda: Marine 475 / King Crimson 

上記しましたが、このVROOOMを聴いた時はスゴイ衝撃が! ただ、この曲はYouTubeではちょっと良さが伝わりにくい。(クリムゾンはそういう曲が多い) 良い音質のするシステムで大音量で聴くとホント凄いです。「レッド」的なメタルクリムゾンの無駄のない有機的な音圧と美。THRAKという曲も似た傾向でカッコイイです。

 

この曲は次のCoda: Marine 475という曲と一体化しているので(2曲で1曲みたいになっている)曲が終了した時点ですぐに下の動画をオンして頂くとその流れが堪能できるかと思います。(動画上はつながっていなかった。

 

クリムゾン全曲の中で好きな曲10以内に入りますね。最高! 特に「ヴルーム」バージョンの方は。

 

VROOOM  

 

Coda: Marine 475 

 

 

 

 

 

 

★ People / King Crimson 

これまたカッコイイ曲! このさりげなく軽快なクリムゾンもいいですね。ドライヴのお供に最適。地味だが、ハイセンス!ハイクオリティ!

 

 

 

 

 

 

 

★ One Time  Live 1995  / King Crimson 

この曲もアルバム「スラック」から。この動画はライヴです。この曲もWalking on Air 同様に単純にいい曲だと感じるし、さらにその曲の良さを引き出しているこの時期のメンバーの表現力がスゴイ!クリムゾンでハードな曲もいいけど、静かな曲に名曲が沢山ある。ムチャクチャ好きな曲です。

 

やはり、Walking on Air 同様に空気感がベストですね。スタジオ盤もかなり良いが、やっぱりこの曲もライヴテイクが上かな。

 

 

 

 

 

 

 

★ Matte Kudasai  Live 1982  / King Crimson 

この曲は、80年代クリムゾンの名曲かと。この曲はアルバムディシプリン」に入っていますが、個人的にはやはり90年代クリムゾンの演奏が好きでYouTubeを探しましたが、なかったので80年クリムゾンのライヴから。6人クリムゾンに比べると音が薄い感じですが、ライヴなのでエコーや会場の良い空気感が伝わって来る秀逸なテイクかと。

 

この曲は当時から好きでした。90年代クリムゾンに多数極上テイクが存在します。こういう曲はライブでより映えますね。いい曲です!

 

 

 

 

 

 

次回はプログレ5大バンドの違うバンドに行きます!

 

 

 

 

 

またお楽しみに―! ヽ(^。^)ノ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

皆さん、ばんばんにちにちおっはー ←ちょっとネタ切れでございます。この行き詰りがかえって面白いかも。(^_^;)

 

 

さて、仕事が忙しくて中々スタジオに入れませんが、もうそろそろスタジオに入って例の 昨年発売されたばかりのメジャー曲 という自分的には意表を突くシークレット曲の歌練習に入りたいと思います。普段から車内で歌って練習はしてます。

 

難しい単語が1つあったので英語のわかる方に発音言い回しを訊いたら、その単語の歌い方にも成功しました。ヤッホー!いくぞー!様式美的なプログレポップの選曲の中で唯一プログレではない発散型メジャーポップロック路線の活きな曲。ライヴでは最後にやってみよう!

 

 

さてさて、今回もイエスに続いてプログレ5大バンドの超大御所のご紹介!

 

そう!(何がそう?) 宮殿でございます!宮殿! クリムゾン・グローリーの宮殿  って、それは違う。汗

 

キング・クリムゾンでござーい! キングですキング。キングとは王!

 

このバンド。ロックの突然変異か? 


遺伝的要素があまり感じられない不思議なバンド。何が言いたいのかと申しますと、普通ロックバンドでも違うジャンルでも誰かの影響を強く受けているもの。しかし、クリムゾンはあまりにオリジナリティが強く、一体誰の影響を受けているのかわからない。

 

5大バンドは、オリジナリティが超強いので他の4つもそのような傾向はあります。ただ、ジェネシストニー・バンクスの和音感はフランス近代のクラシックの影響を感じなくはないし、ピンク・フロイドはサイケ・ミュージックからの影響、ELP ムソルグスキーの曲をそのままアレンジしたりラグ・タイムピアノもある。ので、「イエスクリムゾンのオリジナリティは、ちょっと突出しているのではないか」というのが私個人の見方です。

 

例えば、ギタリストのロバート・フリップは誰の影響を受けたのかよくわかりません。クラプトンならロバート・ジョンソン、 マイケル・シェンカーならレスリー・ウェスト、 ジョン・ファノンならブライアン・ロバートソン(どさくさに紛れて‥笑)… などの影響を受けている。

 

ただ、あの「ジミー・ヘンドリックスが楽屋で弾いていたフリップのギターを聴いて感激した」 というエピソードがあるようです。あの正確無比なメカニカル(機械的)でポリリズム(変拍子)なギターを生で聴いたら誰でも驚くでしょうね。作品やメンバーの緊張感あるアンサンブルなどがよく取り沙汰されますが、ギタリストとしてのフリップは、かなりのハイスキル、ハイセンス! ギターセミナーなんてやっていて弟子もCDを出したりしてます。(カリフォルニア・ギター・トリオとか)

 

また、クリムゾンファンはプログレファンだけでなく、ツェッペリン、ジミヘン、ディラン、ストーンズ… などの王道ロックが好きな方々やバンドメンバー募集でもプログレバンドでもないのに「クリムゾンが好き」なんてミュージシャンも多いですね。ミュージシャンズミュージシャンという感じ。

 

作品・楽曲的な良さは勿論、演奏力の凄さも評価されている所。例えば、緊張感溢れる即興演奏なども得意としています。イージー・マネーなんて、LIVEではその都度アレンジが変わって全くオリジナルレコードとは違うバージョンが無数に存在する。←マジでスゲエです。 ^^)  そのオモシロさのために何枚ブートCDやBoxライブを買ってきた事か…(^_^; (^^)

 

 

 

クリムゾンは、構築美と破壊的要素の幅が広い音楽性のバンド。甘い幻想と厳しい現実の両面を表現するバンド。超ハイクオリティ。

 

「プログレの代表」というよりも「ロック・バンドの代表格」と言っていいでしょう。

 

うーん、クリムゾンもいい曲がやたらと多い! これもあれもと載せているうちに多くなってしまいました。これが「5大バンド」と言われる「5大バンド」たるゆえん。「いい曲が多い」という。だから売れたとも言えますが。

 

今回は初期作品3枚目までをひとつのコンセプトとしてメインに、4枚目までを多く選曲しました。 

 

個人的には初期3枚を「大人のお伽話三部作」と呼んでいます。 呼んでるって、つい数日前に考えついただけですが(笑)、この特集を組むにあたって思いついたんです。この3枚のアルバムはやけにカラフルで多彩な色彩を感じる。80年代クリムゾンのモノトーン的な現実的サウンドとは真逆で、幻想的で不思議な物語を想像させるような世界観をもった音楽性。

 

 

 

● キング・クリムゾン ディスコグラフィーもどき 

(ディスコグラフィーなのに「もどき」? 笑 )

 

※ 下記ディスコグラフィーは個人的主観の選出です。好きなアルバムのみのご紹介という自分勝手なモノですのであしからず。<(_ _)>

 

1969年 クリムゾン・キングの宮殿 

1970年 ポセイドンのめざめ

1970年 リザード   

1971年 アイランズ    

1973年 太陽と戦慄      

1974年 暗黒の世界      

1974年 レッド    

1975年 U.S.A.(live)    

1981年 ディシプリン    

1982年 ビート    

1984年 スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー    

1994年 ヴルーム    

1995年 スラック    

1997年 ナイトウォッチ(live) 

2000年 コンストラクション・オブ・ライト

 

 

では、幻想と現実の迷路である素晴らしきキング・クリムゾンの迷宮地獄(笑)をどうぞ!

 

クリムゾンの音楽はYouTubeでは、かなり伝わりにくいと思います。良い音響システムで聴くと最高の音楽世界観を味わえますが、音が悪いと音楽の良さが伝わりにくい。あとは小さい音量と大きい音量の差が激しいダイナミックレンジの問題。(オーケストラのように音量幅の差が大きい)しかし、何とか伝わりやすい音源のものを吟味して選択してみました。<(_ _)>

 

★ Prelude: Song Of The Gull / King Crimson

名作「アイランズ」から(4枚目)。名作と言っても初期7枚のオリジナルアルバムは全て名作だと思っていますが。アイランズは他のアルバムと違う異質な雰囲気に包まれていると思います。初期3枚目までの物語的なコンセプトをやめて1曲1曲の独立性が強く、内に向かわずに外に発散しているイメージです。(あくまでも個人的主観です)

 

クリムゾンの曲で、バンドアンサンブルではなくクラシカルアコースティック楽器を中心にした珍しい曲。こういう点もまたアイランズならではの独自性。なので、こういう音楽性のバンドか!と思われると全然違うのですが、しかしこれもまたクリムゾンらしいと感じるから不思議です。

 

でも、この曲のもつ穏やかさ、メロディアスさ、品がいいが商業主義とは無縁の芸術性。素晴らしい!クリムゾンには俗っぽさがない硬派なバンドと言えるか?

