誰かの話を聴くとき、
または誰かの行動を理解しようとするときの
ひとつのヒントとして
 
私たちの行動はすべて、
私たちが何を大切にしているかを示すものです。
 
「新しい自分に向かう旅路 ふたつの島とボートーイラストで理解するナラティヴ・セラピーー」
ドナルド・マクミナミン著
 
という考え方があります。
 
 
 

 
 
 
この絵本の中に出てくる表現ですが、
 
たとえば
 
ビルをよじ登っている人を見つけたら・・
 
私たちはどう思うでしょうか。
 
(たまに、ありますよね。こういうニュース)
 
 
 
もし、司法などに照らし合わせて判断するなら、
ビルによじ登ることは「間違った行為」ですよね。
 
 
医学とか、心理学に照らし合わせるなら、
「発達障害では」とか「何らかの精神的な病気では」とか
そういう見方が出てくるのではないかと思います。
 
 
 
でも、もしこのよじ登る行動を
「目的のある行動」として見るなら
 
やり方はまずいかもしれないけど、
何か達成したいことがあって
この行動をとっているのでは?と
 
見ることができますよね。
 
 
 

 
 
 
ここで何が言いたいのかというと、
 
誰かの話や行動をどう解釈するかで
私たちのとる対応が変わってくる
 
ということです。
 
 
「間違った行為」とするならば警察を呼ぶだろうし、
「病気では?」となれば治療が必要と判断されます。
 
 
でも、
 
「何かを達成したいのだ」と見るなら・・
 
そこにどんな意図とか、価値観とか、
どんな希望があってその行動をとっているのか
 
そういう大切な話をしていく会話の入り口に
なるかもしれないんですよね。
 
 



 
子どもの行動とか、
 
職場の新人さんの行動とか
 
なんだか謎で「何やってんの?」と
感じてしまうことも多いと思います。
 
 
 
でもそこには、
本人なりの意図とかこうしたいという希望とか、
何か大切な考えがあったりします。
 
 
「は!?」と言いたくなる気持ちを少しだけ抑えて、
(言いたくなる気持ちはめちゃくちゃ共感します真顔
 
その人の考えとか
大切な価値観を聴こうとすることができたら
今までとは少し違う視点で
その人のことを見られるかもしれません。
 
 
 

 

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大阪で公立校スクールカウンセラーと精神科訪問看護師をしています。

息子は3人とも不登校経験あり、フリースクール・通信制高校に通ってます。

矢印野村涼子プロフィール

 

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