話を聞くとき、大切なのは、
3つに分けて聞いていくこと。
その3つとは、
できごと(事実)
考え(解釈)
気持ち(感情)。
人は、悩んだり頭の中がごちゃごちゃになって混乱しているとき、
この3つがきちんと分けられていないことが
とっても多い!!
聞き手がこの3つに分けて話を聞いていき、
【できごと】があって、
【考え】と考えて、
【気持ち】という気持ちになったのね。
と整理して伝えるだけで、
話し手は頭の中がすっきりしてきちゃうんですよー!
不思議ですよね~~。
さきほどの、
【できごと】があって、
【考え】と考えて、
【気持ち】という気持ちになったのね。
と整理して伝えることを、
伝え返しって言います。
この伝え返しには大切なポイントがあって、
相手が話した以上のことを
付け加えないこと。
伝え返しをしようとすると、
【できごと】と【考え】と【気持ち】が
話の中に出そろっておらず、
「あらら?伝え返しの部品が足りない!!」って
なることがあります。
そんなときにやりがちなのが、
話の中身から推測して、
足りない部分を勝手に足してしまうこと。
特にやりがちなのは、
ネガティブ寄りの話を聞いたときに、
【気持ち】の部分を「つらかったね」などと足すことです。
これは、たとえ相手の気持ちを言い当てていたとしても・・
NG!!!
話の中に「つらい」などの
感情が出てきていない場合、
本人がそのつらさを
ちゃんと感じきれていない可能性があります。
誰かから「つらかったんだよね」と言われると、
言い当ててもらえたことで癒される部分も確かにあるんですが・・
でも、話すことでの真の癒しを得るときって、
自分の心の中のモヤモヤを
自分で言葉にできたとき
なんですよ!
だから、せっかく話を傾聴するのであれば、
着けたしちゃうのはもったいない。
じゃあ【気持ち】が
話の中に出てきてないときは??
どうすればいいのでしょう??
そういうときは、
話し手に聞いちゃいましょう!!
そのとき、どんな気持ちがした?
どんな気持ちになったの?
って、【気持ち】が出てくるような質問をします。
相手が考え込んでも焦らず待ちましょう。
答えてもらうことが目的じゃなく、
自分の心の中を見つめてもらうことが目的です。
質問に答えがなくても
焦らなくていいんですよー!!
聞かれたことにより、相手は必ず考えます。
本当はそれだけでも十分なのですよ!
そして、「・・・つらかった」と
言葉にすることができたら、
癒しの第一歩になりますね。
もうひとつのポイントは、
相手が話した言葉を言い換えない
ことです。
ミリ単位で正確に
同じ表現に合わせれば合わせるほど、
傾聴の効果があがります。
話し手が「チョコレート」と言っているのに
「お菓子」と言い換えてしまう。
「ビール」と言っているのに
「お酒」と言い換える。
日常会話では、こういう言い換えが
山ほど起こっています。
だけど、傾聴ではNGですよ!!
子どもによくみられますが、
本人独特の言い回しなんかもそのまま使っていきましょう
ちょっとしたコツですが、
少し気を付けるだけで、
コミュニケーションはとってもスムーズになります
大切な話を聞く場面、相談に乗る場面なんかでは
この傾聴のやり方を知っているのと知らないのとでは
大きな差が出ます。
ぜひここぞというときに使ってみてくださいね
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