 

アイランズのメンバーは前作までとはかなり変わってます。Robert Fripp : Guitar, Mellotron,  Mel Collins : Flute, Bass Flute, Saxes & Vocals   Boz Burrell : Bass Guitar, Lead Vocals & Choreography   Ian Wallace : Drums, Percussion & Vocals    Peter Sinfield : Words, Sounds & Visions

 

 

 

 

 

 

 

 ★ I Talk To The Wind / King Crimson 

クリムゾンやプログレの代表作であるばかりか、ロックの名盤扱いである1stから。ビートルズのアルバムに代わってチャート1位になったという逸話は有名。(しかし、近年は異論もある) イアン・マクドナルド作曲。

 

クリムゾンのコンセプトの核を形成しているのはフリップでしょうが、このアルバムの音楽的主導権はむしろイアン・マクドナルドにあると思います。この曲やThe Court Of The Crimson Kingを作曲したのがマクドナルドであり、フルートなどで曲の雰囲気を高めていて音楽の核を形成しているように感じる。

 

しかし、マクドナルドのバンドかと言えばそれも違う。あくまでもバンド全員のエネルギーが一か所に集まり物凄いカタルシスを感じる。内面の魂を皆が出し合い音楽にその魂を込めるというようなイメージ。ある意味。クイーンの「オペラ座の夜」。フロイドの「狂気」、イエスの「危機」、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」のような,メンバー全員が一生に1度あるかないかのような奇跡的な高揚感を味わいながら演奏しているかのように感じるのです。

 

この曲は、フォーク的な音楽性でもありますが、グレッグ・レイクのヴォーカルとこのような味のあるアレンジが合わさると、もう極上の黄昏的世界。秋の紅葉に風が吹き葉っぱが舞う様なイメージを感じます。かなり好きな曲。

 

昔、A Young Person's Guide to King Crimsonというベスト盤CDを買った時に、Judy Dybleフェアポート・コンヴェンション、トレイダー・ホーン)が歌う別バージョンが入っていて、そちらも中々味があっていいです。そちらはさらっとフォーク調です。

 

メンバーは、いきなり黄金期とも言える最強メンバー。イアン・マクドナルドグレッグ・レイクが同じバンドでやっていた事自体がゴージャス過ぎる。 ^^)  これに御大フリップにドラムおかずの天才ジャイルズ。 人類史上の世紀の傑作が生まれる訳です。

 

Robert Fripp–guitar   Ian McDonald–reeds, woodwind, vibes, keyboards, mellotron, vocals   Greg Lake–bass guitar, lead vocals   Michael Giles–drums, percussion, vocals   Peter Sinfield–words and illumination

 

 

 

 

 

 

「大人のお伽話」的アルバムの3部作から3連続!

各アルバムから宮殿的イメージの曲を1曲ずつどうぞ!

 

 

★ Pictures Of A City / King Crimson

1970年 セカンドの「ポセイドンのめざめ」から、冒頭1曲目。いきなり只事ではない雰囲気。途中のバンドアンサンブルはキメが多く、1stの「21世紀の精神異常者」のアンサンブル手法に似ていますが、この曲の持つ魅力はそこよりも冒頭のサックス音とフレーズが秀逸なアンサンブルと鋭角的な歌メロにあると感じます。非常によくできたカッコイイ曲かと。

 

メル・コリンズのサックスも最高です!アラン・パーソンズキャメルでも演奏していたサックスプレイヤーの天才ですね

 

歌詞は相変わらず芸術的な歌詞を作ると言われるピート・シンフィールド(大体がメンバーに演奏しない詩人がいるというのも面白い。手法もプログレッシヴ)ですが、作曲は御大フリップ先生。

 

このように1stの続編のような雰囲気もありながら、このアルバム独自の個性も感じ、このアルバムは芸術性も高いと感じる。クリムゾンの中でも好きなアルバム上位になっています。

 

とにかく音色と音質が完璧なんです。最近のリマスターCDもかなり音質は向上しましたが、このアルバムのレコードの音質はとにかくスゴイです。特に超音波洗浄機で洗い、レイカの洗浄水で仕上げるともう最高レベルの音質に(しかし、ここ何十年もその音質では聴いてない。汗)

 

Robert Fripp : Guitar, Mellotron    Greg Lake : Vocals    Michael Giles : Drums    Peter Giles : Bass    Keith Tippet : Piano    Mel Collins : Saxes & Flute    Gordon Haskell : Vocal    Peter Sinfield : Words

 

 

 

 

 

 

 

★ Cirkus / King Crimson

1970年 3rd「リザード」から。作曲は御大フリップ先生。このアルバムも好きなんですよね。ヴォーカルのゴードン・ハスケルフリップとの人間的な相性が良くなかったと記憶してますが、音楽性として見ると、前作とこのアルバムには凄く合っていると感じます。内向的な感じのヴォーカルが、「破壊的で発散型の曲の中でもがいているような感じ」が、余計に深さや芸術性を感じる。

 

ジャケットもお伽話的な雰囲気で想像力を駆り立てられる。「一体、どんな曲が入ってるのだろうか?!」というワクワク感を感じる。そして期待に反しない中身の濃さ!とにかく濃い~~~バンドです。笑 数年前の来日公演に行きましたが、やはり全盛期は過ぎたのか、プレー内容にあまりこの「濃さ」「濃密さ」を感じなかったのがちょっと残念です。ドラムは3人もいらないと思うし。グチってスミマセン‥<(_ _)> それだけこの時期は奇跡的なスゲェプレーをしていたと。

 

フリップのメカニカルなフレーズは80年代クリムゾンによく聴かれますが、実はこの時既に登場しています。1分40秒付近から始まるアコギのソロフレーズを聴いて欲しいですね。一聴すると単なるギターのスケール練習のような組み立てですが、これがバックの演奏とピシャリッと物凄くハマってるんですよね。こういうちょっとした地味なプレイもツボを得ている御大のプレイ!ハイセンス!

 

Robert Fripp : Guitar, Mellotron, Electric Keyboards    Mel Collins : Flute & Saxes    Gordon Haskell : Bass Guitar & Vocals    Andy McCulloch : Drums    Peter Sinfield : Words & Pictures

 

 

 

 

 

 

 

★ Epitaph / King Crimson 

言わずもがな超々名曲! メロトロンを使った模範的な名曲ですね。またこういう威厳のある曲と言うか、スケールのデカい曲にレイクのヴォーカルがパーフェクトにフィットしているんですよね。ここまでバンドアンサンブルとヴォーカルと雰囲気の高さ、テンションの高さが高い次元で昇華されている楽曲があるだろうか?正に奇跡的なものを感じる。

 

そのキーボードの一種であるメロトロンとは? 1960年台に発売された磁気テープを再生して演奏するキーボードのこと。サンプラーの元祖的な存在で、今でも哀愁の漂う独特のサウンドには人気があり、特にプログレバンドに多く使われている。ストリングスやコーラス(人声)、ブラス、フルートといった音色がよく使われた。

 

うろ覚えですが、確か気温や環境に左右されやすいという話を聞いた事があります。その日によって、良い音が出る調子の良い時と悪い時があると昔インタビューなんかで読みました。凄い楽器ですね。調子が悪いとかって…。ライヴ使用では大変そう‥ ^^) 

 

 

 

 

 

 

 

★ Peace - A Theme / King Crimson 

フリップのアコギって、ヨイんですよねー、これがまた。フリップのギターは80年代クリムゾンで目立つようにメカニカル(機械的)な感じでポリリズム(変拍子)をやるというハイテクというイメージが強いかもしれません。

 

何時間もミスもせずに難しいフレーズをリズムも乱れることなく弾き続けられると言う話も。ジミヘンも感激したと言われる彼のギターは、リズムが凄く正確無比。独特の持ち味が極めて個性的で心地の良いフィーリング。

 

しかし、そのイメージばかりではない!! 実は温かい味のあるゆったりとしたフィーリングを持っているんですよね。懐が深いというのか、天才的ギタリストいうのか。

 

この曲のギターはメチャ好きですね。安らぎと夢見心地。隙が無くシマりのある演奏のイメージが強いクリムゾンですが、なんのそのアルバムリザードではジョン・アンダーソンを起用した曲やこの曲のように、夢見心地のフィーリングを持つ曲も得意なんですよね。音楽性や音楽表現の幅の広さを感じる。素晴らしい!

 

 

 

 

 

 

 

★ Cat Food (50th Anniversary Edition) / King Crimson 

カムトゥゲザーではありません(笑)。ビートルズの影響を受けてる事は1stでは気づきませんでしたが、次に聞いたのがベストCD盤で、その中にこの曲が入っていたので「あー、フリップビートルズ来てたか」と思いましたね。

 

この曲はカッケー!!

 

冒頭、影響を受けたミュージシャンが思い当たらないと書きましたが、たまにこういう曲はあります。しかし、やっぱりビートルズは偉大ですね。プログレアーティストにまで影響を与えている。

 

キース・ティペットというピアニストをご存知でしょうか? ジャズロック界では有名な人で奏法が凄く面白い。この曲でティペット奏法が思いっ切り炸裂している。この曲にピッタリ! カッチョいいー! レイクもいい感じで歌ってますよねー。

 

 

 

 

 

静寂の美3連発!

 

★ Cadence And Cascade / King Crimson 

歌ってるのはゴードン・ハスケルクリムゾンの曲の中でも最も好きな曲のうちの1つです。クリムゾンの静かな曲っていい曲が多い(ムーン・チャイルド、 風に語りて、 ブック・オブ・サタデイ、 ウォーキング・オン・エアー、 ワン・タイム… なども大好き)。無名であったゴードン・ハスケルはこのアルバムで注目を浴びた。このように味わい深い落ち着いた曲を歌うと天下一品! 

