植松努のブログ

植松努のブログ

講演でしゃべりきれないことを書きます。

会社の人が、ロケットエンジン試験場のそばで見つけてくれました。

カナヘビ。
中学生の頃、飼っていました。
小さい昆虫(やわらかめ)を、ヘビのように丸呑みで食べます。
タマゴの黄身をあげたら、おいしそうにぺろぺろなめてました。


 

変わった生き物を捕まえたら僕にくれる会社の人と、
変わった生き物を見ると、反射的に飼育環境を作りたくなってしまう僕という組み合わせは
かなり危険です。

いままでも、かなりの間、ずーっと休みなく色んな生き物を育ててきましたが、

もうそろそろ、生き物飼育係から足抜けしたい・・・。

ということで、この子は、捕まえられた場所に釈放してきました。

ふと周りを見ると、トンボも飛んでるし、
バッタもまもなく成虫になりそう・・・。

北海道の短い夏も、盛りを過ぎつつありますね。
 

 



 

あっというまに8月がやってきます。
北海道の短い夏もあとちょっと。
お盆を過ぎたら寒くなっちゃうからねえ・・・。

来週末の8月8日は、滋賀県の草津のお隣の栗東に行きます。
栗東と言えば、昔、新幹線の試験のことを思い出します。
なんでおぼえてるかというと、米原と栗東の間は、カーブがとても少ないので、
東海道新幹線の最高速度試験が行われる区間だからです。

8月8日に栗東芸術文化会館で行われる、
僕の大好きな「くさつ未来プロジェクト」のイベントに呼んでいただけました。

イベントの内容は盛り沢山。
僕もお話しをさせていただけるのですが、
僕自身が聞きたい話が沢山です。
なんたって、当日は、
子ども達1人1人のキャリア教育に取り組んでいらっしゃる朝山あつこさんと、
これからの時代に必要な教育に取り組んでいらっしゃる工藤勇一先生のお話も。
さらには、元麹町中の加藤先生も交えたトークセッションと、
すごい密度です。
工藤先生も、加藤先生も、新しい環境でさらに新しい情報を得ているでしょうし、
朝山さんの「わくわくエンジンのかけかた」というキャリア教育にも、
ものすごく興味があります。

僕が子ども達を受け入れる産業界だとしたら、

工藤先生、加藤先生は子ども達を育成する教育界、
朝山さんは、産業と教育をつなぐ仕事、
そして、くさつ未来プロジェクトは、家族の視点かな・・・。
面白い、そして、つながるべくしてつながった組み合わせかなと思います。

オンラインもあるようですから、沢山の人が見ることができるんじゃないかな。
後日配信もあるそうです。

教育は、時代や社会に合わせて変化していかなければいけません。
なぜなら、子ども達は、最終的には社会で働くからです。
ですから、社会のニーズに合わせた教育である必要があります。
どころか、本当は、子ども達が社会に出るのは10年後なので、
10年先の社会に適合した教育をしなければいけません。
少し前までは、社会の変化がゆっくりでした。

だけど、いまでは、10年たったら社会は大きく変わってしまいます。
しかし、教育の変化は、10年から15年かかってしまいます。
おそらく、子ども達が生きる未来の社会と、教育の想定する社会のギャップは、

下手したら、20年くらいもあるかもしれないのです。
このギャップが、子ども達が社会に出るときに子ども達を苦しめます。

ものすごく頑張って、いろんなことを我慢して、大人の言うとおりに打ち込んできたのに、
それが社会で通用しない・・・ということを知った子達の悲しさ。
日本は、「若者の自殺率が世界一」の国です。
自殺の理由の多くを占めるのが、「進路」ですから、「教育」の影響は大きいです。
大人は、子どもの笑顔のために。
子どもは、大人の笑顔のために。

よかれと思ってがんばってるのに、その目指す目標がずれていたばっかりに、

悲しい結果になってしまうなんて、残念すぎます。

子ども達の未来は、大人が10年後を見ることができるかどうかにかかっています。
そのためには、情報が必要です。

そういう情報は、TVにも新聞にもネットにもあるんだけど、
莫大な量の「どうでもいい情報」に埋め尽くされて見えてきません。
今回のイベントは、それぞれの分野の最前線の情報が
ダイレクトに得られる貴重なチャンスです。
オンラインでもまだ空き席があるみたいですから、
ぜひご予約してみてください。

あと、イベントの最後の「終わりの会」では、ロケット飛ばすそうです。
目の前でロケット上がるの見られます。
このロケットは、グラウンドが狭い本州の学校でも

ロケット教室ができるように開発したものです。
すでに、くさつ未来プロジェクトでは、数百機の打ち上げ実績があります。
運営しているのは、少し前まではロケットと縁のなかった、
ごく普通のお母さん達。だけじゃなくて、子ども達も立派なスタッフです!

