皆さん、ばんばんにちにちおっはー ←ちょっとネタ切れでございます。この行き詰りがかえって面白いかも。(^_^;)

 

 

さて、仕事が忙しくて中々スタジオに入れませんが、もうそろそろスタジオに入って例の 昨年発売されたばかりのメジャー曲 という自分的には意表を突くシークレット曲の歌練習に入りたいと思います。普段から車内で歌って練習はしてます。

 

難しい単語が1つあったので英語のわかる方に発音言い回しを訊いたら、その単語の歌い方にも成功しました。ヤッホー!いくぞー!様式美的なプログレポップの選曲の中で唯一プログレではない発散型メジャーポップロック路線の活きな曲。ライヴでは最後にやってみよう!

 

 

さてさて、今回もイエスに続いてプログレ5大バンドの超大御所のご紹介!

 

そう!(何がそう?) 宮殿でございます!宮殿! クリムゾン・グローリーの宮殿  って、それは違う。汗

 

キング・クリムゾンでござーい! キングですキング。キングとは王!

 

このバンド。ロックの突然変異か? 


遺伝的要素があまり感じられない不思議なバンド。何が言いたいのかと申しますと、普通ロックバンドでも違うジャンルでも誰かの影響を強く受けているもの。しかし、クリムゾンはあまりにオリジナリティが強く、一体誰の影響を受けているのかわからない。

 

5大バンドは、オリジナリティが超強いので他の4つもそのような傾向はあります。ただ、ジェネシストニー・バンクスの和音感はフランス近代のクラシックの影響を感じなくはないし、ピンク・フロイドはサイケ・ミュージックからの影響、ELP ムソルグスキーの曲をそのままアレンジしたりラグ・タイムピアノもある。ので、「イエスクリムゾンのオリジナリティは、ちょっと突出しているのではないか」というのが私個人の見方です。

 

例えば、ギタリストのロバート・フリップは誰の影響を受けたのかよくわかりません。クラプトンならロバート・ジョンソン、 マイケル・シェンカーならレスリー・ウェスト、 ジョン・ファノンならブライアン・ロバートソン(どさくさに紛れて‥笑)… などの影響を受けている。

 

ただ、あの「ジミー・ヘンドリックスが楽屋で弾いていたフリップのギターを聴いて感激した」 というエピソードがあるようです。あの正確無比なメカニカル(機械的)でポリリズム(変拍子)なギターを生で聴いたら誰でも驚くでしょうね。作品やメンバーの緊張感あるアンサンブルなどがよく取り沙汰されますが、ギタリストとしてのフリップは、かなりのハイスキル、ハイセンス! ギターセミナーなんてやっていて弟子もCDを出したりしてます。(カリフォルニア・ギター・トリオとか)

 

また、クリムゾンファンはプログレファンだけでなく、ツェッペリン、ジミヘン、ディラン、ストーンズ… などの王道ロックが好きな方々やバンドメンバー募集でもプログレバンドでもないのに「クリムゾンが好き」なんてミュージシャンも多いですね。ミュージシャンズミュージシャンという感じ。

 

作品・楽曲的な良さは勿論、演奏力の凄さも評価されている所。例えば、緊張感溢れる即興演奏なども得意としています。イージー・マネーなんて、LIVEではその都度アレンジが変わって全くオリジナルレコードとは違うバージョンが無数に存在する。←マジでスゲエです。 ^^)  そのオモシロさのために何枚ブートCDやBoxライブを買ってきた事か…(^_^; (^^)

 

 

 

クリムゾンは、構築美と破壊的要素の幅が広い音楽性のバンド。甘い幻想と厳しい現実の両面を表現するバンド。超ハイクオリティ。

 

「プログレの代表」というよりも「ロック・バンドの代表格」と言っていいでしょう。

 

