皆さん、ばんおはこんようにちは!

 


カシン!新日本プロレスに戻って来い!  そして、飛びつき式腕ひしぎ逆十字固め高橋ヒロムに決めて、ヒロムにマイクで「お前、石澤だろ?!」と   (「お前、平田だろ?!」のパロディ)言わせたら会場大盛り上がり間違いなし。笑  (カシン=石澤はもう皆知っている。笑)

 

いきなりプロレス話題を失礼しました。<(_ _)>  ^^)  以前応援していたプロレスラーであるケンドー・カシンが、最近鈴木みのるとタッグを組んで藤原嘉明らと対戦したという情報を聞いて「おー、まだ頑張っているのか?」と嬉しくなりジョークを少々。っていうかマジで新日に参戦して(戻って)テレビ中継して欲しい。 

 

彼の得意技 「飛びつき式腕ひしぎ逆十字固め」というのは芸術作品ですよ。 ウソだと思うなら下記動画をどうぞ。 ^^) 

 

正式名 腕挫十字固(うでひしぎじゅうじがため)は、柔道、柔術、合気道、総合格闘技、サンボ、プロレスなどの他、世界中の軍隊などでも訓練されているらしい。で、飛び付きで上手く決められるそのタイミングと型がカッコいいのがケンドーカシン

 

 

関心のある方はどうぞ ↓

 

ケンドー・カシンの「飛びつき式腕ひしぎ逆十字固め」特集 !

 

決め技のハイライト 「飛びつき式腕ひしぎ逆十字固め」ばかりを複数つなげているので、飽きずに一気に観れるかと。よくぞ編集してくれた方がいました! カシンに負けずのハイセンス! ^^) 

 

↑ なぜかレフリーにまで技を掛けるカシンのユーモアセンスは素晴らしい! ^^) 

 

 

 

さて、前回スタジオで候補曲の歌を録音したら上手く行かなくてガックリしたので、「今回こそは!」とまたスタジオ入りしたら、今度は割と上手くいきました。後でカーステで聴いたら良くはなったが、まだ本調子を取り戻せてなくて修正箇所が結構見つかったので、また今週入って、クオリティを上げるつもりです。 

新しいヴォーカル・エフェクター(ボスのリヴァ―ブ)を買って使ったらカラオケのエコーとは大違い。(当たり前だ)キレイなリヴァ―ブが
スーパートランプ楽曲には心地よい。
 

 

 

さてさて、現在、プログレ5大バンド特集を継続中。3バンドまでのご紹介が済み、今回4バンド目でございます。

 

プログレ5大バンドとは、 イエス、 ピンク・フロイド、 ジェネシス、 エマーソン・レイク&パーマー、 キング・クリムゾン

 

 

今回は、良曲が多いジェネシスの回でございます。ドラマチック且つイマジネイティヴ&クリエイティブの頂点バンド!

 

ジェネシスを聴いていつも思うのは、美しいメロディとよくできた曲構成ですね。どのようにして曲を作っているのか? 曲の展開・構成が物凄く見事なんですよね。

 

ある意味、ピンク・フロイドの「アニマルズ」や イエスの「危機」も曲構成が見事だと思いますけどね。ジェネシスにはそういう曲が多い。

 

 

かなり昔の話ですが、以前の短期でバンドを組んでいたメンバー(年上)の人に新宿のディスクユニオンで偶然会って、ジェネシスの話題になり、私に「ジェネシスって誰がいたっけ?」と訊いて来たので、「プログレの全盛期は、ピーター・ガブリエル、フィル・コリンズ、トニー・バンクス、スティーヴ・ハケット、マイク・ラザフォードです」って答えたら「スゲエな、そのメンバーが同じバンドでやってたんかい!」と驚いていました。(初期ギタリストはアンソニー・フィリップス

 

なるほど、彼らは後から超ビッグネームになっているから、「初期・中期を知らない人にはビックリなメンバーになるんだ」と逆にその事実にジェネシスの凄さを思い知らされて納得。そういうバンドです。 ^^) 

 

ジェネシスは次世代のプログレバンドに最も大きな影響を与えたと言えると思います。それは、今でもマイナーな新人プログレバンドを聴くとジェネシスに影響されたバンドが無数にあるからです。フロイドタイプ、イエスタイプなどの大御所に影響を受けたバンドは数多いのですが、1番多いのがジェネシスタイプで、次がキャメルタイプですね。

 

