「美白」が命のレディにとっては、日焼け対策に追われる嫌な季節かも知れませんね。
こと、紫外線に関しては、『悪者』にされがちですが、少し考え方を柔軟にしてみてはいかがでしょうか。
まずは、こんな記事から。
日光浴の恩恵は皮膚がんのリスクを上回る?研究報告
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2333795/2506051
【1月8日 AFP】適度に日光を浴びると、寒い高緯度地域の住民などビタミンDが不足している人にとって、皮膚がんのリスクを上回る恩恵があるかもしれない。そんな研究報告を米国とノルウェーの合同研究チームが7日、米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences
、PNAS
)上で発表した。
■ビタミンD量とがん患者の生存率には相関関係
研究によると、日光への露出量を基に計算したビタミンDレベルとがん患者の生存率の高さの間には相関性があり、日照量の多い低緯度地域の住民は高緯度地域の住民よりがんによる死亡率が大幅に低いことが分かったという。
研究チームの1人で米Brookhaven National Laboratory
の生物物理学者のリチャード・セトロー(Richard Setlow
)氏は「これまでの研究で、日光への露出が最大の時期には前立腺がん、乳がん、大腸がん、肺がん患者の生存率が高まることが分かっている。これは日光を浴びて生成されるビタミンDが良い効果を発揮することを示すか、少なくとも標準的ながん治療に適度なビタミンDが加わると、良い効果があることを示していた。さらに今回のデータは、日光を浴びることで生成されるビタミンDが内蔵がん治療にも良い効果をもたらすことを示す」と指摘する。
紫外線を受けた皮膚で生成されるビタミンDは、乳がんや大腸がんなど体の内部で発生するがんに対する強力な防護作用を持つ。一方で、日光への露出は皮膚がんの危険性を高めることも指摘されてきた。
■がん発症後の治療に寄与か
研究チームは日光に露出することのメリット・デメリットを追究するために、日光への露出によるビタミンDの生成量とがん発生率、がん患者の生存率を異なる緯度で比較した。
その結果、ビタミンD生成量は明らかに高緯度の人々の方が低緯度の人々より少ないことが判明。オーストラリア人は英国人の3.4倍、スカンジナビア半島の住民の約5倍のビタミンDを生成しているという。
内臓がんについては、オーストラリア、ニュージーランドの人々は英国、スウェーデン、ノルウェー、デンマークの人々より発生率が高いものの、がんになった場合の生存率も高いことが分かった。
一方、セトロー氏は日光に当たることがビタミンDを生成する唯一の方法ではなく、肝油や牛乳などの食品やビタミンDのサプリメントなどを摂取することも方法として挙げられると指摘している。(c)AFP
という。
ビタミンDが癌の治療に効果がある事は、数多くの信頼のおける臨床試験によって、エビデンスが確立されております。
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0801/200801_068.html
http://pancreatic.cocolog-nifty.com/oncle/2009/06/d-90cc.html
http://www.cancerit.jp/cancer_references/archive/No185_VitaminD3.html
http://www.cancerit.jp/xoops/modules/cancer_reference/index.php?page=article&storyid=657
さらに現代人のビタミンDの欠乏による、骨粗鬆症などの症例が指摘されています。
http://health.goo.ne.jp/column/woman/w001/0026.html
特に成長段階の乳幼児にとっては、深刻な問題になりかねません。
http://www.47news.jp/feature/medical/news/0803vitamin.html
逆に考えると、紫外線を恐れて日光に当たらなくなってしまった結果、免疫力が低下して、様々な病気を引き起こしているとも考えられます。
http://www.menekishop.jp/study/menekihuzen.html
つまり、賢く日光浴をして、自律神経を鍛え、免疫力を整える事が健康維持には重要だと言う事です。
さらに、日光に当たる事によって、セロトニンが分泌される事が解っています。
【セロトニンの効果】
・太陽光が目の網膜に当たると脳内で分泌、散歩などリズムのある運動でも生成。
・大脳を覚醒、集中力を高め気分をすっきりさせる。
・平常心を維持させ、うつ病になりにくくする。
・臓器・ホルモン調節にかかわる自律神経を調節、交感神経を適度に緊張させる。
・体の姿勢を保つ筋肉などを緊張させ、目がパッチリするなど顔つきも引き締める。
・感覚を脳に伝える神経を刺激、痛みの感覚を和らげる。
・夜間、睡眠を促すメラトニンを作る。
・・・と、ここまで、日光浴が身体に良い事は解ってきましたが、どうしてもヤケド日焼けや紫外線による弊害が気になりますよね。
実際、長時間、太陽にさらされた肌は、ヤケドの様に赤くなり、皮が剥けたり、シミを作る事もあります。
そこで、役に立つのがタンニングです!