ぜひ自分の地域や、自分の関わる学校でロケット教室をしてみたい!
という人は、直に現物を見て、運営している「お母さんや子ども達」に
話を聞くことができますよ。


当日会場に来てくださる方の予約はこちら。

https://www.kokuchpro.com/event/kmp0808a/

オンラインで参加してくださる方はこちら。

https://www.kokuchpro.com/event/kmp0808b/

 

 


段取りをしてくれている「くさつ未来プロジェクト」の皆さんは、

あと一週間ということで、そうとう努力されていると思います。
がんばって!

質問:今日作ったロケットに手持ち花火をさしたら飛びますか?

答え:

残念ながら、綺麗な炎はでるでしょうが、飛びません。
なぜなら、燃焼の圧力を速度に変換する「ノズル」がないからです。
ノズルとは、とんがりコーンみたいな形をしています。
ガンプラには、いっぱいついてますね。

この背中のランドセルみたいな部分にくっついてる、内側が白いとんがりコーンが

「ノズル」です。
ノズルの役目は、言ってみれば、水道のホースの出口をゆびでつぶすと、

水の勢いが増す、ということに似ています。

ロケットエンジンは、「燃焼室」という、ものを燃やす場所の出口に、

この「ノズル」がくっついているから、燃焼して発生したガスが、

ぎゅっと絞られてスピードアップして、パワーになります。
先日使用したモデルロケットのエンジンも、うっかり水で濡らしてしまったり、
湿度が高い環境で保管したりすると、ノズルの部分がとれてしまうことがあります。
そうすると、「ぼへ〜」っと、炎が出てくるだけで、パワーになりません。
ロケットエンジンにとって「ノズル」って、すごく大事なものなんです。
ちなみに、先日使用したモデルロケットのエンジンは、Amazonで買えます。
「モデルロケット」「A8−3」で検索してみてください。
発射装置の作り方は、植松電機のHPにありますので、探してみてください。
というか、せっかく近所なんだから、飛ばしに来ればいいよ。


質問:ロケットを使ったアトラクションや遊園地を作って欲しい!

答え:

いま、植松電機には、年間で1万5千人ほどの人が修学旅行などで来てくれます。

でも、会社の仕事をしながらなので、土曜や日曜は対応していません。
また、個人で来ることも出来ない常態です。
その状況を変えるために、日本のロケットや宇宙開発の歴史を学べる資料館を

作りたいなあ・・・とは、かなり前から思っています。

成功の歴史じゃなくて、失敗の歴史を学ぶ資料館。
5億くらいかかるかなあ・・・。

まだあきらめてないけどね。がんばります。


質問:初めてロケットを作ったのは、何歳の時ですか?

 

答え:

永田先生と出会ったのが、2004年です。38歳ですね。
その年に、僕は茨城県のつくばのJAXAに行きました。

そこの売店で、モデルロケットを見つけました。

たしか、5千円くらいしたはずです。

それを作ったのが初めてですから、38歳ですね。
最初は、「ロケット花火程度だろう」なんて舐めてかかっていましたから、

飛んだときは仰天しました。

いまでも、「自分が子どもの頃に、このロケットに出会っていたら、人生が変わったかも・・・」と思うこともありますが、

今の自分の人生も割と好きなので、変わられたらこまるかな。
人生は、いろんなことがあります。つらいことも悲しいこともあります。
その最中は、人生が変わったら・・・と思うこともありますが、
つらさや悲しさを乗り越えて、嬉しいや楽しいや愛しいが増えてきたら、
人生は変わらない方がいいかな、って思えます。
ですから、つらいときや悲しいときは、人生をリセットする努力よりも、
嬉しいや楽しいや愛しいを増やす努力をした方がいいかもしれないです。


質問:私は、学校の先生になるか、世界でのゴミ問題を解決する仕事につきたいです。どちらを選ぶのがよいと思いますか?

答え:

どっちも!