ちょっと思いつくだけでも、マリリオン初期、 IQ、 キャスタナルク、 イングランド、 エニワンズ・ドーター、 Deyss、 Mindgames、 Night Watch(The Watch)ジェネシスの完コピができるバンド、 Good Authority、 Twin Age、 Lift(米国)、…などがありますが、実際にはまだまだ他に多数(無数?笑)のバンドがジェネシスの影響を受けています。マリリオンに至っては、もうギタースタイルがかなり酷似しており、マリリオンスティーヴ・ロザリーは明らかに元ジェネシススティーヴ・ハケットフォロワーですね。 ^^) サウンドまで似てる。

 

コード和音感、アンサンブル、リズムの取り方や曲構成の展開に無限の可能性というか広がりを感じ、次はどうなる?またその次はどうなる?という1曲の中にドラマやコンセプトを期待させる魅力がジェネシスにあるんですね。

 

 

●好きなアルバムのみの身勝手ディスコグラフィー! 笑 ←それはディスコグラフィーとは言わない。スミマセン<(_ _)>


『侵入』 - Trespass(1970年) 英98位
『怪奇骨董音楽箱』 - Nursery Cryme(1971年) 英39位
『フォックストロット』 - Foxtrot(1972年) 英12位
『月影の騎士』 - Selling England By The Pound(1973年) 英3位・米70位
『眩惑のブロードウェイ』 - The Lamb Lies Down On Broadway(1974年) 英10位・米41位
『トリック・オブ・ザ・テイル』 - A Trick Of The Tail(1976年) 英3位・米31位
『静寂の嵐』 - Wind & Wuthering(1976年) 英7位・米26位

『眩惑のスーパー・ライヴ』 - Seconds Out(1977年)英4位・米47位
『そして3人が残った』 - ...And Then There Were Three...(1978年) 英3位・米14位

 

プログレ期でもちゃんと売れてるのがさすが英国。よく音楽を聴いている。 この後、ポップス化(産業ロック化か)して全米でかなり売れて来ましたが、個人的にはいきなり趣味に合わなくなりました。しかし、久々の下記作に好きな曲が入ってました。↓

『ウィ・キャント・ダンス』 - We Can't Dance (1991年)英1位・米4位
 

 

 

では、ジェネシスファンタジーをどうぞ!

 

 

★ Time Table / Genesis 

イエスピンクフロイドが徐々に自分たちの音楽性を固め確立して行ったのとは違い、ジェネシスは初期からその独自の音楽的スタイルを確立させていた。そう、室内楽曲的で豊かにゆっくり鑑賞するようなプログレオタク少年を満足させるようなプログレプログレしていた幻想的な音楽性なのでした。(^^)

 

で、そのような曲が多い2ndアルバムからの曲を聴かれると、もしかしたら、胸やけしてしまう方もいらっしゃるかもしれないと思い、冒頭1曲目はサティのような和音感で始まる4thアルバムの名曲から。このコード和音感が魅力的。コードに対するハンマーダルシマーのような音色と美しいメロディーフレーズが凄く曲に合っていてセンスが高い! この頃のピーター・ガブリエルの歌唱も好きだなあ。

 

この曲は初期の中でもかなり好きな曲。以前にもご紹介しましたが再登場です。

 

 

 

 

 

 

 

 

One For The Vine / Genesis 

アルバム「Wind & Wuthering」から。この曲も好きなんですよねー。これまたやや洗練されて来た時期のアルバムから上記曲タイプのメロディアスでわかりやすい歌メロの取っ付きやすくもファンタジー溢れる曲。次曲あたりからプログレの蟻地獄に入って行きます。蟻地獄って?  ^^) 

 

トニー・バンクスって、和音と曲展開の天才か。 凄い美意識の強い才能のあるキーボーディストかと。ジェネシスのアンサンブル和音感の核を作っているのは間違いなくトニー・バンクスですね。

 

この時期はピーター・ガブリエルは既に抜けており、ヴォーカルはフィル・コリンズ。この人はピーター・ガブリエルにも歌える所が今までのジェネシスファンとしては安心できるという強みでもあったが、自身のカラーを強めて行った事は、新たなポップスファンを獲得したが、個人的には好きなジャンル外になってしまったという。 私の想いは恐らくスティーヴ・ハケットと共通すると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Dusk / Genesis 

さてさて、ここでようやく2ndアルバムから。(1stは今一な感じで今回選曲されていない)ギターはハケットではなく、アンソニー・フィリップスです。彼はこのアルバムで脱退してしまいましたが、後釜の超有名ギタリストであるスティーヴ・ハケットに多大な影響を与えたと言われています。

 

