こんににちは。
100年企業を作りたい組織開発コンサルタントの小川です。
今日は、外部の方との付き合い方について。
会社を経営していると、
たくさんの取引先に力を借りることになります。
資金を借りたり、原材料を仕入れたり、
システム導入をサポートしてもらったり、
不調の什器備品を修理してもらったり、
スキルや知識を提供してもらったり、
お水やお弁当を運んでもらったり・・・
こういう取引先のことを
業者
という表現することが多いのですが、
この業者という言葉が、
社会人に成り立ての頃から好きではありませんでした。
業者は、事業をおこなうものという意味の言葉、
「事業者」から派生した言葉だろうと推察します。
要は、会社や個人事業主なんですが、
これらが業者と呼ばれる時には、
どうしても「対等でない」「マウントをとられた」ニュアンスがついて回ります。
”業者扱い”“業者呼ばわり”という言葉が存在するのも
業者に侮蔑のニュアンスが込められているからでしょう。
取引先や協力会社を業者と呼び、業者扱いする人の心の中には、
「生殺与奪権はこちらにあるんだよ」という気持ちがあるんでしょうね。
非常に残念な考え方です。
社員にそのような考え方をさせたくなくて、
業者と呼ぶことを禁止したり、パートナーや協力会社等、
別の言葉で表現するようにルールにしたりと
工夫を施している会社も多く見受けられます。
言葉を変えることの効果はとても大きいので
この種の工夫はドンドンやるべきだと思います。
しかし、それと並行して、
「なぜ、その言葉を使うのか」
「パートナー企業と私たちの関係はどう在るべきなのか」
をしっかり説明し、間違っていたら厳しく叱責していかなければ、
”仏作って魂入れず”のお手本を作り出すことになってしまいます。
特に、企業が成長して大きくなってくると、
こういう残念な事象が組織の末端でポツリポツリと出現してくるようです。
私たちは、たった一人では何もできません。
自分達の会社だけでは何も成し遂げられません。
一人前になって、自分達の力だけで
多くのことを成し遂げているようにカン違いしがちですが、
協力してくれる方々の存在がなければ、
何一つ成し遂げられないのです。
自信を持ったり、自己肯定感が強いことは悪いことではありませんが、
どんな時でも、お陰様の精神を持って、
外部の方々とはお付き合いをしていきたいと思います。
それが100年続く、末代まで協力してもらえる企業の要諦だと肝に銘じています。
本日も駄文にお付き合いいただき、ありがとうござました。
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