皆さん、ばんばんにちにちおっはーはー!

 

 

※ なんかPCはともかく、スマホで見ると青文字が意外とチカチカするというか、赤字との組み合わせですと必ずしも読みやすくないかな?と思い、青字を控えて黒字を多めに致します。<(_ _)> 黒 → の順で重要度を高めていたつもりでしたが。

 

 

キング・クリムゾンは生きたロックバンド伝説のレジェンド!! ←伝説のレジェンドって何! 伝説の伝説 「むか~し、むか~し」で始まる日本昔話みたいな。笑

 

ロックバンドの限界にチャレンジした勇気あるプログレ5大バンドの1つ。


そして音楽的に進化するホントの意味でのプログレッシヴなロックバンド。


山田五郎も好きなキング・クリムゾン。誰でも知ってるキング・クリムゾン…いやいやそんな皆知らないと思いますが、大抵のロックファンなら知ってるキング・クリムゾン

 

今回は後編で、前回ご紹介しましたアルバム以外から行きます。<(_ _)> 


ジョン・ウェットンビル・ブルフォードというプログレ界の超大物の二人が、ロバート・フリップとのライヴ演奏での相性があまりに良いのか、とにかくこの3人が揃ってからというものライヴ演奏テイクがやたらにカッコ良く、スタジオテイクを上回っている曲が多いんですよね。

 

特に「1970年代のウェットン期」「90年代の6人編成期」のライヴが最も秀逸だと個人的には思っています。

 

その関係で、今回の曲はライヴバージョンがやたらと多くなっています。 ^^) _ しかし、それでも尚、さらに良いテイクを数多く知っているブートバカのファノンですが、今回のテイクもかなり良い上質な動画を見つけられたとも思っていますので、(ベストライヴテイクが100点だとすると、今回選んだ多くの曲は90点以上は行ってるかと。クリムゾンのライヴを採点するとは恐れ多い…汗。笑)どうぞ奇跡のライヴバンドであるキング・クリムゾンのパフォーマンスをどうぞ! <(_ _)>

 

 

 

鋭角的フィーリングを持つカッコ良い曲! 3連発!。

 

★ Red / King Crimson 

アルバム「レッド」からレッドよくクリムゾンを時代的に分類すると初期として1970年代にひとまとめにされてしまう感も無きにしもあらずですが、音楽性をよく聴くと、「1st~3rdまで」、「アイランズ期」、「その後のウェットン、ブルフォード期」3つの時期に分けられるのではないかと思うのです。そのウェットン、ブルフォード期の集大成というかひとつの完成形がレッドではないでしょうか。

 

ウェットン、ブルフォード期はライヴを頻繁に行っており、録音されたライヴCDがブートを含め無数に存在します。ここにオタクと言われる(?)フリップの病的記録癖(?)笑 が、あるのかもしれません。勿論いい意味で。

 

フリップオタク御大が録音していなければ、数多くのライヴ音源を聴くことが出来なかった訳ですが、クリムゾンフロイドと並んでやたら多くのブートが出ていると思います。つまりファンもオタク的要素が? ^^) そのブートを嫌うフリップブート対策として自らの膨大なライヴの録音記録のストックをCD化したというのは有名なお話です。

 

その膨大な公演数をこなして来たライヴバンドのクリムゾンのライヴ的な緊張感と勢いを感じさせるのがメタルクリムゾンの集大成とも言えるレッドではないでしょうか。

 

クリムゾンがハードロックファンにも人気があるのは「レッド」の存在が大きいのではないかと思われます。メタルクリムゾンの最高の名曲でしょう!

