湯原温泉 猫鼻の湯 <温泉編> | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹いてるテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録のための温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが、その湯は知ってる知らない、入った入ってないで張り合うつもりは一切ありません。そのほか酒や食話、もちろん音楽のことも取り上げます♪

2020年2月、信州から北陸に抜ける一人旅のハシゴ湯は、小谷村の湯の中で湯原温泉「猫鼻の湯」へ到着したところ。

いつものように、ここまでの行程リンク集を。

 

若栗温泉 乗鞍荘

姫川温泉 ホテル國富 翠泉閣 <到着編>

姫川温泉 ホテル國富 翠泉閣 <温泉編>

姫川温泉 朝日荘

姫川温泉 瘡の湯

湯原温泉 猫鼻の湯 <到着編>

 

10時からの営業時間を数十分過ぎて到着したが、オーナーさんも先客も居ない状況。

次のお客が来る前に浴場の写真を撮らねば!

 

 

湯原温泉 猫鼻の湯 <温泉編>

 

 

 

館内の観察はとりあえず中断し、浴場へ向かおう。

 

 

男湯の扉を開けると脱衣所への入口がもう一つ。

 

 

ここで靴を脱いだっけ。

では脱衣所へ。

屋根裏へのハシゴがある脱衣所はむろん初めてにひひ

 

 

そこそこ広い脱衣所には温泉の分析書関係の掲示がいくつかあるのだが、肝心の数値が示されたヤツがない。

この後に出てくるスペック関係はネットで拾った平成22年、開業当時のもの。

 

では浴場へ。

 

 

館内の延長で手作り感溢れる浴場は、数人規模の浴槽が1つと、お一人様用のステンレス浴槽が1つ。

湯が淡く黄緑色系に濁っていると思ったら違った(後述)。

 

洗い場のカランのようなものはないが、手前側にシャワールームのようなところはあった。

 

 

源泉チェックを忘れたが、沈着を見る限り源泉が出そうだニコニコ

 

 

淡い黄緑色っぽく見えるのは、浴槽自体の色が反映していた。

以前の写真を見るとこんな色でなかったので、最近になって塗ったんだろうか。

実際の湯の色は微白黄色ささ濁りといった感じ。

開業当時の分析書だと源泉名は(未定)となっていたが(^-^;、「じゃない」方の分析書では「湯原温泉」となっていた。

源泉温度54.7度pH7.0の、ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物温泉

成分総計1.353g/kg

各イオン数値はナトリウムが182.7mg、マグネシウムが39.6mg、カルシウムが61.7mg、炭酸水素イオンが459.4mg。

他に目立つ数値は遊離二酸化炭素の200.1mgあたりか。

湯としては、姫川の瘡の湯にちょっと似ている。

 

浴槽温度を測ると。。。

 

 

44.8度となかなか熱めではあるが、共同湯っぽくて悪くない。

 

 

湯口の他にホースも見えるが加水はなく、完全かけ流しだったと思う。

 

湯口には2つパイプがあったが、出ているのは1つ。

 

 

柄杓があり、飲泉許可もとっている。

 

 

淡い金気臭があった。

炭酸の甘酸味があり、特に甘味が顕著

ただしシュワ感は感じられない。

淡い鉄味エグ味がした。

 

湯口の温度を測ると。。。

 

 

48.7度である。

ちなみに浴槽にはホースからも注がれるものがあり、最初は水かと思ったら源泉だった。

 

 

こちらも温度を測ってみると。。。

 

 

48.8度と湯口と変わらない。

なぜ2か所から注いでいるのかわからないが、浴槽内温度を一定に保つために循環するよりかは湯口が複数あった方がよいことは間違いない。

 

…何て色々観察していると後客が2人、入って来た。

急いでまずは入浴写真を先に。

 

 

しっかりとしたスベスベ感があった。

 

内湯は後ほどゆっくり入りなおすとして、他の撮影を急がねば(^-^;

気になるのが浴槽の隅にあるステンレス浴槽。

 

 

奥のドアに水風呂ですと書いてあるが、その水風呂はドアの向こうにあるらしく、さらに冬場は使えないみたい。

で、こちらのステンレス浴槽に注がれているのは何かというと。。。

 

 

冷ました源泉であった。

温度を測り忘れたが、体感で40度弱ぐらいと冷たくはない。

これもそのななかけ流し。

赤茶色の沈着が素晴らしいにひひ

 

さて、浴槽はこれだけではない。

最近になってできたようだが、直接行ける露天風呂があった。

 

 

ドア自体が新しい。

こちらを開けると。。。

 

 

源泉タンクらしきものの向こうに木枠の浴槽が見える。

素っ裸のままこの通路を向かった。

 

 

囲いも何もない、野趣あふれる露天風呂だにひひ

外は寒いだけに、これはたまらん気持ちよさだろう。

 

目の前に流れる川は姫川。

 

 

冬だったので少々寂しい感じだが、色鮮やかな頃はさぞ素晴らしい景観であろう。

いずれにせよ、開放感はバツグンである。

 

 

説明は何もなかったが、おそらく使用源泉は同じではないだろうか。

ほぼ無色透明~僅かに白黄色ささ濁り状態。

湧出量105リットル/分あるらしいし。

加水もできるのかもしれないが、青いホースからは何もでておらず、こちらも完全かけ流しにて使用していた。

 

 

排湯はそのまま姫川へ。

 

源泉は太いホースで浴槽内投入

 

 

浴槽の温度を測ってみると。。。

 

 

44.7度と内湯と同じぐらいの熱めで使用されている。

冬場だし、外は寒いし、これぐらいでまさにちょうどよい塩梅だニコニコ

 

 

源泉のインプレッションは内湯と同じ。

浴槽内投入の分、気のせいかより湯力を感じる。

 

 

バックがごちゃごちゃしているのもこちらの魅力だにひひ

後客は露天にはなかなかやってこなかったので、独り占めでしばらく楽しめた。

 

 

同じくしっかりとしたスベスベ感がイイ感じ。

 

内湯とこの露天ですっかり満足してしまい、離れの露天風呂のことはすっ飛んでしまったのであった(^-^;

 

 

浴後に母屋に戻ると、浴場に居た2人の他に数人の常連さんと思われる年配男女の方々が湯に入ろうとせず和んでられる。

皆さんお知り合いのようで、賑やかな談笑がめっちゃイイ感じ。

ぼくに向かって「どこから来たの~」みたいな会話があり、オーナーさんは12時過ぎに来るからそれまで待ってなよと誘われる。

皆さん、家族みたいなんだそうだ。

よそ者なのに歓迎されてる感じを受け、とてもほっこりニコニコ

オーナーさんにお会いしたり、また皆さんと色々話もしたかったが、哀しいかな貧乏スケジュールが許さない(^-^;

断腸の思いで後にし、有名温泉宿に向かった。

ここはまた、しっかり時間を作って再訪決定ビックリマーク

 

 

 

湯原温泉 猫鼻の湯

 

長野県安曇郡小谷村大字北小谷字道筋3634-2

090-7010-7286

入浴料 500円

10:00~18:00

不定休

 

<源泉名:湯原温泉>

ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物温泉 (低張性・中性・高温泉)

54.7度

pH7.0

成分総計 1353g/kg

105リットル/分(17m掘削・動力揚湯)

微白黄色ささ濁り

淡金気臭あり

炭酸の甘酸味、特に甘味あり

淡鉄味、淡エグ味あり

しっかりとしたツルスベ感あり

完全かけ流し

 

2020年2月入湯

※数値はH22の分析書より