この前、本川越駅近くを通っていたら、
なんだか凄い光景に遭遇しました。。。
よく見てみたら
それらは古い雑貨やおもちゃたち。
店先にドーンと置いてある光景、壮観です。(*^o^*)
一見すると、
「お店の商品を外にも展示してるのかな?」
くらいにしか思わないかもしれない。。。
いやいや、これらは実は
めっちゃ凄いものなんですよ。
この物たちがやって来たのは、
アメリカは東海岸、
ペンシルバニア州やニュージャージー州から。
年一回は行っているという
アンティークモールやフリマで、
買い付けてきたものだったんです。
向こうで買った大量のものが川越に届き、
それを外の店先にドーンと並べていたんです。
(そして帰国直後からお店を開くというタフさ。
上の写真は、この前の買い付け時の模様です。
お店から頂きました)
このお店の物は、
「すべて」レプリカではなくヴィンテージ。
向こうのデザインをコピーし日本で作られたもの、ではなく、
すべてがアメリカ現地の本物の年代物。
お店の物すべて本物のヴィンテージを並べる、
考えてみたらとんでもなく凄い事なんです。
商売を考えたら、大量生産のレプリカの方が
綺麗だし安いし、たくさん売れると思いますよ。
でも。
ヴィンテージには、綺麗な新品にはない、
何十年という時間を経た味わいがあります。
汚れ一つの中に
素敵なストーリーがあるかもしれない。
そんな想像をかき立てる力があるヴィンテージ。
「本物を地元川越で売りたい」
「本物しか置きたくない」
店主の方は、はっきりそう言いました。
本川越駅のすぐ近くに
実はとんでもないお店がある。
このお店の凄さをもっと知ってもらいたい、
アメリカントイ・雑貨の
「Jack's Mart(ジャックス・マート)」
ヴィンテージならではの本物感に
触れられる場所がこんなに身近にある。
その感動をたくさんの人に
味わってもらうために。。。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
お店は本川越駅からすぐです。
一番分かりやすく言うと、
ラーメン「頑者」がある並びにあります。
以前あったお店は、
同じクレアモールでも川越駅寄りでしたが、
2012年の10月にここ本川越近くに移転してきました♪
(前はオートマンダイナーの斜め前)
最初に川越駅近くで初めてから数えて、
この7月にオープン3年になります。
先ほどの、アメリカでの買い付け品が
ドーンとあった店先から
中に入ってみると・・・
中はもっと壮観な光景です。
お店中に所狭しとトイ、雑貨が並んでいます。!
特に充実してるのは、
ディズニー、スヌーピー、バックスバニー。
お店を始めた時からの3本柱です。
こうやって見て行くと、
普通に「かわいい~♪」って思いますよね。
確かにかわいい。。。
パッと見は、かわいいフィギアを置いているお店、と思います。
でもこれ全部、ヴィンテージなんです。。。
他にはない唯一の物なんです。
例えばこのミッキー。
ペンシルバニアで買い付けた
1950年代のフィギアです。
かわいいと思ったミッキーが、
実は何十年と時間を経た骨董だったんです。
あの色落ち加減がヴィンテージならでは。
置いてある全ての物に、
経過した時間の分だけストーリーがあるんですね。
例えばこのゾウのキーホルダー。
これがレプリカだったら、
かわいいか、かわいくないかが選ぶ基準になったりするけれど、
これが
「ドイツのタイヤメーカーが作ったもので」
なんてストーリーを聞いたら、
なんだか素敵だと思いませんか??
ヴィンテージを買うことというのは、
ストーリーを買う事なんだと思います。
例えばこのシリアルの箱。
このデザインをコピーして、
ポスターにしたりするのがレプリカ。
「そのレプリカの元になってる本物がこれ」
なんてストーリーも楽しいですね。
これにシリアルが入っていて売られていたんだなあってイメージするの、
ワクワクしますね。
お店に並ぶ全ての物に
こういうストーリがあるのがヴィンテージの世界、楽しさです。
と、
一つ一つの物が持つ
物語を語れる店主の太田さんも凄いです。
この、全部がヴィンテージっていう凄さが、
もっとたくさんの人に
広がっていきますように。
「一部ヴィンテージを扱ってます」ってお店ならたくさんある。
しかし、
「ヴィンテージだけ」を売るのは
埼玉ではJack's Martだけなんです。
なんでそこまで
本物にこだわるのでしょうか??