 

この曲はヴォーカルのガイドメロディーをグレッグ・レイクが歌い、恐らくはそのガイドメロディーをゴードン・ハスケルが記憶習得してレコーディングしたものと思われます。そのレイクのテイクもどこかのCDで聴きましたが、やはりこの曲に関してはハスケルの方が良い雰囲気。

 

フリップとは犬猿の仲になったのか? クリムゾン脱退後に「自分は極めてマイペースで内向的な性格なので、クリムゾンではやっていけない」的な事を言っていましたね。だからこそ、そういう人ならではの繊細さと豊かな深い表現が出来るとも言えるのではないかな。

 

このアルバム自体のレコードの音質が極上なんですが、特にこの曲はアコースティックギター(ナイロン弦)の音が物凄く良いと昔感じた。

 

 

 

 

 

 

 

★ Lady Of The Dancing Water / King Crimson 

この曲もハスケルが歌った曲。作曲のクレジットはフリップ。(本当にフリップかなあ?というのは曲調がハスケルのソロアルバムに酷似しているんですよね) いい曲ですねー。ノスタルジックで深い。イギリス音楽の深さはアメリカにはない。紅茶の似合う音楽(またそれか…笑)

 

上記曲と並んで大好きな曲です。この時期に2枚のアルバムにハケットが参加していてホントに良かったと感じる。このような貴重な音楽が残った事に感謝したい。

 

 

 

 

 

 

 

★ Moonchild / King Crimson 

静寂3部作のラストを飾るのは、超名曲のこの曲。クレジットはメンバー全員となっていました。この曲は昔から大好きでしたね。この雰囲気尋常ではない世界観。ロックはここまで表現出来るその表現力の凄さ。このシンバルの音は何ですか?コレ。ジャイルズのこの音は驚異的。これも極上の音のするレコードで聴くとスゴイです。超名曲です。

 

このような独特の雰囲気の曲をこのような音質で聴けるとは奇蹟と思う。CDが世に出た時にこの1stアルバムの音を聴いてフリップが、あまりの音の悪さに激怒したと言われますが、私も激怒してましたよ。(笑) 何じゃこの音の悪さは!て。薄っぺらのシャカシャカ音。何しろレコードから録音されたテープの音より悪いんですから。

 

逆にテープの音ってハイファイじゃないけど心地よい音してましたね。MⅮは発売当初酷いと思ったが、録音方法が適切だとスゴイ良い音がすると後でわかった。(今、「MⅮの音は録音方法次第で物凄い良い音がする」という事実を知ってる人は恐らく少ない)

 

 

 

 

 

 

 

★ The Court Of The Crimson King / King Crimson 

何も言う事はありません。プログレの ロックの 不滅の名曲。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ The Great Deceiver / King Crimson 

なんで、アルバム「太陽の戦慄を飛ばして「暗黒の世界」の曲を先にご紹介する事になったのか? 単にこっちが発売日が先だと勘違いしてCDを最近買って聴き、曲の選択を先にしてしまったからです、ガクッ どうでもいい話…<(_ _)>

 

カッコイイ!かっこ良い!超カッコイイ! クリムゾンがプログレファン以外のロックファンからも好かれる理由がこういう曲にあるのではないか?と個人的には思います。カッコ良さ最高レベル!

 

David Cross : Violin, Viola, Keyboards    Robert Fripp : Guitar, Mellotron   John Wetton : Bass and Voice    William Bruford : Percussives

 

 

 

 

 

 

 

★ Ladies Of The Road (Robert Fripp & David Singleton Remix) / King Crimson

またまたカムトゥゲザーではありません。(笑) この曲のサビは、極上の世界観。モノクロのようなイメージで曲が進行する中で、突然現れるメロディアスなサビ! 構成力が素晴らしい! このようなコーラスの重なりはやっぱりブリティッシュ・ロックだと感じますね。 英国独特の音楽的フィーリング。

 

 

 

 

 

 

 

★ Lament / King Crimson

この曲を聴くとウェットンのソロアルバムの曲を思い出します。歌メロはもろにウェットン作ですね。この曲の持つフィーリングは、発散型のフィーリングが多いこの時期としてはかなり異質というか独特の雰囲気・味のある楽曲だと感じます。

 

ただし、大人しい雰囲気で終わることなく、案の定、途中の展開から例によってこの時期特有の演奏ハイレベルの発散型に移行します。後半の緊張感漂う演奏フィーリングも最高。子供の頃は「前半は良いけど後半は難解だなあ」と感じていましたが、20歳を過ぎた頃にはこの良さがわかるようになりました。

 

1分23秒位から展開するギター、ベースとブルフォードのパーカッションのアンサンブルは物凄い極上のフィット感覚。フリップ、ウェットン&ブルフォードでないと表現出来ない細かくスリリングで噛み合ってる様は超快感です。この良さを堪能出来るかどうか?がプログレ鑑賞の醍醐味というか幸せを感じる瞬間ですね。正に名曲!ラメントを聴かずしてクリムゾンは語れない。

 

この演奏感覚が前作やレッドにもつながっています。ウェットンクリムゾンの個性!醍醐味!

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Islands / King Crimson

今回のトリはアルバムのタイトル曲アイランズこの曲は後半の盛り上がりが最高! クリムゾンの曲ではちょっと珍しいか? 1stとはまた違うドラマチックな曲想。

 

ひねり具合の多い(?)クリムゾンの曲の中では、かなり正攻法による曲構成と曲の雰囲気で、純粋にメロディアスで深みも感じるいい曲だと思う。このようなクオリティの高い曲は、色々なバンドにカバーして欲しい気もするが、ちょっと表現が難しいかな? ルパート・ハインなどの名プロデューサーがつけば、他のバンドでもいい雰囲気は出せると思う。(プログレ妄想。笑)

 

やはり、ブリティッシュの哀愁という感じですね。音楽性自体はちょっと違いますが、空気感を大切にしたその哀愁漂うブリティッシュ魂や世界観は、プログレの名曲 22 「英国70年代の哀愁メロディアス編」で、ご紹介しました Keith Cross & Peter Ross、Wally などと共通のロマンも感じる。素晴らしい!

 

 

 

 

 

 

Fractureの挫折。

Fracture という曲は凄い良い曲なのでご紹介したかったのですが、YouTubeの音質では絶対に良さが伝わらない。ので今回は残念ながら見送りで。<(_ _)>

 

 

 

 

 

 

 

またお楽しみにー! ^^) 

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、久しおですぶり! こんうはよばんまございはーにちすお! ←何語?(^_^; いよいよ異次元のあいさつに。しかも「お久しぶりです」までやらなくても…

 

最近、新しいブログも書いてないのに、突如閲覧数が前日より急増してビックリする事があります。「そろそろ、次の記事が出る頃か?」と期待されて覗いて頂いてるのか?(←自意識過剰気味?) 

 

はたまた、少数の方々が1日の内に何度も過去記事を見て聴いて下さっているのか?(同じ方が1日複数回閲覧されても閲覧数って増えるのかな?)わかりませんが、とにかくありがたい事で感謝です。ありがとうございます!<(_ _)> 

 

危機逃げして…違う、「聴き逃げして」等恐縮されている方もいらっしゃいましたが、聴き逃げも歓迎でございます。<(_ _)>  ←発信している側から「聴き逃げ」っていうな!! 失礼  <(_ _)> 勿論、ありがたい事で。

 

 

最近、見つけた、、いつものいかにも自分が好きそうなプログレポップ曲とは違うニュアンスのメジャー感覚を持ったメチャカッコイイ曲の練習にこれから入ろうと思っています。これ、ライヴでやったらマジでテンション上がりそう。10年に一度出るか出ないかのカッコ良さ&ハイテンション状態で俄然やる気が出た。<(_ _)>

 

 

 

さてさて、大御所は曲数が多いし、名曲も多いので、1バンド2回ずつになる可能性が。(決めてませんが。恐らく)

 

今回もプログレ神バンドのイエスでございます。人生を変えたバンドと言えるかも。アルバム「危機」「究極」の衝撃は半端なかった。「トーマト」もかなり好きだし。

 

最近、改めて「危機」「トーマト」の最近出た高音質CDを買ってカーステで聴きましたが、やっぱり今聴いてもスゴイなあー。この凄味は尋常ではない。ロックの躍動感と芸術的イマジネーションの両立がスゴイ。「勢い」と「美」 普通はどちらかで勝負でしょう? 二刀流の完璧度は大谷レベル。 ^^) 「静」と「動」を上手くコントロールしている。

 

 

子供の頃、FMラジオで渋谷陽一が、「イエスというのは、部屋の内側から見ているとキレイな素晴らしい世界観なのですが、外から見てるとわかりずらい」みたいな論評をしていて、ちょっと違和感を感じました。

 

「この人は確か純プログレよりも、モノクロ系のイキでストレートなロックンロール系が好きなのではなかったのかな?(それは大貫憲章だったか?) イエスの本当の魅力を理解しているのか?」みたいに個人的には思っていたかと。まあ、それ自体が偏見だったのかもしれませんが。

 

しかし、言いたい事はわからんではないという事が逆に気になっていたんだと思います。「オタクやマニアにしかわからん音楽のように言うなや」みたいな懸念かな? 「イエスは当時から世界的に人気があり、スタジアム級の会場で大衆を魅了する万人ウケする要素も兼ね備えていた」と思っていた点もすんなり彼の意見を受け止められなかったのだと思います。

 

しかし、テレビで頻繁に掛かるキャッチーなヒット曲とは明らかに違う音楽性だったので、ある意味、「万人ウケする要素が有りつつも、曲によっては、わかる人にしかわからない的なマニア玄人音楽の代表格だから、横斜めから見られてしまうのは仕方がないのかも?」という感じもありましたね。 

 

細かいこだわりまで書くマニア感がありますがご了承を<(_ _)> 代わりに変なボケもセットで。 ^^) 

 

 

 

今回のご紹介曲は、イエスとしては時代的には前回の続きである期間の曲と、各メンバーのソロやユニットなどをご紹介したいと思います。「ソロだから、ユニットだから曲のクオリティが落ちる」という事はありません。それは、彼らの創作意欲が物凄いエネルギーを持っているからだと思います

 

 

★ Our Song / Yes

小中学生の頃にトレバー・ラビンのソロ1stと3rdを聴いた時の衝撃は凄かった。好きでしたねー、トレバー・ラビン。特に1stはカッコイイハードポップと美しいバラード満載で音楽的好みも自分にピッタリ! 南アフリカ出身というのも不思議な魅力を感じた。

 

まず、声質・歌い方とギタースタイルが好きで(音色もフレーズも)、さらに曲も好きだしアレンジも好き。しかもマルチ・プレイヤーという天才ぶり。ビルボードのチャートには出て来ないが、「こんな上質な音楽は滅多にないな」と強く感じていました。

 

それから、何年経ったか? イエストレバー・ラビンが加入? ほんとマジでビックらこいた。 ^^)  彼がイエス? ミスマッチでは? と。音楽性が違い過ぎる。そんな個人的な見方の中で聴いたロンリー・ハート。こりゃ、イエスというよりもラビンのソロやん! あまりにラビン色が強い。出だしからギターリフが思いっきりラビン節だし。笑  

 

例えば、ELO「ドューヤ」という曲にも見られるようなこのようなシンプルなギターリフは大好きで、実は大学生時に学生コンテストに勝ち進んだ私のオリジナル曲もこの曲のようなギターリフから始まるハードポップ曲でした。(いつか公開したいなあ。マインドも似ている感じ)

 

