黒島1 | blog:kudoh

黒島1

こちらのフェリーで黒島に来ました。
港から既に海の色に感動ですw
港から西に見える浜が綺麗。
後で行ってみます。
黒島客船ターミナルには畳があります。
美しい港の海を眺めながら、畳に座ってゆっくりするなんて贅沢な至福時間ですね。
黒島客船ターミナルの中には、まちやさんと云うお土産屋さん(?)がありますが閉まっていました。
でも、まちやさんの横にカラーボックスが並んでいて、お土産品が無人販売されていました。
棚ごとにお店(?)が違うみたい(?)です。
ちゃんと袋もありました。
後日オープンしていましたが、この日もこの2時間後(13時過ぎくらい)には閉まっていました。
時間限定???

黒島のいらっしゃいはわーりたぼーり。
ところで港のターミナルですが、小浜島は旅ぬかろい、西表島は上原港(船浦港)がデンサターミナル、大原港(仲間港)がなかまりん、竹富港がてぇどぅんかりゆし館、黒島港は黒島客船ターミナル。
そのストレートさ大好きです。
黒島全体は
こんな感じ。
ざっくり黒島をご紹介します。
黒島は人間の10倍以上の数の牛さんがいて、牛の島と呼ばれていたりいなかったりして、毎年2月に黒島牛まつりが開催されているんですって。
由布島に居た水牛さんじゃなくて、食用の牛さんです。
工藤の家族や友人からは美味しい!美味しい!と大絶賛されています。
面積は10.02平方キロメートル、島の周囲は12.6キロメートルのハートの形をした島で、ハートアイランドとも呼ばれていたり、いなかったり。
ハートフルに平和な島なのか、黒島には駐在所がありません。
住所は沖縄県八重山郡竹富町字黒島です。

保里御嶽(ウブワン)の白い鳥居が緑に映えています。
保里御嶽は黒島の八嶽のひとつで航海安全の神様。
黒島の御嶽はワンと読むそうです。
石垣島や竹富島ではオンでした。

御嶽はそれぞれの島の方々が大切にしている神聖な場所だと思っています。
それで正しいかどうかはわかりませんが、基本的には鳥居より奥には入らないようにしています。
お祭の時やお正月などに、どうぞと招かれれば中にお邪魔する事もあります。
鳥居のない御嶽では、うっかり御嶽まで行ってしまった事もありますが、その時はお邪魔しましたと思いながら早めに立ち去る様にしています。

牛セリ市場に来ました。
牛まつりの会場だったのかな?
第27回 黒島牛まつりと書いてあります。
確か今年が第27回だった筈。

牛さんのんびり。
長閑で良いなぁ。

伊古桟橋に来ましたが、
干潮!
海水がない!
伊古桟橋を渡って、海の上を歩いているみたーいってしたいので、6間後にまた来る事にします。

東屋の椅子は牛さん(╹◡╹)

近くに展望台があるみたいなので行ってみます。
展望台?
特に何もない場所ですが伊豆諸島展望台も何もなかったけど展望台だったし、きっと展望台です。
正面に見えるのは、、、石垣島?ですか?
左を見ると西表島と小浜島が見えます。
右を見ると伊古桟橋。
伊古桟橋長いなー(╹◡╹)

先島諸島火番盛のひとつプズマリ、、、ではなくプズマリをイメージして作られた黒島展望台に来ました。
右の階段からぐるぐると上ります。
石垣やいま村のアンパル塔に似ているけれど、こちらは階段、アンパル塔はスロープになっていました。
黒島展望台からは、乾震堂(かんしんどう)、黒島小中学、西表島、
小浜島、エメラルドグリーンの海が望めました。
黒島灯台が見えました。(画像の左の方です)
牧草地を眺めるのも気持ち良い。
こっちの道から来ました。
伊古集落の方。
次はこの、日本の道100選に選ばれた道を行ってみます。
黒島郵便局のある東筋集落(あがりすじしゅうらく)へ行かれる筈。
その前に、黒島展望台を下りて、少しまわりを歩いてみました。
乾震堂。
名前が八重山っぽくないと思ったら、漂流中に亡くなられ、黒島のユキラ浜に漂着した中国の偉い方が祀られているんですって。
広々とした校庭が素敵な黒島小中学校。
小浜島や竹富島もですが、少人数でこの広さの学校に通うから、皆さんのびのびしているのかなぁ。
羨ましい( ´ ▽ ` )
小学校は創立127年、中学校は創立70年。
127年前って明治時代ですよ!
学校の隅に遠見台みたいな石積みがありました。
何だろう?
道に面していますが、小中学校の敷地なので、中には入れません。
道からは見えない場所に何か説明板みたいのあるのかなぁ、、、。
(追記:遠見台でした)

