皆さん、こんばんバンバンジーはようにちはっさく!!
さて、またまた意味不明の独特の始まり方で始まりました「そっちの方がスゲー」…違う…汗 それは、昔 竹中直人さんが出ていたバラエティ番組の面白コーナーでした。(本物は誰だ?のパクり)
うーん先々週にスタジオに入り5時間歌いましたが今一…汗。やはりブランクは響くのか? で、CDRを整理していたら、数年前に録音したピンク・フロイド「タイム」のテイクを見つけ聴いたら、「よっしゃー!ほぼパーフェクト!」となり安堵。 歌が失敗した時は、自分の得意なギターソロテイクでも聴かなきゃ落ち込む ^^) そういう聴き方か? 笑
いやいや、音質もスゴイ良かった。その時のギターは20万円位?のポールリードスミス。今持ってるのは30万円位のモッキンバード。あれれ、安い方が音が良い? まあ。エフェクターやセッティングの勝利か。(今と組み合わせとセッティングが違う)モッキンバードは木が詰まってて重いし。モッキンバードを売って、またポールリードスミスを買い直そうかな? 経済的に2本所有は無理だし。
さてさて、プログレ特集大御所シリーズの再開でございます。今回からはELPの回で2回に分けて御贈り致します。
ELPとは、エマーソン・レイク&パーマー。たった3人でプログレをやる名手達。
演奏力もさることながら、3人の持つ独特のコンビネーション&グルーヴ感がスリリングでスケールのデカい音空間を生むトップバンド!
ムソルグスキーの「展覧会の絵 」をロックで表現するその発想と表現力に世界が驚きセールス的にも成功! キーボードのキース・エマーソンは元ナイス。ヴォーカル&ベース、ギターのグレッグ・レイクはキング・クリムゾンを経て、ドラマーのカール・パーマーはアトミック・ルースターを経て (その後、エイジアへ)「3人揃って、あらビックリ!」のスーパーバンド!
個人的には子供の頃に、イエス、フロイド、クリムゾン の3バンドには物凄い魅かれましたが、ELPとジェネシスは魅力がわかるまでに時間を要した。この2バンドは大人になってから(20歳代位に)ようやく良さに気付いた。ELPのシンセ音が当時の好みから外れていたのと曲がキーボードの演奏主体でキャッチーさやメロディアスではなく感じていたり、曲構成がわかりにくいなどの側面を感じていたのかな。
今聴くとオルガンやムーヴの音色には古典的と言うかクラシカルな味を感じるし、レイクのヴォーカルが非常に心地よく存在感が凄い。カール・パーマーのドラムも単体でドラムソロなど聴くとあまり好きなタイプではないのですが、なぜかこの2人と組むと魅力が倍増するような不思議プレイ。メンバー同士の相性ってありますね。クリス・スクワイアなどもイエスならではの個性というか、イエスで演ると映えるとか。
では、元祖トリオのマジックをどうぞ!
★ Lucky Man Live At Montreux 1997 / Emerson, Lake & Palmer
1st から超有名曲。グレッグ・レイクのヴォーカルって魅力的ですね。ジョン・ウェットン、ジョン・アンダーソンなどと並んで、プログレの頂点ヴォーカリスト。
この曲は、ELPの歌モノを知る上で、まず最初に聴いた方が良い名曲。レコードでの音が極自然で音域のバランスが良く凄くいいんですけど、YouTubeで聴くとなぜか地味な感じが強く良さが伝わりにくいので、今回動画はライヴにしました。「ウー、ラキマン~♪」って何度歌ったことか…笑 ^^)
★ The Only Way (Hymn) / Emerson, Lake & Palmer
この曲から Infinite Space という曲に続いて行く展開も面白く Infinite Space もご紹介したかったのですが、曲数キャパの関係で今回は見送りに…<(_ _)> Infinite Spaceは他の4大バンドには見られないばかりか、殆どのプログレバンドに見られない作曲手法。エマーソンならではのクラシカルマインドですね。ラヴェルの曲みたい?
