統合失調症という病は
「悪口が聞こえる」「名前を呼ばれる」などの
幻聴が聞こえることで有名です。
 
 
では、実際に幻聴が聞こえている患者さんには
どう接するのがいいのでしょうか?
 
 
実は、ネット検索や教科書ではわからない
大原則があるのです。
 
 
 
 
観葉植物
 
 

 

「悪口が聞こえる」「名前を呼ばれる」には聞き方のコツがある



看護の教科書には

 

「幻聴は肯定も否定もしない」

「私には聞こえませんと言う」

 

と書いてあります。

 

 

私の時代の教科書には明記されていたし

国家試験に出るよ!みたいな太字になっていた気もします。

 

 

が!!

精神看護の経験上、現場感覚では

この対応はNGです!!

 

 

バツの画像

 

 

 

患者さんにとっては

まぎれもなく聞こえているものだし

 

かなりの苦痛を感じているんです。

 

 

その苦痛に丁寧に対応せずして、

患者さんとの関係も築けなければ

患者さんが何に困っているかも理解できません。

 

 

 

ただし、聞き方にはコツがあります。

 

 

幻聴の内容をどんどん掘り下げてしまうと

恐怖を増幅してしまうこともあり

傾聴のつもりが逆効果になります。

 

 

傾聴のポイントは

 

ひらめき電球幻聴があることでどんなことに困っているのか??

(生活への影響)に焦点を当てる

 

ひらめき電球つらい気持ち、こわい気持ちなど

幻聴によって引き起こされる感情に焦点を当てる

 

という視点で会話を進めていくことです。

 

 

今どんなふうにつらいのか

今どんなふうに困っているのか

 

にフォーカスしていくのがポイントですよ!

 

 

幻聴であるとわからせよう!

とするような対応は

患者さんの心が瞬速で閉じてしまいますので要注意。

 

 

ハート

 

 

自分が幻聴に登場してしまったら、まずは落ち着いて対処する


 

自分が幻聴に登場してしまい

 

「悪口を言ったでしょ」

「ひどいことを言われた」

 

などと

 

身に覚えのないことで

怒らせてしまっていたり責められてしまう場合。

 

 

あわてて弁明しようとして

強い口調で反論してしまうと逆効果です。

 

 

とりあえずびっくりするし

あわてるとは思いますが

 

まずは深呼吸。

 

 

OKの画像

 

 

幻聴が聞こえていたときに

自分がそばにいなかったことを

 

冷静に伝えましょう。

 

 

「その声が聞こえたとき、私の姿もありましたか?」と

聞くのも効果的です。

 

 

大切なのは事実だけを冷静に伝えること。

 

 

すぐにうまく伝わらないときは

押し問答せずに私はそっと時間をおきます。

 

 

あとで気持ちが落ち着くと

時間差で理解され

 

謝ってこられる方も多いんですよ。

 

 

OK  

 

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