で、このアルバムはラビン色が強い。元々ベースのクリス・スクワイアと一緒にシネマという新バンドのために書き下ろした曲が大ヒットしたロンリー・ハート。当初はラビンがヴォーカルをとっていましたが、ジョン・アンダーソンを呼んで歌って貰ったら、「より良い」という事で、「それならシネマではなくイエスとして出そう」という流れだったかと記憶しています。

 

で、ロンリー・ハートもいい曲だと思いますが、私がこのアルバムで1番好きな曲はラビン色の最も強いこの曲なんですよね。トレバー・ラビンの音楽性が大好きなので。特に後半、3分24秒 からの盛り上がりロマンを感じる展開はこのアルバム中、最もドラマチックさを感じる心地良さ。この曲は傑作名曲!ラビンは天才。これは間違いがない。

 

 

 

 

 

 

 

★ Love Will Find a Way / Yes

この曲もモロラビンの音楽性。ラビンの曲はどれも一緒に歌いたくなるキャッチーさ。馴染みやすいフレーズが多く、尚且つ安っぽい感じはなく、しっかりとしたロック・アンサンブルが魅力。

 

「ロックの持つ太さ」というのは、年齢のせいか?今となっては時にうるさく感じる時もありますが、ラビン流ロックはそれがない。やはりフレーズや展開に必然性を感じ、曲構成にも無駄がないからだと思います。そう「無駄のない質が高く濃いロック」という感じ。

 

この曲はポップで軽快。シングルヒット曲。イエスのゴージャスなアレンジが上手くラビンの世界観とミックスされている。ラビンイエスの融合が成功した模範的な曲かと。

 

 

 

 

 

※参考曲 

さて、プログレではないので参考曲扱いですが、ハードポップの名曲!

途中からイエスに加わったラビン系4連発行きます!イエス加入前のソロ3曲。南アフリカでの自身のバンドラビット1曲)

 

 

 ● Finding My Way Back Home / Trevor Rabin 

この曲は好きでしたね。今でも好きでライヴハウスの候補曲でもありましたが、バックアンサンブルなど再現不可能で断念。サビのアイ・ラヴ・ユーのコード進行とメロディとヴォーカルの重なりに、物凄い開放感とか哀愁を感じたんですよね。ちなみに歌詞はあまり気にしてませんでしたが。笑 

 

ギターソロも好きで、ある意味シンリジィブライアン・ロバートソンのようなまとまりのあるカッコいいフレーズで固められている点に物凄い魅力を感じます。ブライアン・ロバートソンのバンドであるワイルド・ホーシズの1stをラビンがプロデュースしたのも興味深い。共通点を感じる同士なので

 

確実なテクと音楽的豊かさを感じるソロ。「これぞロックのギターソロだろ!」という。昨今のメタルバンドの退屈な速弾きとは二味違うと。(イングウェイとかテクは凄いがフレーズがカッコいいと感じない)ファンの方スミマセン<(_ _)> これは趣味の範疇の話かな。

 

とにかくこの曲は単純に曲そのものが好き。一生聴くだろうなあ。レコードは手放せません。

 

 

 

 

 

 

● Stay with Me / Trevor Rabin

この曲もまた上記曲と並んで子供の頃から好きな曲。これもライヴハウスの候補曲でしたが、バックが再現不可能で断念。ラビンの曲は、コード進行とそれに被るメロディー。構成力。展開が好きなんですよね。

 

超名曲です。なぜあまり知られていないのか?謎が謎を呼ぶ。 ^^)

 

 

 

 

 

 

● Heard you cry wolf  / Trevor Rabin

この曲は中学生時だったか?好きでしたねー。私はこの頃、「ロック魂のカッコ良さ」というものを人生の中で最も感じていた時期でしたね。自分の場合は当時、AC/DC、エアロスミス、スコーピオンズ、UFO、テッド・ニュージェント「Cat Scratch Fever」…なんての魅力に取りつかれ、ロック人生が後戻り出来ない状態に。

 

で、モントローズラビンのロック魂にはもう「なんだこのカラッとしたカッコ良さ!日本にないな」という感じで、ロックとはこういうものか!という右脳感覚がこの頃特に磨かれたのかも?そんな状態でのこの曲を含んだアルバム「ウルフ」は大変魅力的に感じていました。

 

ソロの1stと2ndは、ほぼ1人で各パートを演奏歌ったマルチぶりを発揮したが、この3rd はバンド的ニュアンスを出したかったのか、ジャック・ブルース(B)、 モ・フォスター(B)、 サイモン・フィリップス(Dr)、 マンフレッド・マン(Key)という最強オールスター参加で、「やっぱりラビンは1流アーティストとみんなに認められているな」と妙に嬉しいゲスト参加でした。

 

で、この曲はこのアルバムでもかなり好きな曲。迫力のあるレコードの音でないと魅力が伝わりにくいかな。PCだと音がスカスカですね。

 

この曲の歌メロも好きですが、特にギターソロにハマり、中学生でギター弾き始めで1年チョイくらいだったか?  この「速弾きなし」なら弾けるか?と思い、耳コピして弾いていました。今それを聴いたら下手だったと思いますが、「初心者なのに弾けた!」みたいに1人で自己満で盛り上がっていたような気がします。自分のギタリストとしての原点。

 

ギターの上達は、コピーでもオリジナルでも実際に曲やバンドに合わせて弾くような実践的な練習がやはり上達が早いかと。ジャーニーニール・ショーンも「部屋でスケール練習ばかりやるよりも曲を作ってバンドで演奏した方が上達するよ」と初心者向けにアドバイスをしていました。

 

この曲のラビンのギターフレーズに凄く憧れてました。後半に出て来る高音チョーキングの箇所は特に快感。笑 音数が少ないのにカッコイイフレーズの連続。ラビンならではの退屈しないフレーズ運びが秀逸!歌う時のような独特のリズムをギターフレーズに取り込んでいる、細かい表現が出来るギター表現者ですね。「真のロックギタリスト」いう評価で、今でも好きなギタリスト・ベスト5位以内くらいに入るかな?

 

コンピュータ音楽などが持てはやされる昨今、アナログ的手作り感満載の職人気質的お手本ギターソロ。こういうニュアンスで弾けるギタリストって、今どの位いるのか?って、単純に思いますね。それくらいの貴重度を感じる。

 

 

 

 

 

 

● Baby's Leaving / Rabbitt 

一転、甘ーい感じの曲。ラビンがまだ世界進出する前、上記ソロアルバムを出す前に組んでいたバンド「ラビット」のアルバムから。確か2枚のオリジナルアルバムが出ていたかな?ベストCDにはアルバム未収録曲も確かあったような。

 

バンドと言ってもラビンが音楽的主導権を握っており、ラビンのソロに近い要素もあります。アルバム全体の曲のクオリティは、ソロアルバムに比べると今一ですが、良い曲も何曲か入っていて1曲でもいい曲を逃したくない自分としては、やはり買って聴いてしまいますね。 

 

古い録音ですが、この頃からラビンの才能を感じる。バンド自体は、恐らくはレコード会社の意向でアイドルバンドとして売り出そうとしたのだと思いますが、この曲のしっかりした音楽性と途中から出て来るコーラスは 10cc のような多重録音アレンジにラビンの才能・力量を感じる。素晴らしい。今となってはニッチ・ポップ扱いかな?  でもそういう先入観を除いて素直に聴けば、凄くいい曲だと感じる。

 

 

 

 

 

他メンバーソロへ!

 

★ Meeting (Garden of Geda) /  Jon Anderson

このアルバムを知ったのはもう何十年も前ですが、凄く感動して気に入ったのを思い出します。ジョン・アンダーソンのソロってこんなに凄いんだ!と。イエスの幻想性をさらに拡大押し進めた感じですが、イエスとはちょっと違う。ジョン・アンダーソンというのは、根っからの夢見がち世界観を持ち、それを表現出来る天才だと思いますね。

 

夢の中の世界観を現実の世界で表現してしまったかのような不思議でありながら、屈折した感じも、イジケタ感も、暗い感じもなく、ひたすら純粋で、ひたすら正直で、力強ささえ感じる。「夢見る音楽をやる事が信念」みたいな感じで迷いは一切ない。

 

正々堂々と夢見る世界を表現する。「夢見ちゃ悪いかコラ!文句あんのかコラ!」いや、長州じゃないから「コラ!」とは言わないし。失礼しました。<(_ _)>  しかし、強い意志・こだわりを感じる。

 

 

 

 

 

 

 

★ To the Runner / Jon Anderson

これもジョン・アンダーソンのソロアルバムから。1stだったかな。確か。幻想的世界観に浸りたいなら断然このアルバムです。このような心地よいサウンドが曲の持つ世界観を高めている。音色がいいですよねー。最高に素晴らしい音宇宙だと感じます。 歌メロも良いし。

 

例えば、イマジンとはまた違う、さらにフワっとした不思議な優しさを感じます。

 

 

 

 

 

 

★ I Hear You Now / Jon & Vangelis

ジョン・アンダーソンは数多くのゲスト参加アルバムやユニットがありますが、ヴァンゲリスとの相性が1番良いように感じる。それは二人の持つ内面に、深く夢見るロマンが溢れていて根っからのドリーマーという要素が共鳴し合うからだと個人的には感じます。結果的に成功した二人ですが、「商売ッ気がまるでない自分に正直な純粋さを持ち合わせている」と思うし音楽的才能がスゴい。こういうミュージシャンがプログレ界にはいるんですね。

 

内面を表現する表現力が卓越している。この曲を子供の頃に聴いた私は、このコンビ最高だな!!と絶賛していました。不思議な世界観を持ったいい曲です。

 

ヴァンゲリスのシンセ音というのは、出だしだけを聴くと、「アレ?ちょっとあまり高品質な音質・音色ではないのでは?」と一瞬感じる事もある。しかし、これが甘い甘いアマちゃんな感性。笑  他のパートが被さってくると元のパートをその音色にした理由がハッキリとわかり「してやられたー!オレはバカだった~!」となる。←どういう説明?