ELP独特の世界観というのがまた強烈です。昨今のマンネリバンドにはない物凄い個性。ただ、面白くない普通のロックンロール曲も1曲このアルバムには入っていますが、ご愛嬌か… ^^) アルバム全体は傑作です。
いやあ、ファノンブログを閲覧して頂いている方々にはもうご存知でしょうか?私の好みのこういう教会音楽的なアンセム風オルガン的なメロディアス曲。最初のオルガンだけでもう来てます来てます。笑 歌が始まるとノックダウン!秒殺です。笑
★ Hoedown Live 1972 / Emerson, Lake & Palmer
カッコいいですねー! これがプログレですよ!これが大人になってから聴くといいんですよねー。ライヴでのスケールのデカさも爽快感がありますが、何と言ってもトリオ演奏のフィーリングやオルガン音色やプレイニュアンスの味ですよ味。
年代物のワインのような深みというかクラシック感。実際、貴重なワインなんて飲んだことはありませんが、そういう「価値の高い」=「お目の高い音楽」というのか。笑
この人達でなければ出来ない音楽。どんなにビートルズやクイーンが天才的で偉大でも、こういうニュアンスは出せない。勿論、その逆もそうですが。この個性がロック・バンドなんですね。
全盛期のELPのライヴを目の当たりにしたら、ぶっ飛んでたでしょね。笑 残念ながら、レイク、エマーソンともに他界。昨年12月にカール・パーマーがELPとして来日。最新テクノロジーにより、3面巨大LEDスクリーンに2人が映し出され、サポート・メンバーも交え、パーマーとセッションを繰り広げるパフォを行ったようです。
この曲はELPの代表曲でもあるので演ったんじゃないかな?(セット・リストは確認してません)
★ The Hut of Baba Yaga Pt. 1,Pt. 2,The Great Gates Of Kiev Live London, 70 / Emerson, Lake & Palmer
言わずもがな、タルカスと並ぶELPの代表作から続けてどうぞ。ムソルグスキーの「展覧会の絵 」をロックで表現するその発想と表現力に世界が驚いた奇跡の名演。個人的には、この曲はカバーアレンジ曲なので、オリジナル曲であるタルカスの方が好きですが、この発想と緊張感・演奏力はスゴいですね。
今回は、これまたかなりカッコイイいいライヴテイクを見つけたのでご紹介致します。オフィシャル盤は1971年じゃないかな?このテイクは1970年で音質がオフィシャルよりもクッキリしていていいんですよね。どういう事だろうか?(発掘音源なのかな?オフィシャルの元テイクなのかな?)
このCDが有ったら欲しいな。 ^^)
★ Nutrocker Live 71 / Emerson, Lake & Palmer
ユニークで小気味よい快感。こんな曲も上手くこなしてますねー。音楽とは音を楽しむ。そういう曲ですね。 ^^)
★ Trilogy / Emerson, Lake & Palmer
このアルバム好きなんですよねー。私は、タルカス、トリロジー、ワークス1、ラヴ・ビーチの4枚がELPの中で好きなアルバム。 なぜかと言えば、やはりイマジネーションが強く聴き心地がいいから。
このアルバムは最もプログレらしい不思議な世界観を完成させているように思う。特にこの曲は不思議な空気感と深みも感じる超傑作名曲かと。さすが世界トップバンド。このような貴重な曲は中々出会わない。
このピアノ再現できますか?そりゃ、クラシックのテクニカルピアニストなら譜面通りには弾けるでしょう。しかし、このセンスはマネできない。ピアノのクリアトーンの後に分厚いシンセ音。テクニカルなピアノプレイのすぐ後にロック的なシンセプレイ!こんなバンドない。キース・エマーソン級のキーボーディストってもう現れないのだろうか?