 

 

 

 

 

 

 

★ Frame By Frame (Live In New York City, 1995)King Crimson 

この曲は、80年代クリムゾンの超名曲かと。しかし、80年代クリムゾンのサウンドはあまり好きではないのでこの時期の3枚のアルバムはあまり聴いていません。(この曲はアルバムディシプリン」に入っている)まあ、クオリティの問題ではなく、単に自分の好みの問題かと。

 

実はポリスのような少人数編成で、わざと隙間の多いサウンドにしたようなモノクロ的なサウンドは、私個人はあまり好きではないのです。勿論、ポリスのセンスの良さやスマートな感じの魅力はわかるのですが(ロクサーヌを初めてリアルタイムで聴いた時は見事な表現にビックリしていました)、ただ、クリムゾンがそういうサウンド系をやる必要性があるのかな?みたいな。

 

当時、この曲の魅力がわからなかった私は、1990年代の6人クリムゾンを聴いてビックリ!!この曲の演奏ニュアンスがやけにカッコイイ!! そう音が分厚くなってアンサンブルが複雑に感じ、鋭角的な緊張感も抜群に心地よい!と。 ライヴの醍醐味ここに有り! という。80年代クリムゾンの名曲が90代クリムゾンのメンバーパフォで花開いたというのが私の解釈です。

 

メカニカルなギターと変拍子のフレーズ絡みは極上のスリリングさ! ただし、このアルバムテイクよりも良いテイクは結構沢山あるのですが、YouTubeでは6人クリムゾンの良音質テイクはこれしか見つけられませんでした。このテイクも十分カッコ良さは伝わりますが、もっと凄いテイクがあるので、興味のある方はオフィシャルブートCDをどうぞ。 ^^) 

 

 

 

 

 

 

 

★ Dinosaur (Single Edit) / King Crimson

アルバムスラック」から。カッコ良く鋭角的でノリの良い曲3連発と言えば、ここに90年代クリムゾンの代表曲と自分は思っているVROOOMを持ってこようとしたのですが、それだとあまりにも濃すぎるというか前半だけでクライマックスみたいな重力が偏り過ぎでは?(笑) と懸念して、カッコイイ曲ながらも軽快な感じのあるこの曲をこの位置に持って来ました。爆笑

 

この曲もメチャカッコイイ!です。 重力のバランスを取るためにVROOOMは後でご紹介致します。

 

いきなり出だしが「おー!」となる。メロディアスな哀愁漂う曲ではなく、ひたすらクールでカッコイイ!! ベタな表現かもしれませんが、こういう曲こそロックの持つ本物のカッコ良さが伝わって来る曲だと感じる! よく「カッコいい曲だよね」と巷で言われる曲でも、自分的にはあまりカッコ良くないと感じる事が多い…(^_^; うーん、何回聴いてもカッコイイ!!!

 

 

 

 

 

 

 

★ Easy Money (Live Amsterdam, 1973) King Crimson 

アルバム「太陽と戦慄」から人気曲。 この曲もある意味カッコイイ曲ですが、上記3曲と違って勢いのある曲ではなく、間を重視したカッコ良さ。この曲はアルバムバージョンを聴いた時はあまりピンと来なかったのですが、ある時、4枚組のライヴBoxを聴いてビックリ! 全く原曲と違うカッコ良さ! しかも、違う公演日のこの曲が何曲も入っていて、曲ごとに全部アレンジが違う面白さ。

 

恐らくは打ち合わせなしでフリップが勝手にバックフレーズを変えるので、ウェットンが演奏途中で歌いながら吹いてしまってるテイクもあるくらい。(笑) 「おい、まさかそこまでやるか?」みたいな。


ある時はエアロスミス的なハードロックのギターリフみたいのをこの曲に入れてましたよ。(笑) これが聴いててメチャクチャ面白いんですよね。それでもちゃんとバンド演奏としてまとめ上げてるからビックリ。

 

ちょっと普通のバンドでは、その場限りの自在なアドリヴ的アンサンブルの真似は出来ないレベル。という要素も魅力的なので、クリムゾンのライブは評価が高いんですよね。このテイクはブートも出回っている有名なアムステルダム公演テイクですが、中々良いパフォだと思います。既にスタジオバージョンとは全く違います。

 

スタジオバージョンはライブを聴きまくってからの耳で聴くと、ちょっと間延びした感もあってあまり緊張感がない。スタジオ演奏ならではの丁寧さはあって悪くはないですが、この曲はライヴバージョンが圧倒的に良いし、アレンジが違っていて大変カッコ良いテイクが4~5種以上は有ります。ぜひ、オフィシャルブートで。 ^^) 

 

 

 

 

 

 

 

★ Book of Saturday  Live in Poland 2003  / John Wetton 

アルバム「太陽と戦慄」から、これも人気曲ですね。エイジア結成以前にこんなメロディアスな曲を既に作っていたんですね。ウェットンは根っからのメロディアス好きだと思いますね。 