 

ホント音楽は不思議。いい音質ばかりを束ねても、アンサンブル的には今一の時がある一方、混ざると極上の世界観になるケースがある。これもまた作る側の卓越した感性としか言いようがない。

 

バランスなんですね、アンサンブルって。1音1音のみを単独でいい音にしてもあまり意味がない。「合わさった時にどういうニュアンスになるのか」が大事。そういう意味では絵画だとかあらゆる芸術や映画、料理などにも通ずるものがある。主役。引き立て役。悪役。エキストラ…など様々なパートがどう振る舞うかで作品全体の質が決まる。

 

その究極な音色フレーズの選択操り師がヴァンゲリス。「音色フレーズの選択操り師?」    単に「音の魔術師」でいいのでは?  笑   言葉を無理矢理作ろうとする創作行き過ぎファノンでございます。   笑

 

 

 

 

 

 

★ Italian Song / Jon and Vangelis

ジョン&ヴァンゲリスの中で1番好きなアルバムがこのプライベート・オーディション。全曲いい曲で、お気に入りプログレアルバムの上位に来る。特に若い頃にレンタルレコードで借りて聴いた時の感動は忘れません。なんだこの透明感は!と。高校生の頃だったかなあ?詳細な時期は覚えていませんが、とにかく感動した。

 

イエスとは違いロックではないですが、これもまたジョン・アンダーソンのもうひとつの魅力。「自分の子供が学校でいじめられてた時にジョン・アンダーソン自身が学校に行って、子供達の前で歌ったらイジメは無くなった」というアンダーソンならではのエピソードがありますが、笑ってしまう程 聞いた瞬間に皆が納得するようないかにも彼らしいエピソードですね。 ^^) そんな話を思い出すような平和な世界観。 音楽の力はスゴイ!

 

 

 

 

 

 

 

★ Horizon / Jon & Vangelis

この曲は 23分弱もあるのですが、当時ハマりにハマりましたね。イエス「危機」とはまた違う意味で、「これだけ長い曲にしたのにはちゃんと意味がある」という模範的名曲。

 

各展開やコード進行に必然性があると曲が長くても飽きない。3分でも飽きる曲もありますからね。「そのフレーズをそんな繰り返す必要ある?」とか。←この人言っちゃてるよ。 ^^) 

 

この曲は超名曲。「炎のランナー」とか「南極物語」のテーマソングはヴァンゲリス作として超有名ですが、そういう曲が好きな方々はぜひこのアルバムも聴いて欲しい。このアルバムはヴァンゲリスジョン・アンダーソンの良い面が最大限に発揮されていると感じる。アンダーソンのソロアルバムもあまり好きではないアルバムもありますが、上記の1stソロとこのアルバムは最高です。芸術の塊と言える。

 

 

 

 

 

 

★ Rick Wakeman's awesome piano solo / Rick Wakeman

このパフォは確かイエス名義ではなく、アンダーソン・ブルーフォード・ウェイクマン・ハウ名義でのライヴからだと思います。初めはイエスを名乗る予定だったが、バンド名のライセンスを保有してたクリス・スクワイアが不参加だったので、単純にメンバー名を並べたアンダーソン・ブルーフォード・ウェイクマン・ハウ(ABWH)名義にせざるを得なかったらしい。

 

前回お伝えしたトーマトに含まれているマドリガルウェイクマンのキーボードソロで披露するとは!と当時嬉しくなりました。その後もいつものソロ曲の速弾きでもう会場は大盛り上がり。このウェイクマンの速弾きというのは物凄い心地よい高揚感を感じる。ロック特有の躍動感。

 

ウェイクマンよりキース・エマーソンの方が上手い」とする話がたまに出ますが、リッチーよりイングヴェイが上手いとするナンセンス話と同様に感じる。(ギターマガジンでそのようなクダラナイ論評をする記事があった。私はリッチーは好きだがイングウェイはあまり好きではない)

 

ウェイクマンウェイクマンでしか出せない心地よさやロマン、個性、魅力や凄味がある。音使いフレーズ、楽曲などに於いて。このソロはウェイクマンの最も良いプレイの1つで、音色含めてセンスの高さが伺える。

 

ミスタッチなど、やや粗い側面もありますが、とにかくリズム感、躍動感、ロマン、アクセント…など心地よさが半端ない。このようなテクとセンスを併せ持ったキーボードプレイヤーは、ロック界でも類い稀な存在と思う。とにかくスゴイ!!会場の盛り上がりも凄いですね。そりゃ盛り上がります。こんな躍動感・活きな感じで演奏されたら。

 

 

 

 

 

★ Mood For A Day…Clap (Live at Montreux 1979) / Steve Howe 

今度はギタリストスティーヴ・ハウの名曲のライヴパフォから。前回もご紹介しました Mood For A Day と間を挟んで Clap。自分的には、よくライヴで続けて演奏されている2曲がテーマですが、今回は間に別の曲が挟まれています。

 

その間に演奏されている曲も中々面白いですが、上記2曲のみお聴きになられる方は、曲初めが Mood For A Day で、Clap 6分55秒付近から始まります。

 

スティーヴ・ハウのプレイもやや粗い面がありますが、とにかく躍動感がスゴイ! スティーヴ・ハウだからこそこういう曲が楽しく感じると言った具合。弾き方によっては凄く退屈にもなりそうな感じですが、このリズム感や躍動感は独特。しかもこういうギタースタイルのロックギタリストは殆どいない。物凄い個性ですね。

 

 

 

 

 

 

 

★ Can't Stop the Rain / Squackett

イエスのベーシスト Chris Squire と元ジェネシスのギタリストである Steve Hackett のゴージャスなユニット。この曲は殆どハケットの音楽性ですが、好きな曲なのでここに君臨と。 ^^) 

 

このアルバムは数年前か?比較的最近知りましたが、発売は2012年と結構前に出ていました。こういう取りこぼしって結構あるんですよね。この二人はセンス高いミュージシャン。しかし、このアルバムはあまり気に入った曲がなかったのですが、この曲は「落ち着いた感じ」「安らぐ感じ」「透明感も感じ」好きな曲です。素晴らしい。CDの音質は今一なのでリマスターして欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

またお楽しみにー!(^^)/

 

 

 

 

次回は世界「5大バンド」の違うバンドに行きまーす!<(_ _)>

 

 

超1流のゴージャスなロックをどうぞ! ^^) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、ばんはよおにちこんうー! ←なんのこっちゃ

 

ひとりライヴハウスは、今年中に第2弾を実行したい! という事で、多くの候補曲から3曲は決まりました! 近いうちに、またセットリストらしきものを公開したいと思います。最近1曲、スゲえカッコいい曲を発見しました。この曲をシークレットソングとしてやろうかな?と。一著前にシークレット? シークレット・ガーデンではございません。←閲覧者を突き放すマニアックギャグ。(^^; 

 

 

(@_@) ←「ただのぶさん!」「目が漫画みたいになってんじゃん」って、これは漫画じゃなく、アットマークだ。(これがファノンからの解答)←なんのこっちゃ   そもそも「ただのぶさん」って誰? 「只の信彦さん」?  いきなり失礼しました 。バカにした訳ではないです。<(_ _)>。

 

さて、アホベタ漫談はともかく、(なぜか落語家の方が「いいね」を押して下さっています。ありがとうございます)<(_ _)>

 

 

もうプログレ特集は、書いてる事自体に飽きて来たので、そろそろ終わろうと思ったのですが、「イヤ待てよ。これだけマニアックなものや中堅どころもそこそこ掲載して来て、大御所を外すのも不自然ではないか?」 と今になってから思えて来たので、予定外なんですが、この際大御所も行ってしまおうか? 

 

と思った次第の究極の気まぐれでございます。<(_ _)> 究極の気まぐれ という事から5大バンドの内、その「究極」というアルバムを制作したバンドであるプログレの世界最高峰バンド「イエス」から行きたいと思います。(こじつけ?) ^^) 

 

 

そもそも「プログレ」とは何か? 1960年代後半のイギリスに登場したロックのジャンルの1つで、クラシック、ジャズ、地域音楽などをロックに融合させた。進歩的、革新的なロック。最も有名でセールス的に成功したのが、「プログレ5大バンド」 

 

プログレッシブ・ロックは、それまでのシングル中心のロックから、より進歩的なアルバム志向のロックを目指したことから、アルバム1つが1つのテーマになっているコンセプトアルバムを制作したり、様々な音楽表現を1曲に織り交ぜる傾向もあり、1曲10分や20分の長い尺の曲があったり、起承転結やドラマ性を1曲に詰め込む傾向もあり、最後まで聴かないとその魅力が理解出来ない場合も少なくない。

 

「プログレ」というのは芸術性の探求という要素があり、芸術は売れても売れなくてもひたすら音楽の質の向上を目指したある意味「真の芸術的音楽」とも言えると思う。 

 

一般的にプログレの大御所・頂点と言われているのが下記の「プログレ5大バンド」ジェネシスを抜いて、「プログレ四天王」などと言われることもある)

 

イエス、 ピンク・フロイド、 ジェネシス、 エマーソン・レイク&パーマー、 キング・クリムゾン

 

 

これら5大バンドは、「知名度」「セールス」「後世に残る名作を生んだ」「影響力が大きくフォロワーが多い」という点でプログレバンドのトップでしょう。 (古くから活動しているバンドですが、未だに何度もリマスターされてCDが再発されている)

 

プログレの全盛期は1970年代と言われているが、その後も(今も)プログレ・アーティストは傑作・良作を沢山発表し続けているし、新しいバンドも次々に出現し今も無数にアルバムを出している。 

 

 

 

やはり、1970年代前半のプログレアーティストのセールス的な成功はスゴい。  当時、プログレアルバムのチャートインは凄まじいモノがあった。 あくまで一例 ↓

 

キング・クリムゾン「クリムゾン・キングの宮殿」は1969年のアルバムチャートでビートルズ「アビーロード」を1位から引きずりおろしたと言われた。 (後年異論がありますが)

 

●1971年リリースのイエス「こわれもの」は全米4位、全英7位の大ヒット。 日本でもなんと22位まで上がってる(日本でも当時はプログレが注目されていた!)。 1972年リリースのイエス「危機」は全米3位、全英4位と大ヒット。

 

●1971年リリースのエマーソン・レイク&パーマー「タルカス」は全米1位、全英10位、1972年リリースの「展覧会の絵」は全米10位、全英3位と大ヒット。 日本でもなんと2位になっている。 当時の日本人視聴者は素晴らしい! ^^)

