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技術日誌

ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 自転車の補助ライトとして電池式のライトをつけています。最近点かなくなったので電池が切れたと思いましたが,開いてみると液漏れしていました。21世紀になっていろいろ技術が進んでいるのに,いまだに電池は液漏れを起こします。これは機器にとって致命的ですが,なかなか改善されません。
 電極部を細かいやすりでこすって金属を表面に露出させました。


 電極を磨いた後,電池を入れてみました。ライトは点くようになりました。



 

 差し芽をして根が出た5つのベゴニアの内3つが枯れてしまいました。暑さのためのようです。写真のベゴニアも枯れ始めてきました。そこで日陰に退避しました。テレビで,稲作の酷暑対策にエタノールの希釈液を散布しているという放送がありました。暑いと二酸化炭素を取り込む気孔が閉じて代謝が阻害されるからで,アルコールがそれを防止してくれるとのことでした。そこで,液肥を加えた水に更に1/1000のエタノールを加え水やりをしています。結果,元気が戻ってきました。なお,日陰の効果かエタノールの効果かは未確認です。

 小学校低学年の孫がジオラマにはまっています(幼稚なものですが)。そこに電灯をセットしたいらしく,小さな電球が欲しいと言ってきました。子供のものなので100 Vを使いたくありません。電池式にしようと思いました。当初,電池ボックス,スイッチ,LEDランプの組み合わせを考えました。経済的にやる方法を考えていたら,百均の懐中電灯を使うのがよさそうでした。電池ボックスもスイッチもLEDランプもそろっています。そこで,懐中電灯のLEDランプを外しました。そのLEDランプは小さなプリント基板に付いていて,電流を制御する抵抗器も付いていました。懐中電灯からリード線で延長した先を基板にはんだ付けしました。手で触っても感電の恐れはありませんが,体裁を考えて,透明の熱収縮チューブをかぶせました。LEDの部分に穴を開け熱収縮チューブから顔を出させました。この細工で追加したのはリード線のみでした。まだ孫に見せていませんが,気に入ってくれると良いです。

 側面枠2組ができました。ただ,鉢を載せる段は一番下でなく,10 cm程上になります。それを取り付けるため,下から10 cm程上に桟を付けた方が良いと考えています。また,斜交いの代わりとしてL型金具を4隅に付けたいと思います。そして,遮光ネットを張りたいと考えています。

 旗がねで締め付けたいのですが,長すぎて旗がねが届かないとき,つぎ足す方法を考案しました。手持ちの長い旗がねは750 mmですが,それでも届かない所がありました。角材の両端にφ20 mm程の穴を開けたものを作ってあります。旗がねの締め付けねじある側の反対側の鰐をその穴に挿し込みます。穴を開けた角材の反対側の穴にはFがたクランプの顎を挿しこみました。そして,このクランプか,播金の締め付けねじを締めると両端が縮められます。この角材は300 mm程ですので,1050 mm程度でも締め付けることが可能になりました。

 設置した防犯カメラは結構優れものです。庭に人が入ると,リアルタイムに携帯へ報告が入ります(写真は報告後1時間経ってからのスクショ)。それも,AIが解析したメッセージです。自分が自転車で出入りすると,「庭に自転車を運んでいる人がいる」とか,植物に水をやると,「じょうろを持った人が庭にいる」というような報告がはいります。その動画を再生することができます。人の動きに沿って,カメラの向きを変えて追います。リアルタイムで遠隔で観察しているときは,音声をカメラから発することもできるようです。

 三枚組継ぎの継ぎ面は何かで平坦化することによりきれいに見えるようになります。プロは手カンナでやるようです。挑戦してみましたが,なかなか難しいです。プロは入門時に大変な修行が必要なようです。


 電動カンナの方がやりやすいように感じました。しかし,木材の垂直面の端をけって我を生じさせるようで,止(や)めました。


 次にディスクグラインダーだと効率よく表面を削れると思い,やってみました。以前に錆びた鉄面を削ったことを思い出しました。木材の削られた面が黒っぽくなってしまいました。汚れをやすりで削る必要があります。

 


 ディスクグラインダーの汚れはサンダだけではなかなか落とせませんでした。そこで金属やすりで削ってみました。きれいになりました。最初から金属やすりを用いてもそれほど手間をかけずにきれいになることがわかりました。最後にサンダをかけることによりきれいな面にすることができました。



 

 前の記事では老眼鏡1枚では焦点距離がわずかに長すぎることを書きました。使ったレンズは3.5でした。ここに1.0の老眼鏡を重ねるとちょうどよい焦点距離になります。そこで,これら2枚のレンズを重ねてマウントできるレンズユニットを作製しました。3.5のレンズは少し小さめでした。そこでまず,3.5のレンズの形に木材に貫通穴を開けました。さらに,1.0のレンズの形で深さ約6 mmに掘りました。1.0のレンズを置くとそこで止まります。薄い発泡スチロールシートを2枚のレンズの周辺の形に切り取り挟みました。これにより,2枚のレンズが擦れ合って傷つくことを防げます。


 レンズを入れた板の前後にのぞき穴を開けた薄合板をねじ留めしました。これによりレンズは脱落しなくなり,レンズユニットが出来上がりました。焦点距離は望みのものになりました。




 

 三枚組継ぎで,メスのサイズに合わせて墨入れして作ったはずのオスを差し込んでみるとガタガタでした。この原因は前の記事「トリマビット出調整のこつ」で書いたことと関係しています。ビットの出を調整した後,切削作業を行っている最中にビットの出が設定したところからさらに下がってしまったのです。ビットの出を調整する際,深くする方向で出を合わせた後ロックしたのです。ロックしてもねじの遊び分下がってしまいました。「ビットの出は,浅くする方向に動かしてロックしなければならなかったのです。それを知っても後の祭りです。このまま使おうとも思いましたが,ガタが大きすぎます。


 オスの作り直しです。切削した部分にほぼ同じ大きさの木材片を木工ボンドで貼り付けました。これをもう一度切削作業します。


 切削して再度オスを作った後,メスと組み合わせてみました。ガタはなくなりました。以降,やすりで平らにするときれいになります。

 既製の虫眼鏡の焦点距離はちょっと短すぎました。長焦点のレンズを探していたところ,百均の老眼鏡のレンズがよさそうでした。フレームから外してそのままでも使えそうですが,メガネの形が様になりません。そこで板の中に埋め込むことを考えました。窓として20 mmの穴を開け,レンズを挟むための溝をトリマで作りました。この上に窓を開けた薄合板を重ねねじ留めするとレンズが埋め込まれることになります。


 窓を開けた薄合板をねじ留めしジグに取り付けました。見る対象は陰になるところなので,クリップライトで照らしながら観察するようにしました。虫眼鏡では焦点距離が短すぎましたが,今度はわずかに長すぎるようです。いずれの場合も,目で焦点を合わせられる範囲にあるので使えます。ただ,楽に見えるようにするため,わずかに焦点距離が短くなるとよいと思います。