うーん、クリムゾンもいい曲がやたらと多い! これもあれもと載せているうちに多くなってしまいました。これが「5大バンド」と言われる「5大バンド」たるゆえん。「いい曲が多い」という。だから売れたとも言えますが。

 

今回は初期作品3枚目までをひとつのコンセプトとしてメインに、4枚目までを多く選曲しました。 

 

個人的には初期3枚を「大人のお伽話三部作」と呼んでいます。 呼んでるって、つい数日前に考えついただけですが(笑)、この特集を組むにあたって思いついたんです。この3枚のアルバムはやけにカラフルで多彩な色彩を感じる。80年代クリムゾンのモノトーン的な現実的サウンドとは真逆で、幻想的で不思議な物語を想像させるような世界観をもった音楽性。

 

 

 

● キング・クリムゾン ディスコグラフィーもどき 

(ディスコグラフィーなのに「もどき」? 笑 )

 

※ 下記ディスコグラフィーは個人的主観の選出です。好きなアルバムのみのご紹介という自分勝手なモノですのであしからず。<(_ _)>

 

1969年 クリムゾン・キングの宮殿 

1970年 ポセイドンのめざめ

1970年 リザード   

1971年 アイランズ    

1973年 太陽と戦慄      

1974年 暗黒の世界      

1974年 レッド    

1975年 U.S.A.(live)    

1981年 ディシプリン    

1982年 ビート    

1984年 スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー    

1994年 ヴルーム    

1995年 スラック    

1997年 ナイトウォッチ(live) 

2000年 コンストラクション・オブ・ライト

 

 

では、幻想と現実の迷路である素晴らしきキング・クリムゾンの迷宮地獄(笑)をどうぞ!

 

クリムゾンの音楽はYouTubeでは、かなり伝わりにくいと思います。良い音響システムで聴くと最高の音楽世界観を味わえますが、音が悪いと音楽の良さが伝わりにくい。あとは小さい音量と大きい音量の差が激しいダイナミックレンジの問題。(オーケストラのように音量幅の差が大きい)しかし、何とか伝わりやすい音源のものを吟味して選択してみました。<(_ _)>

 

★ Prelude: Song Of The Gull / King Crimson

名作「アイランズ」から(4枚目)。名作と言っても初期7枚のオリジナルアルバムは全て名作だと思っていますが。アイランズは他のアルバムと違う異質な雰囲気に包まれていると思います。初期3枚目までの物語的なコンセプトをやめて1曲1曲の独立性が強く、内に向かわずに外に発散しているイメージです。(あくまでも個人的主観です)

 

クリムゾンの曲で、バンドアンサンブルではなくクラシカルアコースティック楽器を中心にした珍しい曲。こういう点もまたアイランズならではの独自性。なので、こういう音楽性のバンドか!と思われると全然違うのですが、しかしこれもまたクリムゾンらしいと感じるから不思議です。

 

でも、この曲のもつ穏やかさ、メロディアスさ、品がいいが商業主義とは無縁の芸術性。素晴らしい!クリムゾンには俗っぽさがない硬派なバンドと言えるか?

 

アイランズのメンバーは前作までとはかなり変わってます。Robert Fripp : Guitar, Mellotron,  Mel Collins : Flute, Bass Flute, Saxes & Vocals   Boz Burrell : Bass Guitar, Lead Vocals & Choreography   Ian Wallace : Drums, Percussion & Vocals    Peter Sinfield : Words, Sounds & Visions

 

 

 

 

 

 

 

 ★ I Talk To The Wind / King Crimson 

クリムゾンやプログレの代表作であるばかりか、ロックの名盤扱いである1stから。ビートルズのアルバムに代わってチャート1位になったという逸話は有名。(しかし、近年は異論もある) イアン・マクドナルド作曲。

 

クリムゾンのコンセプトの核を形成しているのはフリップでしょうが、このアルバムの音楽的主導権はむしろイアン・マクドナルドにあると思います。この曲やThe Court Of The Crimson Kingを作曲したのがマクドナルドであり、フルートなどで曲の雰囲気を高めていて音楽の核を形成しているように感じる。