 

●1973年リリースのピンク・フロイド「狂気」(録音したのはアラン・パーソンズ)は、全米チャート1位。全英チャート2位。日本でもオリコン・チャート2位。その後15年間、741週に渡って全米アルバム・チャートに30年以上ランクインのロングセラー。ギネス記録に認定された。なんと全世界で5,000万枚以上の売り上げ。マイケル・ジャクソンスリラーに次ぎ世界歴代2番目に売れたと言われる。(2位はAC/DC「バック・イン・ブラック」という説も)   

 

●1973年リリースのマイク・オールドフィールド「チューブラ・ベルズ」(後年「エクソシスト」のサントラに使われた)は全米3位。 全英1位とバカ売れして、当時のヴァージン・レコードの財政を支えたと言われている。(そういう過程が元で航空会社までに成長した。また、ヴァージンメガストアは有名ですね)

 

こりゃあ、改めて見るとスゴイ。

 

 

 

 で、私にとって、「プログレ」という言葉は音楽のジャンルというよりは、「既存の形式に当てはまらない自由な発想の音楽」という意味に解釈している。 いわゆる、既存の形式にハマらない「その他の音楽」みたいな。 そこに未知の可能性を感じる。  

 

しかし、あまりの探求・追求している側面があるので一般的には取っ付きにくジャンルというイメージもあるかも?  でも最近ではNHKで紹介されたり、スマホ記事情報で話題になったりと、「質の高い良い音楽があるのに、一般的に認知されていないのでは?」みたいな高品質の音楽みたいな位置づけになってるか?

 

女性アナウンサーやマニアック好きとは思えないような普通の著名人など様々な人々が「私はプログレなんかもよく聴きますよ」なんてラジオで普通に話していたり、日本のアマバンドを紹介する時に「このバンドはプログレっぽい所もあって面白いね」なんて審査員が言う場面もある。

 

市民権を得てるのかわかりませんが、「プログレ」というジャンルは「音楽好きで通な人」「違いのわかる人」みたいな玄人的な扱いになっているのかなあ?なんて思ったりもします。山田五郎のクリムゾン好きや俳優高嶋兄のプログレ好きなども有名ですね。

 

プログレの良作は、想像力&創造力が豊かで時に幻想的な非日常的世界観が魅力的。

 

そんな、プログレの頂点を極めたのが5大バンドであり、その5大バンドの名曲にいよいよ足を踏み入れてしまう禁断の特集でございます。←何が禁断かわかりませんが… 元々5大バンドは有名過ぎて誰でも知っているので、あえてマニアックなアイテムを多数聴いて来た私が紹介する意味もないのかも?と思っていましたが、しかし、誰でも知っているというのは昔の話かもしれませんね。

 

今や若者は知らない人も多いだろうし(しかし、このブログは若者は恐らく見ていない)、音楽好きの大人はもう趣味の方向性が決まっていて、あまり冒険的な聴き方はされないのかも?という感じも無きにしも非ず… 

 

そんな中で、いつも聴いて頂いているチャレンジャーな方々には感謝の気持ちがあります。コメを書かれている方も、書かれないで聴いて下さる方々も本当にありがとうございます。<(_ _)> そういう方々に音楽的幸福がありますように。 ^^) <(_ _)>

 

きっと、先入観や型にハマらない価値観をお持ちの方々なのだと、図々しいながら推測致します。(^^ 

 

 

 

今回は、プログレファンのみならず、ツェッペリンファンなどのハードロックファンやオーソドックスロックファンなど、幅広いロックファンにも人気がある超大御所イエスの回でございます。プログレの神ですね。

 

イエスのバンド演奏グルーヴの躍動感がハードロックファンに。ジョン・アンダーソンの夢見がち世界観が純プログレファンにウケているのだと思います。巨匠の世界観を独自表現するメンバーの力量もスゴイ。

 

私が小学生時に聴いた「究極」「危機」の衝撃は半端なく、ビートルズ、カンサス、クイーン、ピンク・フロイド… などと共に、人生を変えたバンドの1つです。では、奇跡のバンドであるイエスの名曲陣をどうぞ!王道プログレ!

 

 

 

★ Long Distance Runaround / Yes

アルバム「こわれもの」は、発売数年後の後追いでいたが、宝物のような貴重さを感じましたね。この曲は、このアルバムで1番のお気に入りでした。今でもそうかなあ。「何このリズム?聴いた事がない」という驚き。しかも、曲のメロディーにフィットしている独自性が未知の世界に運んでくれた。

 

超名曲でしょう。イエスの特徴、プログレの特徴 というものを短い時間に凝縮した中身の濃さを感じます。不思議世界観に凝ったアレンジ。でありながらメロディアス。わかりやすくて玄人ウケもするという超プロフェッショナル。素晴らしい。

 

 

 

 

 

 

 

★ Wonderous Stories  / Yes

この曲は鳥肌モノの美世界。少し前にカバー曲としてご紹介しましたが、やはり本物はスゴい。他のどのバンドにも似ていないアレンジ・アンサンブル・フィーリングにより、独自の世界観を構築。初期の「タイム&ワード」のようなキレイなメロディーにこの時期ならではのバンドテンションの高さ。高揚感がスゴい。

 

「タイム&ワード」は曲は素晴らしいのですが、まだバンドの表現力・世界観が完成されていない初期に録音された関係で、アレンジが煮詰まっていない感が露出していましたが、この頃はバンドメンバーの冴えと集中力が高く最高の録音状態で名曲が聴ける。

 

このアルバム「究極」は、イエスの中でもかなり好き度上位の素晴らしいアルバムで、殆どの曲が名曲と思いますが「Awaken 」という曲だけは、やや玄人向けというかマニア向けかもしれません。(1聴するとわかりやすい曲ではないのですが、聴き込むとその素晴らしさを感じる) しかし、そういうキャッチーさもないメジャー向けでもないような突き詰めた音楽を躊躇なくやってしまう妥協のない姿勢が素晴らしく真のプログレバンドと感じる。

 

この曲はイエスの曲中、最も好きな曲の1つです。美しい世界。

 

 

 

 

 

 

 

★ Going for the One / Yes

この曲は鼻血ものです。(表現が…) いやいや、マジに小学生時の初視聴にタマゲタたまげた…。ロックンロール調なのに3コードロックンロールとは全く違う世界観。これは表面上はロックの形式を借りてるだけで、その実、「普通のノリノリロックとは違う音宇宙を目指したのだな」とすぐに理解した。

 

ジャケットのイメージにピッタリのどこか近未来的な要素を感じたんですね。特に歌が始まると歌メロフレーズが独特。サビの展開に高揚感が襲い掛かる。理屈はともかく感性で聴く右脳ロックですね。


このアルバムは未だにレコードの分厚い音質にCDやデジタルソフトが追い着いていないと感じる。最もCDとレコードに差がある1枚。


いつかスーパーオーディオCDのハイブリッド盤で聴いた時も、リマスターでかなり音質アップしてましたが(それまでのCDは良くない音質。)、それでもレコードの分厚い音質や立体感には勝てない。このレコードを音質の良いオーディオで聴くと最高の音宇宙が再現されます。


曲後半にバンドのテンションの高さと自分の高揚感が一致する時間帯があり、ロック視聴の醍醐味が味わえる曲。ホント究極的な1曲。また、他の曲に似ていない独自性もスゴいスケールのデカい曲。

 

 

 

 

 

 

★ Madrigal / Yes 

さて、このアルバム「トーマト」は、一般的にあまり評価が高くないか?わかりませんが、ジョン・アンダーソンの内世界を表現したような不思議な楽曲やメロディアスな楽曲など芸術家らしい多彩な世界を感じ取れる傑作アルバムだと私は感じます。

 

特にこの曲は英国らしい品とクラシック的で歌フレーズはメロディアス。チェンバロ?のような楽器の特性を生かし、ギターとの絡みは、定石通りの視点から見るとやや音を詰め込み過ぎ的な凡意見もあるかもしれませんが、私はこの型破りの絡みも好きですね。ロック的とも言える活き活きした緊張感を感じる。

 

とにかく、このコード進行と歌メロが好きなんですよね。代表作の「危機」「こわれもの」の世界観とはまた違うもうひとつのイエスらしさを感じる。その事実を後年裏付けるように、アンダーソン、ウェイクマン、ハウ、… 名義のライヴ時に於いて、リック・ウェイクマンのキーボードソロパフォの時にこの曲を弾いていましたね。「ああ、やっぱり本人達もお気に入りだったんだな」と思いましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 ★ Onward / Yes 

この曲も「トーマト」収録曲ですが、今回はそれからかなり後にライヴで披露された「Keys to Ascension」というライブアルバムから。私は「トーマト」発売当初からこの曲が大好きでしたが、後々再評価されたのか?本人達が実はお気に入りだったのか?とにかく、後々見直され、ライヴで再演されるようになったんでしょうね。

 

曲がいいですからね。再評価されない訳がない。浮遊感があり幻想的なオリジナルヴァージョンも素晴らしいですが、このテイクもまた落ち着きと癒し的な要素が強く素晴らしく甲乙つけがたい。名曲であることは間違いがないかと。ダイナミックな曲ばかりでなく、美しい内世界宇宙も見事に表現する表現力に脱帽。こんなバンドない。さすがイエス!という。

 

 

 

 

ついに来ましたか、この日が。大げさな? 笑 

 

イエスの代表曲。いや、プログレの代表曲ですね。

超々超名盤「危機」の3連発!全曲どうぞ。

 

 

★ Close to the Edge / Yes

1曲で20分近くあります。 この時間には無駄が全くなく物凄い必然性を感じます。確か私が小5か小6の頃だったか? 兄が借りて来たレコ―ドをテープに録音し、上記 Long Distance Runaround を気に入った次の段階として興味深々で聴いてみた。当時の感触を思い出して再現してみます。↓

 

「わからん、なんなんだこれ?」でも飽きも不快感もない。途中で展開がドンドン変わるので、曲が長い意味は理解して来た。「もう1度聴いてみよう」と初めから聴き直した「うーん」何か心地よい歌メロが出て来る。「しかし、このAメロはなんなん?」バックの演奏も不可思議だが、歌メロも普通のロックとは大分違う。うーん、やっぱり飽きも不快感もない どころか、静かな展開に達するとやけに幻想的。どんな風に演奏しているのか?こんな表現をできるというのはどういう事なのだろうか?