タンニングマシンは、もともと、日照不足で生じるさまざまな体調不良の改善や体力の強化のためにヨーロッパで開発されたものです。
その人工光線は、地中海などの温暖なリゾート地の太陽光線をモデルに、可視光線、赤外線、少量の紫外線を組み合わせて作られています。
言わば、人工的な「日光浴」というワケです。
また、光線を浴びる時間を「自分の肌質」に合わせて設定できるので、ヤケド日焼けする事なく、安全に日焼けをする事ができます。
皮膚は紫外線を浴びると、メラニン色素を生成して、皮膚の表面を色素で覆い、肌色を褐色に変えます。
メラニン色素を生成するUVB光線は角質層を肥厚させ、皮膚を守ります。
また、メラニン色素の生成と角質の肥厚で、日光に対する防衛力は、10倍以上も高くなります。
つまり、タンニングで肌を強くする事によって、
太陽光の紫外線から肌を守る事ができるという事なんです。
(シミやシワの予防になる)
実際、タンニングで日焼けをしている人で、シミを作っている人を見た事がありませんし、逆にスベスベとしたみずみずしい肌を保ってらっしゃる人が多いです。
インストラクター仲間のMANAちゃんの小麦色の肌はめっちゃツルスベ!
【タンニングによる生理作用】
1.光線が脳を刺激して、気持ちを明るく前向きにします。
2.細胞の生理活動を活発にして、体のエネルギー効率を向上させます。
3.その結果、体力や運動能力を高めます。
4.ボディリズムの調整を助け、自律神経の乱れを改善します。
5.ホルモンの生成や分泌のコントロール機能を改善します。
6.カルシウムの吸収に欠かせないビタミンD(D3)を体内で生成させます。
7.その結果、カルシウムの吸収を助けます。
8.メラニン色素を生成させて、紫外線に対する皮膚の防衛機能を作ります。
9.皮膚の角質層を肥厚させて、皮膚の免疫機能を強化します。
こんなに良い事なら、すぐにでもと思われるかもしれませんが、何事もやり始めは慎重に。
まずは自分の肌質を把握して、少しずつ慣れるようにしていきましょう。
<肌タイプⅠ>
肌の色が非常に白く、敏感肌。日光を浴びるといつも赤くヤケド日焼けしてしまう。
シミ、ソバカスができやすい。日光を浴びてもほとんど褐色になれない(メラニン色素が沈着しない)。
タンニング時間は非常に短い時間からスタートして、徐々にゆっくりと長くしていきます。
<肌タイプⅡ>
肌の色が白く、少し敏感肌。日光を浴びるとヤケド日焼けするが、その後、わずかに褐色になる。
最初の数回はタンニング時間を短くし、徐々に長くします。
<肌タイプⅢ>
肌色がいくぶん茶系。敏感肌ではない。日光を浴びても最初に軽いヤケド日焼けする程度。
数回の日光浴で肌色が褐色に変わる。
最初の数回以外は、通常のタンニング時間を設定できます。
<肌タイプⅣ>
普段の肌色がこげ茶色。日光を浴びるとすぐに褐色になり、きれいな肌色に焼ける。そしてなかなかさめない。
日焼けに強い肌質で、通常のタンニング時間で問題ありません。
さぁ、みなさんも健康的な小麦色の肌と、本当の健康的な身体を手に入れましょう!
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