 

しかし、マクドナルドのバンドかと言えばそれも違う。あくまでもバンド全員のエネルギーが一か所に集まり物凄いカタルシスを感じる。内面の魂を皆が出し合い音楽にその魂を込めるというようなイメージ。ある意味。クイーンの「オペラ座の夜」。フロイドの「狂気」、イエスの「危機」、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」のような,メンバー全員が一生に1度あるかないかのような奇跡的な高揚感を味わいながら演奏しているかのように感じるのです。

 

この曲は、フォーク的な音楽性でもありますが、グレッグ・レイクのヴォーカルとこのような味のあるアレンジが合わさると、もう極上の黄昏的世界。秋の紅葉に風が吹き葉っぱが舞う様なイメージを感じます。かなり好きな曲。

 

昔、A Young Person's Guide to King Crimsonというベスト盤CDを買った時に、Judy Dybleフェアポート・コンヴェンション、トレイダー・ホーン)が歌う別バージョンが入っていて、そちらも中々味があっていいです。そちらはさらっとフォーク調です。

 

メンバーは、いきなり黄金期とも言える最強メンバー。イアン・マクドナルドグレッグ・レイクが同じバンドでやっていた事自体がゴージャス過ぎる。 ^^)  これに御大フリップにドラムおかずの天才ジャイルズ。 人類史上の世紀の傑作が生まれる訳です。

 

Robert Fripp–guitar   Ian McDonald–reeds, woodwind, vibes, keyboards, mellotron, vocals   Greg Lake–bass guitar, lead vocals   Michael Giles–drums, percussion, vocals   Peter Sinfield–words and illumination

 

 

 

 

 

 

「大人のお伽話」的アルバムの3部作から3連続!

各アルバムから宮殿的イメージの曲を1曲ずつどうぞ!

 

 

★ Pictures Of A City / King Crimson

1970年 セカンドの「ポセイドンのめざめ」から、冒頭1曲目。いきなり只事ではない雰囲気。途中のバンドアンサンブルはキメが多く、1stの「21世紀の精神異常者」のアンサンブル手法に似ていますが、この曲の持つ魅力はそこよりも冒頭のサックス音とフレーズが秀逸なアンサンブルと鋭角的な歌メロにあると感じます。非常によくできたカッコイイ曲かと。

 

メル・コリンズのサックスも最高です!アラン・パーソンズキャメルでも演奏していたサックスプレイヤーの天才ですね

 

歌詞は相変わらず芸術的な歌詞を作ると言われるピート・シンフィールド(大体がメンバーに演奏しない詩人がいるというのも面白い。手法もプログレッシヴ)ですが、作曲は御大フリップ先生。

 

このように1stの続編のような雰囲気もありながら、このアルバム独自の個性も感じ、このアルバムは芸術性も高いと感じる。クリムゾンの中でも好きなアルバム上位になっています。

 

とにかく音色と音質が完璧なんです。最近のリマスターCDもかなり音質は向上しましたが、このアルバムのレコードの音質はとにかくスゴイです。特に超音波洗浄機で洗い、レイカの洗浄水で仕上げるともう最高レベルの音質に(しかし、ここ何十年もその音質では聴いてない。汗)

 

Robert Fripp : Guitar, Mellotron    Greg Lake : Vocals    Michael Giles : Drums    Peter Giles : Bass    Keith Tippet : Piano    Mel Collins : Saxes & Flute    Gordon Haskell : Vocal    Peter Sinfield : Words

 

 

 

 

 

 

 

★ Cirkus / King Crimson

1970年 3rd「リザード」から。作曲は御大フリップ先生。このアルバムも好きなんですよね。ヴォーカルのゴードン・ハスケルフリップとの人間的な相性が良くなかったと記憶してますが、音楽性として見ると、前作とこのアルバムには凄く合っていると感じます。内向的な感じのヴォーカルが、「破壊的で発散型の曲の中でもがいているような感じ」が、余計に深さや芸術性を感じる。