 

最後がやけにテンションが上がりそれに魅かれる。「もう1度聴こう」と結局3度繰り返し連続で聴きましたね。約1時間この曲のみ。

 

3度目‥‥‥「スゲエェ!!これ!!最高!!」となりました。特にラストの展開に起承転結の意味を理解したような。チャンチャン。 ^^)  その後、違う日にも何度も何度も聴きましたね。禁断の扉を開けてしまった運命の日でした。これが冒頭「禁断発言」の意味でした。この曲のおかげで一生を棒に振った。いえいえ、後悔はありません。音楽人生の始まりと言えるかも。(小4時の初ビートルズ視聴時も衝撃的でしたけど、それ以上だったかも)

 

これが全米チャート3位になるんですからねー。スゴい時代でもありました。

 

 

 

 

 

 

 

★ And You and I / Yes

このアルバムの「緑色」ジャケは何とも不思議な魅力を感じました。ロジャー・ディーンのロゴと色合いとグラデーションというのか? 物凄い想像力を駆り立てられる。不思議ですね。黒から緑に変わる様とアルファベットのロゴだけでこんな豊かな表現が出来るなんて。

 

さて、上記「危機」のアルバム内の曲で、曲としての「危機」と双璧をなすイエスの代表曲の1つ。 このスケールのでかさ。インストのアコギが物凄いプレリュード的な良い効果を発揮している。ロック界屈指のギタリストであるスティーヴ・ハウのアコギが冴えわたっている。これ程までにアコギの特性を生かし切ってる曲も珍しいレベル。途中で出て来るスチールギターもスゴイ効果的。

 

リアルと幻想が交差する。プログレトップレベルの超名曲。この人達、どういう少年時代を過ごして来たのか? 世界中の人々の心を豊かにするためにイエスの音楽をやるために生まれて来たような。 傑作曲を制作し提供する人がいれば、傑作曲を受け取る人がいる。私は当然、この曲にもハマりまくった少年でした。

 

 

 

 

 

 

 

★ Siberian Khatru / Yes

危機の最後を締めるこれまた名曲。この人達完全におかしい。イカレテいる。 ^^) いい意味で。 何がどういう経過を辿るとこういう曲を作って演奏できるのか? 私はイエスというのは100年後もクラシックロックとして世界中で評価されていると思う。結局、ロックバンドで後世でも高く評価され続けているバンドって決まっているように思う。

 

この曲はまた上記2曲とも違う個性。独自性が強すぎる。濃過ぎる。あっさり時代には1回敬遠されそうになっても、また濃いものが好まれたり見直されたりする時代がやって来る。何周も回って回って結局生き残り歴史に刻まれる。そんな風に思うのです。

 

楽曲の完璧さとアンサンブルの妙。パーフェクトです。

 

 

 

 

 

 

 

★ Parallels / Yes

この曲はカッコいい。このオルガンのフレーズと響きアンサンブルは上記 Siberian Khatru に共通する鋭角的な感性を感じる。巧妙なアンサンブルのSiberian Khatru。より大らかでスケールのデカいParallelという感じでしょうか。

 

この辺の曲は昔から好き度・評価もイメージも全く変わりませんね。想像力が豊かないわゆるアーティスト。

 

 

 

 

 

 

 

★ Turn of the Century / Yes

さて、名曲だらけの「究極」ですが、さらにもう1曲。この曲は当時ハマりましたね。特にこのアルバムは内ジャケットの湖?風景が凄く美しく、その内ジャケットのイメージとこの曲が物凄くマッチしていて、よくその内ジャケを見ながらこの曲を聴いていました。

 

このスティーヴ・ハウのアコギの音色が凄く好きで、さらにジョン・アンダーソンの歌が入って来ると極上の世界観が繰り広げられる。イエスの楽曲中最も美しい曲かもしれない。歌メロもキレイだし、ある意味、ジョン&ヴァンゲリスのアルバムのような透明感も感じる。

 

「究極」は雰囲気・ムードを大事にする楽曲が多いのも特徴。間の取り方とか独自の空気感とか。そういう意味では、ヴァンゲリスマイク・オールドフィールドなどにも通じる表現方法かもしれません。とにかく最高です。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Mood for a Day / Yes

アルバム「こわれもの」はメンバーの各ソロ演奏が含まれていて、それでいてちぐはぐな感じは皆無で、アルバム全体のまとまりもいいという非常にバランスの取れたアルバム。絵本のようなジャケもいいですねー。

 

で、この曲はギタリストであるスティーヴ・ハウのアコースティックソロ。コード進行や演奏フィーリングがワクワクします。こういう感じのギターは有りそうであまり聴いた事がない。クラシックとスパニッシュ的手法が混ざっているのか?コード進行が気持ち良く後半の展開に凄い安堵感みたいなものを感じるアコギの名曲だと思います。

 

 

 

 

 

 

★ Time and a Word (Live) / Yes

この曲も昔から好きでした。この曲を知ったのはこのライヴアルバムが先で、後からオリジナルを聴いたのですが、この時期はイエスの中で脂の乗り切った好きな時期だったので、演奏のニュアンス含めてこの曲に感動していました。

 

この曲のサビは、スーパートランプなどにも通じるいわゆるメロディーのキレイなメロディアスプログレ。巨匠ジョン・アンダーソンの世界観が堪能できます。昔、ビル・ブラフォードがシンセドラム等をセッティングする時のインタビューで「巨匠(ジョン・アンダーソン)の要求を満足させるのが大変だ」と半笑いで答えていたのが妙に面白かった。「巨匠」という表現に笑った。ブラフォード含めて「こだわりの人達」という。 ^^) 

 

「夢とロマン」そんな感じの曲。

 

 

 

 

 

 

 

★ Machine Messiah / Yes

ヴォーカルのジョン・アンダーソンとキーボードのリック・ウェイクマンが抜けて、代わりに「ラジオスターの悲劇」をヒットさせたバグルズトレヴァー・ホーンジェフリー・ダウンズが加入。「そんなニューウェイヴ的?なポップミュージシャンが加入しても上手く行くはずがない」と思いきや意外と良い出来にビックリしたものです。

 

さすがにアンダーソンウェイクマンの存在感は大きいので、それまでの「夢見るファンタジー」「深さ」「イマジネーション」

不足はやむなしとしても、「ノリノリの躍動感」「まとまりの良さ」「キャッチーで親しみやすい曲」は、1流のものを感じました。この2人はこんな高いセンスがあったとは!

 

この曲は好きでしたねー。ギターのフレーズ(最高!)と共に上がって行く高揚感が心地良い。プログレ・ハードの最高の見本のような曲。素晴らしい! この後のジェフリー・ダウンズエイジアへの出世の布石という位置付けみたいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

またお楽しみに―! (^^)/

 

      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、ばんこちおはこんようございます!←「おはこん」とはオワコンではありません。って、「おはこん」だけ抜き出して突っ込む方が難しいわ!! 失礼しました。<(_ _)> ブログノリ突っ込みの多い「ジョン”ブロノリ”ファノン」でございます。 ^^) 

 

今年はいよいよ松本いよ、音楽活動を本格化しようと思います。いつまでものらりくらりしていると、そのうち寿命が来て老衰になってしまうからです。(最後は老衰なんかい!)大変失礼致しました。<(_ _)>

 

 

 

さて、前回は、ファノンブログでは珍しく超有名曲が多かったのですが、今回は知名度的にはマイナーなものが多いかも。しかし極上の音楽です。極上女性ヴォーカル物最終回の「完」でございます。

 

極上の音楽なんてそう沢山あるものじゃあない?いやあるんですよ。沢山聴けば。しかし、このような極上音楽に出会えるのは割合的には低いです。どれだけ多く聴いてきた事か…  このような素晴らしい音楽を知らないで人生を終えるなんて「井の中の蛙大海を知らず」状態ではないか?と思いながらも、レコードCD買い過ぎの現実経済問題も…(^^;  これも1つの生き方か…  ^^) 

 

 

「希少度、貴重度、発掘モノ大当たり」部門では、プログレ特集史上ナンバーワンか?これは紹介したくないようなしたいような。個人的には自分の秘密の宝箱を大公開!みたいな…貴重度なんです。 ホントこれは自分に取っては大事な大事な音楽なんです。

 

自分の心の内側を暴露されるみたいな恥ずかしさも… だから何なんだっちゅーの、だっちゅーの ってどうした。 ^^) 

 

 

マイナーなのに極上音楽! 2流臭さはありません。これぞアーティスト!

※ ただし、「マイナーかと思っていたら実は本国では凄く売れていた」なんて例も過去にはありましたので、その辺はご容赦下さい。セシル・コルベルみたいにいきなりジブリの映画音楽主題歌に取り上げられたとか…そういうのも

 

あっさり感の中に深さと味があるという絶妙な女性ヴォーカル物。癒し系のほのぼの感がありながらも、しっとり感や奥深さがあるような物凄い音楽的な音楽。この表現は難しい…

 

 詩的要素やメッセージ性の強いものというよりも、音楽のアンサンブル、音色、メロディー、雰囲気などで独自の世界観を構築しており、ムードを重視していながらもアンビエント的流れる感じではなく、しっかりとした構成力もある。

 

 

 

 

透明感と深さや爽やかさも兼ね備えた心地の良い曲3連発!