さて、東筋に向かいます。
流石日本の道100選に選ばれた道、両サイドに牧草地が広がるまっすぐな道を行くのは爽快です。
黒島郵便局に到着ー。
南国感いっぱいな郵便局ですね。
こちらも赤瓦。
黒島診療所さん。
公民館的な黒島伝統芸能館には、
八重山舞踊勤王流ゆかりの地碑がありました。
勤王流は比屋根安弼さんがはじめた舞踊。
比屋根安弼さんは琉球王に仕えていましたが、放歌高吟したので鳩間島に流刑になってしまいました。
流された八重山の地で、八重山の人々に舞踊を教えた比屋根安弼さんは、黒島に定住したんですって。
黒島伝統芸能館のお隣には、日本の道100選記念碑がありました。
先程の道ですね。
道100選に選ばれた時はまだ未舗装で、白砂が敷き詰められた道だったそうです。

東筋集落から黒島灯台を目指します。
途中、玉代勢牧場さんの前を通りました。
牛さん達はランチタイムかな?
並んで仲良く食べている姿が可愛いです。
日陰もない真っ直ぐな道は素敵です。が、自転車で10〜15分の道のりなのに、炎天下では25分くらいに感じました。(テキトーなこと書いてます)
黒島灯台に到着ー!
黒島灯台に来ると恋が成就するそうですよ。
ハートの島の灯台だからかしら?
灯台を海側からも眺めようかなぁと草むらを抜けると、
引潮気味だけど、鮮やかな水色の海が見えてきました。
黒島の南側は外洋なので、こんなに鮮やかな海とは思っていませんでした。(よく考えたら、いきなり外洋ではないですよねw)
エメラルドグリーンの海に真っ白な黒島灯台。
海沿いに出る道(草?)の脇に乾震坤大神と記された碑がありました。
ん???
こちらは旧乾震堂でした。
ユキラ浜(この辺り)に漂着した難破船を見つけた黒島の人は、絹やお金を勝手に貰っちゃって、お船の中の遺体を海に流してしまったら、島にネズミがいっぱい出たり、人が亡くなったりの災いが起きたから、ここに拝所(お墓?)として乾震堂を建てて、供養しました。
ネズミもいなくなり、一度は安心したものの、誰かがお墓を荒らしてしまいました。
そしたら、またネズミがいっぱいに。
乾震堂をここから島の中心(小中学校の横の今の乾震堂がある場所)に移して供養をしたら、またネズミはいなくなりました。
何度も嫌な事されても、供養したら許してくれるなんて、流石偉い人は寛大!

仲本海岸に来ました。
東屋の奥にはシャワーがあります。
きっと海水浴出来るビーチなんですね。
東屋から見た仲本海岸!
干潮時に来ましたよー。
すっごいサイズのタイドプール出来てる!!!!!
海岸に降ります。

青い!海水が温かいw
仲本海岸では干潮時にはこの巨大タイドプールが出現して、鮮やかなお魚を見る事が出来ます(╹◡╹)
天然の水族館ですね。

八嶽のひとつ迎里御嶽(ンギシトゥワン)。
迎里御嶽は豊作と海上安全を、豊年祭では成功を祈願する御嶽なんですって。
仲本海岸と宮里海岸の間くらいの海岸沿いです。
迎里御嶽近くの海も美しいツートンカラーです。

西表石垣国立公園黒島ビジターセンターに来ました。
あれ?ビジターセンターこんなに大きかったっけ?
中に入ると、天井にマンタが居ました。
等身大かな?牛さんが居ました。
牛さんの前の台に乗ると、黒島の母牛が自分の何倍あるのか教えてくれます。
お隣のモニターでは、黒島の星空を上映して貰えます。
黒島の祭事のパネルに、
黒島の植物が写真で紹介されていたり、
暮らしの道具が展示されていました。
クバとアダンが大活躍です。
ビジターセンターのお庭には、黒島の学校教育発祥の地であり、八重山が薩摩藩の支配下にあった時代の役場の跡がありました。
ここに1893年に大川尋常小学校黒島分校が出来たんですね。
役場跡はこちらのビジターセンターの周りの石垣のことで、画像の赤瓦の建物のことではないと思います。(たぶん)
お隣のプズマリに来ました。
プズマリは、石垣島の平久保遠見台川平火番盛、竹富島のクスクムリや、波照間島のコート盛や、与那国島のタティグチディ、小浜島の大岳と同じく先島諸島火番盛のひとつです。
あれ?ロープがある。
崩落する恐れがあるので、今はもう上れないみたいです。
子供の時に上っていた写真を、つい最近実家で見ました。
プズマリの天辺から海が見えたんですよねー、綺麗だったなー。
プズマリに上れないので、歩いてその海を見に来ました。
徒歩15歩くらいでした。
黒島の海は、なんでこんなにも美しいのかしら?
この水色が眺められる幸せって凄いですよね。

続く。