 

ジャケットもお伽話的な雰囲気で想像力を駆り立てられる。「一体、どんな曲が入ってるのだろうか?!」というワクワク感を感じる。そして期待に反しない中身の濃さ!とにかく濃い~~~バンドです。笑 数年前の来日公演に行きましたが、やはり全盛期は過ぎたのか、プレー内容にあまりこの「濃さ」「濃密さ」を感じなかったのがちょっと残念です。ドラムは3人もいらないと思うし。グチってスミマセン‥<(_ _)> それだけこの時期は奇跡的なスゲェプレーをしていたと。

 

フリップのメカニカルなフレーズは80年代クリムゾンによく聴かれますが、実はこの時既に登場しています。1分40秒付近から始まるアコギのソロフレーズを聴いて欲しいですね。一聴すると単なるギターのスケール練習のような組み立てですが、これがバックの演奏とピシャリッと物凄くハマってるんですよね。こういうちょっとした地味なプレイもツボを得ている御大のプレイ!ハイセンス!

 

Robert Fripp : Guitar, Mellotron, Electric Keyboards    Mel Collins : Flute & Saxes    Gordon Haskell : Bass Guitar & Vocals    Andy McCulloch : Drums    Peter Sinfield : Words & Pictures

 

 

 

 

 

 

 

★ Epitaph / King Crimson 

言わずもがな超々名曲! メロトロンを使った模範的な名曲ですね。またこういう威厳のある曲と言うか、スケールのデカい曲にレイクのヴォーカルがパーフェクトにフィットしているんですよね。ここまでバンドアンサンブルとヴォーカルと雰囲気の高さ、テンションの高さが高い次元で昇華されている楽曲があるだろうか?正に奇跡的なものを感じる。

 

そのキーボードの一種であるメロトロンとは? 1960年台に発売された磁気テープを再生して演奏するキーボードのこと。サンプラーの元祖的な存在で、今でも哀愁の漂う独特のサウンドには人気があり、特にプログレバンドに多く使われている。ストリングスやコーラス(人声)、ブラス、フルートといった音色がよく使われた。

 

うろ覚えですが、確か気温や環境に左右されやすいという話を聞いた事があります。その日によって、良い音が出る調子の良い時と悪い時があると昔インタビューなんかで読みました。凄い楽器ですね。調子が悪いとかって…。ライヴ使用では大変そう‥ ^^) 

 

 

 

 

 

 

 

★ Peace - A Theme / King Crimson 

フリップのアコギって、ヨイんですよねー、これがまた。フリップのギターは80年代クリムゾンで目立つようにメカニカル(機械的)な感じでポリリズム(変拍子)をやるというハイテクというイメージが強いかもしれません。

 

何時間もミスもせずに難しいフレーズをリズムも乱れることなく弾き続けられると言う話も。ジミヘンも感激したと言われる彼のギターは、リズムが凄く正確無比。独特の持ち味が極めて個性的で心地の良いフィーリング。

 

しかし、そのイメージばかりではない!! 実は温かい味のあるゆったりとしたフィーリングを持っているんですよね。懐が深いというのか、天才的ギタリストいうのか。

 

この曲のギターはメチャ好きですね。安らぎと夢見心地。隙が無くシマりのある演奏のイメージが強いクリムゾンですが、なんのそのアルバムリザードではジョン・アンダーソンを起用した曲やこの曲のように、夢見心地のフィーリングを持つ曲も得意なんですよね。音楽性や音楽表現の幅の広さを感じる。素晴らしい!

 

 

 

 

 

 

 

★ Cat Food (50th Anniversary Edition) / King Crimson 

カムトゥゲザーではありません(笑)。ビートルズの影響を受けてる事は1stでは気づきませんでしたが、次に聞いたのがベストCD盤で、その中にこの曲が入っていたので「あー、フリップビートルズ来てたか」と思いましたね。

 

この曲はカッケー!!