 

ウェットンが選んだ他バンドの好きなロックアルバムを紹介している記事が昔音楽雑誌に載っていましたが、ウィッシュボーンアッシュとかメロディアスなアルバムが多かったですね。マイナーなのも結構あって、意外とロックオタク(マニア)?なんだと思いました。 ^^) 

 

この曲のバックギターは、やはり元祖クリムゾンバージョンのフリップのギターが最高なんですが、音量が小さくてYouTubeでは良さが伝わりにくと思い、クリムゾンではなく今回はウェットンソロライヴから良いテイクを見つけたので貼ってみました。エイジアのモスクワライヴでのテイクも叙情的でいいですし、他にも良いテイクが多数あります(YouTubeではなかなか見つけられなかった)

 

フルート&シンセはポンプバンドのIQジャディスにいたマーティン・オーフォードです。いいですねバックも。

 

いい曲ですよねー。この独特の空気感は、レイク期の「風に語りて」とはまたちょっと違うロマン。「風に語りて」が幻想的な雰囲気に対して「Book of Saturday」はどこかキャメルの中後期のようなリアルさがある。ただし、ナチュラルでわざとらしさのない美学・美意識が強い点はレイク期もハスケル期もウェットン期も共通してますね。クリムゾンの美とは不思議で完成されている。

 

 

 

 

 

 

 

★ Larks' Tongues In Aspic: Part Two   Live 1974  / King Crimson

これまた「太陽と戦慄」から。名盤扱いされているアルバムですが、どこか音質がハッキリ前に出て来ないし、演奏フィーリングも悪くはないのですが、ミキシングのせいかもうひとつ緊張感が感じられない。初期と違い、この時期は圧倒的にライヴが凄いです。ただし、曲そのもののクオリティが凄い高いかと。

 

「スタジオ盤は音質的には聴きやすいがテンポがやや遅い。この曲もEasy Money」同様に良テイク、極上テイクがライヴバージョンの方に多く存在します。このアルバムに入っている Exiles という曲もかなり好きな曲ですが、曲数キャパの関係で今回のご紹介は断念。

 

この曲の構成と演奏の空気感は尋常ではない完成度! ホント凄いバンドです。ロック楽器の持つ特性と演奏フィーリング、アンサンブル、サウンドの良さを最大限に引き出していると感じる。今までの流れから3分38秒付近から変わる展開は鳥肌モノ。

 

フリップが昔のインタビューで「我々は音楽を自分でコントロールしていると思い込んでいるがそうではない。音楽(曲)が我々を支配し言われるがままに演奏しているだけだ」(言葉尻はうろ覚え)みたいな事を言っていて、この人やっぱり変人か?「???」的な印象も無きにしもあらずでしたが。(笑) この曲を聴くとその意味がわかるような気もします。曲が「こう演奏しろ!そうしたら皆に驚かれるぞ!」みたいな。 ^^)  

 

カンサス、フロイド、クイーンなどの歌入りの曲展開のドラマチックさと演奏力の質の高さで高揚感を得られるのと違い、こういうインスト・ロックのみで高揚感を高められる表現力はちょっと信じられないレベルですね。この手法では世界1だと思います。この時期に会場で演奏を聴いていた人々が超羨ましい。

 

 

 

 

 

 

 

★ Walking on Air   Live  / KING CRIMSON 

90年代にツインドラムとなって戻って来たクリムゾンには度肝を抜かれました。何しろ曲がいい!音色がいい!演奏ニュアンスが80年代クリムゾンよりも格段に良い! クリムゾンが蘇った記念すべきミニCDは「ヴルーム」

 

このCⅮを聴いた時の衝撃は半端なかった。自分的にはメタルクリムゾンの完成形「レッド」を超えたと。その生々しいライヴセッション的音源を洗練された感じで1枚のアルバムにまとめ直したのが「スラック」。今でも「スラック」よりも生々しく緊張感の高い「ヴルーム」の方が好きなんですが(曲自体は被っている)、YouTubeでは好きな曲が見つけられませんでした。

 

