植松努のブログ

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講演でしゃべりきれないことを書きます。


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昨日は、兵庫県の工業高校の生徒さんが見学に来てくれました。

気温は、マイナス9度。

 

一昨日の地獄の暴風雪が収まり、昨日は比較的穏やかな天気でした。

本当によかった。

 

今年最初の見学旅行の対応です。

久々なので、すごく緊張しました。

 

でも、来てくれた生徒さん達は、ものすごく真剣で、いい顔をしています。

お話しもうなずきながら聞いてくれて、

そして、ロケット製作。

お互いに助けあい、教えあいなので、ものすごく速い。そして確実。

すばらしいです。

 

で、ロケット打ち上げ。

最初はみんな寒そうだったけど、打ち上げが始まったらものすごく喜んでくれました。

 

無事にスケジュールを終えて、彼らは富良野に旅立っていきました。

 

いま、手元に、彼らのロケットがあります。

整備してから学校に送るためです。

で、そのロケットを見ても、彼らのすばらしさが伝わってきます。

 

雪の日にロケットを飛ばすと、ロケットは少なからず濡れます。

そこに、無理にパラシュートをねじ込むと、ロケットの紙の胴体が痛んでしまいます。

いつもは、こういうときは、ひどくぐちゃぐちゃになったロケットが何機かあるものです。

それを、できる限りオリジナルを保ったままなおすのは、けっこう大変です。

しかし、今回は、そういう機体がありません。

いかに、彼らが丁寧に扱ってくれたのかを示しています。

 

彼らは、工業高校の生徒です。エンジニアの卵です。

手から伝わってくる感触に応じて、力加減をコントロールする能力は、
エンジニアにはものすごく重要な能力です。

僕は、エンジニアにもっとも必要なのは、「おもいやり」だと思っています。

それは、「相手の様子を見ながら、自分の行動を調整する」能力でもあります。

人間関係においても、機械相手にしても、大切な能力です。

 

彼らは今日は、富良野でスキーだそうです。
北海道では、高校でスキーの授業するとこ無いんじゃないかな?
中学校や小学校もスキー学習はほとんどやらなくなりました。
そのうち、北海道の子よりも、本州の子達の方がスキーに乗れる、という状態になりそうです。
北海道。大丈夫か?
 
昨日の彼らは、やがて社会に出てきます。
彼らと、力をあわせて、誰かを助ける発明や工夫ができたらいいなと、
心から思います。
 
応援しているよ。がんばって!
 

 

 

 


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ロケットエンジンの新型サイレンサー。

 

海用のコンテナ二台を連結した、全長24mのサイレンサーです。

コンテナも、そのままだとエンジンのパワーで膨らんでしまったりするので、

補強もかなりいれました。

で、このサイレンサー。全部土で埋めました。

 

いままでのサイレンサーで消しにくいのは、低周波の音でした。

厚さ5mm程の鉄板でできているサイレンサー本体が音を発してしまいます。

それを、土に吸収させてみようと思いました。

 

で、先日、初の運転。

推力1トン弱のエンジン。

 

大成功。

ほとんど音がしない。

 

これなら、推力3トンくらいは楽勝じゃないかな?

水噴射もできるし。

 

植松電機のロケットエンジン試験設備は、また次の段階に進むことができました。

 

 

 

 

 


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戦車というものがあります。

戦争に使う道具です。

敵の攻撃に耐えるため、ものすごく丈夫です。

だから、すごく重たいです。

今の戦車は、おおよそ50トンあります。

50トンというと、たとえば、大型の観光バスが、全員乗った状態で約15トンだそうですから、大型観光バス3台分。

ぜんぜんイメージ伝わらないね。

 

ま、いいわ。

で、この戦車。なにが弱点って、人。

人が死んじゃったら動かない。

また、戦車を操作できる人を育てるのも大変。

重労働なのは、重たい砲弾を装填する人。大砲がどんどん大きくなってきたから、

とっても大変な仕事になってしまいました。

ということで、解決策は、「人減らし」です。

昔は、だいたい5人乗っていました。

車長、装填手、砲手、操縦手、無線及び機銃手。

真っ先に、無線手がいなくなります。無線の操作が簡単になったから。

次に、装填手がいなくなります。

ということで、最近は、3人乗りがふえています。

しかし、アメリカは4人乗っています。

その理由は、3人では手が足りないから。

 

たとえば、日々の整備作業でも、戦車の部品はものすごく重たいから大変です。

戦場で履帯(キャタピラというのは商標です)が切れたとき、

それを交換する作業は、3人だと重労働どころではないそうです。

おまけに、戦時であれば、まわりを警戒する人も必要です。

だから、簡単には人を減らすことができないのだそうです。

戦争してる国の意見なのだと思います。

 

で、なんの話かというと、

いま、東京で、電車の無人運転の実験がスタートしたとか。

たしかに、現在すでに無人で運行している電車っぽいものはけっこうあります。

電車が無人になったら、ものすごい人件費が削減できます。

でも、心配なこともあります。

僕は先日まで、事故の鉄道史という本を読んでいました。

事故が起きたときの、乗客の誘導の不手際から、大勢が亡くなって事故もありました。

平常の運転では、無人でも全く問題ないと思いますが、

いざ、事故の時、乗客の誘導をする人が足りないのは危険な気がします。

 