 

冒頭、影響を受けたミュージシャンが思い当たらないと書きましたが、たまにこういう曲はあります。しかし、やっぱりビートルズは偉大ですね。プログレアーティストにまで影響を与えている。

 

キース・ティペットというピアニストをご存知でしょうか? ジャズロック界では有名な人で奏法が凄く面白い。この曲でティペット奏法が思いっ切り炸裂している。この曲にピッタリ! カッチョいいー! レイクもいい感じで歌ってますよねー。

 

 

 

 

 

静寂の美3連発!

 

★ Cadence And Cascade / King Crimson 

歌ってるのはゴードン・ハスケルクリムゾンの曲の中でも最も好きな曲のうちの1つです。クリムゾンの静かな曲っていい曲が多い(ムーン・チャイルド、 風に語りて、 ブック・オブ・サタデイ、 ウォーキング・オン・エアー、 ワン・タイム… なども大好き)。無名であったゴードン・ハスケルはこのアルバムで注目を浴びた。このように味わい深い落ち着いた曲を歌うと天下一品! 

 

この曲はヴォーカルのガイドメロディーをグレッグ・レイクが歌い、恐らくはそのガイドメロディーをゴードン・ハスケルが記憶習得してレコーディングしたものと思われます。そのレイクのテイクもどこかのCDで聴きましたが、やはりこの曲に関してはハスケルの方が良い雰囲気。

 

フリップとは犬猿の仲になったのか? クリムゾン脱退後に「自分は極めてマイペースで内向的な性格なので、クリムゾンではやっていけない」的な事を言っていましたね。だからこそ、そういう人ならではの繊細さと豊かな深い表現が出来るとも言えるのではないかな。

 

このアルバム自体のレコードの音質が極上なんですが、特にこの曲はアコースティックギター(ナイロン弦)の音が物凄く良いと昔感じた。

 

 

 

 

 

 

 

★ Lady Of The Dancing Water / King Crimson 

この曲もハスケルが歌った曲。作曲のクレジットはフリップ。(本当にフリップかなあ?というのは曲調がハスケルのソロアルバムに酷似しているんですよね) いい曲ですねー。ノスタルジックで深い。イギリス音楽の深さはアメリカにはない。紅茶の似合う音楽(またそれか…笑)

 

上記曲と並んで大好きな曲です。この時期に2枚のアルバムにハケットが参加していてホントに良かったと感じる。このような貴重な音楽が残った事に感謝したい。

 

 

 

 

 

 

 

★ Moonchild / King Crimson 

静寂3部作のラストを飾るのは、超名曲のこの曲。クレジットはメンバー全員となっていました。この曲は昔から大好きでしたね。この雰囲気尋常ではない世界観。ロックはここまで表現出来るその表現力の凄さ。このシンバルの音は何ですか?コレ。ジャイルズのこの音は驚異的。これも極上の音のするレコードで聴くとスゴイです。超名曲です。

 

このような独特の雰囲気の曲をこのような音質で聴けるとは奇蹟と思う。CDが世に出た時にこの1stアルバムの音を聴いてフリップが、あまりの音の悪さに激怒したと言われますが、私も激怒してましたよ。(笑) 何じゃこの音の悪さは!て。薄っぺらのシャカシャカ音。何しろレコードから録音されたテープの音より悪いんですから。

 

逆にテープの音ってハイファイじゃないけど心地よい音してましたね。MⅮは発売当初酷いと思ったが、録音方法が適切だとスゴイ良い音がすると後でわかった。(今、「MⅮの音は録音方法次第で物凄い良い音がする」という事実を知ってる人は恐らく少ない)

 

 

 

 

 

 

 