このアコースティックギターと英国のどかな田園風景を思わせるような穏やかでリラックスできる曲調がなんともアンソニー・フィリップス的とも感じるし、初期ジェネシスの品の良さ(質の良さ)を象徴している音楽。癒しの音楽ですね。休日の音楽。

 

ブリティッシュですよねー。 ^^) 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Stagnation / Genesis 

この曲も初期ジェネシスを代表するかのような名曲! 一聴すると地味目に感じられるかもしれませんが、これが英国音楽古典のスルメイカなんですよねー。笑 スルメイカワードが多くなるブリティッシュロック。 ^^)  英国音楽の味と深さですよ。

 

しかし、途中で盛り上がって来ます。これですこれ! この構成力がお見事!! 既に2ndアルバムでイエスで言えば「こわれもの」みたいな完成度だと私は思っています。プログレ大作のお手本みたいな曲構成。よく出来上がっていますよね。後半の盛り上がりとか。

 

こういう各メンバーの演奏力はハイテクではないと思うのですが、アンサンブルの妙や曲構成、バンドの一体感、曲の良さで8分以上を一気に聴かせてしまう魅力が、後々のプログレバンドに強い影響力を与えているのだと思います。テクよりも音楽性という。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Which Way the Wind Blows / Anthony Phillips

ここでアンソニー・フィリップスのソロから。この人の音楽性がジェネシスの初期そのものだとわかる超名曲で、歌っているのはゲスト参加のフィル・コリンズです。フィル・コリンズのこういうソウルフルでないメロディアスな曲を歌う時の歌唱は好きなんですけどね。器用な人です。

 

しかし、アンソニーは不思議な事にジェネシスを脱退しソロアルバムを無数に出して行きます。その膨大なアイテムはカンタベリーアーティスト級の多さ。そのアルバム数の多さは、ヘンリーカウにいたフレッド・フリスにタメ張るか? 笑

 

で、それを全て聴こうとするバカもここにいます。( ;∀;)  おかげで破産です。まあ、それは半分冗談ですが(半分?笑)、とにかくアルバム数が多過ぎ。今後少しはご紹介して行きたいのですが、いい曲だけを掲載しようとしても多過ぎてそれも無理です。笑 

 

美しくいい曲ですねー。

 

 

 

 

★ Visions Of Angels / Genesis

2ndアルバムの曲が多い? いやいや、もうこのアルバムからジェネシスは完成度が高くて。 ジェネシスには好きな曲が多いですね。大物の風格と繊細でマニアックな踏み込んだ深さも感じる二刀流!

 

キング・クリムゾンが音楽性を次々に進化させ続けグイグイ前向きに押し続けたバンドだと感じるのに対して、ジェネシスは芸術的な様式美を追求し続けたバンドのように思います。(上記ディスコグラフィーのアルバムまでは)

 

この曲の途中(2分50秒付近)から出て来るキーボードのコード進行と和音感は、のちのプログレバンドに多大な影響を与えたと思います。いかにもプログレプログレした世界観。イマジネーション豊かですよね。この時代にこんな曲をやっていたのはジェネシスだけでしょうね。正にパイオニアです。

 

 

 

 

 

 

 

★ The Fountain of Salmacis / Genesis

さあ、ようやく3rdアルバムの「Nursery Cryme」から。このアルバムもいいんです。プログレファンでこの辺のアルバムを嫌いな人はいないんじゃないかな? 次作の「Foxtrot」と並んで、イマジネーションの塊のようなアルバムです。この後、メンバーの演奏力やスケールのデカさ感などは上がって行きますが、芸術的な創作力は既に頂点に達しています。発想力がスゴイです。

 

私がジェネシスの魅力がわかり凄いと思ったのは随分と後で(自分の中では)、大学生かその卒業時位だったかと。2ndから4thまでが入った輸入盤3枚組のCDBoxを買って聴いてみたらビックリ仰天。あれれ、ジェネシスってこんなに良かったっけ? と。

 

ハケットが抜けてから大分経った頃の80年代のヒット曲などは聴いた事があったけど、そういう曲も好きになれなかったし、初期はどこか胡散臭いイメージを勝手に持っていて(いわゆる偏見か?)、ちゃんと聴く機会を逃していた。その矢先に上記の流れ。

 

まず、メロディアスで独創的。アイデアが他のバンドにない個性。それもそもはず、いつかスティヴ・ハケットのインタビューで、プロでバンドを組もうとメンバー募集欄に「既存のジャンルにとらわれない自由で独創的な唯一の音楽をやりたい」(←うろ覚え)みたいな文を載せたと言っていました。そして、「そのメンバー募集欄を見てジェネシスのメンバーに声を掛けられた」と記憶しています。この話を雑誌で見た時はしびれましたね。「うおー!さすがハケット!言う事が違う!」と。

 

そんなエピソードを思い出したこの曲。独創性、アンサンブル、曲展開。音色の使い方、フルートの入り方など各楽器の特性を活かしたプレー内容、プログレの良さが詰まった玉手箱、プログレのお手本のような曲でお見事としか言いようがない。サビがカッコいい!! ハケットのバイオリン奏法も曲にハマってますねー! メロトロンが心地いい。超名曲!

