鳩間島2
この物見台は波照間島のコート盛、竹富島の小城盛(クスクムイ、クスクムリ)、黒島のプズマリ、石垣島の平久保遠見台や川平火番盛、与那国島のダティグチディ、小浜島の大岳(ウフダキ)などと同じく、国の史跡に指定された先島諸島火番盛です。
先島諸島火番盛は八重山諸島と宮古諸島の14の島に19箇所にあります。
物見台に上ってみると、鳩間中森の入口にあった鳩間灯台の由来の碑によると、終戦後に食糧とかが不足して島の外に行かなければならない事が多く、鳩間島海域の船舶の往来が増えて、海難事故が頻発してしまったので、当時の鳩間郵便局だった長田代浩さんが自力で灯油ランプを光源にして木製の仮灯台を作ったのがはじまりなんですって!
何代か代がわりして、現在の灯台の光源はLEDですが、鳩間灯台由来の碑の横に以前の灯台の灯器が寄り添っていました。
鳩間島と云えばこの浮球!
民宿の前にずらり。
鳩間島の文字が可愛いです。
東の井戸(アンヌカー)を見に行きました。アンヌカーは石灰岩の自然洞窟で、奥に地下水が湧き出る泉があります。
民宿の前にずらり。
鳩間島の文字が可愛いです。
ちょっと離れた場所にくまモンもいました。
アンヌカーは下り井戸です。
15メートルから20メートル奥へ下ると水汲み場に着くそうですが、今は水は枯れてしまったと聞きました。
画像では凄くわかりづらいのですが、階段になっています。
階段がわかるように下から撮るのを忘れてしまったのが悔やまれます。
洞窟の入口から見上げた景色が素敵だったのに。
こちらは掘抜き井戸の西の井戸(インヌカー)。
ひっそりとしているのに、凄い存在感。
こちらも今はお水は枯れてしまったそうです。
集落から離れた場所、鳩間中森よりも北に焼却炉施設がありました。
ひっそりとしているのに、凄い存在感。
こちらも今はお水は枯れてしまったそうです。
インヌカーから、ふと見上げると鳩間貯水池井戸とあります。
富村井戸(上の井戸、ウイヌカー)と云う掘抜き井戸と合わせて3つの井戸は、1980年に西表島から水道がくるまで、島の大切な水瓶だったんですね。
現在は西表島から、こちらの鳩間中森にある貯留タンクに送水され、鳩間島の水道普及率は100%です。
鳩間小中学校PTAさんの星砂の無人販売所だと思いますが、この日は販売していない様でした。
集落から離れた場所、鳩間中森よりも北に焼却炉施設がありました。
鳩間島に来る前に想像していたよりも、生活に必要な設備が整っていると感じました。
対岸の西表島にもっと依存しているのかと勝手に想像していました。
続いて鳩間郵便局の跡地に来ました。
鳩間郵便局之跡の標柱の横の説明板によると、昭和13年に郵便取扱所(その土地の名士が無償で土地を提供して局舎をつくり、名士は郵便取扱役になりました)が開所して、後に特定郵便局(旧三等郵便局、三等郵便局は国の直営ではなく、各地の名士から局舎を提供された局です)が設置されました。
昭和31年頃から人口が減ってきたので、昭和56年に郵便局から簡易局となったそうです。