いやいや、そもそも無人化で、事故が減るから。

いやいや、すでに現段階で、事故の際の誘導の人手は足りていないから。

という考え方もあるかと思いますが・・・。

 

以前、新幹線の運転席に乗せてもらったことがあります。

そりゃもう、興奮しました。わくわくしました。

しかし、そこにあったのは、電車でGOそのものの操縦装置です。

飛行機のようなメーターもスイッチもありません。

なんでも、速度が速すぎて、人間が反応しても追いつかないとか・・・。

同じ事はリニアの開発の時も言われていました。

たしかに、時速500キロで、目視で前方に障害を発見しても、

所詮は、目視で見える距離なんてたかがしれてますから、

まにあわないわね。

ということで、自動化は進むんだろうなあ・・・。

 

僕は、いろんな事故を調べるのが好きです。

だから、飛行機の素敵なキャビンアテンダントの人達が、

本当は、事故の際の素早い乗客誘導のために乗ってることを知っています。

彼女たちは、命をかけて乗客を守る訓練を受けています。

だから僕は、いつも、「ありがたい」と思いながら乗っています。

 

人手不足の日本では、今後も、無人化技術はとても重要です。

でも、無人化をすることの意味を、しっかり考える必要があると思います。

 

まあ、電車の無人化のためには、駆け込み乗車を無くするとか、
尋常ではないラッシュを緩和するとかの索が必要でしょうね・・・
って、無人化したら、もっと細かいピッチで電車を走らせられるから、
駆け込み乗車も、ラッシュも緩和されるはず?
おお。そうか。わるくないね。
でも、電車の運転手になる、という夢が消えてしまうねえ・・・。
ちょっと寂しいかな。
 

 

 

 

 

 

 

 


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ときどき、政治家の人などが、「失言」をします。

(まあ、みんな失言するんだけど、その影響力から政治家が糾弾されるのだろうけど)

 

表現や単語の使い方の価値感の違いから生じる問題もありますが、

僕は、たいていの「失言」は「本音」だと思っています。

 

いつも考えている事、いつも話していることが、ついつい出てしまうだけです。

 

僕は、常々、思考は言語で行う、と思っています。

日々の思考に、どんな言語を使用するかで、思考の質が変わってきます。

きたないことばや、悪い言葉を使っていると、思考の質は低下します。

そして、かならず、それらの言葉は、大事な場面でこぼれ出します。

 

人に仕事をお願いするのか?それとも、させるのか?

書類の点検をおねがいするのか?書類を「投げる」のか。

 
普段使っている言葉は、いつかかならず外に出て行きます。
それは、自身の品性や品格や信頼を低下させます。
だから、いつも、よい言葉を使うようにしておかないと危険です。
 
気を付けている、といえば、僕は意図的に「嫌い」という言葉を
できるだけ使わないようにしています。
「嫌い」と思ったときには、もっと深く考えます。
なぜなら、単純でわかりやすい言葉を使うほどに、思考は単純化すると思うからです。
「嫌い」で切り捨てる前に、もっと違う表現を考えます。
ささいなことですが、それだけでも、きっと、普段と違う脳みそを使います。
それは、よい修練になるのだろうと思っています。
 

 

 

 

 


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今日は、愛知県の春日井で、今年最初の講演をさせていただけました。

平日の日中という条件にもかかわらず、会場は満杯だったそうです。

人を集める努力をしてくださった方々に、本当に感謝です。

 

しばらくしゃべっていなかったので、驚くほど声が出なかったです。

また、久々に講演時間を5分ほどオーバーしました。

やはり、しゃべるタイミングなどを忘れているようです。

 

昨年だけで、200回ほどしゃべっていますが、

それでも、ほんの一ヶ月あいだがあくだけで、かなり調子が狂っています。

そう考えたら、歌手の人達は、

常にベストコンディションを保たなければいけないのでしょうから、

そのコントロールは、本当に大変な努力なのだと思います。

 

あまりうまくできなくて申し訳ないと思いつつの初講演でしたが、

帰り際に、何人かの人とお話をすることができました。

喜んでいただけたようで、うれしかったです。

 

講演後、東京まで戻ってきました。
旭川空港を使うと、東京起点になるので、ちょっと不便。
で、東京。山手線。新型車両。すっごい静か。
やればできるんじゃーん。
きっと、ものすごい工夫と努力があったのだと思います。
ぜんぶこんな風になったら、東京は相当静かになりそう。
考えて見たら、30年くらい前のパワーショベルも、相当うるさかったなあ。
走る速度も遅かったしね。
それがいまでは、かなり静かだし、走る速度も2倍くらいになってる。
除雪によく使うホイールローダーもそうだね。
走る速度は大幅にはやくなっています。
今日もどこかで、地道に頑張ってる人達がいるんです。
ありがたいことです。
 
北海道は、大荒れだったようです。
初講演、無事に終えることができて、ほっとしています。
 
 

 

 

 

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