オッティモ!じゃないよ。どっちも。

仕事は、1つではありません。

先生をしながら、生徒にゴミ問題を伝え、同時に、自分なりにゴミ問題解決のための人達と関わってサポートしていたら、より具体的なゴミ問題について生徒に伝えられるようになり、やがて、その生徒達が、世界のゴミ問題に取り組むようになるかも・・・ってのは、ありです。
すでに、仕事をしながら、学校で生徒と関わって様々なことを伝える、という生き方がどんどん増えています。その方が、実際の社会の事を伝えられるからよいのだと思います。
アメリカでは、州によっては、学校の先生は毎年2ヶ月は先生以外の仕事をしなければいけない、というのもあるそうです。

日本でも、先生が職場体験必須、という県や町もあるそうです。
僕自身、仕事をしながら、来年からは専門学校の授業も受け持ちます。
どっちかを選ぶ、というのは、どっちかをあきらめる、ということです。

あきらめたら、あきらめ癖がつきます。

だから、どうやったら両立できるのか、を考えた方が、豊かな人生になると思います。
世界のゴミ問題については、「いつからスーパーマーケットができたのか?」を調べてみたら面白いですよ。個別包装が可能になったから、スーパーマーケットが成り立ちました。
個別包装が可能になったのは、火薬の開発のおかげで・・・・
かなり面白いですよ。


質問:ロケットを飛ばすときに、爆発などの大きな事故は起こらないのですか?

 

答え:

事故の可能性は十分にあります。そのため、何度も何度も地上で試験をしてから、
最終的には「離れる」を徹底して、遠隔操作で行います。
また、高く打ち上げるときは万が一を考えて、海に向かって打ち上げます。
本当は真っ直ぐ上に打ち上げた方が効率がいいのですが、

真っ直ぐ上に打ち上げると、ロケットが陸地に落ちてくる可能性があります。
その危険性を減らすために、ロスを承知で、海に向かって打ち上げています。
その際にも、航空管制や海上保安庁にも届けを出して、万全を期しています。



質問:失敗したときは、どのようにして立ち直りますか?

 

答え:

「凹んでるヒマはねえ!」と、自分に言い聞かせます。
失敗をしたときにすべきことは「なんでだろう?」「だったらこうしてみたら?」です。
凹んだり、落ち込んだり、悔やんだり、自分を責めたりするのは、時間の無駄です。
人生は限りがありますから、大事に使うべきです。
もちろん、失敗の反省は大事ですが、反省とは、「再発を防ぐ」ためにするものです。
間違っても、罰を与えるためのものではありません。
ですから、僕の会社では、失敗のペナルティはありません。
本当の責任とは、
(1)再発を防ぐこと
(2)やり遂げること
(3)生き延びること
だと思っています。


質問:新しい事をはじめるとき
(1)とりあえずやってみる
(2)計画を立てる
(3)調べる
のどれを最初にやりますか?


答え

すばらしい!こういう風に考えられることは、すごいことです!
僕だったら

調べる・計画を立てる・とりあえずやってみる の順番です。
新しい事をするために、一番大事なのは、自分を説得することです。

自分が納得していなければ、行動できないからです。
で、自分を説得するために必要なのが、情報です。
それを元に、脳内シミュレーションします。

それを元に、絵を描いたりして、机上シミュレーションします。
それを元に、試して見ます。
を繰り返すと、ばんばん前に進んでいけます。
あなたが挙げてくれた3つのステップは、新しい事をはじめるために必須の、
素晴らしいステップです!


質問:年収はいくらですか

答え:おおよそ1200万円です。ただし、ボーナスはありません。
ちなみに、これ以上増やすと、税金がどんどん増えていくので、非効率です。
で、このお金で何をするかって・・・

僕は、株を買いません。僕が投資するのは自分の会社です。

自分の会社と、仲間の成長率こそが、信じるべきものだと思っています。

ですから、結局は、自分の会社への投資になっています。


質問:会社は1円で起業できるというのは本当ですか?