太田さんは言います。
「古い物の良さ、ヴィンテージの魅力を
もっと知ってもらいたいし、
地元川越で根付かせたい。
ヴィンテージの事知らないなら、
何でも話せるし、お客さんに伝えたいと思ってます。
特に若い人にいい物を見せて伝えるのも
仕事の一つだと思ってるんですよ。
下の世代にヴィンテージの良さ伝えて、
その子たちが大人になった時に
本物を選ぶようになってくれれば。
ここがその登竜門。
本物を伝えたいという使命感持ってます。」
話を聞いてたら、
今の高校生とかが羨ましいなと思います。
こういうこだわりお店が、地元川越にあること。
こういう思いの人がやるお店が、
駅のすぐ近くにあること。
と、ここで、
さらに掘り下げると・・・
ヴィンテージの物の
古さがいい、みたいな話しをしてきましたが、
もっともっと根本的な話をします。
それは、
アメリカのキャラクター作りの上手さ。
太田さんは、10代の頃から古い雑貨や古着が好きで、
特に好きなのは、バックスバニー。
ルーニーテューンズのアニメが好きで、
録画したものそればかり見ていたそう。
Jack's Martを見渡すと、
バックスバニーの商品があちこちにあったりして、、
今でも好きなんだなあと感じます。
そして特に好きだというのが、
「アドバタイジングキャラ」だそうなんです。
企業キャラと訳せばいいかな。
企業が作る自分達のマスコットキャラクター。
お店の一角にあるキャラクターを見ると、
確かにディズニーもスヌーピーもバックスバニーもかわいいかもしれない。
でも。。。
企業キャラ・・・
かわいいんです。
ホッとするようなかわいさ。。。
日本のゆるキャラとか足元にも及ばないかも、と思うくらいかわいいです。
ただ、
知ってる人が少ない。。。
「ここの一角、素通りが多いんだけど、
本当はここ見てもらいたいんですよ。
70年代の企業キャラって、遊び心があって
ほんとかわいいんですよ。」
見てください。。。
「このフクロウは銀行のキャラ」
銀行が、こんな愛嬌あるキャラを採用する事が凄い。。。
「アメリカの人気パンケーキ店『IHOP』のキャラ」
3人揃ってる感じがかわいい。
「糊の会社のキャラ」
糊の会社にもこんなかわいいキャラが。。。!
「ハンバーガー『BIG BOY』のキャラ」
このオレオのキャラ!
こうして見ると、アメリカのキャラクターの力・・・凄いなと。
ヴィンテージの古い部分を強調するだけじゃなく、このかわいさですよね。
このかわいさを生む、アメリカの文化自体もJack's Martで感じてもらいたい、
それも店主太田さんの思いですね。
アメリカの文化。
というと・・・例えば、
太田さんが好きなベースボール。
この前の買い付けの時にも、
メジャーの観戦に行ったそう。
球場で太田さんが撮った動画載せます。
こういう、球場の雰囲気にもある
アメリカの文化をお店から若い人に伝えたい、と話していた。
本川越駅の近くに
こんなに熱いお店がある。
Jack's Mart。
すべてヴィンテージにこだわる店。
このお店の凄さが少しでも伝わりますように。。。
「Jack's Mart(ジャックスマート)」
川越市新富町1-1-13
11:00~20:00
水休
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
Jack's Martが3年前の7月17日に、
最初に出したお店がここでした。
今は古着屋ですが、
外まで含めてこの3坪の場所でスタートしました。
あれからもうすぐ3周年。
おめでとうございます!
ヴィンテージの物たちのように、
何十年とお店続けてください。。。