こんにちは!駒澤大学Modeler'sです!
今回は、前編に引き続き、先月の学内展示会にて集まった作品を紹介していきたいと思います。
後編では、ガンダムを除いたキャラクターモデルやスケールモデルを紹介していきます。
こちらも、かなりの力作が揃いました!
それでは早速見ていきましょう!
怪獣8号
こちらの作品は、Figure-rise Standard ダークロプスゼロとFigure-rise Standard 孫悟空を使用して製作されています。
製作者は『怪獣8号』を愛読しており、エポキシパテを用いて全体の造形を行なっています。
特筆するべき点は、青く光るボディです。塗装は蛍光塗料を用いており、ブラックライトを当てることによって鮮やかな青色が再現されています。
また、本体のカラーリングも工夫がなされており、ダークグリーンにグレーを混ぜることによって黒にもグレーに見える絶妙な発色となっています。
8号の特徴的な顔が見事に再現されていて、立体物がないなら自分で作れば良いのだという製作者の『怪獣8号』への愛が伝わってくる作品ですね。
黄金の電気騎士
こちらの作品は、ボークスの1/100 ザ・ナイト・オブ・ゴールドを全塗装で製作したものとなっています。
本体色のゴールドは、様々なゴールドの塗料を使用して朝食が行われており、製作者の強いこだわりが感じられます。
1/100スケールであるため本体のボリュームも凄まじく、展示会の中で一際大きな存在感を放つ作品となっていました。
写真には写っていませんが、頭部の非常に細かいディテールも綺麗に塗り分けており、まさに「最強」のMHの雰囲気を醸し出している作品と言えます。
ビャクチ (軽装仕様)
こちらの作品は、HG メイレスビャクチを使用して製作されています。
武装面では、HG ガンダムアスタロトからナイフを、HGUC ジェスタキャノンからグレネードを取り付けています。
本体は、目立つパーティングラインを消したのみで、アデルマークⅡ宇宙仕様を意識したカラーリングで塗装が行われています。
『境界戦機 フロストフラワー』に登場する本期待ですが、製作者の的確なアレンジによって、まるで本編に登場するかのような装備となっています。
落ち着いたカラーリングがとてもかっこいい作品ですね。
レンゴクケンブ
こちらの作品は、HG メイレスケンブと30mm スピナティオを使用して製作されています。
30mm初回版に付属した腕部オプションパーツを頭部に取り付け、スピナティオの脚部パーツを使用して作られています。
配色も、明るい色のケンブから黒を基調とした機体色へと変更されていて、とてもかっこいいですね。
製作者はアニメを見た勢いで制作したと仰っていましたが、勢いでこれほどの作品を作ることができる技術に驚きました。
黒の宣告
こちらの作品は、1/35スケールのキットを使用しています。
フェンダー部分などの薄いプラスチックパーツの所を矯正、履帯は増加装甲として追加、アクセサリーとしてジェリ缶を使用するなど、様々な改造が行われています。
下地は光源を意識した塗装が行われており、足回りは赤系のウェザリングを行い、粒子感のあるウェザリングをします。
細かいディテールの追加に加え、その塗装までしっかりと行われおり、製作者の作り込みに感服です。
T34-75
こちらの作品は、なんと3日という短期間で制作された作品となっています。
製作者は、他の作品も同時進行で制作しており、その影響でこの作品にかけられる時間が少なくなってしまったと反省していました。
しかし、たったの3日で本体の塗装だけでなく、ウェザリングなどもしっかりと行っているところから、かけられる日数が少なくても丁寧に作ろうという製作者の意思が伝わってくる作品ですね。
これからもスケールモデルを作っていきたいとのことだったので、期待して待ちたいと思います。
KV-2
こちらの作品は、タミヤの1/35のキットを使用して製作されています。
「街道上の怪物」と言われたソ連の重戦車ですね。
フェンダーはラジオペンチで曲げて、ベルト式履帯を弛ませており、随所に製作者のこだわりが見られる作品となっています。