 

答え:

本当ですよ。昔は見せ金として1千万円必要だったけど、いまはそれは不要です。

でもね。会社として法人登記する際に、登記料として、たしか60万円くらいかかるんじゃないかな。

ちなみに、年商800万円以上だと、法人化したほうが個人事業よりも税制面で優遇されます。

てことは、年商800万円以下だと、法人化しないで、個人事業でやったほうが得です。
起業というものは目標ではありません。
稼げる事業をして、800万円以上稼げるようなら法人化、と思っていた方がいいですよ。
そうじゃない人が多いから、起業した会社のほとんどが数年で消えてしまいます。
もったいない。




 

 

NHKのEテレで、

「お伝と伝じろう」という番組があります。

 

小学校の高学年くらいを対象にした、コミュニケーションに関する番組です。

各話たったの10分です。

この番組が、とってもいいです。

大人が見た方がいいです。

というか、コミュニケーションのために大切な事を、

僕らは学ばないで来てしまったのだなあ、とつくづく思います。

 

僕が特に感心したのは、情報の話です。
物事を「判断」するためには、情報が必要ですが、
情報には3種類あるそうです。
(1)自分で確認したこと
(2)他人から聞いたこと
(3)自分の意見
このなかで、情報として有効なのは、(1)くらいです。
(3)の「意見」は情報ではありません。
(2)も、「教えてくれた誰かが確認したこと」なら情報ですが、
「誰かの意見」の場合は、情報ではありません。
(もちろん、「意見」を集める場合には、「意見」にも情報としての価値はあります。)

僕は、中学生くらいの時から、「うわさ話」がきらいです。
なぜならそれは、「事実ではない」ことが多いからです。
「事実ではない情報」には、勝手な想像がくっついて、どんどん誇張されることが多いです。
そんなことを話し合ったり、そんなことで腹を立てたりするのは、時間の無駄です。
自分で確認するのが一番です。

自分が得た情報は、本当に事実に基づく情報なのかな?
を考える事は、きっと大事なことだと思います。

アーカイブでも見ることができるようになっていますので、
ぜひ、みてみてください。
フランスから来た伝じろうくんが、なかなか素敵です。
お伝さんは、かっこいいです。

シルブプ・レ・レ・レ・レ・レー
 

https://www.nhk.or.jp/kokugo/otsuta/

 

今朝、はみがきをしながら、ふと窓の外を見ると、
草原の中に、黒っぽい出っ張りが・・・

あら。なにか草が枯れてるのかな?

と思ったら、その出っ張りが引っ込みました。

おお。うさぎの耳だ!


ということで、ちょっと撮影してみたら、
うまいぐあいに走り出してくれました。
しかし、さっきまでいいだけ隠れていたのに、
そんな見晴らしのいいところで、なぜ立ち止まる・・・。

 



考えて見たら、冬になったら、うさぎの足跡はいっぱいありましたから、
夏にいてもおかしくありません。

うちの会社は、キツネはわりといます。エゾリスも走り回ります。
鹿は、2回見たことがあるかな。うさぎは初めて。

(きっと、普段は気がつかないだけなのだと思いますが。)

で、即座に脳みその中は疑問が渦巻きます。

(1)なぜ冬毛は白なのに、夏毛は緑じゃないのか?

(2)哺乳類の毛は緑にならないのか?

 

(3)鳥類や爬虫類、両生類は緑色は普通に存在する。

(4)もしかして、哺乳類は色の識別ができないのか?

(5)鳥類は、羽根が緑になるけど、爬虫類は鱗。両生類は皮膚が緑。
   それぞれどうやって色を表現しているのだ?

(6)そもそも、虎のように「緑」と「茶色」のしましま模様のほうが目立たないのに、
   なぜそうならないのだろう?


(7)そういう意味では、人間の「迷彩服」ってすごいな。

(8)迷彩服は、第一次世界大戦で考案されたはずだけど、だれが思いついたのかな?
   なぜそれ以前は迷彩服はなかったのかな?

などなど、ぐるんぐるんです。
いずれも面白そうだから、調べてみます。

僕は時々、「ちょっと変わった視線で物事を見ていますね」と言われる事があります。
僕自身は、「人と違う視線で見よう」と思ったことはありません。
ただ、つねに、ぐるんぐるんしています。
それは、小さい頃から変わっていない気がします。
そして、小さい頃は「関係ないことするんじゃない!」「いまその時間じゃないでしょ!」と怒られ続けました。
でも、その特性のおかげで、僕はずいぶん助かっています。

子どもを「いい子」にしようと教育してるつもりで、

大人にとって「都合のいい子」にしてしまっていないでしょうか?
大人にとって「体裁のいい子」にしてしまっていないでしょうか?
子どもは、大人の付属品でも、身を飾るものでもありません。
子どもには子どもの人生があることを忘れないで欲しいなあと思いました。

ほら、ぐるんぐるんしてる。