★ The Court Of The Crimson King / King Crimson 

何も言う事はありません。プログレの ロックの 不滅の名曲。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ The Great Deceiver / King Crimson 

なんで、アルバム「太陽の戦慄を飛ばして「暗黒の世界」の曲を先にご紹介する事になったのか? 単にこっちが発売日が先だと勘違いしてCDを最近買って聴き、曲の選択を先にしてしまったからです、ガクッ どうでもいい話…<(_ _)>

 

カッコイイ!かっこ良い!超カッコイイ! クリムゾンがプログレファン以外のロックファンからも好かれる理由がこういう曲にあるのではないか?と個人的には思います。カッコ良さ最高レベル!

 

David Cross : Violin, Viola, Keyboards    Robert Fripp : Guitar, Mellotron   John Wetton : Bass and Voice    William Bruford : Percussives

 

 

 

 

 

 

 

★ Ladies Of The Road (Robert Fripp & David Singleton Remix) / King Crimson

またまたカムトゥゲザーではありません。(笑) この曲のサビは、極上の世界観。モノクロのようなイメージで曲が進行する中で、突然現れるメロディアスなサビ! 構成力が素晴らしい! このようなコーラスの重なりはやっぱりブリティッシュ・ロックだと感じますね。 英国独特の音楽的フィーリング。

 

 

 

 

 

 

 

★ Lament / King Crimson

この曲を聴くとウェットンのソロアルバムの曲を思い出します。歌メロはもろにウェットン作ですね。この曲の持つフィーリングは、発散型のフィーリングが多いこの時期としてはかなり異質というか独特の雰囲気・味のある楽曲だと感じます。

 

ただし、大人しい雰囲気で終わることなく、案の定、途中の展開から例によってこの時期特有の演奏ハイレベルの発散型に移行します。後半の緊張感漂う演奏フィーリングも最高。子供の頃は「前半は良いけど後半は難解だなあ」と感じていましたが、20歳を過ぎた頃にはこの良さがわかるようになりました。

 

1分23秒位から展開するギター、ベースとブルフォードのパーカッションのアンサンブルは物凄い極上のフィット感覚。フリップ、ウェットン&ブルフォードでないと表現出来ない細かくスリリングで噛み合ってる様は超快感です。この良さを堪能出来るかどうか?がプログレ鑑賞の醍醐味というか幸せを感じる瞬間ですね。正に名曲!ラメントを聴かずしてクリムゾンは語れない。

 

この演奏感覚が前作やレッドにもつながっています。ウェットンクリムゾンの個性!醍醐味!

 

 

 

 

 

 

 

 

★ Islands / King Crimson

今回のトリはアルバムのタイトル曲アイランズこの曲は後半の盛り上がりが最高! クリムゾンの曲ではちょっと珍しいか? 1stとはまた違うドラマチックな曲想。

 

ひねり具合の多い(?)クリムゾンの曲の中では、かなり正攻法による曲構成と曲の雰囲気で、純粋にメロディアスで深みも感じるいい曲だと思う。このようなクオリティの高い曲は、色々なバンドにカバーして欲しい気もするが、ちょっと表現が難しいかな? ルパート・ハインなどの名プロデューサーがつけば、他のバンドでもいい雰囲気は出せると思う。(プログレ妄想。笑)

 

やはり、ブリティッシュの哀愁という感じですね。音楽性自体はちょっと違いますが、空気感を大切にしたその哀愁漂うブリティッシュ魂や世界観は、プログレの名曲 22 「英国70年代の哀愁メロディアス編」で、ご紹介しました Keith Cross & Peter Ross、Wally などと共通のロマンも感じる。素晴らしい!

 

 

 

 

 

 

Fractureの挫折。

Fracture という曲は凄い良い曲なのでご紹介したかったのですが、YouTubeの音質では絶対に良さが伝わらない。ので今回は残念ながら見送りで。<(_ _)>

 

 

 

 

 

 

 

またお楽しみにー! ^^)