初夏の味覚 鮎(あゆ)
資源保護のため、11月~4月末頃までは禁漁となっている鮎は、
解禁直後である、今の若鮎が骨もやわらかく
丸かぶりでき 最高の味わい^^
甘露煮、南蛮漬け、田楽など味わい方も様々ですが、
鮎はサケ目アユ科に分類され、日本では初夏を代表する川魚。
天然ものは黄色みを帯びていますが、
この養殖ものは、ヒレは黄色ですがカラダが青っぽい色をしています。
ふつうなら天然ものに越したことはないけれど、
鮎の場合、天然よりも養殖の方が脂質が約3倍ちかい量を含み
近年注目されている話題の、血液中の脂質濃度を下げる働きがある
オメガ3(n-3系列)の多価不飽和脂肪酸
EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富だからです。
血栓の生成を抑え、中性脂肪やコルステロールを低下させるEPA
学習・記憶など脳機能賦活作用効果のあるDHA
そして鮎はナトリウム含量が少ないうえに、高血圧の予防効果のあるカリウムが豊富というのが特徴。
内臓にはカルシウムの吸収率をアップさせ、骨粗鬆症を予防するビタミンDも豊富だからで、
しかも亜鉛も含まれており、味覚障害を予防してくれるので頼もしい魚です。
五訂 日本食品標準成分表より参照。
鮎と真鰯 100g当たりに含まれる栄養成分です。
鮎の塩焼き
内蔵を抜かずに鱗だけを取って、裏も表も塩をふり冷蔵庫で1時間寝かせてから
よく水で洗い流し、キッチンペーパーで水分を取ります。
頭と尾ヒレに化粧塩をして
これは頭や尾ヒレの崩れを防ぐためにします。
そしてカラダにはパラパラっと塩をふって両面焼きます。
焼きあがりがこのように、お腹パンパンに、ふっくら香ばしく。
腹を手前の、頭左(かしらひだり)に盛り付け
はじかみとライムを添えて出来上がりです。
ほんとに、たっぷり脂!
この脂こそカラダにいい影響を与えるオメガ3(n-3系列)の多価不飽和脂肪酸。
DHAとEPAが生活習慣病の予防や改善効果に期待できる成分です。
内臓は少々苦味がありますが、許せる苦味(笑)
ビタミンDが豊富な内臓も身と一緒に食べてよりカルシウムアップです^^
内臓に含まれる香味で決まるといわれる鮎の美味しさ。
解禁直後の初夏の若鮎は、骨もやわらかく風味豊かです。
▶▶オメガ3たっぷりの“くるみ”
▶▶鯖缶の白菜煮
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