この防犯カメラはモーターで向きが変わります。リモートでも,見たい場所に向きを変えられるので便利です。夜帰宅すると,このカメラがライトを点けながら自分の方を追うように動くことがわかりました。優れものです。ところがこの後に,カメラの方向は壁の方を向いて壁を観察するようになってしまいました。もちろん遠隔で修正することはできますが。メーカーに問い合わせてみる(「気軽に問い合わせてください」と書いてあり,翌日には返事が来る)と,向きに初期値があることがわかりました。最初の設定の時の向きが悪かったのでしょう。初期値はセットしなおせるとのことでした。まあ,人が来たらそちらに向きますが,初期値はセットしなおそうと思います。
1×4材や2×4材を縦に切って1×2材を得ると得であることをすでに書きました。切るときは丸鋸ジグを用います。つくってある丸鋸ジグで長いものは91 cmです。それより長いものは切り継ぎをします。切れるまで切った後,木材をずらして続きを切ります。この時,丸鋸の刃が引っかかったりするとキックバックの恐れがあります。そこで木材の弾性を利用して,すでに切られている部分を押し開いた状態にして丸鋸を入れます。
押し開いた状態(右側)で丸鋸を入れます。押し広がれているので丸鋸の刃が軽く入ります。そのためキックバックの心配が激減します。もちろん丸鋸の刃は,すでに切られている先端に当ててスタートしてはいけません。少し下がった部分からスタートします。念のためそのスタートもまずは瞬間だけONにしてみます。これまでこれで問題を感じたことはありません。
ミストファンのアース端子に不具合があったことをすでに書きました。アース端子を改良しましたがもっと良い方法を思いつきました。言われてみればこの方法の方が普通だったかもしれません。ミストファンの電源プラグからアース線が出ていました。アース線には,ねじ留めする圧着端子が付いていました。ただアース線の端子をいちいちねじ留めするのは面倒です。そこで,接地2Pプラグを付けました。これでコンセントに挿すだけで済みます。写真のようにメスプラグを用い,3線コードに接続し,他方に接地2Pプラグを付けました。後で考えてみると,最初からついているプラグを切り取り接地2Pプラグに変えればよかったと思います。本来なら,ミストファンの電源コードには接地2Pプラグが付いていて,普通のコンセントに接続するためのアダプターが付属されているのが良いと思います。このセットには組み立て用にねじ回しとモンキースパナが付属していました。それを省略しても,接地2Pプラグとアダプタにしてほしいところでした。
これでミストファンを使うときは,コンセントに挿すだけでアースもしっかりとされるようになりました。
銅製のアース棒が市販されているので,鉄杭より効果は高いと考え,ホームセンターから買ってきました。これは本来土中に埋めて使うものですが,今回は簡易で行こうと考え,リード線まで土中に打ち込むことにしました。アース棒には最初から銅のリード線が付いていました。これなら土中に埋めても電気化学的腐食は起こりません。付属のリード線は短いので,電線を圧着端子で繋げました。ここは空中に浮いていますが圧着端子自体は純銅です。鈴メッキはされていますが雨で濡れても問題はないでしょう。
上に書いた通り,このアース棒は完全に土中に叩き込みました。AC電源のニュートラル側と,このアース間の抵抗を測定すると約550Ωでした。比較のため,鉄杭の方を測定すると約500Ωでした。鉄杭の方が長く土との接触面積が大きいためでしょう。たとえ漏電が起きたとしても電流は小さいので,鉄の比抵抗は全く問題にならないと思います。しかし,アース棒はほとんど土の中に入ってしまうので見栄えはこちらの方がずっと良いでしょう。
ミストファンにはアースを接続して使用しなければなりません。ミストファンの試用場所付近にはアース端子がありませんでした。手持ちのものでアース棒になりそうなものを探したところ,50 cm程の長さの鉄杭がありました。これを土に挿し,アース線を接続しました。鉄杭とアース線の銅線が接している状態で湿り気があると電気化学的腐食が起こり,切断してしまいます。そこで接続部分は土中にならないよう土の外に出たところにしました。押さえつける金属やねじは鉄製のものを用いました。いずれにせよここには銅線を接続します。長い鉄杭なので,これだけ土の外に出ていても土の中にも深く入っています。AC電源のニュートラル側と,ここで作った簡易アース間の抵抗を測ってみると550Ω程度でした。感電防止用としては十分に機能するでしょう。
このミストファンの取扱説明書には「必ずアースを接続して使用」と書かれていました。水を使う器具で,AC電源を使うのでもっともなことです。アース端子がどこにあるかと見てみると,スイッチパネルの中央付近にアースのマークがあり,そのすぐ横に銀色のねじがありました。アース線の圧着端子にねじを通そうと緩めると中で「カチャン」と音がしました。ねじの後ろにナットがあってそれが落ちた音だと確信しました。やむを得ず,パネルを外してみると案の定落ちているナットを発見しました。しかもアースのねじには2か所から来ているアース線のほか,バリスタとコードをまとめたケーブルクリップが留められていました。たとえナットを落とすまで緩めなくても,ねじを緩めればこれらの留められている向きが変わってしまいます。
しかも2本のアースの電線には圧着端子が付いておらず,他の圧着端子に絡めてあるだけでした。
パネルはタッピングネジで留められていました。
引っ掛けてあっただけの内部アース線には圧着端子を取り付け,外部用のアース線を加え,アースのねじに取り付けました。後で忘れてこのねじを緩めてはいけないので,「裏はナット留めのため使用不可」というメモを貼り付けました。外部用のアース線は横に開いていた穴から外に引き出しました。パネルを留めてあるタッピングねじのうち1か所だけM6ねじに変えました。そこのパネル穴の下地にはM6のタップによりねじを切りました。そして,内部からの外部用アース線と,アースからの線を重ねてねじ留めしました。ここに新たのアースのマークを付けました(黒ですが,写真の関係で赤っぽく写ってしまいました)。これで安心して使えます。
このような,いい加減な配線からこの機器は二流メーカー製であると感じます。しかしDIY用にはこのような改善を加えれば使えるでしょう。
溝入れ固定ブラケットをトリマーに取り付けられたので,溝入れのテストを行ってみました。トリマ切削では切りくずが大量に出るので,自作のトリマくず吸引台を使いました。そこに,バイスを固定し被加工材を咥えました。被加工材の下にはスペーサーとして,端材を挟みました。
切削している間にビットが角材の中央から外れていることに気づきました。トリマを持ち上げてみると溝が曲がっていることがわかりました。
固定ブラケットを見ると,ねじ締めしてあったアルミガイドが固定してあったところからずれてしまっていました。手でしっかりと締めたはずですが,それでは不十分だったようです。
そこで,スプリングワッシャを入れるとともに,ねじはプライヤーを用いてしっかりと締めました。
その結果,ほぼ直線的に彫ることができました。角材の幅はわずかに変わっています。そのため,ブラケットを滑らせていくときつくなることもありました。また左右にふらつくこともありました。自作のトリマガイドより簡便に使えるかと期待しましたが,自作のトリマガイドの方が安定して彫れることがわかりました。わざわざ通販で購入し,手持ちのトリマに取り付けられるようにしましたが,残念でした。