川向こうのお隣、高槻市にある
古墳へ
！
！安満宮山古墳(ｱﾏﾐﾔﾔﾏｺﾌﾝ)
さすが高槻市
立派な遺跡保存。
うらやましいうらやましい。。
淀川に突き出す北摂山地の中腹に位置し
淀川だけでなく
大阪市内や六甲山、生駒山、
遠くは二上山まで見えるそう。
昨日も
大阪市内のビル、あべのハルカスまで
見えました
！
！秋の空、
気持ちぃ～！！
！！麓には弥生時代の水田集落遺跡
安満遺跡が広がります。
18×21mの長方形の方墳。
時代は260年代、3世紀中頃の
古墳時代の中でも最初の頃の古墳です。
鏡やガラス玉などが副葬されていました。
埋葬施設は
竪穴式石室のような石積みではなく
木棺を土坑に直接埋めた木棺直葬。
なんと復元された木棺跡が
見学できます！
！
朱が塗布されてる～！
当時はもっと真っ赤っかだったんだろうなぁ。
出土した丸い鏡5枚のレプリカ。
一番手前の鏡には【青龍三年】という
中国の魏の時代の年号が記されています！
これは、、
『魏史倭人伝』に記されている、卑弥呼が魏に遣いを送り、皇帝から鏡を賜った景初三年(239年)と青龍三年(235年)が近いことから、一緒に副葬された鏡も合わせて
卑弥呼の鏡？
古墳時代のこの地域の有力者の墓!?
と密かに有名な古墳でもあります。
『魏志倭人伝』のくだりが
パネルになって解説されています。
と、ちょっと古くて貴重な鏡が出ると
卑弥呼！卑弥呼！
！と言われがちですが
3世紀中頃、
前方後円墳が造り始められた時代に
方墳&石室を持たない埋葬施設、
そして鏡とともに服装されてる
綺麗な青色のガラス玉の首飾り、、
中国→邪馬台国卑弥呼
というルートではなくて
中国→山陰&若狭湾などの日本海の勢力
のルートから独自に入手した鏡、、
なんじゃないかなー
なんて。
妄想くすぐられる古墳なのでした
青龍三年の鏡が出土してることから
青龍三年の丘
という名で整備されたこの古墳は
実は、、
高槻市立公園墓地という
巨大な墓地の中にあります。
墓地内には安満宮山古墳以外にも
6、7世紀の古墳がいくつかありまして
今も昔も墓地なのです
。
。昨日はお彼岸の中日ということもあって
墓参りの方々がたくさん。。
そんな日に古墳巡ってると
ある意味
これも墓参りですよね！
！って、違和感なく墓地に馴染んでました。
(笑)
昨晩NHKでは
ミステリアス古墳スペシャルの放送！
埼玉県行田市の行きつけの古墳
ラブ
さきたま古墳群も紹介されてましたー。
さきたま古墳群も紹介されてましたー。ヤッホー！
！昨年東京国立博物館で拝見した西谷墳丘墓の美しい勾玉も！！
に書いたガラス玉の首飾りに通じるものがあるような気もしなくもない！！？※追記。西谷墳丘墓の勾玉は鉛成分のガラスで、安満宮山古墳のガラス玉はカリ成分のガラスなので違うタイプらしい。
藤ノ木古墳の出土品は先日の群馬の綿貫観音山古墳展で拝見したし、、いろいろタイムリーでした
見てていろいろツッコミどころはありましたが
こうして古墳が注目されて嬉しいです！
やはり綺麗に復元された古墳が紹介されがちなので、
もし次回あったら、、
えっ！？これも古墳
？
？みたいな野良古墳を紹介してほしいなぁ。
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