 

 

★ The Essence / Anna Halldorsdottir

アイスランド出身のSSW、フォーク・ポップ、2010年作。という表面上の紹介とは想像もつかないほど、独自のイマジネーション世界観で素晴らしく個性的でいてプログレ的な芸術作品。

アルバム聴き始め1曲目から3~4曲目まで聴くと、アレ?普通のポップスで平凡かな?と思ってさらに聴き続けていると途中からやけに深い世界観に引き込まれる。


毒もなく一聴すると普通っぽいのですが、聴いて行くうちにこの人の持つ魅力的な内面性というのか、ドンドンこの人特有の空気感に支配されていく。ジャケも凄く綺麗で、ラジオ視聴やダウンロード等と違い、CD所有の満足感が大きいです。

 

音楽的クオリティが高いのと、音作りやアンサンブル空気感がスゴい極上のヘヴンリィです。滅多にない系のハイ・クオリティアルバムです。個性的・独自性が高いのですが、意外と万人にお勧め。誰が聴いても美しい音楽だと感じると思います。派手さはありませんが、フロイドやアンビ音響系のようなインスト曲もあります。いわゆるアーティストですね。極上美。

 

 

 

 

 

 

 

★ Enjoy Not Endure / Yvonne Lyon

「スコットランドのミュージシャンで、主にルーツ・ロックやフォーク・ロックの要素を取り入れたアコースティックなフォーク・ミュージック・サウンドを演奏。彼女は 1997 年から 2000 年までグラスゴーを拠点とするバンド、ランドのメンバーでした」と、ウィキに紹介されていました。

 

上記曲と並んで透明感のある極上女性ヴォーカル物。この透明感はスゴイ! なんて清々しいのだろう。毒ッ気とは無縁の純粋に美しく静寂と美を表現したような音楽。超真名曲!

 

私が好きなタイプなので、極々自然体でわざとらしさや誇張がない。それでいて純度が高い。初めから意図的にマーケット的に純音楽を誇張しているのではなく、もうこの人の生き方そのものが物凄く自然体なのではないか?と思わせる程の純粋さと透明感。心に沁みる。

 

素朴で輝く音楽。素晴らしい! 上記アルバムと並び傑作名盤扱いでCD棚に収まっていて、死んでも売らないアイテム。←死んだら売るしかないだろ…(^^;  

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Freedom's Price / December's End

どこか英国フォーク的な雰囲気も漂わせるアメリカのバンドです。確かにアレンジやさっぱりした空気感はアメリカ。しかし、同時に深さや味も感じる辺りが英国的でもある。ジャケがもう1970年代の英フォークしてるし。笑 でも、意外と最近のバンドです。 意外と有りそうでない米英のミックス的雰囲気。

 

勝手な想像ですが、お爺ちゃんお婆ちゃんは英国人で自分らはアメリカで生まれ育ったみたいなイメージ。笑 そのパターンは、ポップスで有名な「アメリカ」というバンド的か? 明らかに英国と米国の音楽のニュアンスには相違点がありますからね。似て非なるモノみたいな。それが今回は両者に近いという。

 

この曲大好きです。私は上記2曲と並んで、この3枚のCDは女性ヴォーカル物最高峰として一緒にCD棚にしまってあります。この手のベスト3みたいな感じで。清々しくしくもしみじみする感動。心に響く。

 

 

 

 

 

 

旅の音楽3連発!

旅のお供に極上ユーロ曲をどうぞ!

 

★ Blanc Mercredi / Caracol 

ちょっとネット上で、このアーティストの情報が探せませんでした。汗 このアルバムは恐らくは10年以上前に買ったもので、初めて聴いた当初からの超愛聴曲で、カーステでハードローテーションでした。

 

雰囲気は上記の3曲とちょっと違って、プログレ的というよりも「旅に行きたくなるような気ままな自由さ」を感じる曲。以前に「旅をイメージさせる曲」「旅に出た時に聴きたい曲」の特集を組もうかな?と考えた時の第一候補でした。凄く好きな曲で一緒に歌いたくなる度MAX。

 

なんていい曲なんだろうか。極上曲が続きますが、今回は特にいい曲過ぎの曲が多くて怖いレベル。「あ~、ついに教えちゃった~」みたいな感も正直あります。←自分だけいい思いをするのは…と思い、思い切って公開させて頂きました。いい音楽知ってるなーオレ、みたいな独り占め状態をやや緩和。←緩和って… (^^

 

 

 

 

 

 

 

★ Anima dolce liquida / Roberta Di Lorenzo

今度はイタリア。ギター、ピアノ、オペラ歌唱を学んだ後に音楽活動へ。確かに聴いてすぐにアカデミックな本格派とわかりますね。しかし、そういう声楽や音楽学校云々が鼻につく事はなく、極開放的で知的で自由で美しく、心地の良い自然体の音楽だと私は感じます。

 

イタリアらしく欧州らしい美意識を感じる。綺麗な印象派の絵画を見ながらもひとりで物思いにふける贅沢さというのか。

 

素晴らしい!この曲も上記の Caracol と並んでカーステのハードローテーションでした。Caracol 曲同様に「旅に出た時に聴きたい曲」の特集に入れたい候補曲でした。今はその企画をやるつもりがないので、今回のご紹介となりました。

 

 

 

 

 

 

 

★ Felicità apparente / Roberta Di Lorenzo

上記同アルバムから。これまた大大大好きな曲。いい曲ですねー!! たまにコレがあるからCD収集がやめられない。大傑作曲!

 

こんないい音楽がこの世の中にあるんですね。FMで流れて来る音楽が自分に取ってはかなり不快なものが…

 

この心地よさはなんでしょう。個性は強いがアクはない。透明感とイマジネーションと人間味。これまた旅に出た時に極上の気分が味わえそう。もう何も言う事がない。100点です。こんないい音楽が、日本では聴かれていない事が異常だと感じる程です。自分基準では。で、紅白でしょ…それはやめときましょう。

 

 

 

 

 

 

 

★ Sleep / Snowapple

さて、また雰囲気がガラっと変わります。美しく純度が高いという点は同じですが。うーん、これもマイナーなのか?情報がつかめません。どこで買ったのかなあ?ガーデンシェッドかなあ?

 

確かにプログレ的イマジネーションもありますが、女性コーラス・ポップ・グループとして聴いても行けると思います。ただ、この曲は極上に感じますが、上記4アーティストに比べると、アルバム中他の曲はあまり趣味に合わない感はあります。でもこの曲は大好きですね。

 

リアリティがあり冷静でいながら不思議な感じ。日常的な生活感もありながら物語性のあるような夢見心地な感覚も。素晴らしい!凄く貴重な時間、貴重な音楽という感じがします。安っぽさは皆無。

 

 

 

 

 

 

 

★ Again and Again / Anna Halldorsdottir

再度登場。このアルバムは他にもいい曲があり、どの曲をご紹介するのか?は結構悩みました。結果、清々しい1曲目とイマジネーションの大きいこの曲にしました。いいアーティストですホント。

 

もうこれはプログレでしょ。女性ヴォーカル物のアルバムにこの独特のイマジネーション・フィーリングはトラッド系以外にはあまりないですね。セシル・コルベル、 エデンズブリッジ などに通じるものがあるかな。自然界の不思議を音にしたような感じ。

 

スタイリッシュな売れ線ポップスには絶対にない想像力と浮遊感と深さ。素晴らしい!

 

 

 

ケイト・ブッシュ系3連発

ブッシュ・リスペクト・ビッグスリー!

 

 

★ Got Her Way / Maple Bee

本人もケイト・ブッシュの影響を公言しているイギリスのアーティスト。わかりますよねー、この歌い方はモロですね。イマジネーション豊かな女性ヴォーカル物では、ケイト・ブッシュの影響力が物凄いですね。もう何人そういうアーティストを聴いて来たことか。

 

ただ、一言にケイト・ブッシュ系と言っても、発散ダイナミクス型か? 室内楽曲的な内世界を表現してるのか?(絵本の世界みたいな) と、タイプは様々ですね。それだけケイト・ブッシュに多彩さや豊富な表現力があるという事。

 

ダイナミックで発散型なら、声量のある Nolwenn Leroy(しかし、面白い事にこの人にも室内楽曲的なこじんまりしたアルバムもある)。そして、室内楽曲的な内世界みたいな側面の影響を受けているのが今回のビッグスリー!かと。

 

ので、今回の3曲は、現実的というよりは物語メルヘン的だったり、哀愁系だったりします。この人の音楽ニュアンスも好きだし、この曲も大好きです。いい音楽にマイナーもメジャーもない。マーケットに騙されるな!

 

まあ、メジャーなのもいい音楽は沢山ありますが、マイナーにもある。要は自分がどう感じるかでしょう。「みんながいいと言ってるから、または売れたから、自分も聴く」というよりは、(私の価値観では)「自分の感性を信じろ!」というこだわりオヤジでございます。<(_ _)>

 

 

 

 

 

 

 

★ Fai / Louisa John-Krol

さて、このCDはもう大分昔に買って聴いたら大当たり! 来た来た来たー!って感じ。こういう大当たりの傑作曲に出会うと自然と顔がにやけます。

 

ホントのケイト・ブッシュ好きならこの曲は気に入るはず。←勝手に決めるなー!笑  いやあ、この曲ゾクゾクっと来ますよ。いい意味で。スゴい極上の世界観を作る事に成功している。この曲がこの人の曲で1番好きですね。こういう超名曲も何年かに1度しか味わえないなあ。そういう曲ばかり1度に沢山紹介してしまう訳ですから…(^^

 

 

 

 

 

 

 

★ Stardust / Pinknruby

この人も上記 Louisa John-Krol と同じ時期に手に入れたかと。かなり前だなあ。どうですか。ラビリンスですね。しかし、マイナー根暗が度を越しておらず、ちょうど良い暗さと深さ。プログレですね。

 

確か、Louisa John-Krol と同じレーベルだったかと。こういう系を得意(ウリ)とするレーベルなんでしょうね。そうそう、オムニバスCDではカラフルで不思議な絵が描かれた絵本みたいになってましたね。で、最後のページにCDが挟まっているみたいなやつ。

 

ダイナミックな発散型のケイト的音楽もいいですが、好きだなあ、この繊細で内向的で独自の内世界。雨の日にまったりひとりで静かに過ごしたい時。不思議な絵本を見たり、不思議な小説を読む時などに最高の時間が味わえるような。(実際にはしていませんが…(^^ )

 

 

 

 

 

 

 

 ★ Aradas / AMATILD: Falusi Zsoltár

超素晴らしい癒し系とイマジネーションが同居した傑作曲ですが、残念ながらYouTube動画は見つけられませんでした。他の曲はありましたが、個人的にはあまり好きな曲ではなかったです。汗

 

(YouTubeなし)

 

 

 

 

 

またお楽しみに―!  ^^)