ヨーロッパ建築巡礼記 改 デザインで豊かな生活を -282ページ目
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オーストリア 入国

2004年6月14日(月)

前日の7時間待ちの乗り換え後、約12時間のフライトを経てオーストリアのウィーンに到着。マレーシアからの時差は6時間、日本からだと7時間(サマータイム)になる。昨日の夜中に飛行機に乗り、ウィーンに到着したのが現地時刻のAM 5:00で感覚的には変な感じだった…これが時差かぁ~と思いながら入国審査の列に並ぶ。

ゲートが二つあり、片方はEU圏の専用、何が書いてあるのかよく分からないがとりあえずそちらではないほうに並ぶ。周りを見ると日本人らしき団体を発見… 日本人かなと思うとこれから先、何度も聞くことになる中国語だった… 入国審査では渡航目的、滞在期間の質問を受け入国のスタンプを押してもらった。初めての英語でさっぱり意味が分からなかった…

次は日本で預けた荷物がしっかり届いているのか、ベルトコンベアの前で待つ…なかなか出てこなかったことでかなりの不安に襲われたが、無事に出て来て一安心^^いきなりのトラブルは御免だから;

ここからは、重い荷物を背負って空港から市内に向かうことにするが、まだ早朝…バスも運行していない…とりあえずバスの始発までベンチに座って待つことにする。

ベンチに座って南京錠で閉じられたバックパックを開けて、旅人の必需品『地球の歩き方』を取り出す。
~この時はまだ分からなかったが実はガイドブックは航空券、パスポートの次に大事ではないかと何度も思うこととなる~

*写真はウィーンのオペラ座前の並木道*

クアラルンプール国際空港

クアラルンプール国際空港は日本人建築家の黒川紀章による設計である。

マハティール首相の強力なリーダーシップのもと、2020年の先進国入りを目指すマレーシア。日本企業の進出も盛んで、近年脚光を浴びるASEANの核としてその成長に拍車をかけている。そんなマレーシアの発展を支えるべく、国家あげての一大事業として進められ、1997年に竣工。

空間的には黒川建築で僕が見たものの中で一番良いと思えるものだった。構造が空間に与える力が魅力的であり、空港独特の大スケールも美しい造形により気持ちよく感じられた。

出国

2004年6月13日(日)

AM 5:00 前日は不安と緊張でしっかり熟睡出来ず、フライト時間に間に合うよう早朝の起床 最寄りの駅のホームで電車を待つ間に忘れ物に気づく… しかし、携帯は自宅の机の上に電源を切って留守番中… 連絡を取ることも出来ずあきらめることにする。

AM 8:30 名古屋空港に到着 6月の半ばということもあり空いていると思いきや、なぜかかなり混み合っていた… 海外に飛ぶ飛行機に乗ること自体が初めてであり、出国手続きから若干の不安を胸に行列に加わる。荷物を預ける際、パンパンに詰め込んだバックパックの重さが20キロと判明… これから先20キロをかついで歩き回るのか…

AM 11:00 無事に出国手続きも済み、一つも判が押されてない新品のパスポートに出国の判が押された… (これからいくつスタンプが押されるのかこの時はまだ想像もできなかった…) 名古屋空港を予定通り出発  チェックインの際に窓側の席を希望し、名古屋の風景を眺めながら離陸…  

今回の旅で購入した航空券はマレーシア航空の3ヶ月OPEN(帰国は3ヶ月の間ならいつでも変更可)のチケットである。初めて格安航空券なるものを購入したが、海外の航空券事情を全く知らなかった僕は、航空券を購入するだけで大変だった… 僕が航空券を探していた時期の相場は6月出発の3ヶ月有効のチケットで約10万~13万ほどだった。情報収集し、諦めずにしつこくネットで検索することで運良く7万円代のものが見つかり出国の1週間前に予約が取れた。 
*ヨーロッパに行くには直通便と経由便があり、アジア系の航空会社で行くと乗り換えが必要で時間もかかるが安く行けるのがメリットである。直通の日本の航空会社や欧州系の航空会社で行くと乗り換えることなく早く行けるが、料金はアジア系に比べると割高である。6月だと一番安いものでも18万くらいだったと思う*

PM 4:30 マレーシア航空を利用するとクアラルンプール国際空港で乗り換えることになる。日本からのフライト時間は6時間半、時差は1時間だから、到着前の機内で時計の針を1時間戻す。2回の機内食(朝食・昼食)を取り無事に到着。しかしここから次の便への乗り換え待ちは7時間… 長いけど安く行くにはこれくらいの待ち時間は覚悟しないといけない… 到着して無事に次に乗る飛行機の搭乗口にたどり着きホットするが… まだまだ不安だらけのなか… 周りに日本人も見当たらず独りで乗り換え待ちの時間を過ごす…

ヨーロッパ建築巡礼記 Start

2004年3月に大学を卒業し、6月まで準備をする。

初めての海外…
異国の一人旅…
毎日の宿探し…
幼稚園児並みの語学力…
等々…

不安一杯の旅が始まる。
自分で撮った写真と共に無事に終わった旅を振り返ります。
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