★ Tarkus / Emerson, Lake & Palmer
出ましたよ!ついに本命が! ^^) 主観ですが、イエスなら「危機」、 クリムゾンなら「クリムゾンキングの宮殿」、 ピンク・フロイドなら「狂気」、 そしてELPなら「タルカス」を代表作と思っています。(ジェネシスは判断が難しい)
この面白いジャケと共にこのアルバム、この曲は魅力を感じていました。「ELPの本当の魅力は大人になってから理解した」とは言いましたが、この曲は子供の頃から好きでしたね。危機と同じ様に構成が見事。20分もある曲ですが展開も面白いのであっという間に時間が経って飽きることなく聴き切れる。昨今のプログレ曲で20分ある曲は殆ど途中で飽きてしまって最後まで聴くのが辛い場合がある。
2012年にNHKの大河ドラマ『平清盛』で、この曲のカバーが使われて話題になったようです。世界的作曲家である吉松隆が劇判を担当し、重厚なオーケストラ音楽が投入されたよう。私は聴いた事がないですが、いつか聴いてみよう。しかし、プログレは1流のクラシックアーティストにも影響を与えているのが凄いですね。
★ Jerusalem / Emerson, Lake & Palmer
また来ました、この系。 ^^) ファノンブログの特徴の1つで、歌モノメロディアス+教会音楽系と言えば、どうしても選んでしまう。美しく壮大な楽曲は大好きです。皆さんも好きでは?クイーンの「手をとりあって」のような曲。
私に取ってはこういう曲は「手をとりあって」のような感動を覚えるんですよね。メロディーにコード和音感が心地いいの何のって。 ^^) 特にこういう和音感は欧州独特なのかな。日本やアジアの音楽ではあまり見られないですね。自分にとっては大好きなのに。
私はキリスト教信者ではありませんが、キリスト教的な美術的感覚は好きですね。ステンドグラスとか。いいねを押して下さる何人かの方々にはこちらから「いいね」が押せないブログなのですが、キリスト教的なのかよくわからないのですが、そういう欧州的な美意識を感じるキレイなイラストなどを貼られているので、よく拝見させて頂いています。いつも「いいね」をありがとうございます。<(_ _)>
★ Still You Turn Me On / Emerson, Lake & Palmer
冒頭1曲目の「ラッキー・マン」にも通じるレイクの歌モノですね。レイクの歌モノ曲は好きなんですよね。メロディアスだしスケール感が爽快だし。チマチマした音楽が嫌いな私は、大らかな感じのメロディアス曲を聴くと心が洗われる気分になります。
この「恐怖の頭脳改革」というアルバムはあまり好きなアルバムではないのですが、上記エルサレムとこの曲は好きですねー。いつ聴いてもいい曲ですねー。勿論名曲認定です。
★ Lend Your Love to Me Tonight / Emerson, Lake & Palmer
私はELPの3人の中では、圧倒的にグレッグ・レイクが好きなんですね。レイクの2枚のソロアルバムも大好きだし、声がいい、歌唱がいい、曲がいい、歌い回しのこぶしがいい(演歌とは違う)、メロディアスでスケールのデカい曲によく似合う。プログレヴォーカリストとしてはもう完璧ですね。神です神。「クリムゾン・キングの宮殿」が物凄い芸術的価値を高めているのもレイクの存在も大きいと感じます。
ジョン・ウェットンも同じかもしかしたらウェットンの方が好きかもしれないが、ウェットンのヴォーカルはどちらかと言えばスリリングで前のめり気味の緊張感を生む。ので、「レッド」期のクリムゾンのライヴやUKなどで、その本領が最大限に発揮されるように感じる。
逆に、レイクはどっしりとした歌唱なので、スケールの大きな大陸的とも言える楽曲がよく似合う。一聴すると共通点のある二人ですが、似て非なるそれぞれのハイクオリティ個性がスゴイ。
この曲も昔から大好きですね。グレッグ・レイク独特の空気感が好きなんですね。嫌な事も忘れるなーこの偉大な感じ。小さい事がバカらしく感じて来る。うーん、同アルバムに入っている C'est La Vie もいい曲です。
★ Closer to Believing / Emerson, Lake & Palmer
この「ワークス」というアルバムは、レコードだと2枚組で、片面ごとに各メンバーのソロ曲が入ってるんですね。で、残り1面は3人の共作。アルバム作りの発想が面白いですね。
で、勿論、私の場合は「グレッグ・レイクの面ばかりが好きである」という予想に反しない結果なので、この特集でもレイク中心の選曲に…(^^
これまたスケールがデカい! もしかしたら、グレッグ・レイクという人はセコい人間やミミっちい人間が嫌いなのか? いや、この大らかさは、そういう人までも許す寛容さがあるという事か。 ^^)
次回もELP行きます。 パウエルとかも ^^)
またお楽しみに―! (^^)/