 

 

 

 

 

 

 

 

 ★ The Musical Box / Genesis

胸やけ注意。笑 初期のファンタジー名曲が続きます。偉大なバンドですねー。もう初めから「これからどんなドラマが始まるんだろう?」みたいな期待感が。これをハッタリ感満載と見るか? 奇才・天才達の井戸端会議と見るか? それはあなたの自由です。笑  このアルバムはこういう楽しさが満載。

 

過去のプログレ特集で、「不思議な音のおもちゃ箱・隠れた宝石」という表現の回が数回ありましたが、まるまるジェネシス初期の曲はそのような特集に当てはまるような曲ばかり。

 

途中まで進むと盛り上がりそうで、また静かな展開になったかと思うとまた元気な展開に。面白いなあ。好き放題やってる感じが。そして最後はしっかりドラマチックに盛り上がり、ライヴではスケールがもっと大きくなって最高の表現パフォになっています。この曲はフィル・コリンズが歌っても素晴らしいんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

★ Harold the Barrel / Genesis

捨て曲なしの傑作アルバム。なんでしょう?この発想力・アイデアの勝利。こんなバンドあります?ビートルズなどもそうですが、豊かな発想力は後年にまでその豊かさの影響力を与え続ける豊かな音楽文化を感じる。

 

この曲は昔から大好きです。面白いなあ。不思議な非現実的な感じもあるし、生きてるからこそ感じるリアリティもある。こういう曲殆どないですよね、なんて豊かなんだろうか。

 

昔、デビッド・ボーイが出演していた映画ラビリンス/魔王の迷宮」をレンタルビデオで観ましたが、その中で流れていてもおかしくないようなお茶目感もあると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Watcher Of The Skies  / Genesis 

ここで、ついに出ましたよ! 絵に描いたようなプログレ曲。フロイドで言えば「time」のような超名曲がジェネシスでいう 「Watcher Of The Skies」ではないか?と。いちいち他のバンドと比べる必要性はないのですが、なぜかバンドに於ける重要曲という位置付けなど凄く共通点のようなものがあると感じます。名盤「Foxtrot」から。

 

ジェネシスが産業ロック化しスタジアムロック路線に走った一方で、このジェネシスの普遍的音楽性の伝統をライヴで守り続けたのがスティーヴ・ハケット。(スタジオアルバムは個人の音楽性を進化させて来た)ソロになってもライヴでジェネシスにいた時期の名曲再現をやり続けています。

 

超一流のオーケストラがクラシックの名曲を演奏し続けますよね。ハケットジェネシス再現ライヴは、そんな意味合いと私は受け止めています。「過去の栄光にすがる」なんて言うショボい言葉で批判するのは浅い見方かと個人的には思いますね。

 

普遍的要素を感じるようないい音楽はやり続けて欲しい。私のライヴ活動ももそんなつもりもあります。原曲のニュアンスの再現と上質音楽への敬意を払いたい活動。「上手く表現しなければ…」と。固すぎる?でも、そんな思いはありますね。 ^^) 

 

当然、この曲はライヴで盛り上がるジェネシス初期の代表曲。メロトロンの良さを最大限に活かした超名曲。ロックの持つノリと醍醐味、カンサスなどにも通じる爽快感。そこに夢見るような浮遊感もあり、何度聴いても飽きない。

 

私は本家ジェネシスのライブを観た事がないのですが、ハケットライヴは2度来日公演を観ました。この曲もやったし最高でしたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Can-Utility and the Coastliners  / Genesis 

この曲は上記曲に比べるとややリアルで足が地に着いてる感もありますが、やはり曲構成が上手い! こういう展開は凡庸的なバンドには出来ないセンス。世にジェネシスフォロワーバンドは無数にあるけれど、やっぱり「本物(パイオニア)は凄い」と感じさせられる。

 

集中力の高さと言うか、沢山のプログレバンドを次から次に聴いて来たけど、こういうハイクオリティの新人バンドは出て来ないなあ。音質とか、個々の楽器テクとかは高いバンドは沢山あるんですけどね。曲のクオリティやアレンジ力、表現力が大分劣る。

