渡辺節子 ぶん
二俣英五郎 え
ほるぷ出版
村人たちが だいこんの種を蒔いたのに たった一つしか芽がでません。
「こりゃあ あおもの ききんだ」 この言葉に 村人たちのふだんの暮らしの
過酷さが伝わりますね。
一つの芽のだいこんをみんなで大事に世話したので 大きな大きな大根に育ちました。
冬 ゆきおろしの 風がふいてくると
だいこんは 大根おろしにされてしまうと勘違いします。
村人も 大根を抜かず 「たべちゃなんねっ だいじに しとくことにした」
おかげで だいこんは 村人たちの暮らしを見守り 村人も最初は感謝して
おおぐらいのだいこんどのに こやしをあげていたのです。
しかし なんと だんだん めんどうになってしまい 「でていってくれ」というのでした。
せっかく大事にしてたのに 「くちゃね くちゃねの やくたたず」と言い出したのです。。
言われた通りに だいこんどのは村から 出ていきました。
すると いままで だいこんどのの恩恵をうけたいたのに
やっぱり 村は 嵐や 大雪に 困るのです
「かえってきてくれ」 といっても もう時すでに遅しでした。
あおもの ききん
それは 買い物行くと今のスーパーでも感じることで
最近の我々の取り巻く現実と似ていますね。
そして 感謝の念をわすれてしまいがちなこと
なんでも当たり前にしてしまうことをあらためて 考えなおしたいですね。
当然のように ご飯が食べられて 安全が確保されていることって
決して 当たり前ではないのですね。
昨日 教室のお話会で読みました。
方言がたくさん出てきますが みんな 真剣に聞いてくれてました。
さすがです。
こういう昔話を読むのもいいなあと あらためて思いました。
おでこはめええほん の 「 けっこんしき 」も 読みました。
これは 自分のおでこにはめたい子が次々に前に出てくれました。
大盛り上がりでしたね。