で、この曲はアルバム「スラック」から。単純にいい曲だと感じるが、さらにその曲の良さを引き出しているこの時期のメンバーの表現力がスゴイ!何度ライヴテイクを車内で聴いたことか。

 

空気感がベストですね。スタジオ盤もかなり良いが、やっぱりライヴテイクが上かな

 

 

 
 
 

★ Fallen Angel / King Crimson

再度「レッド」から。「ポセイドンのめざめ」「リザード」から静かな曲や「アイランズ」から多く選曲するのが、ファノンブログの特徴かと思いますが(笑)、 今回も来ました。隠れた名曲の類をご紹介する選曲。

 

この曲が話題になる事は、あまりないような気がするのですが、絶対にいい曲ですよ。←出たー独りよがり主張。爆笑 ウェットンが作った歌メロでしょうね。いかにもウェットン節。

 

展開部からいかにもクリムゾンの世界観に。カッコイイなあ、こういう曲も。「暗黒の美」というのか。陽気な感じは皆無。しかし、深さとややメランコリックというのか退廃的な感じ。美しくも穢れを知らない世界観ではなく、「大人の現実的な美」というのか。大人です大人。これぞ大人のロック! いい曲だなあ。

 

 

 

 

 

 

 

★ Starless  (Augsburg, Germany 74)  / King Crimson 

言わずもがなウェットン期の超名曲。初期で言えばエピタフ的な重く暗いが美しい世界観。もう何も言う事がありません。

 

しかし、初期が終始様式美的な曲構成だったのに対し、この時期は破壊もテーマだったのか?後半で前半の美しいメロディーの流れを継続せずに、前半とまるで違う雰囲気をわざと表現してる辺りが興味深い。←結局言ってる。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

★ VROOOM ~Coda: Marine 475 / King Crimson 

上記しましたが、このVROOOMを聴いた時はスゴイ衝撃が! ただ、この曲はYouTubeではちょっと良さが伝わりにくい。(クリムゾンはそういう曲が多い) 良い音質のするシステムで大音量で聴くとホント凄いです。「レッド」的なメタルクリムゾンの無駄のない有機的な音圧と美。THRAKという曲も似た傾向でカッコイイです。

 

この曲は次のCoda: Marine 475という曲と一体化しているので(2曲で1曲みたいになっている)曲が終了した時点ですぐに下の動画をオンして頂くとその流れが堪能できるかと思います。(動画上はつながっていなかった。

 

クリムゾン全曲の中で好きな曲10以内に入りますね。最高! 特に「ヴルーム」バージョンの方は。

 

VROOOM  

 

Coda: Marine 475 

 

 

 

 

 

 

★ People / King Crimson 

これまたカッコイイ曲! このさりげなく軽快なクリムゾンもいいですね。ドライヴのお供に最適。地味だが、ハイセンス!ハイクオリティ!

 

 

 

 

 

 

 

★ One Time  Live 1995  / King Crimson 

この曲もアルバム「スラック」から。この動画はライヴです。この曲もWalking on Air 同様に単純にいい曲だと感じるし、さらにその曲の良さを引き出しているこの時期のメンバーの表現力がスゴイ!クリムゾンでハードな曲もいいけど、静かな曲に名曲が沢山ある。ムチャクチャ好きな曲です。

 

やはり、Walking on Air 同様に空気感がベストですね。スタジオ盤もかなり良いが、やっぱりこの曲もライヴテイクが上かな。

 

 

 

 

 

 

 

★ Matte Kudasai  Live 1982  / King Crimson 

この曲は、80年代クリムゾンの名曲かと。この曲はアルバムディシプリン」に入っていますが、個人的にはやはり90年代クリムゾンの演奏が好きでYouTubeを探しましたが、なかったので80年クリムゾンのライヴから。6人クリムゾンに比べると音が薄い感じですが、ライヴなのでエコーや会場の良い空気感が伝わって来る秀逸なテイクかと。

 

この曲は当時から好きでした。90年代クリムゾンに多数極上テイクが存在します。こういう曲はライブでより映えますね。いい曲です!

 

 

 

 

 

 

次回はプログレ5大バンドの違うバンドに行きます!

 

 

 

 

 

またお楽しみに―! ヽ(^。^)ノ