 

この途中で出て来る4分辺り以降のキーボードアレンジなどは、カンサスなどに影響を与えてる気もします。

 

 

 

 

 

 

 

★ Supper's Ready  / Genesis 

個人的な評価ですが、大作曲の傑作度で言えば、イエスなら「危機」、クリムゾンなら「クリムゾンキングの宮殿」、ELPなら「タルカス」、フロイドなら「コンフォタブリー・ナム」、そしてジェネシスなら「サパース・レディ

 

この大作には当時タマげました。「Watcher Of The Skiesと並ぶプログレを代表する超名曲かと思います。20分以上もありますが、イエスの「危機」のように全く中だるみすることなく最後まで一気に聴ける。

 

音楽というのは、曲の良さは勿論ですが、曲展開や歌メロに伴うその場その場のアンサンブルは物凄く大事。例えば、同じ歌のメロディーでもバックのコード進行と各楽器のアンサンブル次第で全く違う曲となってしまう。

 

そして、それをどのような音色・音質と各楽器の音量バランス、各メンバーの演奏表現ニュアンスでやるのか? それ次第で大きく曲の印象が変わる。

 

そのような観点で聴くと、5大バンドは物凄く優れたバンドだというのがわかります。特にそのような観点でジェネシス初期・中期を見た場合、そういう手法の秀逸さが目立つバンドだと思いますね。非常に音楽的な音楽。(特に私にとっては、)余計なアーティストの生き様や邪念みたいなものを感じさせないで、音楽そのものに没頭できる。そういう観点から聴くと特にこの曲の良さは光っているという感想。 それは私の感想です。笑

 

 

 

 

 

 

 

★ I Know What I Like / Genesis 

これまた大好きなアルバムSelling England By The Poundから初のシングルヒット曲。段々と洗練されて来た時期ですね。このキャッチーでポップな感覚は新しいジェネシスの方向性を打ち出したと言える。いい曲です。

 

プログレバンドがややポップ化した場合に成功するケースがある。例えばカンサスの「伝承」とか、 Styx の「レイディ」や「カム・セイル・アウェイ」など。 (産業ロックと言われる一歩手前で留まっている感じか)

 

今までのプログレ的な独創性とキャッチーでわかりやすいメロディーが融合すると不思議な魅力が出て来ると思いますね。この曲もそういう位置付けのように感じ、ポップ化が成功した例だと思います。

 

ただ、その微妙なブレンド感を保つのはかなり難しいのか、その後にポップス過ぎて個性が薄らいだり、軽くなって深さを感じなくなり従来のファンが不満を持つケース、または、元の音楽性に戻る事があるバンドがあるのはなんとも微妙な音楽界。

 

ジェネシスのポップス化で好きな曲は2曲あり、この曲と「Follow You, Follow Me」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

★ After The Ordeal / Genesis 

どこか宮廷音楽(?)を思い起こさせるような気品と繊細さや深さも同時に感じるこの曲もそうですが、アンソニー・フィリップス期の回顧的要素を感じる曲がこのアルバムには意外と多いと感じます。

 

初期の音楽的世界観は、トニー・バンクスだけでなくアンソニー・フィリップスの極めて英国的で、田園風景を思い起こさせるようなのどかな感じと不思議なイマジネーションが同居する感覚。この曲にアンソニー・フィリップスは関わっていないと思いますが、ジェネシスがその路線を受け継いだイメージですね。個人的にはアンソニー・フィリップスが曲を作ってハケットがそれを上手く引き継ぎ表現したかのようなイメージです。

 

素晴らしい! 心に沁みるいい曲。

 

 

 

 

 

 

 

 

The Cinema Show

あまりのファンタジーロックにもうお腹がいっぱいでしょうか? ^^)  極めつけはこの曲「シネマ ショウ」もう歌詞で「ロメオ」とか言っちゃってますからね。笑  いい曲ですねー。

 

このフィーリングは何も言う事がない。こういう曲をやってくれ!!世のプログレバンドよ!! 普通のバンドでは中々出来ないのは承知で言い放つ…汗 ←個人的に身勝手要望オヤジ。

 

超々名曲認定! 最高の音空間。 この曲も曲構成が素晴らしい。よく、この後にアレが来て、そして最後にアレが来る って思いつきますよね。どういう脳内活動なんだろうか? アイデアの玉手箱ジェネシス

 

 

 

 

 

 

 

 

次回もジェネシスで、後半戦に行きます。

 

 

 

 

またお楽しみに―!ヽ(^。^)ノ