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技術日誌

ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 三枚組継ぎのオス作製で,ビット出を側面で合わせたはずが,深く削れ過ぎてしまいました。ビット出を正しく調整した後実際に削る際,トリマを下に押し付けるようにします。このとき,ビットが下がってしまうことが確認されました。下の写真右が,ビット出を増やしていって合わせた直後,左はその後トリマを上から押した後です。ビット出は墨の上端にセット(右)しましたが,トリマを押すと左のように,墨の下端にずれてしまっています(刃の右側の高さを見るとよくわかります)。

 

 そこで,ビット出を浅くして行って合わせた(下写真右)後トリマを同じように上から押してみました。この場合はほとんど変わっていません。この理由はトリマ出を調整するねじの遊びにあることがわかりました。ビット出を深くしていった場合,遊びは深くなる方向にあります。トリマを上から押すと深くなる方向に遊びの分,下がってしまったのです。一方,浅くして行った場合の遊びは浅くなる方向にあります。トリマを深くなる方向に押し付けてもそちら方向には遊びがないのでずれません。

 

 結論としては,ビット出を浅くなる方向に移動させて合わせるようにすべきということになりました。

 相欠き継ぎや三枚組継ぎのオス作製のためのジグでは,側面にビットの深さを示す線を墨入れし,トリマを置き側面からビットの出を調整するのがよさそうだとすでに書きました。そのとき,虫眼鏡を用いてビット位置に焦点が合うようにすると精密にセットできます。手持ちの虫眼鏡を当ててみました。ちょっと焦点距離が短すぎるようですが,ないよりは墨入れした場所がはっきりと見えます。取り合えず,虫眼鏡をねじで固定しました。虫眼鏡を持たなくてもよいのでビット出の調整がしやすいです。また,ビット位置は奥まったところなので,暗がりになりやすいです。墨部分を明るくするため,クリップライトも取り付けました。

 これまで自転車のタイヤに空気をいれるのに,圧力ゲージ付き空気ポンプを用いていました。圧力ゲージはポンプを押したときだけ表示が上がり,すぐに下がってしまいました。表示されたどの段階の圧力がタイヤの中の圧力なのかよくわかりませんでした。そんなとき,この製品を見つけました。設定した圧力までポンプが動作し,目的の圧力に達すると自動で止まるというものです。体力も使わないし,入れた空気の圧力にも自信を持てます。

 通販で購入し,さっそく使ってみました。ブブブブとポンプが回り,すぐに止まってしまいました。目的の圧力に達したのだと思いました。次に親戚のところに置いてある自転車に使ってみました。その自転車はタイヤがかなり柔らかくなるまで空気が抜けてしまっていました。それにも関わらず,ONにしてから1, 2秒で止まってしまいました。使えない機械かと思いましたが,「もしや虫が劣化しているのではないか」と思いつきました。百均から虫セットを買ってきて虫を交換すると,目的の圧力までポンプが回り続け(虫を交換したので,空気が空の状態からスタート),目的の圧力で止まりました。前輪も同様にし,妻の自転車も同様にやってみました。すべてしっかりと空気が入りました。スイッチを押すだけでしっかりと空気が入り,大変に便利です。

 これまで,トリマのビットの出はデプスゲージを用いたり,木材でゲージを作ったり,いろいろ試していますが,またまた新しい(自分にとって)方法を試しています。写真は三枚組継ぎのオス加工や相欠き継ぎ加工のための手製のジグを側面から見たところです。被加工材の側面に所定のビット深さのところに墨入れします。側面から眺め,ビットの先端が墨の位置になるよう合わせます。この方法が良さそうです。

 遮光ネットケースの枠は1×2材で作ります。2×4材から切り出しました。これらを長方形に結合します。結合は三枚組継ぎです。短辺の端はメスにします。これには自作の横からトリマ台を使います。木くずは右の集塵ホースから吸います。被加工材はトグルクランプで押さえつけます。被加工材を3段階にせり出させることにより無理なく削ることができます。トグルクランプ使用により,固定,解除が簡単にできます。


 横からトリマ台の使用により結構効率よく作業ができ,比較的短時間で8本,16か所の加工が終わりました。


 

 1つの鉢に3つの株があり,この冬それぞれに花が付き長い間楽しめました。その花も鑑賞に堪えなくなってきたので切り落としました。アナナスは,一度咲いた株に再び花芽が付くことはありません。新しい株が出てきて,そちらに新しい花が咲きます。今年も新しい株が3つ出てきました。去年の記憶では,新しい株が育つにつれ,花の終わった株は枯れてきたと記憶しています。ただ,花の終わった株も今のところ青々としています。いつ頃枯れたか忘れました。きっとそのうちに花の終わった株は枯れるのでしょう。そうでないとこの鉢では小さすぎます。

 F型クランプは口の開きも大きいのでよく用います。百均のものは安価なのでたくさん用意できます。ただ,口の保護具に問題があります。ボルト側は円形で,使っているうちに崩れてきます。それを合板で作ったものに変えた話はすでに書きました。買ったままのものは,強く締めると木材に円形の跡がついてしまいます。合板で作ったものに変えると跡もつかず具合良くなりました。あご側の保護具は挿し込んであるだけなので,良く脱落しなくしてしまいます。今回はこのあご側の保護具を木材で作りました。トリマでアリ加工しました。これであご側の口を差し込めます。抜けないようにするため,クランプの口の狭くなったところに木ねじを締めました。これで抜けなくなり,また木材に跡を残すこともなくなりました。


 写真はあご側とボルト側の両方に手製の保護具を付けたところです。保護具が外れることもなく,木材に跡を付けることもなくなり具合良くなりました。ただ,木材の厚さ,12 mm程開きが少なくなりました。ただ,F型クランプ自体開きが大きいのであまり問題になりません。


 

 現在ガレージを工房にしていますが,細かいものを元の小さな工房から必要になる度運んでいました。効率が悪いです。ちょっとした道具を置いておくために奥行き20 cm程の小さな棚を付けました。梁に20 mm角の角材をねじ留めし,それに板を取り付けました。棚板は梁の20 mmとこの角材の20 mmの計40 mmの上に載っていることになります。あまり重いものでなければちょっと置いておくことができます。ちなみに柱にかかるところに欠きを入れたり,柱と梁を結合するL型金具のところにへこみを入れるなどの加工を要しました。

 このサボテンは4月ごろ早めに花が付いたものです。前の記事で書きました。それが今回3つも花が咲きました。そして,花芽がさらに2つあります。毎年,1つ1回しか咲かなかったこのエキノプシスが今年は何度も花を咲かせています。去年,今年の夏の暑さがサボテンには良いのでしょうか。他の植物は元気なくしていますが。

 このミストファンのポンプは水中に沈めて使うタイプです。水だめは大きいので,ちょっと使う場合も水中ポンプが水に浸るほど入れなければなりません。そこで水だめの中にバケツを入れて使ってみました。断面積が小さいので少量の水でポンプは完全に水に浸るようになりました。ただこのバケツは小さすぎたため,この後一回り大きなバケツを購入して使うようにしました。