また、塗装面でも表面の塗装に加え、泥はねやエンジンオイルの垂れ、赤さびなども表現していて、とてもリアルな仕上がりとなっています。
製作者はこの他にも様々な戦車を持参していましたが、そのどれもが丁寧な仕上がりになっていて、驚きでした。
Ⅳ号戦車D型
こちらの作品は、タミヤの1/35のキットを使用して製作されています。
カラーリングの変更とデカールを利用して、「ガールズ&パンツァー」に登場する大洗女子学園のあんこうチーム仕様で制作されています。
この作品は、製作者にとって初めての戦車模型とのことでしたが、細かい塗り分けなどとても綺麗な塗装が行われており、丁寧な仕上がりになっていますね。
私たちのサークルでも、だんだんとスケールモデルを作る人たちが増えて行っているように思います。これはとても良い傾向ですね。
砲艦 摩耶
こちら作品は、コンブリック 1/700 鳥海のキットを使用して製作されています。
マストなどの一部のパーツが付属していないため、伸ばしランナーを使って自作し、マストに付いている縄梯子も、極細の伸ばしランナーによって作られています。
また、武装はキットのものを使用していますが、25mm4連装機関砲は付属していなかったため、プラペーパーと伸ばしランナーによって制作されています。製作者は、少々オーバースケール気味ではあっても雰囲気が出ているのではないかと仰っていました。
塗装は、日清戦争時をイメージしています。
細かい作業も丁寧に行われていて、精巧な仕上がりになっていますね。
戦艦キング・ジョージ5世
こちら作品は、タミヤのキットを使用して製作されています。
イギリスの戦艦であるキング・ジョージ5世は、主砲塔は前部に2基、後部に1基を備えた特徴的な配置になっていますが、こちらの作品でもウェザリングによって印象的に仕上げられています。
製作者は、この他にも様々な戦艦を持参していましたが、その中でもこの作品が最も気に入っているとのことでした。
本体の塗装に加え、ウェザリングも丁寧に行われており、製作者の戦艦に対する愛がよく伝わってくる作品になっていますね。
小型艦 艦隊
こちらの作品は、左から、イタリア海軍 駆逐艦チクローネ、日本海軍 第39号哨戒艇、日本海軍 砲艦橋立、日本海軍 海防艦択捉、日本海軍 哨戒特務艇となっています。
ピットロード、ハセガワ、アオシマに加え、フルスクラッチで制作しているものもあります。
細かい部分の塗り分けやパーツの取り付けなど、かなりの集中力を必要とする作業が多いこの作品ですが、丁寧に制作されており、とても精巧な仕上がりになっています。
製作者の戦艦に対する愛とこだわりがとてもよく伝わってくる作品ですね。
FC35 RX-7
こちらの作品は、青島のキットを使用して製作されたものになります。
製作者にとっての初めての青島のキットとのことでしたが、各部のディテールや細かい塗り分けなども丁寧に行われています。
製作者は、自分の技術力が足りなかったので温かい目で見て欲しいと言っていましたが、全体的に整った綺麗な作品になっていると思います。
今後も車の模型を作っていくとのことだったので、製作者の作品に期待が高まりますね。
試作体:Glass Slipper
こちらの作品は、メガミデバイスのランサーと、創彩少女庭園の結城まどかを使用して製作されています。
脚部は液体金属をイメージして、試行錯誤を行いながら形にしていったとのことでした。
瞳はHアイズ加工が施されており、目線が追従するようになっているだけでなく、流し目になるように調整が行われています。
製作者は、久々に美少女プラモを製作したいという欲が爆発したと仰っていましたが、丁寧な作り込みから、どれほど作りたかったのかが伝わってくる作品ですね。
閲覧いただきありがとうございます。
ここまで、前後編を合わせて30作品を紹介してきました。
Modeler'sも人数が増えたことで、新しいジャンルの模型作品も見ることができ、とても楽しい展示会となりました。部員のモチベーションも高まったことでしょう。
さて、次回の記事は、「ダメージコンペ」の結果発表となります!
どんな作品が集まるのでしょうか。今からとても楽しみです!
それでは、次回の記事でお会いしましょう!