カウンセリングをするとき、
相手の話を伝え返しをしたり、
要約したりするのは
基本の技術ですよね。
人の話を聞くということに
取り組んだ経験があれば
ほとんどの人が当たり前のように
知っていることなのでは、と思います。
いつも思うのですが、
傾聴をするから相手を大切にできるのではなく、
相手をこころから大切に思っていれば
技法なんて知らなくても傾聴になるんだと思います。
ちゃんと話したいことを話せているかな?と
相手を思いやることができれば
技法や技術として知らなかったとしても
「付け加えたいことはありますか?」
「もう少し、話したくなっていることがありますか?」という
ちょっとしたフレーズや言葉を付け足すことも
できるんですよね。
その思いやりこそが
安心で安全な場を提供できる。
でもそれって技法というほどのものではなく、
カウンセリングをするのであれば当然持っているはずの
相手を尊重するあり方
そのものなんですよね~
基本的なことや根本的なことほど、
経験を重ねるにつれて忘れてしまいがちになります。
大原則すぎて
こまめに確認することもないため、
できているつもりになり
どんどんおろそかになっていってしまう
ということです。
これさえしていれば話を聞けているんだ、とか
こういうふうに言葉を返していればOKだとか
経験があるからこその思考停止に陥らないように
気を付けたいと思っています。
私はいつもいつも、
思いやりのある言葉をその場に置きたいと思うし、
技法は大切だけど、
そこに頼りきった会話じゃなく、
クライアントさんをちゃんと大切にする会話をしたいと思いながら
カウンセリングをさせていただいてます
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大阪で公立校スクールカウンセラーと精神科訪問看護師をしています。
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